harunomaさんの映画レビュー・感想・評価

harunoma

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さまよう刃(2009年製作の映画)

1.6

1時間8分、途中まで、ながら見。
つまらなくないか。
竹野内は世紀末の詩以外はいつもダメだと思うし、寺尾聰が復讐に走ってもあまりだし、伊東四朗の刑事も意味不明。
犯人見つけるのが楽だし、見つけて事実を
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博士の愛した数式(2005年製作の映画)

1.8

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

初めて観たが、なかなかこのタッチは渋いというか、どうしたらここまでテレビ的フィルムのルックを創造し得るのか理解に苦
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黒い眼のオペラ(2006年製作の映画)

1.0

噂には聞いていたが、ここまでひどいとは。
129年の映画史上最低の露悪アート、アートですらない映画だったとは。
早送りで全30秒飛び飛びで見るが、ショットがゼロだ。
カンヌもやばいが、アジアはことによ
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蛇の道(2024年製作の映画)

-

いつからだろうか。柴咲コウは大成するはずがないと。
『バトル・ロワイアル』『GO』『県庁の星』、そしてガリレオシリーズのリリーフ。決して『メゾン・ド・ヒミコ』ではなく
どこまでも透明に、顔に身体的な政
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

5.0

“I am here because I care. We're not going away. We’re gonna tell this story. We’re gonna tell it ri>>続きを読む

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

1.8

西門・ウェストだから見ようかと思うが、すごい微妙。
『ドラゴン・タトゥーの女』の2日後に劇場で観ていたらしいが、まったく記憶にない。どうしようもないと思うこのようなシリーズは。映画はサービス業ではない
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7つの贈り物(2008年製作の映画)

1.5

これは映画史上最低の自殺に成功するシーンだと思う。
命懸けの美はこういうことではまったくない。
スマホながら見が根本的原因というなんとも救いようがない。ディズニーではなくAppleを訴えるべき。
ウィ
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.6

テニスしばらくしていませんが、中盤、あまりに天邪鬼な戦略で独裁的にすらなる意味不明なウィル・スミスのくだりで見ていて体調が悪くなった。なんとか見終わる。
まだ現役?の選手の実話であるのだから、いい。子
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.5

NY5番街を200日間封鎖して撮影!ウィル・スミス主演『アイ・アム・レジェンド』
ときどき見直すが、廃墟と化した無人のニューヨークというのは好きだ。バニラ・スカイ。
ここまでやっても、宇宙戦争にはなら
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.1

タイタニック3Dは、3Dリマスターの中でというか3Dで一番よかったし(奥行きの研究?スペクタクルより、ドラマの人物の肉感にパースが生きている、特にモデルのローズ、水攻めの船内)、この90年代の4Kリマ>>続きを読む

ワン チャンス(2013年製作の映画)

4.1

ミュージカルとはオペラです。
オペラは、情念定型による詩の身体=声です。

普通にいい、と思ったら監督は『プラダを着た悪魔』の人か。この人、なぞ。
同時期の『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

2.4

失われた聖櫃(アーク)の盗掘者たち。
もはやペンタゴンペーパーズ、レディ・プレーヤー1以後、観ていないわけだが、アークということでPrimeにて。
ぎりぎりこの第一作はましだが、アクションシーンのジョ
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

1.9

デンゼルであるのに、こんなダウナーで露悪的な映画を見るつもりはなかった。
望遠、手回し変速コマ(フラッシュや明滅コマ撮り)モンタージュ、銀残しの画面の中にいないデンゼルとは何か。
絶対悪と対峙しない悪
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

1.7

日本のエンタメはここまで貧困になったのか。
ジャンルはどうであれ、登場シーン、人物の画面ひどすぎないか。
多少なりとも若手俳優と呼ばれる群像だとするなら
肌も発色も光もコントラストも、ノーフィルター、
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

5.0

ユリイカの後に公開されていたみたいだが
今観ると、シャマランはシネマに向かっていた。
生き残ってしまった者、家、この人を見よ、あるいは凡庸な悪、水のモチーフ、風、光、多層の闇、雨、子供、彼が4つ違うこ
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拾った女(1953年製作の映画)

4.5

拾った女・サウス・ストリートのスリ
最高80分。
映像全般、娯楽、演出、キャラクター、活劇、視線の集中砲火モンタージュとはこのようにありたいものだ。回りくどいどうでもよい問題をデジタルシフトと呼ぶなら
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くじらのまち(2012年製作の映画)

5.0

Flashmob Johannes-Passion BWV 245: Chorus 'Herr, unser Herrscher, dessen Ruhm in allen Landen herrli>>続きを読む

ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

4.5

大感動作!
満ち溢れている。三人以上が集まったcompanyに足りないのはこれだ。
強いものはどこまでも強い、敵でも自分でも、という単純明快動議。
珈琲隊長の元ネタではないかと推察す。
あんなステーキ
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エルム街の悪夢(2010年製作の映画)

2.9

2009年のパトリシア・ルーニー・マーラを見れただけで眼福。
「The Social Network エリカ・オルブライト 」の年。
ファン必見のサービスまである。

エルム街シリーズは未見。
思っ
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過ぐる日のやまねこ(2014年製作の映画)

2.5

2019年 高雄フィルムアーカイブ「日本爆裂。獨立時代- PIA影展映畫大賞」 台湾

木下美咲の方ではなく、菅田将暉だったな。

ともに担げば(2015年製作の映画)

2.0

無料で見れます。公式
燕三条フィルムプロジェクト 「ともに担げば」
https://www.youtube.com/watch?v=xe6Dt80FN4o

ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)

4.5

GHOSTSHOTS
NYC Ghosts & Flowers

Tide's up. Time to stay alive.
Let's just kick some ass.

これらの異星人のコ
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パニック・フライト(2005年製作の映画)

5.0

ウェス・クレイヴンいまとなっては最高
アメリカ映画 90分(85分)の碩学に瞠目すべし。
レイチェル・マクアダムス, キリアン・マーフィー ファンは必見。
市民リサによるアサシン撲滅映画。

カナダ勢
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.9

道徳の系譜学、悪は存在しない、する。
悪が存在しないならば、善もまた。

松竹120周年記念作にしておそらく最後のまともな何か。
時として、裁判への行動と決断の末の母娘の学校の廊下のシーンは、言葉なし
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サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

5.0

クリュニーの兎

河や海に入る時、人はその水の出所をより分け選り好みして自らを浸すわけにはいかない。水に入れば、時に臭い水や汚れた水、生ぬるい水、冷たい水を入れかわり立ちかわり感じながら、どれも分け隔
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June 12 1998-カオスの縁-(1998年製作の映画)

5.0

全然観られてないが、DVD買ってください。
撮影も青山真治、というか 1998年って、miniDVよりさらに前なのか。
素晴らしき実感のゴースト。

Gメン(2023年製作の映画)

1.1

予告編だけ面白そうだった。
別の監督、セントラル・アーツ
『ワルボロ』は職人として素晴らしかったが、このような企画がコスプレとコントだけにしかならないのは、あえて振り切ることの自意識が表象の約束に留ま
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

-

夜明けのすべての夜を思いだすが、
月永雄太も青山真治とはまったく関係がない。
断然、萌歌派です。マーラ派。adieu

プロヴァンスへようこそ、みたいな普通の映画が撮れてしまう生真面目サイドバックのプ
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

1.1

時代考証のために、見るともなく見てみるが、ここまで才能がないとは。宮崎駿は厳しい頑固芸術家ではなく、明らかに息子を社会的に抹殺するべく、この映画の監督を任じている。
まず宮崎駿の脚本が適当すぎるが、カ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

2.1

デジタル・エリセ
劇中映画は16mm らしいが。
これはもうジョルジュ・ド・ラ・トゥールでは全然ない。
はためく白いシーツもトラックアップも風も光も、デジタルでは凡庸この上ない。
ヨーロピアン・ヴィス
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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

4.9

Trailer of a Film That Will Never Exist: Phony Wars Godard 2023 eng subs

それは何かのイメージだ。

ぼんやりしている。

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関心領域(2023年製作の映画)

1.1

痛ましき無関心帝国。
記憶の棘は、バコール、アレクサンドル・デスプラの音楽、
ハリス・サヴィデスの撮影ということで、そこそこ好きだが
このデビュー作以降、観ていないというかこれ一本だ。

MTV的かど
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ゆれる(2006年製作の映画)

1.0

うん、ゆれてる
疑わしい主人公ならぬ、疑わしい目撃者。
撮監は、森田よし光やらイタン十三四五六やらの作品を担当した超豪華スタッフだったのか。
家族ゲームで露悪を振りかざす感じがワセダッポイ。
ベロニカ
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チェンジリング(2008年製作の映画)

5.0

確かに『チェンジリング』(Changeling)の年に、大江健三郎の『取り替え子(チェンジリング)』を化し、チェンジリングから来ているのかとかつて思い出していたが、事態は逆で、読んですらいなかった当時>>続きを読む

裸の島(1960年製作の映画)

2.0

溝口健二として
大いなる偏見を持って、この100歳の映画人、伝説の脚本家新藤兼人を見るのだが、
“魂(ショット)の飛散”がない。これに尽きる。wikiの大層な人間の20世紀の生き様に誰もが感服するしか
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