まるまるさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

クリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」
原爆の父と言われるオッペンハイマー。
ハーバード大学を主席で卒業し量子力学などに研究を進めた人物。個人的に宇宙物理学が好きで超ひも理論や不確定性原理
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

山﨑監督作「ゴジラ -1.0」

ゴジラ作品は庵野監督作「シン・ゴジラ」の現代日本を描くものと比べ、怪獣が主役である映画としてではなく、ノーラン監督作「ダンケルク」のような、そこの背景にいる人物が死の
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.2

アカデミー脚色賞の作品。主人公は売れない作家で世間の黒人の風潮に対して不満を持っていた。そこで白人に受けそうな黒人の体験を執筆していたところ…。

あらすじは上記でアカデミー脚色賞を貰ってから観たもの
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.3

重圧の海に飛び込む父親と娘。
父親が娘に思う気持ちの映画。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.7

「プロメテウス」の反省を活かした現代エイリアン映画。お決まりが好き。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

マイケルジョーダンが活躍する前、靴の3強コンバース、アディダス、ナイキが靴のスポンサー獲得にかける物語。バスケ業界は詳しくないものの、賭ける思いはナイキのバスケ部門は強かった。面白い。自身>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

2.9

もう一声。ツッコミどころ多い。登山系ハプニング映画の現代バージョン。展開も多々予想できるし、高所ならではの恐怖が欲しかった。まだスカイツリー登った時の方が怖い。ほぼ同じ高さやけど。

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.6

エディマーフィの方は子供の時に見たレベルで殆ど忘れてた。でもTDLのアトラクションを何回も乗って覚えてたおかげで、アトラクションでみた絵画とか犬とかペラペラ喋る水晶玉わかって面白かった。アトラクション>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

「NOPE」ジョーダンピール監督作
監督が一度はやってみたかったSFという感じ。すぐ思いついたのはドゥニ監督作「メッセージ」。ちょうど去年から競馬にハマったおかげで馬の知識が高まってた。そのため騎手、
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.4

どうあがいても絶望。個人的にはよくあるサイコ映画。ラストの展開は意外だった。幼い頃から持病持っている娘が母からもらう毎日服用している薬が変わったことから違和感に気づく。その薬が人間用ではないと気づいた>>続きを読む

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.9

いいねぇ。何がいいかというと、統合失調症の主人公が見える幻覚たち。自分はわからんから共感はできないものの、母親や友人が寄り添うところ。そして、主人公が気づいてやね。誰も悪くないし、皆が正義としてやって>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.5

カーニー監督作「シング・ストリート」のような映画かと思いきやがちがちのドキュメンタリー。白人、黒人そしてアジア人と人種を超えた仲間たちが大人になるまでをカメラを回し続けた映画。劣悪な家庭環境、共感でき>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.3

オーストリアのサイコパスを描いた実話をもとにした殺人ドキュメンタリー!
「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」のイカれ殺人鬼実話映画を彷彿させます!人物や被害者を似せるような恐ろしい演出はないものの、異常
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.0

正直、この手の映画にはあるあるの展開で、やっと面白くなるかと思ったら終わった。期待値が高すぎたかもしれんけど。んー、流石に人よりは映画見とるほうだから足りませんね。一杯目はすぐきたのに二杯目のドリンク>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.8

「ポゼッサー」クローネンバーグ監督作
あの80年代ホラー代表作「ザ・フライ」のデヴィットクローネンバーグ監督ではなく、そのJr.の監督作品。
とある技術で人に乗り移り殺人を行い、遂行したのち自ら自殺し
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

エドガー・ライト監督作。最高な映画でオシャレホラー映画。大好みだった。
60年代のロンドンの雰囲気、ファッション、音楽と共にデザイナーを夢見た現代の主人公の物語。出てくる二人の女性は対極する美しさがあ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.6

青春ドラマ系かと思いきや家族愛。4人家族で唯一娘が音が聞こえる子。娘は音楽が好きになるが、ただ家族は音が聞こえないろう者。そこから幾多の困難の中掴み取ったものとは。音が聞こえないながらも伝わる想いや、>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.5

主人公ハッチはどこにでもいる父親。ゴミ出しに遅れたり金型工場で働き日常を送っている。ただその家に強盗が現れ…。想像以上にアクション映画でびっくりした。そして、ワンシーンのテキサスホールデムの手札のタト>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.6

時代は90年代アメリカ、その時代は「ターミネーター2」らへんのアメリカ。カメラワークも時代背景もそれそのもの。13歳がスケボ不良仲間と出会い、酒、女、ドラッグと初対面。しかし彼らには一人一人の苦悩があ>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.4

会員制ビーチに呼ばれた観光客に悲劇。時間的制約は相対性理論を度外視したホラー映画。シャマランぽいといえばそうであるが医者の行動は納得し難い。途中途中疑問点があるシナリオ。ただこれがこの監督の良さ。いつ>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.7

ジョニーデップ主演。大学教授を務めるリチャードは癌が発覚し、余命が半年であると告げられる。家族に告げようにも、妻の不倫発覚等で告げるタイミングがなくなってしまう。そこから好きに生きようと講義で酒やマリ>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.2

まさかロシアが戦争を起こすとは思っていなかった現在からすると「キングスマン風反戦映画」。キックアスやかつてのキングスマンと違って重圧テーマがあり、戦争のネガティブキャンペーンと言える。それが監督の意図>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

Netflix製作。ビートたけしの芸人成り上がり時代を描く。70〜80年代、当時の師匠とたけしの物語。夢追い人はかっこいいね。大泉洋が良い味を出す。これこそNetflixではなく民放からこういうドラマ>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

黒人刑事とそこの署の刑事ら共に行き過ぎた白人主義犯罪集団に立ち向かう映画。題材は重くも物語はコミカルで凄く見やすい。こういった映画がここ最近観られるようになって、イエローモンキーの映画がアカデミー作品>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

Netflix製作。ディカプリオ、ローレンス、アリアナグランデ等大物SF映画。地球に彗星が衝突すると計算した科学者らが政府に提言するも、そこには利権や人間の欲にまみれた人類の姿があり滅亡までを描く。政>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

3.7

主人公が超人になる系のやつでB級感ありありの予告だったから「アドレナリン」みたいなやつかと思ったら、現代に合わせたB級ターミネーターだった。
予想外に面白かったのと、とあるシーンで重要登場人物が「su
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

60年代の黒人ピアニストと用心棒を務めた白人の話。どれだけ人を寛容に受け止め、それが何を意味することなのか知る機会となる映画。人を簡単に切ることや差別的に考えることのその先に何があるのか。マイリストに>>続きを読む

悪なき殺人(2019年製作の映画)

3.6

主に5人の行動が伏線に繋がっていき、「偶然」が偶然を呼び悲劇と化していく。正直、自分は読めてしまってどんでん返しとはならなかったものの、現代のSNS時代で世界が繋がっているところや人間の弱さ儚さも描い>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

007、ET、ハリーポッターなど名映画の背後には音楽がありそのドキュメンタリー映画。映画好きには堪らない作品。無声映画から現代に至るまでの数々のエピソード。私が祖父に勧められて影響を受けた白黒映画の1>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.7

日本最大の警察の不祥事と言われる稲葉事件を基にした作品。まだ刑事とヤクザがズブズブだった頃の90年代である。全裸監督の刑事といいブイブイ言わせてた時代で、丸山ゴンザレスで本人が出演してたのを機に久々に>>続きを読む

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.0

ハムナプトラのソマーズ監督作。主人公は死者や死神が見える系の映画である。作品全体通してB級感があり、所々ツッコミしたいところがあるが、友人とワイワイ観るならアリな映画。最後にシックスセンスみたいな捻り>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.9

ドラマーである主人公は聴覚を失う。音楽家から音を失うというのは死を意味するような事で彼自身、それを受け止めることが全くできなかった。気持ち、悩みが伝わらない事は誰もが経験し不平等に思うだろう。視覚的な>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.0

アルゼンチン史上最悪の殺人鬼と言われている「カルロス・プッチ」を題材にした作品。二十歳前後の彼は1年間で11人も殺害している。ただ見た目はイケメンで好青年に見えるがシリアルキラー。映画自体、おしゃれに>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.9

以前にも観た作品だがやはり良い映画。舞台は1985年のアイルランド、ダブリン。MVが誰でもテレビがあれば見れるようになり音楽と映像の融合の革新的な文化から、ロックなどの音楽的観点や時代背景、青春などを>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.8

とある事情で緊急司令部に配属された主人公。いわゆる911の通報相手。映画の88分間はほぼ通話する主人公の場面。様々な感情があり、観ているこちらにも彼がどのような情景を思い浮かべているか同期する形で物語>>続きを読む

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