Masayanyanさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Masayanyan

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激突!(1971年製作の映画)

3.8

さすがのスピルバーグ(※当時25歳)のサスペンス演出力。崩壊した家庭という毎度のテーマも既に織り込まれてて見応えあった。まあ最後が微妙。

キャロル(2015年製作の映画)

3.5

評判ほど楽しめず、陰鬱な情景と地味な心理描写ばっかりで面白くない。
男性中心の抑圧的な50年代アメリカ社会(大統領への言及多し)、当時精神異常扱いの同性愛に燃える主人公たちの感情を堪えた眼差しが印象的
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.5

超久しぶりに。アレン流ジョークを差し引いてもやっぱり恋愛映画として傑作。主人公の男友達が言うVPL=Visible Panty Lineは笑った。ダイアン・キートン相手にしれっとゴッドファーザー弄りも>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

3.4

勧められて観たけど全然大したことなかった、、別に感動せんやん。所詮はディズニー/マーベル作品と言いたくなる。
ターミネーター2およびジェネシス、アイアンマン、リアル・スティール、スパイダーマン:スパイ
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スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.9

ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットというブロンドの超男前代表格2人の夢の共演。外見的にはスパイとして絶対不適格なのはさておき、特に引退間際のベテランスパイ役レッドフォードの演技が渋い。映像スタ>>続きを読む

ニュースの真相(2016年製作の映画)

3.6

自分が信じたいことだけを真実として信じ込むのは保守もリベラルも共通。
2004年の60ミニッツ誤報スキャンダルを10年後に映画化したのは社会に蔓延するフェイク・ニュースへの警鐘なんかもしれんけど、ジャ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

例によってタランティーノ自身が個人的に好きなものを詰め込んだ玉手箱のような映画。過剰な60年代ネタには付いていけんけど、監督業を通じ映画オタク代表としてシャロン・テート殺人事件の復讐を彼が果たすかのよ>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

ようやく観た。どんな悲惨な目に遭ったとしても、自分の人生は決して無駄ではないと思わせてくれる素晴らしい映画。「自分が存在しなかったら世界はどうなるか」というSF的着想を終戦直後に早くも映像化してるのは>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.1

人間と同じ感情機能を持つAIのスマホOSと恋に落ちる男の挫折と再生。"手紙代筆サービス会社"で赤の他人に感情溢れる手紙を差し向けることを生業にしつつも自身は離婚で愛情の喪失を経験。「これまでの人生で全>>続きを読む

誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)

3.7

倦怠期の夫婦がダブル不倫の後に円満復縁して全員ハッピー、というウディアレン作品お決まりのパターンながら楽しく前向きになれる映画。運命の皮肉さと人生結果オーライの楽天性を讚美する結末が良い。
下品でバカ
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.0

恐慌後の貧困世界を逃避したドロシーが仲間たちと共に「知恵」「心」「勇気」を探す旅に出る。本当に大切なものは、絶対手の届かない桃源郷=「虹の向こう側」ではなくもっと身近に存在する、後世の映画で繰り返され>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

ただのオーウェン・ウィルソンによる完璧なウディ・アレン物真似映画。笑
アレン作品としては80-90年代のやつの方が面白いし深いと思ったけど、まあいつもの感じで楽しい。

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.2

リスボン→米国への亡命ルートの拠点カサブランカでレストランを経営しつつナチス亡命者を手助けする皮肉屋のアメリカ人主人公、米への逃亡を図る仏レジスタンスの主導者、その妻で主人公の元カノが織り成す三角関係>>続きを読む

スターダスト・メモリー(1980年製作の映画)

4.0

吸い込まれるような瞳のシャーロット・ランプリングが驚異的に美しい。それに尽きる。

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.7

シリーズで最も大人向けの感動作!質感、流体表現など更に進化した驚異的な視覚効果がIMAXで倍増。
ボニーにとってはもはや価値の無いおもちゃ・ウッディが辿る自分探しの旅はもはや人間の人生そのもので、存在
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

映画評論ポイントは大量にあるようやけど、個人的には単純に面白くなかった、、感情移入不可。

ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)

4.5

90年代製作やのに作風が80年代前半のウディアレンの傑作コメディ。めっちゃ笑った。金のためにマフィアの愛人を渋々キャスティングするもド下手演技に悩まされる新鋭劇作家、色仕掛けで脚本を変えさせる大物おば>>続きを読む

ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.0

7歳でチェスの才能を開花させた実在の天才ジョシュ・ウェィツキンと両親の子育て奮闘を描いた伝記映画。
格闘映画ぽく師匠に付くも純粋にチェスを楽しむジョシュたち子供の輝く瞳が、柵に囚われた大人の醜さを際立
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.9

まさに評判通り。かっこいい4大怪獣がド派手に戦う映像の大迫力・美は一ゴジラオタクとして大いに評価するものの、脚本がクソすぎていまいち乗れん所があった。
主人公家族の物語が浅くて怪獣の話と整合してないし
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.8

デブリ衝突による壊滅的ダメージを受けたISSと宇宙飛行士たちの、文字通り息も詰まるSFパニック。宇宙怖すぎ。
原題Gravityには水、土、そして重力のありがたさを噛み締めるカタルシスが込められてるの
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

5.0

D-Day75周年記念で再鑑賞。
やっぱり最高の戦争映画。たった1人を救出するために8人が命を懸ける理不尽さを強いる戦争。救う方にも、救われる方にも、愛する家族や仲間が数多く存在する。ミラー大尉の言葉
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さよなら子供たち(1987年製作の映画)

4.0

1944年1月、ナチス占領中のフランスのカトリック寄宿学校にて、純朴な主人公とユダヤ系転入生の静かな交流が、主人公の思いやり故の一瞬の行動で終わりを告げる。子供の視点からすると喧嘩も空襲も日常の楽しい>>続きを読む

オースティン・パワーズ:デラックス(1999年製作の映画)

3.8

ナンセンスでおバカで卑猥なスパイコメディ続編。まず原題The Spy Who Shagged Meで笑う。基本の007パロディ(コネリー・ムーア版)は勿論、1969年へのタイムトラベル設定に絡めた映画>>続きを読む

ゴジラ対メカゴジラ(1974年製作の映画)

3.7

圧倒的火力の全身兵器メカゴジラがとにかくカッコいい。登場シーンはどれだけパロられたことか。
日本への施政権返還2年後の沖縄を舞台に(公開翌年には沖縄海洋博覧会)、地球人の手で修理させたメカゴジラをゴジ
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ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

4.0

遺伝子組換え技術をテーマにしたストーリーはまあまあ。変にアメリカ映画っぽくなってるの余計な演出。斉藤由貴が声だけ出演(笑)
いま再見してみると、ゴジラ大阪上陸によって中之島エリア~前住んでた天満橋エリ
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メカゴジラの逆襲(1975年製作の映画)

3.5

前作のダイジェストになってるオープニングクレジット、ゴジラ出現シーン、エンドクレジットの夕陽に照らされるゴジラ帰還シーンが好き。街を壊滅させるメカゴジラの圧倒的戦闘力は見物。 低アングルからの格闘シー>>続きを読む

サイドウェイ(2004年製作の映画)

4.2

結婚を控えた落ち目の俳優である親友と共にワイナリーを巡る陰鬱なワインオタク中年教師の自己再生の旅。
親友が手当たり次第に女と羽目を外しつつもまともな前向きアドバイスくれてるのに、元妻との過去を終始引き
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ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬(2011年製作の映画)

4.3

前作以上にボンド映画ネタが詰まったしょーもない秀作。『カジノロワイヤル』流のアクロバットな追跡劇、『ゴールドフィンガー』ぽく敵とのゴルフ、『ロシアより愛を込めて』ローザ・クレッブ風の暗殺者おばさん。ラ>>続きを読む

ジョニー・イングリッシュ(2003年製作の映画)

3.5

昔見た。ボンドカー的なアストンマーティンDB7の活躍(排気管から発射されたミサイルが街灯?を破壊する場面、うっかり座席射出ボタンを押してヒロインとのキスを逃す場面)だけ強く印象に残っててそれ以外の細部>>続きを読む

戦火の勇気(1996年製作の映画)

3.7

湾岸戦争の現実は当時プロパガンダ化されたような"きれいな戦い"ではなかったってのが監督のメッセージかな。
羅生門スタイルかー、映画としての面白さはまあまあ。軍服姿(目立つロレックス)が似合うデンゼル・
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

噂の傑作ホラー、これ夜観たらあかんやつやった。どこにも救いが無くて口あんぐり。娘の顔怖すぎやし、母役トニ・コレットは『リトル・ミス・サンシャイン』のあのママさんと同一人物とは思えん発狂顔芸。事故の場面>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

4.8

もはや原型を留めてないチェイニー役クリスチャン・ベールの静かでありつつも恐ろしい圧倒的な演技力に驚き。加えて、ダメ亭主を大出世させた強い妻を演じるエイミー・アダムスは今回も名演技でいい加減オスカーあげ>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

3.3

満を持して観たものの予想通りビミョーな印象。映像表現とプロット構成の独自性・複雑さには感心するけど、物語に感動するわけではないし作品のメッセージが弱すぎる。無駄に長い。
てかキャストほぼ全員と雪山の舞
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.7

ずばり、子供にとっての幸せとは何かを問う王道な親子もの映画で感動するものの、んー脚本が普通すぎて強く印象は残らんし期待を下回ったかな。
メアリーは文句無しに可愛い。それと担任の先生は素敵、というか妙に
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