映画を見る猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

映画を見る猫

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ファッションが教えてくれること(2009年製作の映画)

3.7

気軽な気持ちで見たけれど、思っていたよりも面白かった。ファッションには疎くて、あんなに沢山の服を毎年毎年狂ったように着回す女性たちの感性は、正直良くわからない。
けれども、そこに拘りをもち、ロマンをも
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.0

この映画の良いところは、主人公を讃えるのではなく、彼の若さや愚かさも含めて、抱擁しているところだろう。
子どもは親を選べない。当然だ。
けれども、愛する。全てを両親のせいにすることしかできなければ、結
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ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)

4.4

これはかなり面白かった!!!ウディアレン作品の中でも、傑作じゃないだろうか。
ウディアレンの凄さって、多分自分が〝天才〟じゃないと自覚している点だと思う。そしてそれをネタにしちゃってる感が、いろんな作
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ジェーン・カンピオン短編集(1982年製作の映画)

2.8

悪くはなかった。けれど、この監督はやはり『ピアノレッスン』が良かっただけなのかしら、とも改めて思ってしまう出来だった。
良くも悪くも少女漫画趣味というか...。瑞々しさは確かにあるけれど、ある意味それ
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テッド(2012年製作の映画)

3.0

子供のときの夢が叶った、その後どうなったのか?を描いた話。
ちょっと下品で笑えないところもあるけれど、時間を潰すにはいいかな〜。クマが可愛い。

ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

4.2

予告編を何度か見てたので、もう見た気になって逃してた一本。
なんやこれ。
めっちゃくちゃ面白い。ワクワクしすぎて寝れなくなった。エレンペイジが可愛いのはわかってた。けど、わかっている以上に可愛いすぎた
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E.T.(1982年製作の映画)

4.2

実は『E.T.』を見たことないなんて、言えやしないよ...状態から脱出。名シーンの数々が有名過ぎて、逆に見る気がしなかったというのが本音。
正直一番おっと思ったのは、前半が完全にパニック映画の類だった
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.0

実は少し苦手だった新海監督。本作もラスト最後の5分でツッコミの嵐だった。
前半、とても流れが良くて丁寧で、良作になる予感...と期待を膨らませて鑑賞していただけ、失望も大きい。
どの作品も作画がものす
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.5

感動名作といえば、この1本!
と知られる本作。とても有名なので、あらすじは何となく知っていたけれど、本日初鑑賞。
If you built it, he will come
という神?の啓示に導かれて
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ある過去の行方(2013年製作の映画)

3.2

前作の『別離』が素晴らしい出来だったため、少し肩透かしを食らってしまった本作。
冒頭の別れた男女のガラス越しのやり取りが暗示するように、この映画の主題はまさにディスコミニケーション。
何だろう、皆がと
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

昨年の話題作DVDで鑑賞。
在り来たりな感想ではあるが、黒人問題について、すごく考えさせられる一本だった。
というのも私たちは、義務教育課程を経る中で、アメリカの負の歴史、ひいては人類の負の歴史として
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コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

3.2

邦題は『コーヒーをめぐる冒険』
けれども原題は『Oh Boy』。
本作は良くと悪くも予告編と邦題が集客を意識して、とても上手に作られている映画だと感じた。
ジャームッシュの再来とあったけれど、少し違う
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ピカソ-天才の秘密/ミステリアス・ピカソ(1956年製作の映画)

4.0

ピカソって何が凄いんですか?
と知人に聞かれたことがある。
美術が専門ではないので詳しくは知らない。
そんな私ではあるが「ピカソは凄いんだよ」とそのとき、返答した記憶がある。
偏にこの映画を鑑賞してい
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.8

ウェス・アンダーソンの新作。
めちゃくちゃ面白かった。とにかく凝りまくるウェス・アンダーソン。一つ一つのカメラワークがまるで生きてるように柔軟でアイディアに満ちていて、見ていて毎回楽しい。
前作『ムー
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.6

ギレルモ監督は『パンズラビリンス』の印象が強かったが、実はかなりの親日派らしい。この作品にも至る所に、日本のロボット映画に対するリスペクトが見られる。
海外でも怪獣はカイジュウらしい。
人類が世界を救
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陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

3.2

実家に帰ったら、母が物凄く見てほしい映画があると言って、教えてくれた一本。
そう彼女は無類の猫好きで、我が家もみんな、猫が好き。
しかしそれほどまでに、何だか心を打たれずに済んだのは、オチがすぐ分かっ
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戦火の馬(2011年製作の映画)

4.2

最近のスピルバーグがどんなものを撮っているか実はよく知らなかったが、これはかなりの良作であり、力作であると見て取った。
デジタルではなく、アナログで、撮る。その拘りは、はっと一瞬目を奪う素晴らしく美し
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.3

柔らかなパッケージとタイトルに騙されてはいけない。そこら辺のホラー映画よりも怖い映画、それがアニエス・ヴァルダの『幸福』。
実は話の結末を知ってからの鑑賞だったのだが、それでもラストシーンには戦慄する
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憂国(1966年製作の映画)

3.6

三島由紀夫の噂のカルト映画。切腹とは如何なるものなのか。幼い頃に見たら、トラウマ映画になりかねないだろう。
まるで人形のようだと、男女の愛の交わし方に首を捻ったが、パンフを読むとなるほど、それも演出の
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

1.5

この手の映画は少し苦手。
色々なものを全て同じ鍋に入れてぐつぐつ煮ればいいってわけじゃない。

罪の天使たち(1943年製作の映画)

3.8

三浦哲哉氏の『映画とは何か』を読了後に英語字幕版で鑑賞。ブレッソンの他作品と比べると突出しと出来とは言い難い長編第1作であった(何故なら後に素晴らしい作品を生み出しすぎているから)。

三浦氏曰く、映
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