さらしなさんの映画レビュー・感想・評価

さらしな

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処刑人(1999年製作の映画)

3.7

同居職場も同じ仕事終わりに一緒に飲みに行くお揃いの服を着る二次元でもなかなか見ないレベルの仲良しイケメン双子(信心深いキリスト教徒)が、「悪人殺して良いよ」と神からお告げを受けて、バッチバチに悪人を殺>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.2

これは新感覚ミステリー。
主人公の女子高生が、コロンビア旅行中に行方不明になった母をインターネットを駆使して探す話。
映像の8割くらいはパソコンやスマホの画面という、かなり変わった映画。それでもまった
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影裏(2020年製作の映画)

3.6

原作既読。読んだものの、よくわからないなぁ、というのが正直な感想。全体的に淡々としていて、美しい文章ではあったけど、結局何が言いたいのか読み取れず。
映画化しても、相変わらず淡々とした印象はありますが
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.7

歌良し、物語良し、キャラ良し、笑いもハラハラも感動もあり、1時間40分と短めでサクッと観られる。確かにこれは名作。
クラブで歌う売れない歌手でギャングの愛人の主人公デロリスは、ひょんなことから殺人現場
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.5

原作既読。これは原作ファンも大満足の実写化だと思う。「筋肉足りる?」「熊とか狼とかどうするの?」と心配な点も多々ありましたが、これは、凄い。本気の実写化。
まず、物語のバランスが凄い。やはりアクション
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

初のIMAX。大迫力の映像と身体の芯へズシンとくる音響、やはりお値段が少し高い分だけ良いのだなぁ、と当たり前のことを再認識。
かなりヒューマンドラマ要素の強い作品だと前評で聞いていたが、確かに、これは
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

現代における禅の境地みたいな話。あるいは、おじさん萌えの日常系。あるいは、理想的な悠々自適独身生活。
トイレ清掃員として働く主人公の日常と、その日常の中で起きるちょっとした変化を描く。
風に揺れる青葉
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きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

4.5

結婚、婚活に悩んでいる人はとりあえず観るべき映画。この作品を観れば悩みが解決する、とは言いません。さらに悩みが深くなる人もいるでしょう。それでも、ぜひ観てほしいとお勧めしたい。
主人公のゾーイはドキュ
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二代目はニューハーフ(2013年製作の映画)

3.8

タイトルが気になりすぎて思わず視聴。Vシネ系にはあまり馴染みがなかったので、独特な雰囲気に最初はちょっと戸惑いつつも慣れれば意外と観やすい。
巽一家の若頭早乙女は、組長から「十五年前に勘当した息子を後
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(2023年製作の映画)

3.8

「戦国モノの創作物はみんな美化しすぎ!戦国大名なんて人の命を何とも思ってない奴らだろ!実際の戦場は腐敗した遺体がごろごろで、もっと悲惨なはず!」って意思をめちゃくちゃ感じた。あまりにも命が軽いし、意図>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.2

ディズニー映画の中では異色ながら名作と名高い作品、というイメージの本作。ざっくりとしたあらすじは知っていたけど、きちんと観るのは今回が初めて。
まず、冒頭の5分、ここで主人公のカジモドの生い立ちが紹介
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.4

水木のビジュアルがブッ刺さった+SNSでの評判が滅茶苦茶良かったため、思わず観に行ってしまった。鬼太郎作品は漫画もアニメもほとんど触れたことがなかったけれど、この作品を観るには問題なし。Twitter>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.2

1930年代、日本統治下の朝鮮半島。詐欺集団に育てられた少女スッキは、藤原伯爵と名乗る男の結婚詐欺に協力することになる。伯爵は、ある金持ちの男の姪の秀子に目を付け、秀子と結婚して遺産を奪う計画を立てた>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.8

ちょっと意味がわからないくらいに面白かった。これは観ないと人生損してると言っても良いレベル。
SFの大作らしい?くらいの作品知識しかない状態だったので、まず主人公がレオナルド•ディカプリオなことに驚き
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.8

珍しい葬式の撮影のため、テヘランから遠く離れた山間の小さな美しい村へやってきた主人公たちテレビクルー。村の老婆が危篤と聞いてやって来たが、何週間村にいても老婆が亡くなる様子はない。苛立つテレビクルーた>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.5

原作、アニメ履修済み。私以上にキングダムにハマっている母と、前二作を観たばかりの父と共に観に行きました。
今回は政の過去が明らかになる紫夏編+王騎の最大の見せ場である馬陽の戦い。
前二作もキャストはピ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

わからない、というのが正直なところ。主人公が抱える問題の提起とその解決、という大まかな物語の流れはわかるし、主人公の悩みは理解しやすい内容で葛藤も十分に表現されている。問題が解決する、という結末も良い>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.8

インド映画の華やかさやハチャメチャなアクションを存分に楽しめる映画。一方で、大英帝国に占領されていた時代が舞台なだけあって、シリアスな描写も多い。勧善懲悪スカッと系なのは間違いないけれど、そこに至るま>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

主人公のケイコは生まれつき聴覚障害を持つプロボクサーである。ホテルの清掃員として働きながら、試合に向けて日々練習を積み重ねているが、このままボクシングを続けるか悩んでいた。そんな中、通っているボクシン>>続きを読む

今日もどこかで馬は生まれる(2019年製作の映画)

4.0

ウマ娘から競馬にも少し興味を持った勢。妹も私と同じようにハマり、ウマ娘も競馬も私以上に詳しくなり、推し馬や推し騎手もできて、父と妹と私の三人で実際に競馬を見に行ってみたり……。
公営ギャンブルは他にも
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.3

地に足のついた、それでいて幻想的な、美しい日本の夏の風景に包まれた、不思議な後味の残る映画。
二児の母である岸辺野裕里の姉美咲の死を伝えるために姉の同窓会に出たところ、姉と勘違いされてしまい、そのまま
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.8

あまりにも有名な本作。名作だ、という評判はよく耳にしていたけれども、上映時間140分超え、刑務所の話でなんか陰鬱そう、というイメージから避けてきたが、今回重い腰を上げてようやく観てみました。
やはり、
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

4.2

FFは3、12、15はプレイ経験あり、オンラインゲームは未経験。特にゲームやFFの知識はなくても問題なく楽しめるけれど、知識があればより楽しめる本作。
仕事一筋の父が定年前にいきなり退職、様子も何かお
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.4

デンマークの田舎で酪農を営む27歳のクリスと彼女の叔父の二人きりの粛々とした日常に、少しだけ変化が起きる話。
クリスは14歳で親を亡くし、叔父に引き取られる。しかし、高校卒業前に叔父が足を悪くしてしま
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名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.4

安室さんの例の名台詞を聞くために視聴。期待していたよりも安室さんの出番が少なめで残念だったけれど、まぁ公安の人なので表立って動けないから仕方ないよね。
前半は情報提示パートで、とにかく情報量が多くてち
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

4.3

原作未読。有名な作品なのでタイトルと将棋を題材にした作品だということは知っていたけれど、それ以上の知識はない状態での視聴。
とても繊細なヒューマンドラマであり、スポ根でもあったな、という印象。主人公の
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.9

タイトル通りとは恐れ入りました。極道モノって、アウトローたちがアウトローなりに義理を通して信念を貫く熱い物語でしょ?という先入観で見たらマジで仁義が無かった。
主人公広能はヤクザ絡みのごたごたに巻き込
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

4.2

ピアニストのサムと作家のタスカーは長年連れ添ったパートナーだが、タスカーは病(病名は明言されていないけれど、認知症?)を抱えている。「まだ自分が自分でいられるうちに」と、二人はキャンピングカーで思い出>>続きを読む

テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.6

初のギリシャ映画。
父と二人でオーダーメイドの紳士服専門仕立て屋を営んできた主人公ニコス。店は不況で銀行に差し押さえられ、父は倒れ、と崖っぷちに立たされる中、移動式の仕立て屋を考案。いきなり作ったこと
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少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

3.8

アニメ全話視聴済み。漫画は未読。
パラレルワールド?の話であるため、キャラによっては見た目や設定が大きく異なるが、これはこれで新鮮で面白い。そして、アニメより耽美さ増し増しで、かつ、力強い。アニメの方
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チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

3.8

原作未読、ドラマは全話視聴。
主人公を「仮面ライダービルド」で万丈を演じた赤楚さん、相手役を群馬のど田舎出身の町田さんが演じるということで、役者目当てで見始めたのだが、予想を大きく上回る面白さ。タイト
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

原作未読、アニメも見たことがない。けれど、映画の評判があまりにも良いので気になって視聴。
あまりにも良い。凄い。これに尽きる。
バスケシーンの緊迫感や臨場感が素晴らしくて、本当に体育館にいるような熱気
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

破滅的でミステリアスでセクシーな顔面ブラット・ピットの男、全人類が好きなやつ。
冴えない日々を送る主人公が、魅力的な男タイラーと出会い、様々な事情から彼と同居することになる流れは、さながら少女漫画であ
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.4

本当に様々な見方ができる物語だな、というのが一番の感想。
IQが普通の人よりも低いフォレスト・ガンプという一人の男が、運が良いのか悪いのか、大きなことを成し遂げたり、周りの人を救ったり、幸せになったり
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.5

映画を見終えた後、あまりにもタイトルの意味が重すぎると思った。自伝的小説を原作としていることを踏まえると、作者はずっと自分の思いや行動を内省し続けているのではないだろうか、と考えてしまう。本当にあの行>>続きを読む

ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

4.0

初ベトナム映画。
高利貸の取り立て屋の青年ユンと、伝統歌舞劇の役者の青年リンのボーイ•ミーツ•ボーイ。リンが所属する劇団の借金をユンが取り立てに来るという最悪な出会いから、伝統歌舞劇を通じて互いに心を
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