さらしなさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

さらしな

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劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

3.8

原作未プレイ、アニメは無印のみ視聴済み。
あまりにアニメが面白くて一気見して、その流れで映画へ辿り着きました。
この作品自体はタイムリープものの傑作として有名だったから、あらすじ程度は知っていたけど、
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

4.2

ヤマシタトモコさんの『違国日記』からこの作品を知りました。
漫画では、この映画を「誰を好きになっても、誰を好きにならなくてもあなたは罪ではないという映画」というような説明をしていて、もう、見るしかなか
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バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

3.7

燻んだ極彩色の映画。
性や情に翻弄された男たちの物語であり、側から見れば悪い奴らの話にも見れるが、究極的には善悪や道徳をそもそも問題にしていないのではないかと。
彩度が高い下世話な色が画面のあちこちに
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.9

おひとりさまとして開き直って生きていこうと思ってた(けど、やっぱり孤独は辛い)アラサー女性の、恋とか友情とか仕事の葛藤劇、って見方でいいのかな?
超絶悲劇がなくたって、人付き合い、恋人との距離感、仕事
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

4.0

完全に想像の斜め上を行かれた。
主人公の男3人のやっていることは、はっきり言ってだいぶおかしい。
ただ、3人の男子校生的な、あまりに無垢に日々を楽しんでおり、またそれが狂気的でもあるというか。
完全に
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.0

なんやこれ、面白いやんけ。
実話サクセス物はなんとなく苦手意識持っていて敬遠していたが、人と見る機会を得て視聴。
体格運動神経に恵まれた家庭環境劣悪黒人ホームレスの少年が、裕福な幸せ白人ファミリーの家
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楽しいムーミン一家 ムーミン谷の彗星(1992年製作の映画)

3.8

ムーミンキャラがなんとなく好きでLINEスタンプを使っていたら、ある人から「ムーミン好きなの?」と聞かれ、そういえば小説もアニメもたいして見たことがなかったので、まずはアニメを見始め、ハマり、映画も見>>続きを読む

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

4.2

とにかく可愛らしい映画。
さりげなく、可愛い。
日常的な、ふとした瞬間の可愛いさ、無理のない、ごく自然体な可愛さが、この映画には溢れている。
まず主人公。クリっとした大きな目と、ミステリアスな顔立ち、
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.4

「私が考えた最高にエモい太宰治役小栗旬」と、「太宰治のせいで人生狂わされたように見えるが、なんやかんや力強く己の求める結果を手に入れた美女たち」と、「太宰治に反発する若いイケメンたち〜助言者藤原竜也を>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

3.3

煌びやかで、見応えのある作品なんだけど、あんまり合わなかったかも。
登場人物たちの情緒の展開が早すぎて、喧嘩したと思ったらすぐ仲直りしたりで、ちょっとついていけなかった。
あと、スレてない田舎娘な主人
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.0

え、あのジャニーズの大倉くんがBL!?と衝撃を受け、視聴。
清潔感のあるすっきりした顔立ちのイケメン大倉くんが、情は深いし鬼のように気配り上手だけど、人の情に流され、優しいばかりに人を惚れさせ、人を苦
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

ポケモンを実写化したら、けっこう毛がモフモフするか、鱗っぽくなるか、するんですね。

SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.8

これは、他者と上手くつながれない兄妹のお話です。
他者と継続的な信頼関係、精神的に安定した関係を築けない、でも肉体的なつながりを(性的興奮自体かもしれない)異常に求める兄。
そして、他者との精神的つな
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

原作、アニメ視聴済み。
とにかく美しい映像、かっこよすぎる戦闘シーンに呆然とし、煉獄さんに惚れる映画。
雪や水、空、自然の風景が美しいこと。
技の演出も美しく、見応えがある。
これを見て煉獄さんのこと
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映画 刀剣乱舞-継承-(2019年製作の映画)

3.8

ゲームプレイ経験あり、アニメは花丸1期と活撃視聴済み。舞台やミュージカルは未履修。
とにかく、キャラを本気で似せてきてるし、殺陣も気合い入っているし、ストーリーも、歴史IF物としても普通に面白い。
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.4

ネタバレ後の視聴なので、ある程度心して見ることができました。
愛は人を殺すし、家族は個人を束縛するし、愛故のタブーや、タブーの容認って、許されざるものなのでしょう。
ただ、「許されざる」って、誰に許し
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.2

独特な世界観の話。
色んな言語が飛び交い、色んな人種が住む架空の都市の、お金と夢の話。
登場人物が、日本語と英語と中国語と、ごちゃごちゃに話すものだから、邦画なのに字幕必須だし、役者はすげぇ。
創作物
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.7

野村萬斎はスーツを着ていても野村萬斎でした。
たくさんの登場人物たちの中で、唯一見ているものが違う八角が、野村萬斎の演技によって明らかな異質感が出ていて良い。
異質、という意味では、出世、蹴落とし合い
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年製作の映画)

4.0

これは凄い。
原作者が、これはある意味最終回だと言っていたそうですが、これは確かに最終回ですわ。
1-Aのみんなが、各々の個性を最大限に活かして、協力して敵を倒し、人を助ける姿に成長を感じ、近所のおば
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(ヒーロー)~(2018年製作の映画)

3.8

普通に面白い。
アクションシーンはカッコいいし、主人公たちはそれぞれ見せ場があって。
映画オリジナルキャラも、ヒロインはヒールを捨てて走り出す系ヒロインだし、ヒロイン父かつオールマイトの元相棒は闇落ち
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.6

エモーショナルモラトリアム。
アルバイトや無職の若者が夜中遊び回り、友情を育んだりする。
若さを無為に全力で消費するような、むしろ全力で活用するような。
気だるく脱力した登場人物たちの、将来が見えない
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.9

アニメ見たし漫画も読んだけど、改めて映画を見て、ああ、こんなにも繊細な話だったんだな、としみじみ思った。
ふとした場面のシンメトリーが凄いのよ。

プロメア(2019年製作の映画)

4.3

これは、凄い。
「燃やしていいのは魂だけ」
まさにこの一言に尽きるのではないか。
ポップな色使いと、とにかくよく動くアクションシーン。
ロボとか見栄を切るシーンだとか、戦隊ものを彷彿とさせる。
ガロの
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

たまたま徒歩圏内にある小さな映画館で上映してて、「ふぇっ!」てなって、観に行きました。
三島氏については、「不道徳教育論」と「青の時代」を読んだことがあって、「金閣寺」は途中まで、めっちゃ身体鍛えてマ
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ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

3.8

顔良し、スタイル良し、身のこなしはスマートで、コミュ力もユーモアある元モデルで現フォトグラファー。映画にだって、エキストラだけど出ちゃう。
そんなパーフェクトイケオジ(52歳)の優雅なる生活(マンショ
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

4.5

ああ、こんな生き方、いいな。
仕事に誇りを持ち、かけがえのない友人がいて、ぶっきらぼうだけど愛情深い。
田舎で変化のない日々を、平穏に慎ましく暮らすことの有難さよ。
主人公は、子供にも妻にも先立たれ、
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

4.8

超元気が出て前向きになれるミュージカル映画。
自分らしく、たくましい女性がとても魅力的。
また、歌も素敵で、映画を見たことなくても聞いたことのある歌ばかり。
マンマ・ミーアの曲、失恋ソングで日本語訳見
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.2

アニメ視聴済み。
アニメ以上に映像が美しく、風景も神秘的であり、音楽も厳かである。
そして、アニメ以上に残酷である。
その原因のほとんどが、ボンドルド卿のせいなのですが……。
とにかく、度し難い思考回
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.5

仕事休みだけどやることあるし上司に迷惑かけるから行かないといけない、でも行きたくないメンタルでメンタルがよろしくなかったので、落ち着くために選びました。
考えるより感じろ、であり、着眼点であり、納得で
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娚の一生(2015年製作の映画)

3.5

原作既読。
田舎の風景と人、という画が美しく伸びやか。

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.9

野菜を収穫し、材料を運び、皮を剥き、刻み、捏ね、煮て、焼いて、会場を準備し、食器を運び、料理を配り、食器や調理器具を洗い、掃除をする。
これを朝から晩までボランティアの人々が坦々とこなしていく。
それ
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.0

人生儘ならねぇ。
ブロークバックマウンテンの壮大さたるよ。どこまでも広く続く空と、広大な大地と。
家庭生活パートはまた、町やバーや家の感じが良い感じに薄汚く、現実感半端ない。
イニスはジャックに人生狂
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

4.3

ドラマ視聴済。
とにかく、映画を見た後の多幸感がヤバい。そして、絶対にドラマ見てから映画を見た方が良い。
何が良いって、まずギャグシーン。ドラマの時よりキレッキレ。テンポが非常に良い。サウナのシーンは
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