心太さんの映画レビュー・感想・評価

心太

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

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本国公開時から注目しており、観なくてはならないと思っていた。すごくしんどい作品。

自国民の利益のためなら、他から見れば残忍で冷酷非道な行為でも許される。喩え文化が蹂躙され根絶やしにされたとしても、そ
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

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うる星やつらを押井守が解釈すると、こうなった。

タイムループを題材として扱っているから、過大評価になっているんじゃないのと穿った見方をしていた。しかし、話が進んでサクラや面堂が自身のいる世界に疑いを
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

3.8

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俗に言うニューシネマだが、観賞後は爽やかだった。

身も蓋もない言い方をすれば結果としては、女二人の逃避行を描いたロードムービー。テルマは抜けてるようで大胆さも見せる。ルイーズは青いサンダーバードを華
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栄光のル・マン(1971年製作の映画)

3.6

リアリティにこだわったレースムービー。特にクラッシュのシーンは迫力満点!CGを用いないマックィーンのこだわりが凄い。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.5

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毒が強い作品。グッチというブランドに今現在、一族が誰一人としていない理由を明らかにするという話。

パオロがジャレッド・レトだとエンドクレジット見るまで気がつかなかった。欲の深さと愛は身の破滅をもたら
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.6

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自称アスペルガーの青年シモンは、物事の変化を嫌う神経質だが他人には無神経な発言をする。そんな彼は、振られた兄サムのために新たな恋人を探すのだが…

主人公の性格描写は誇張されているといえる。イェニファ
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.1

俺にとってタルイ作品。大家をしているチャイニーズ、ポルノ女優に間違われたことをきっかけに関係が出来た女、知識もないのに不動産屋である黒人男性。メッセージが薄い。

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

5.0

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とても愛おしい作品。

初めだけだと、なんだかよくある青春映画かと思いきや違った。チーユエとアンシェンは、敢えて例えるなら鏡のよう。私自身は別離の心の痛みと、女性同士の心の機微って分かんなくて当然なん
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.1

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アフガンから亡命をした青年アミンの過酷な足跡を、アニメーションを交えてマイルドにしたてている。

密入国業者よりモスクワの警察が腐っているという真実。日本に生まれ、安全な日常を送れていることがどれほど
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.6

すべての元凶は無責任に見捨てた冒頭のレベッカだと思うんだけど…

主人公はピュアだ。周りはそれを許さないが。

父ありき 4Kデジタル修復版(1942年製作の映画)

4.0

初の小津作品は、戦時下に撮られた唯一のもの。やはり昔の日本映画は、音声が聞きとり辛い。それをふまえたうえでの感想は、教師という職業の格好が現在と対して変わらない事実。くすっと笑えるシーンには、周りの観>>続きを読む

if もしも・・・(1968年製作の映画)

3.6

全寮制の男子校という閉鎖空間が舞台となっている。全体としては退屈極まりないが、それは抑圧からの反逆へとなるラストに集約されている。

犬の生活(1918年製作の映画)

3.6

金がなくてひもじい放浪紳士チャーリー。騒動に巻き込まれる気の毒な店主。犬の働きに助けられてる。最後は良かったね。

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.4

子供に振り回される大人たちの図

妻を失った子持ちのトム・ハンクスの息子ジョナが、電話相談で恋人を募る。それを偶然メグ・ライアンが聞いてというもの。

ジョナは小憎らしいよな。メグはニューヨークに恋人
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

セクシャルマイノリティの地位向上がテーマ。上辺では分かっているつもりだったが、性的嗜好を認めることの重要性を知った。
ゲイとして認められるのが21になってからってのと、ゲイの書店には詩集のみ取り扱って
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.0

町山氏の解説付きでの鑑賞。病的で暗く異様なムードのある作品。
解釈するのに手こずったが、40年代戦時下のイタリアの思想を理解することが出来た。ストゥラーロのショットは、光の表現が見事。にしても、ジャン
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魔術(2023年製作の映画)

3.5

ドイツ人に虐げられるチリの先住民。画の自然は美しい。これ以上は特になし。

ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.5

宗田理の名作児童文学の映像化。
規則を定め、押さえつける大人は正義なのか。子ども達は自由になりたいだけ。

踊る大紐育(ニューヨーク)(1949年製作の映画)

3.5

ニューヨークにやってきた水兵3人組が、女を引っかけて1日限りで遊ぶ話。ビッグバンド形式で躍り続ける魅せ方はワンパターンに映るが、多幸感溢れる仕上がりとなっている。

マスク(1994年製作の映画)

3.0

子ども向けのスラップスティック。SFXを多用した演出は、なんだかシラケるとこがある。山ちゃんの声が高い。洋画は基本字幕で観るけど、これは別。でも、ジムとキャメロンはこの作品でメジャーになった。

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

3.2

うーんと、期待値は高かったんだけれど、わざわざテキサスからニューヨークくんだりまでやってきて、働こうとしないのが理解できない。リコもセコいことばかりでダサい。
でも、最後の死に方は良かったのかな。

ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アツい話。ノリッジで興行をするプロレス一家の娘サラヤが、兄とともにWWEのトライアウトを受ける。彼女のみが合格し、単身アメリカに渡る。

ロックのマイクパフォーマンスがシビれるし、家族に電話に応えてく
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華麗なる賭け(1968年製作の映画)

3.5

一言で言い表せば、洒落っ気のあるドラマ。ただし、ストーリーはちょっと弱いかと。

スウィート・シング(2020年製作の映画)

3.3

途中で眠くなっちゃったんだけども、主題としてはなんてことはない。出てくる周りの大人がろくでもないなと。

屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)

4.2

前半は明るいのだが、後半にかけて画が暗くなっていく。映像は凝っており、舞台がウクライナであるはずが、撮影はザグレブってのが笑える。

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

3.3

終始ジメッとしていた。しかも、なんだか心理描写が分かりづらい。好みで判断するのは良くないが、苦手だ。

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