IDEAコメントはお休み中さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

ようこそ。
五感全てで堪能できるレストランへ。
「Yes,shef!」

底なしの胃袋のように
貴方を狂気の奥深くに誘います。
「Yes,chef!」

スリラー?サスペンス??…ご冗談を。
ブラック
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

あの日払った犠牲の先に
溢れんばかりの愛がある。
私は失ったものを決して忘れない。

ふとした拍子に思い出す。
時が経ち少し遠くへ行ってしまった
あの時の痛み、悲しみ。

不意に目線を上げる。
私の心
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

葉を伝う雨の雫
一滴一滴心にたまった想いの雫
時を超えてもなお君に逢いたい


当時、新海誠監督の作品はニッチなジャンルというか、コアなファンが観るものという印象が強くて全く観たことがなかった。
(今
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プロジェクト・イーグル(1991年製作の映画)

3.7

むむ?とてつもない既視感…を覚えながら、巨大扇風機のギミックを活かした終盤の空中コメディアクションに抱腹絶倒!

いやこれ既視感じゃなくて実際に観たことある!だいぶ昔に地上波で放送してたんじゃなかろう
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.7

『ゴッドファーザー』の結婚式シーンで即座に脱落した実績を持つ私、今作の序盤こそが大地獄。
楽しかったあの頃と戦場を経験した後の対比を際立たせるためにあえて長めの尺だとはわかっているが。いるが。いるが。
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RRR(2022年製作の映画)

4.7

『RRR』を観るべき3つの理由!!!

【"R"IYUUその1!】
ー火力最大!圧倒的な映像!
全編キャノン砲の如き破壊力!ー

炎が出てないシーンも熱い。
何故か。
屈強な肉体を持つ2人の漢の魂がメ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.1

内容超要約ラップだYo!

北欧の暮らし 夫も優しい
しかし心はあの日から虚しい

闇夜に息づく奴は悪人か
アダは何処(いずこ)へ、待つは福音だ

タブー(禁断)がバブー(生誕)
あの子は人間なのよ多
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.9

孤独、悲嘆、されど気高く
疎外、抑圧、しかし自由を諦めず

私はただ撃たれるのを待つだけのキジではない
美しく優雅に何処へだって行ける白鳥なのだ

広大で華美な屋敷[檻]に入れられ
更にはその羽を伝統
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激戦 ハート・オブ・ファイト(2013年製作の映画)

3.8

このまま朽ち果てるのだろう…と思っていた男が生きる意味を見出し、過去に正面から向き合い闘い抜く魂の物語。


まずは、素晴らしい作品であったにも関わらずなぜこのスコアか、という点。
落ちぶれたボクサー
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少年の君(2019年製作の映画)

4.0

世界が称賛!私も絶賛!

いじめが主題?
良作のようだが重そうだし、いじめが悪いことだなんてわかってる。
あえてこの作品を観る必要があるのか?

いやいや、必要はある!!

いじめが横行する現実に対し
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ネメシス(1992年製作の映画)

3.6

【二次創作的シネマのススメ】

火薬と弾薬に予算の80%を使ったとか使ってないとかいう(←適当)90年代カルト作。
んまーとにかく景気良く爆発するもんで、冒頭からの銃撃戦はかなり優れたシーンかと。
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.7

『孤狼の血(ver.阿部寛)』かと思うほどの怒声とバイオレンスなシーンに序盤はびっくり。
チャーミングな目元のシワなんか見ると優しい雰囲気の方だなぁと感じるが、流石は実力派俳優、昭和の時代に取り残され
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サマリタン(2022年製作の映画)

3.4

スーパーヒーロー『サマリタン』
俺の晩飯、ナポリタン
(※そんなシーンはありません)

誰が呼んだか『サマリタン』
そうそうコレコレ!火薬がBang!

正義か悪か『サマリタン』
意外にいいじゃん、ハ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

「アホみたいな映画やったな。」
久しぶりに一緒に映画館に行った母が、帰り道にそう呟いた。

仰る通り。全くもってアホみたいな映画だった。
しかし母よ。あなたはつまらなかったらすぐ寝ちゃうだろう?なのに
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.5

今は昔、珍品の帝王と云ふものありけり。
逸品・珍品にまじりて銭を取りつつ
よろづのことに使いけり。
名をば二胡羅須・系次となむいひける。
その品の中に、いみじう光る品が三つありける。
あやしがりて、寄
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ターミネーター2/特別編(1993年製作の映画)

4.8

最も素晴らしい続編映画は何だろうか?

1のホラー調から見事にアクションへと転調させた『エイリアン2』か?

偉大な父の背中を追いかけるドン・コルレオーネの姿を悲哀たっぷりに描いた『ゴッドファーザーP
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

柔らかな笑顔のホアキン・フェニックスが印象的な、伯父と甥の心と心の会話を描いた秀作。

大人が子供に未来を見るように
子供もまた大人に未来を見る。
お互いが見守り見守られる人生。
それは暖かく温もりに
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

4.5

超が付く有名作ながらこれまで観てこなかった作品、"午前十時の映画祭"にて上映されるとの話を聞き更に鑑賞を先延ばしに。
せっかくなら初鑑賞は劇場で観たかったので…!

結果…泣く。
正確には"目頭が熱く
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コン・エアー(1997年製作の映画)

4.5

空飛ぶ刑務所、極悪非道な凶悪犯たち。
相対するは…見よッ!漢・ニコラスの強靭な肉体をッ!
それじゃ『コン・エアー』いざオンエアーだぜッ!

主人公ポー(ニコラス・ケイジ)は元レンジャー隊員。
可愛いマ
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孫文の義士団(2009年製作の映画)

3.6

「辮髪って10回言って?」
「べんぱつ、べんぱつ、べんぱつ……。」
「では今作のニコラス・ツェーの髪型は⁉︎」

「いや、辮髪ッッ!!」


香港が誇る美男子ニコラス・ツェーの奇妙奇天烈な髪型が拝める
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スピード(1994年製作の映画)

4.0

エレベーターがゆっくりと降りていく中でのオープニングクレジット。
『スピード』なのにスピード感ないんかい。
と言いつつ、若きキアヌ・リーブスが爆弾魔に挑む90年代アクション映画をしっかり鑑賞。

序盤
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.1

私のこの眼に映る、栄光を掴んだ一家の姿。
「素晴らしい。夢のようだ!」

そう、夢だったのだ。
私が見ていたもの、それは遠い"過去"の虚像。
私が"未来"と信じて疑わなかったその輝きは、とうの昔に失わ
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リング(1998年製作の映画)

2.0

無ー理ぃー、きっと無理〜♪
きっと無理ぃ〜〜♫
【『リング』エンディングソングより】

そんな負け戦的心情で臨んだ今作。

全く怖くなかった。全くだ。
子供の頃は恐怖に慄いた『リング』、私も大人になっ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.8

これがいわゆるスラッシャー映画というものだろうか。
前半はポルノ映画の撮影シーンを見せつつ、じわりじわりと忍び寄ってくる恐怖の影をとてもいや〜な空気感で描いている。
後半は一転、次々に仲間が殺されるス
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.8

『封切り』という言葉が好きだ。

新作の公開時に使われるこの言葉。
江戸時代には新刊本に巻かれた白紙を切って読んだことが語源とする説やら、映画のフィルム缶の封を開けることからきたという話やら諸説あるよ
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

閑古鳥が鳴く劇場の立て直しを図るバスター・ムーンと仲間たちの、アメリカンドリーム的な夢あふれるサクセスストーリー。

昔からCGアニメが苦手で、アメリカ作品の口元の動きが異様に強調された表現がどうにも
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.4

『これはボクシングを描いておりますけど、単なるスポーツ映画じゃありません。ボクシングが好きとか嫌いとかもうそんなことには関係なく、これは人生、「する」か「しない」かというその分かれ道で、「する」という>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

4.5

"先制攻撃"を意味する原題"First Blood"
ディヴィッド・マレル氏の原作も同じタイトルだが、こちらは『一人だけの軍隊』として邦訳されている。

『一人だけの軍隊』
ランボーの砕け散った心の状
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.3

月を見上げ光り輝く大地に思い焦がれた男たち。
今は母なる地球を渇望する。


原作はノンフィクション『Lost Moon』、ジム・ラヴェル船長の手記である。
ラヴェル船長を演じるのはトム・ハンクス。お
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レオン(1994年製作の映画)

4.0

冒頭の"仕事"のシークエンス、暗がりからぬっと現れてターゲットの首すじに刃を当てるレオン。2日間で書かれた脚本とは思えない高い完成度を誇る構成に思わず唸る。

"仕事"の帰り道に出逢った少女マチルダ。
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

4.0

伝説の男ブルース・リーの代表作を遂に鑑賞ォォホワタァ!!

冒頭の手合わせシーン、相手はなんとサモ・ハン・キン…ホアタァ!!
あの顔は見逃したくても見逃せません。
ジャッキー・チェンも2シーン出演して
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.4

内容超要約ラップだYo!

夢見る少女 たどり着くSOHO
新居で深夜に心霊騒動

迷い込んだは、昔のロンドン
夢か現か、起きた後も混同

煌めくネオンに眼(まなこ)が眩(くら)む
必死で生きるあの子
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E.T.(1982年製作の映画)

3.4

スピルバーグに縁のない人生から脱却すべく、"スピルバーグを追っかけ隊"!

超有名な『E.T.』ですが、ちゃんと観たのは今回が初めて。
子供の頃に観ていたら泣いてましたね。



…恐怖で。(感動ちゃ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.9

実に2年弱の大幅な公開延期を余儀なくされた今作がようやくスクリーンに。

先日のカンヌ国際映画祭でのワールドプレミアにて「ストリーミングなどの他の方法での公開は考えなかったのか?」と問われたトム・クル
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.5

レオニダス王に続けぇ!
我らスパルタの強さを見せつけたれぇ!!

というわけで始まりました『300』!

筋肉モリモリマッチョマンが画面にところ狭しとひしめきます。
まさに眼福!
イケメンのバッキバキ
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

4.0

「中学生が考えたのかよっ!」とツッコミたくなるようなまさしく厨二病感満載のSF超(?)大作。
ベッソン監督が16歳の頃に考えたアイデアを基にしているらしく、フランスでも日本でも年頃に考えることは同じな
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