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感想を書くのが久しぶりすぎてまとまらなかった。
原作未読。JO1好き。敬称略。
「お姫様がイケメンの王子様に救われる話」ではなく、生きていくことに恐れや不安を持つ二人が、お互いに影響を与え合いなが>>続きを読む
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冒頭、女性の悲鳴のような音に引き込まれる。
映像が映ると、それがヤギで、そのヤギを抱えながら男性が町中をスクーターで走っていることが分かる。
扉をノックする男性。そこからいきなり雪景色に変わる。冒頭の>>続きを読む
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(久々の映画で感想の書き方を忘れている)
家族の希望で鑑賞。世界的名作と思われる原作は未読。
丁寧に創られた良質な作品。
役者陣は皆素晴らしい。
全ての作品を観ているわけではないが、シアーシャ・ロ>>続きを読む
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彼女の「死にたい」は「生きたい」の裏返し。
だから彼は「死ね」「殺す」という言葉を使いながら、「生きろ」って言ってたんだろう。
日常の積み重ねで人生が出来るように、日常の積み重ねで物語が出来ていく。>>続きを読む
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第2次世界大戦下のドイツ。10歳の少年の眼を通し描かれる戦争。
あるいは「戦争ごっこ」の好きな少年が、靴紐を結べるようになるまでの物語。
ナチスに傾倒する10歳のジョジョ。けれど靴紐を一人で結べない>>続きを読む
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父親の通夜振る舞いで出される料理。その料理を通して描かれるある家族の歩み。
ステップファミリーの東家。
食べることは生きること。だから、料理や食卓の様子で、家族の生き方が見えてくる、と思う。
「合わ>>続きを読む
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あっという間の2時間。予想外でありながら、振り返れば必然の展開。
貧困、超格差社会という現代の病を突き付けながら、物語の吸引力は増していき、最後まで駆け抜ける。
WiFiの電波捜しから、宅配ピザの箱>>続きを読む
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海から上陸し、タクシーに乗ってそれぞれの場所に向かうテロリストたち。子供を抱いて狭い路地を走り、身重の妻に行ってきますを言う男(アルジュン)。VIPを迎えるためにテキパキと準備するホテルの従業員たち。>>続きを読む
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性格に難あり、家庭にも難あり(妻と別居)の主人公が、知的なハンディキャップを持つ人々との交流を通して成長、チームも快進撃を続けていく、というストーリーは、たぶんオーソドックスなものだと思う。
が、この>>続きを読む
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人が明日も生きていこうと思えるには何が必要なのだろう。
毎朝の挨拶や、コーヒーブレイク。仲間とこっそり吸うタバコ。
好きな人と交わした言葉。
フォークリフトの運転が出来るようになったこと。それを喜ん>>続きを読む
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社会と向き合うことに困難を抱えた人間が、それでも社会の中で生きようと努力するが、悪意に踏みつぶされ、転落していく。一度踏み外し、編み目からすり抜けてしまったら、あとは落ちて行くしかない世界。
さらに>>続きを読む
映画監督が映画で戦う、というのは至極真っ当で、正しいことだと思う。けれど実際には、とても難しいことなのではないか。
2019年は、観る側の人間も、表現の自由や自主規制について考えざるを得ない年だった。>>続きを読む
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何となくしか知らなかった「活動弁士」。その技巧と映画への愛を感じながら、最後まで楽しく鑑賞。
話の流れは、犯罪の片棒を担いでしまう主人公、美しい幼馴染、ヤクザの妨害、ライバル、消えた大金などオーソド>>続きを読む
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複雑な構成の中に、人生とは何か、というシンプルな問いが隠れている。その問いに誠実に答えた作品。
「THIS IS US」は第1シーズンしか観ていないが、その構成の巧みさに驚いた。この作品も、入れ子構>>続きを読む
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土砂降りの雨。家の中で思い思いのことをしている子供たちは、皆、ケガをしている。不穏な雰囲気。そこへずぶ濡れの母親が入ってきて、告白を始める。家族の運命が大きく変わった一夜(ひとよ)。開始早々から作品に>>続きを読む
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タイトルに惹かれて鑑賞。殴り書きの題字も好み。
「砂田は私だ」と感じる人がきっと沢山いるだろう。
残念ながら、私にはそこまの深さには刺さらなかったが、それは田舎という存在が無いからだと思う。あそこま>>続きを読む
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ケニア映画。同性愛が禁止されている国で、この映画をつくろうと思った人がいて、それを届けたいと思った人がいて、そうして遠く離れた日本で、この作品を観ることが出来る。その連鎖の素晴らしさを実感した。
ケ>>続きを読む
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普通と異常、美しさと醜さ、愛と憎しみ、許容と復讐、街と森、人と人でないもの。様々な境界線(ボーダー)の揺らぎ。その揺らぎと、境界線上に立つ主人公ティーナを捉えた作品だが、一番強く感じたのは、ティーナの>>続きを読む
幸せなことに、映画祭にて、スクリーンで観ることが出来た。
色々なことをこぼれ落ちるように忘れて、想い出と現実の区別が混ざり始めている家族のことを考えたり、逝ってしまった父は、なんの想い出を選ぶだろう>>続きを読む
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パキスタンとインドというシリアスな問題を軸にしながら、笑いあり、涙あり、踊りあり、立ち回りあり...、長めの時間を感じさせない、秀逸なエンタテインメント。
迷子の女の子を助けるバジュランギは、現代の>>続きを読む
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怖い。終盤の脱出劇のバイオレンスも怖い(若干苦手)が、最も恐ろしいのは、人間の欲望と、それを叶えるためにどんなことも平然とやってのける残酷さ。その人自身を乗っ取るという究極の搾取を描き、深層にある差別>>続きを読む
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多民族国家のマレーシア。高校で行われるコンクール、タレンタイムに出場する高校生と、その家族の人生のひとときを、優しい眼差しで捉えた作品。宝物のように心に残る映画。
高校生とその家族の人種や宗教は様々>>続きを読む
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ビートルズが存在しない世界で歌う、ビートルズへの愛。初心者でも楽しめる。
事故から目が覚めたらビートルズが存在しない世界だった、という設定は突飛かつ面白いものだが、それだけに終わることなく、ビートル>>続きを読む
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静かな佇まいに情熱が隠れている、心の奥をつかまれる恋愛映画。
メイドのラトナとSir(アシュヴィン)、身分(クラス)の違う二人のラブストーリー。
高層ビルとその間の古い家々のアンバランスさが印象的な>>続きを読む
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原作未読。ドラマ未視聴。敬称略。
剥き出しの感情、言葉、身体がぶつかってくる。物語のそこかしこで、焼け付くような熱を感じる。観ている間、痛いし、やるせないし、きついが、思わず笑ってしまう箇所もあり、>>続きを読む
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人種差別、変わり行く街、よそ者との軋轢、アイデンティティ…、様々な問題を盛り込み凝縮された95分。殴りかかってくるような言葉の礫を浴びせながら、最後まで走り抜ける。
タイトルも秀逸。序盤、引っ越しの仕>>続きを読む
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人生は捨てたものじゃない、心をほんのりとあたためてくれる作品。
(敬称略)
伊坂幸太郎の原作は未読(積ん読状態)。初期作品は結構読んでいるが、「このセリフがここで」「この人とこの人はここで繋がるのか>>続きを読む
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一冊の本で繋がる、ロンドンの作家とガーンジー島の読書会。読書が持つ力、どんな状況下でも自分を貫くこと、人と人の繋がり。様々なことを思わせる。
まず、ガーンジー島の事は全く知らなかったので、この映画を>>続きを読む
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自殺志願者の若者ウィリアムと、ノルマを達成したいベテラン暗殺者レスリー。利害は一致し、暗殺契約を結ぶも、ウィリアムの状況と気が変わり、契約破棄を申し出る。しかし、引退回避のために、どうしてもノルマを達>>続きを読む
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90歳のセックスセラピスト。チャーミングでバイタリティに溢れる人柄に惹き込まれた。
人々からの赤裸々な質問には、ここまでテレビやラジオで聞いてしまうの?と思いつつも、専門家として真摯に、時にユーモアを>>続きを読む
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ほんのわずかな綻びから、あっけなく崩れていく日常。相反する気持ちを同時に持つ矛盾した心。どうしようもない、けれど、それでも生きていく人の姿を、素晴らしいお芝居で堪能。
市子とリサは一見別人だが、筒井>>続きを読む
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銭湯と人殺しという一見ミスマッチで、実は理に適っている組み合わせが興味深い。そこに東大卒のフリーターが巻き込まれていく物語の行く末は、予想の斜め上を行きつつも、ストンと胸に落ちてきた。
タイトル通り>>続きを読む
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敬称略。原作未読。
これは愛なのか。私にはわからず、なんとも言えない感情に囚われた。
ベッドの下に潜み、恍惚の表情を浮かべる、高良健吾。それだけでインパクト大な始まり。
物語は主人公・三井の独白で>>続きを読む
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人は誰かしらに助けられて生きている。でも、その受けた恩が一生かかっても返しきれないような大きなものだったら、どうすれば良いのか。5億円の善意によって人生を得た主人公の、ひと夏の旅を通じて、じんせいって>>続きを読む
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※ドラゴンクエストは未プレイの人間の感想です※
※結末についてネタバレ※
ドラゴンクエストという偉大なゲームを映画化するにあたり、ゲームの内容だけではなく、ドラゴンクエストと、それを愛する「あなた」>>続きを読む