よさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

無限ファンデーション(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

即興劇は演技の上手い下手ではなく、人生経験とか言葉選びのセンスとか、演じる人自身が問われる演出だと思った。
日高七海さんの即興と物語への真摯な姿勢は凄かった。早く大きい作品に出て映画史に名前残して欲し
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お盆の弟(2015年製作の映画)

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カラーだと生々しすぎるからモノクロにしたらしいが、モノクロの方がカラーより色を想像させるし何倍も生きてる感じしたけどな

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

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最後のピアノ試験、人が異様に集まってて、かつ家族が退出する際に全員が目で追うとこ不気味だった。

ピアノを弾く似たようなカットが『淵に立つ』にもあった。
『寝ても覚めても』での震災時に人が大勢一方方向
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M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

4.5

ちょっとこれは面白すぎた

日本でのステーキの焼き加減のくだり最高に笑った。

内容は女性蔑視やLGBT差別、黒人差別とか全てがギャグとして笑い飛ばされてててんこ盛りで引く、けど笑ってしまう。風刺する
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光陰的故事(1982年製作の映画)

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エドワード・ヤンの、家を冷たい色で撮るのやり方が好きだ

追風(2007年製作の映画)

4.1

絵巻みたいな映画、というか絵巻自体が映画と親和性が高い

自由が丘で(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

超面白かった。時間の作り方が最高

階段で拾い損ねた1枚の手紙、もしかしたら別れの言葉が書いてあったのかな?と思った。会いたい会いたい言ってた割に再開した時の加瀬亮の反応が微妙で、その直前に韓国で知り
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

全体的に不幸が軽くて、その上私の周りでは聞いたことない言葉や行動が多くて、ついていくのが大変だった。
宮沢りえが入院して本当の親が銭湯に住むようになってからの様子が、アニエス・ヴァルダの『幸福』っぽか
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けんかえれじい(1966年製作の映画)

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桜吹雪と吹雪の対比がすごく良かった。

序盤の飲食店での喧嘩シーン、手前のテーブルの丼が落ちないかハラハラした。
あと障子のシーン凄かった

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

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責任とって辞任する大臣このころからいたんだ、というかそういう習わしが現在まで受け継がれているのか。

「自分たちに責任が残らないように政府は立ち回る、それを突破するのが芸術」ってウインドの斉藤さんが言
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

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終盤のkkkと黒人集会の2つのシーンを同列に並べることによって、憎しみという共通項が浮かび上がってた。
英語の黒人訛りとか白人訛りの違いがわかればもっと楽しめたかも。

どっちの味方でもなく敵でもない
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なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シャルロットが正当防衛で男をガラスでできた地球儀で殴るシーン、ガラスが粉々になる様がスローがかってて綺麗だった。

恋愛日記(1977年製作の映画)

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トリュフォーにとっての女性の足は、イコンみたいなものなんだろうな。フェチとかではない、神聖なものだと思ってる気がする

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

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妄想のシーン、凡人なら妄想のシーン後に主人公がぼーっとしてる絵に戻ると思うんだけど、敢えて現実と分けずにリアルに描いているのが凄かった。

リタと初ご飯の時、後ろの部外者おっさんがパプキンと同じ動作を
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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

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ゴダールは本当にわからない

スマホで撮ったと思われる映像が、縦から横に持ち変えられて映像の構図が変わるとこは面白かった

インスタント沼(2009年製作の映画)

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ミロと沼の親和性
脚本の発想が神で、まるで大掛かりな連想ゲームだった。
衣装も一昔前に流行った懐かしい感じが良かった。

高級な骨董屋さんでのエピソード面白かった。あと蛇口をひねるスリル遊び。
見終わ
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アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アメリカ映画の大御所監督たちがアメリカ映画の歴史を語るドキュメンタリー。

ドキュメンタリーのやり方としては、作者の姿は見せない一対一のインタビュー形式、ところどころに監督たちが語る映画のワンシーンを
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フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

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綿毛とか雪とか、空間を漂う物体の描き方が良かった
断片的な記憶の重なりがいい具合に厚みになってる

ムーンライト(2016年製作の映画)

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洗面所で氷水を張って顔の傷を冷やすシーン神がかってた

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

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岡崎京子の漫画を映像化するのは難しいんだなと思った

原作をなぞるのではなく、所々にインタビュー形式を足すことでキャラの掘り下げを行なっていた。
でも橋のシーンは原作の方が好き

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

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ベトナム戦争の現地でのシーンで、銃の音が次のカットの味方の救助用ヘリのプロペラ音に移行するやり方が良かった。

決断からの判決結果、極め付けの最後のウォーターゲートへの示唆の流れが良かった

はじまりのうた(2013年製作の映画)

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風の音カットできるとか野外収録めっちゃいいマイク使ってるじゃん

夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

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ガラス戸の写り込みが良くて、戦争体験を聞く3人の気持ちの揺らぎが表されてた。
序盤、お爺さんの足音の大きさが画面と合ってないなと思ったけどそういう演出だった
ところどころ3人の声が大きすぎて音割れして
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

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山中監督の「回転てん子とどりーむ母ちゃん」最高だった。『ヤンヤン夏の思い出』でのテレビの演出や『アンダーグラウンド』のラストの踊りの演出を受け継いでいる
最初の中国語からのマシンガンはカッコよすぎるし
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三人の女(1977年製作の映画)

4.5

鏡や反射を使った演出が良かったので繰り返し観たい
ピンキーの両親との話の噛み合わなさや、一方的に話し続けるミリーが怖い。

プールに飛び込んだピンキーを助けた時点で、お腹の赤ちゃんは死産だったと思う
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台風クラブ(1985年製作の映画)

4.6

帰れるけど帰らない点でブニュエルだった

体育館の舞台で踊るシーンで、カメラがだんだんズームしていき、手前にあるバスケットゴールのフレームに収められていくショットが良かった
あとレズの子たちが教室でキ
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Kingyo(2009年製作の映画)

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二分割の画面が一瞬繋がって一個になるところが良い。
最初のメイドが呼び込みしてるところと電車に乗ってる男のシーン、別の空間にいるのに男がメイドを見つめているような構図になってて面白かった。