Dさんの映画レビュー・感想・評価

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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

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真に偉大なアーティスト、伝説のソウルミュージシャン、ファンクの帝王ジェームス・ブラウン。

功績は非常に素晴らしいが、何度もの逮捕・有罪判決を受けている、ドラマティックな人生を描いている伝記映画。
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TINA ティナ(1993年製作の映画)

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アンナ・メイからティナ・ターナーへの軌跡。半生を綴った自伝“I,TINA”をもとにした伝記映画。説得力のある「愛の魔力」が素晴らしく響き渡る。

プリンス/パープル・レイン(1984年製作の映画)

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あらゆる楽器を演奏するスキル、多様性を持ち合わせた作曲センス、最高のアーティストである評価が揺るがない天才による紫の革命。

その青春時代を描いたストーリーとなっており、80年代のギラギラしたパワー
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マイルス・デイビス: クールの誕生(2019年製作の映画)

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ジャズの帝王、マイルス・デイビスの半生を綴ったドキュメンタリー。

ジャズのプレイ中はクールだが、みんなが真似するガラガラ声はキュート。

移り変わるジャズのスタイルと共に、革新的な名盤を生み出す
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

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1950年代のジャズ界で名を轟かせ、今なお影響力を誇るトランペット奏者・ボーカリストであるチェット・ベイカーの伝記映画。

名門ジャズクラブのバートランド、マイルス・デイビスも登場する往年のモダンジャ
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菊五郎の鏡獅子(1935年製作の映画)

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小津初のトーキー、唯一のドキュメンタリー、記録映画。

海外用の宣伝として作られた、戦前の日本の日本文化の結晶を題材にした貴重な映像。

歌舞伎のことは正直わからないが、小津作品としては、ローポジ固定
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テネイシャスD 運命のピックをさがせ!(2006年製作の映画)

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JB(ジャック・ブラック)率いる実在のバンドであるテネイシャスD。

KG(カイル・ガス)と意気投合してバンドを結成し、伝説のピックを巡り大暴れする爆笑ロック・アドベンチャー、ロック・オペラ、ブラック
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

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ソウルの女王アレサ・フランクリンによる、ゴスペルライブ「アメイジング・グレイス」。

タイトル曲となっている「Amazing Grace」を中心に、原点回帰した作品となっている。

ソウルミュージック
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過去のない男(2002年製作の映画)

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アキ・カウリスマキ監督の常連俳優だったマッティ・ペロンパーが1995年に急遽したことにより、その特別な想いを重ねたような力作。

過去との決別・今を楽しむ・将来に目を向けていく、といった決意を作品に託
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Ray/レイ(2004年製作の映画)

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ソウルの開祖さまとして知られるレイ・チャールズの伝記映画。 

監督テイラー・ハックフォード、主演ジェイミー・フォックス、共演ケリー・ワシントン、クリフトン・パウエル、ハリー・レニックス、テレンス・ダ
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

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マキシマリズムの映画作家バズ・ラーマンが手掛けた、らしさが光るミュージカル映画。

1899年、パリの魅惑的なナイトクラブを舞台に、花形スターであり高級娼婦と作家を志す才能のある青年が出会ってしまう。
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宗方姉妹(1950年製作の映画)

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小津初の新東宝作品。

対照的な姉妹にスポットをあてた異色作。

本作はのちの「彼岸花」へ発展していく原点に感じる。

猫がやたら多くみられるのはそういうことか?

貴重な絶滅危惧種である昭和の夫婦像
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浮き雲(1996年製作の映画)

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アキ・カウリスマキの転換点となる必見の名作、敗者3部作の1作目「浮き雲」、全編よいが特にラストは圧巻。

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

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本作での主人公の役柄は、実際にミュージシャンとして活動していないと説得力が出ない。かと言ってこのだらしなくて憎めない感じはなかなか演技で引き出そうとしても限界がある。

その点、これらを天然でそのまま
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

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「SOMEWHERE」の進化系である、ソフィア・コッポラ自身をモデルとした映画化。夫婦と父娘、そして母親との狭間で揺れる女心をユーモラスに捉える。さらに、「ロスト・イン・トランスレーション」の未来形と>>続きを読む

正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

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ホン・サンスとキム・ミニと初めて組んだ作品。

舞台となる韓国・水原市は、ソウルの南に位置し、 世界遺産にも登録されている水原華城が有名な歴史ある街。
その観光名所でふたりの男女が出会う。

映画監督
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ブルース・ブラザース2000(1998年製作の映画)

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「ブルース・ブラザース」の18年ぶりの続編。

ダン・エイクロイドが主演の他、監督のジョン・ランディスと共同製作・原案・脚本を務めている。

クレジットには早々に、前作で主演だったジョン・ベルーシ、共
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

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「ブルース・ブラザーズ」といえば、監督ジョン・ランディスの絶頂期であり、二度と作られないタイプの映画の典型となっている聖典。

ジョン・ベルーシ&ダン・エイクロイドといった本物のコメディアンW主演、そ
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風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

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戦後2作目の小津作品。

復興のあおりなのか、物価が上昇している模様。

戦後の影響を受けたややブラックな作風の小津作品だが、これもまた真理を描いている、夫婦や男女における永遠のテーマだ。

ラストの
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

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〜最初に一言〜

本作はアキ・カウリマスキ作品のベストであり、オールタイムベスト級の作品。

どれくらい好きかと言うと、ジャームッシュの「ダウン・バイ・ロー」「ストレンジャー・ザン・パラダイス」レベル
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ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

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音楽マニアで恋愛こじらせ男が奏でる失恋レクイエムのような内容が五臓六腑に染み渡る。中毒性も高い。「ブロークン・フラワー」と同じプロットだが、こちらの方が圧倒的におふざけが振り切っていて、面白くて好き。>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

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ソフィア・コッポラ監督、ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルら豪華キャスト共演だが、やっていることは結構こまごまとした印象のリメイク作(ドン・シーゲル監督、>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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まずは日本公開が危ぶまれ、やっとの想いで鑑賞できたのは感謝したい。

その本作であるが、情報量は「テネット」とは違った意味でかなり多く、多様化されているが、個人的には好きになれず再鑑賞の意欲もわかない
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

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失語症に陥ったスター女優と看護士が海辺の別荘で療養生活を送る中で、互いの自意識の仮面を剥がしていく。シンプルな内容だが、神の沈黙3部作の延長にあるような、その創造力が溢れる描き方は非常に繊細にして大胆>>続きを読む

ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

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パリを舞台にした「ラヴィ・ド・ボエーム (=ボヘミアンの情景」、というアキ・カウリスマキにピッタリの題材。これまでま作品内の人物造形として登場してきた、社会の周辺で生きるアウトサイダーたち。貧乏なが>>続きを読む

一人息子(1936年製作の映画)

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「鏡獅子」を除けば、小津長編作として初のトーキー。

冒頭から大胆な省略があり、大人パートへ一気に突入し、物語が推進していく。

田舎と都会、本音と建前、見栄と虚栄、お金と現実など、約100年経っても
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ニューヨーク セレナーデ(2001年製作の映画)

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ヴィンセント・ギャロの役柄に違和感が際立つ。深夜とはいえTV番組の人気司会者という設定。ワイルドなルックスだが、気弱で繊細な面が描かれ、孤独感もあり、完全にハマっていない。映画は面白いわけでも、つまら>>続きを読む

コード(2000年製作の映画)

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ヴィンセント・ギャロ、ジェニファー・ティリー共演による不妊サイコサスペンスというちょっと変わった映画だが、思っていたより相当に面白い。あまり情報を入れずにTVでやっていて、気づいたら最後までみてしまっ>>続きを読む

パルーカヴィル(1995年製作の映画)

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アラン・テイラーの長編デビュー作は、緩めのクライムコメディ。パルーカ(間抜け)3人組がバランスが取れていて、ひとりは若かりし頃のヴィンセント・ギャロが出演している。オフビートな感じを狙いつつ、ウェット>>続きを読む

スクリーミン・ジェイ・ホーキンス伝説(2001年製作の映画)

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スクリーミン・ジェイ・ホーキンスと言えば、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」内で使用された「I Put a Spell on You」での衝撃により登場し、その後の「ミステリー・トレイン」での出演が>>続きを読む

ソフィア・コッポラの椿姫(2016年製作の映画)

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ソフィア・コッポラが演出したオペラの「椿姫」。映画ではなくオペラを収録した作品。

ビル・マーレイ・クリスマス(2015年製作の映画)

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ソフィア・コッポラ監督のテレビ映画。ビル・マーレイにゆかりのある仲間が集まって、飲んで笑ってワイワイしたり、しっとりしたり、愛を語ったりなど、かなりゆるめのクリスマス作品。

ブリングリング(2013年製作の映画)

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ソフィア・コッポラ監督、男女5人のセレブ窃盗事件によるパーティ三昧、ノープランノーフューチャーノーライフを描いたもの、そのままやがな。

プレステージ(2006年製作の映画)

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「ダークナイト」以前に完成していた垣根を越えたスーパーヒーローたちが大激突する。

のちに、それぞれのアメコミ映画の看板となる、ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、スカーレット・ヨハンソンら
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インソムニア(2002年製作の映画)

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ノーランにしては不人気で、評価が低め、地味な殺事件ものだが渋くて面白いので好き。

アル・パチーノ、ウィリアム・ロビンソン、ヒワリー・スワンクといった名優たちのアンサンブルにより深みが増す。

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