Yuyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 56ページ目

娼年(2018年製作の映画)

2.7

まぁ 乱れまくりの演技は 確かに体当たりだった

人それぞれ 足りない部分や抱いた傷の 埋め合わせや治癒の方法は十人十色で 当然 性の処理や満足感も無限なのは それはまぁそうなんだろうけど
環境やトラ
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ダークネス(2016年製作の映画)

2.5

とりあえずベーコンが良いキャラってのと 珍しく被害者役ってのだけでも 目が離せない

いくつかの動物の模写ネタも しっかりベースになってるし
家族間の問題と 超常現象の曖昧な線引きが 薄まってく “恐
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スターダスト(2007年製作の映画)

2.8

ムダに豪華で 間口広げっぱなしで
ケッコー毒盛りーの テンポがいいっ!
って意味じゃ 今やヒットメーカーのこの監督の原点かもしれない

かと言って じゃあ面白いかどうか問われると…返しに困るもんだけど
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ブロークダウン・パレス(1999年製作の映画)

2.6

海外行く前に 必ず思い出してしまう…
いや “気の引き締め“を計って 意図的に思い起こしてんのかもしれないけど とにかく旅先でのテンション上げや 理解をおざなりにした適当な流しは禁物!

現地の裁判の
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ラン・スルー・ザ・ナイト(2016年製作の映画)

2.6

肝心の絵にまつわるハナシは 事件の背景や動機としてはいかがなのものか?
は 一旦置いておいて…
とにかく ロシアの街並みや駅が 画になる
まぁ とにかく 主人公の美女が 画になる
そして やっぱ とに
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

観たい作品が少ないせいか 他の楽しみが多いせいか 夏っていつも映画から離れがちな自分にとって 唯一の期待はサメ映画なんだな
ここニッポンじゃ毎度ご親切に 海水浴シーズンをズラして公開されるのもありがた
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

2.7

控えめな演技 控えめな演出によって
基本的人権だったり 当たり前の幸せを 無意味に奪おうとする
法や権力の愚かさに対する抑制された“怒り”が グッと凝縮されてた気がする

そもそも 何の為 誰の得に
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フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.0

決してプロフェッショナルじゃない面々が 目的を忘れ 勝敗も求めず ただひたすら撃ち合いまくったら どーなるか…

筋書きが大前提の映画じゃワンシーンに過ぎないコトを そのまんま90分やっちゃうぞってい
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キカ(1993年製作の映画)

4.1

ハイセンスだと 下劣も美になるのか
下劣を突き詰めると ハイセンスになるのか…
バリバリに攻めたJPGの衣装が 映画全体を覆い尽くしたエッジと 絶妙なバランスを保持してたなぁ

出てくるヤツ みんなイ
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アタメ(1989年製作の映画)

3.0

なんつーか…
ある意味で “衝動”に正直と言うか
足りない部分の埋め合わせに 手段を選ばない真っすぐさが 愛しくも思える
“変質”で”偏執“なアルモドバル節

孤独ゆえに狂人を装う男と ヤク中のポルノ
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ルドandクルシ(2008年製作の映画)

3.0

どうにも みんな胡散臭い…
つーか なんで弟の歌は チープ・トリックやねんっ
そりゃ 売れねーって…

あぁ 途上国やらお国柄も違うと こうも安易に成り上がってしまうんだって意外さと
やはり “驕れる
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ラグナロク オーディン神話伝説(2013年製作の映画)

1.9

伝説じゃなくて ただの怪物…
でもって 蛇も年頃の娘も 思ったより素直

うーん ノルウェーの壮大なロケーションや バイキング的なハラハラが ちょっともったいないかな

つーか ハリポタかな? あれジ
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レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

3.4

題材だけで十二分に もうコケようがない スペクタルだけど
そこにウー印が拍車をかけて 大興奮の大作に仕上がってるんだもんなぁ
やっぱ 何度観てもおもしろい
けど 何度観ても パート1がピークなんだけど
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蒼い記憶 満蒙開拓と少年たち(1993年製作の映画)

2.6

たしか中学の鑑賞会だったかな…
教材として観たんだよね

もの凄く気が重くなったけど 自分の祖父の体験と重なる部分もあり 何よりこの国が犯した間違いと その犠牲になった人々 翻弄された人生ひとつひとつ
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修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

3.5

エコノミクスとロビー活動と敬虔な信仰
小難しい綻びを さっぱりちゃっかり 素直な表現で紐解いてくれるっていう 自分のような無知なタイプには もしかすっと 大変親切な映画なのかもしれない
なんか昔 ”つ
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.4

トムもついに年齢を意識したのか 頑固にも徹底抗戦を仕掛けて ほぼジャッキーなんだけど
やっぱ カッコ良過ぎて ハンズアップっす

まぁ前作のストーリーがブッチギリに良かったから 今回はアクションを楽し
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ハードコア(2015年製作の映画)

2.8

斬新だけど 酔うね…
一人称縛りを逆手にとって 狭まった情報の凝縮は 結構なテクニックだとは思うし 展開がスムーズなのもクールだからこそ 登場人物に少々のデフォルメが欲しかったかなぁ
いかんせん 視点
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馬を放つ(2017年製作の映画)

3.8

キルギスの悠久の大自然と 失われてゆく伝統的な営み

経済や発展と引き換えに 何かを人々の暮らしから奪ってゆく 急速な資本主義
そこから逃れるように 大地を駆けてゆく馬
その背でめいっぱい拡げた男の
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

2.2

なんだろ…
画質はクリアだけど ハラハラもドキドキもしない『グーニーズ』かな
どうにも 少年のココロが踊らなかった

元ネタのゲームもやってないし アンジー版にもハマってないから そんな期待したわけじ
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

2.5

バットマンとジョーカーの痴話喧嘩
いやはや ツンデレとストーカーの
ただの”痴情の縺れ“
楽しかったよ ホント…
全っ然オモシロくないけど すげぇ楽しかった

いやぁ ピースフルだったね
ウェインの孤
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モーガン プロトタイプ L-9(2016年製作の映画)

2.7

間口を拡げないで コンパクトな近未来感で逆にボロが目立たなくて お上手

良くも悪くも裏切られっぱなしで 時折ルール無用な展開に置いてかれたけど
AIの制御と暴走のテーマは もはや完全なリアルでもっ
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MERU/メルー(2014年製作の映画)

2.8

“頂”と”道“が与えしものは 希望か絶望か…
そこに挑むのは ロマンか無謀か…
その答えは 神のみぞ知ると言ったとこなのかもしれないが
神がこの山を創り 神が人に好奇心を与えたなら
この挑戦は ある種
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

2.8

またも老体にムチ打つリーアム・ニーソン
彼はニューヨークを離れて 二度と乗り物は利用しない方が 彼自身にも周りにとっても良いと思う
だって もし電車や飛行機で彼と会えても ラッキーって思えねぇもん ゼ
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ホーンテッド・サイト(2016年製作の映画)

3.0

手口が斬新だこと…
なんだ ”犯行現場集め“って?
完成したお屋敷は 超アトラクションじゃん

序盤こそ 典型的なB級の入りだったものの
村人とあのオジサンの登場から ガッツリこの世界観に引きずりこま
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エミリー 悪夢のベビーシッター(2015年製作の映画)

1.9

いかんせん ベビーシッター文化のない国からすると この逃げ場なしの恐怖をちゃんと想像すんのが難しいのか…
思春期真っ只中に ちょい年上の姉ちゃんが ……を見せてくれちゃう展開が 羨ましくもあったりしち
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黒い箱のアリス(2017年製作の映画)

3.0

とりあえず 家が前衛的にシャレ過ぎっ!
利便性や空間利用を敢えて排除したような 形式美と物理に徹底した感じが この映画のキモの部分と重なってる気がしなくもない

タイムトラベルをパラレルにしない頑なな
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.4

生きることの ”穢れ“と”皮肉“を きっちり登場人物1人1人 または1匹1匹に落とし込み その淘汰でもって ”理解“と”希望“に導くドアの鍵を開けてくれる なかなか稀有な監督

日本の当事者の1人とし
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羊の木(2018年製作の映画)

3.2

ま ちょっと現実離れした設定だけど
心象を面白く炙り出すには 効果的だったかな
見ちゃいけないけど見てしまう 神様だか邪悪だかわかんない御神体と
殺人犯としてみてはいけないのか 償った人と安堵してはい
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.9

動機や心境にゃ全く共感を覚えないけど
なんか すっごく徹底した復讐というか 勢い余って“美意識”にさえ思えてくる なかなかの狂気…

心や性の内面性を 皮膚で覆い隠してしまうという行為を “主導”と“
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ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

2.9

何と言っても ダイアン・キートンと ちょっと喧騒を離れた辺りの緑が 最っ高に爽やか

自分が一番自分らしくいられる生き方
それが どこまでも自然体であるなら
それ以上の “幸福”って 思いつかないなぁ
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野のなななのか(2014年製作の映画)

4.0

蝉時雨と陽光の中 同様にして毎年訪れる終戦の日
歴史やら反省やら検証や受け止め方は様々だけど
ここはひとつ 大林流の 命の“樹高千丈落葉帰根“ともいうべき 壮大な転生の輪をなぞってみたいと思う

ある
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マンハント(2018年製作の映画)

2.8

アクションと場面転換が てんこ盛り
こってこてのジョン・ウー出汁が効きまってた
彼の過去作諸々あって 初めて成立する論法なもんで ココを入り口にすると ぽっかーんとなる気が…
要は これにある種の贅沢
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.3

なかなか現実離れした設定も 展開の隙のなさで まんまと引き込まれてしまう かなり高カロリーな韓国映画

可能な限り逆説的に綴られる時系列と 新しい記憶から消えてゆく認知症との 同時進行が すんごい焦ら
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.3

たぶん この嫌ぁな現実感は えげつねー展開の配置によるもんなんだろうなぁ
故人をよく知らんでも 無理矢理泣かす感じの 葬式で流れるビデオのようなね

自分の経験じゃ ダメージ回避の為か
良き場面など
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絵文字の国のジーン(2017年製作の映画)

2.1

ハナシの面白さは置いといて…
なんかスゴい為になる発想だったなぁ

この絵文字の主人公みたいに スマホん中をウロチョロ歩き回って 各アプリの存在定義なんかを覗き見れたらいいのに…さすれば もう少し使い
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.2

いや ムリ… 語りたくない…
理解できてる風にしときたくないっつーか もうゲテモノ扱いしときたいわ〜
…なのに いや ちょっと面白かったんだよね ぶっちゃけ

根底にある美意識と 理路整然とした狂気の
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