Yuyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 73ページ目

ローリング(2015年製作の映画)

1.9

大きな声じゃ言えないけど コレ観てすぐ「納豆には大麻が入ってる」って言われたら 一瞬だけでも信じそう…
水戸の方にはホント申し訳ない

やり直しがどうとか言ってたけど それ以前の問題じゃ…?
最低な人
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.5

映画だけじゃないけど 作品ってやっぱ時代に必要とされて 生まれてくるんだろうね
『ムーンライト』も『雨の日は会えない…』観ても やっぱ今の時代の中で "自分を知る"ってコトの重要さ そして難しさっての
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かまいたちの夜(2002年製作の映画)

2.2

ゲームの名前はなんとな〜く覚えてるんだけど…これやったんだかやってないんだか記憶が定かでない…
大筋の話としてはなかなか面白いとは思うけど 途中の2時間サスペンス的な展開への寄り道で ちょっと興が冷め
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映画ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜(2011年製作の映画)

4.0

昨夜からの雨で せっかく花粉症によるダメージの少ない朝を軽やかに迎えてたのに いつも以上にティッシュを減らされるってどーゆーわけ?
ましてや中年に差し掛かったっつー捻くれたこの心で 新しいドラえもんな
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

まさか これほどまでに純粋なラブストーリーだったとは…
そんなある意味で裏切られた結果となる予想をしてしまっていた事実こそ やはり自分の中にもまだまだ偏見があると認めざるを得ない証拠なのだろう
"らし
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

3.0

親が身勝手に子供に望んでしまうもの
子供が生き方を選ぶのに大切なこと
人間の そして人生の"豊かさ"について チェスを通して 爽やかに教えてくれる物語

まだ仮想現実にのめり込む前のアッパーなフィッシ
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心霊ドクターと消された記憶(2015年製作の映画)

2.6

前提として罰当たりなお調子者が なんかしらの祟りに見舞われるのが ホラーの基本型だと思ってるんだけど 正直これは無慈悲というか不条理というか…
色々と断片的に事実を拾い集めて 最後にピースが埋まるスト
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

映画好きでもそうじゃなくても 人生で一度は観とくべき名作
観る前と観た後じゃ そう 生きてる意味そのものの考え方が違うはずだから
たぶん観たのって もう20年以上前だけど 物語も場面場面も鮮明に記憶
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.3

お気楽に観つつも 当時の暮らしの風景や 役人の横柄っぷり 武士の気骨 そして肝心の"参覲交代"の意味と過酷さを コメディからアクションまで幅広く演出しながら 痛快に楽しめ学べる時代劇
相変わらず人畜無
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菅井君と家族石 THE MOVIE(2007年製作の映画)

2.7

もうネタの宝庫…
"ワーム"もそうだけど なんやねんジャクチョー5って 誰やねんレッドホットチリ紙ペッパーズって!?
テレビシリーズもかなりシュールだったけど 劇場版はもうカオス…
でもやっぱ FRO
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.2

いつもながら 独特な設定縛りの中で 深みのある味を醸し出すジャームッシュ作品なんだけど 全体としてのまとまりが良い分 心をえぐってくるような印象は少なかった
てゆーか ティルダとトムヒの吸血鬼感がまん
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裸のキッス(1964年製作の映画)

3.0

フラー監督にしては正統派なんだろうけど 一筋縄じゃいかないっていうか やはり変質な部分は譲らず そこでストーリーに劇的な変化を与えてきちゃうんだもんなぁ
いつもながら わかりやすい程に悪もんは悪もんで
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ショック集団(1963年製作の映画)

3.5

サミュエル・フラー 流石のヤバさ
もうこんな映画撮れる人はいない…いや許される時代じゃないんだろう
主人公を通じて 彼と患者のどっからどこまでが演技で どっからが正気を失っているのか 期待と危惧が混同
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血の伯爵夫人(2009年製作の映画)

3.1

ただひたすらにジュリー・デルピー劇場
美と若さに執着した女の情念が凄まじかった
拷問で高名な"鉄の処女"の登場には身の毛がよだったけど 年下の恋人の存在や疑念 そして孤独と政略 彼女を狂気へと追いやっ
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ビザと美徳(1997年製作の映画)

3.1

短編ながら 戦時下でも失わない良心と気高い行いの 真の価値がよく映しとられた力強い作品
とりわけ授乳のシーンは圧巻なくらいの美しさ
国も人種も立場も超え 全ての子供を我が子のように思う心こそ 未来への
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ライジング・フィアー(2016年製作の映画)

2.3

いや なんか やっぱB級感が其処彼処に溢れてて 総じて物足りない
ストーリーはちゃんとしてるはずっ!
アメリカ そしてマスコミの病んでる部分もきちんと描かれていたし 中東の一番微妙な蓋の中を開いた時事
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夢二(1991年製作の映画)

3.2

竹下夢二と鈴木清順の脳内の共通項を具現化すると 正にこんな感じなんだろうなぁ
無論 夢二は絵に残しているわけで そこに監督の色彩センスと狂気じみたエロティシズムを混ぜ込んでるだけなんだけど それだけで
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ボーグマン(2013年製作の映画)

3.1

なんていうんだろう…
違和感への麻痺みたいな 追求心を強制的に遮断された上で 目の前の展開を追うことだけに没頭させられるわけで これが世に言う"洗脳"なのか…
たぶん 人の脳が処理できるキャパって決ま
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トーク・トゥ・ザ・デッド(2012年製作の映画)

1.7

あっれー?
なんか釈然としない…
ラストはロマンス混じりに想いを告げちゃってるけど じゃ最初の弟は何でお姉ちゃん引き込んだ?
そもそも風俗嬢とブン屋は てんで繋がってないじゃん でもって人物相関がどう
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利休にたずねよ(2013年製作の映画)

3.4

"美を見つける"って言い回しに感銘したなぁ
茶の味も 侘び寂びの仕来りも どことなくJAZZのそれと通ずる気がする
単にレコード回して名作を聴いてる音と 派手にフラれてぐしょ濡れな心に沁みてくる音とじ
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.8

あれれ キングコングって基本二足歩行だっけ?
あの夕陽のシルエットはヤバいね…
いくら"ジャングル"を"ラン"してるからって CCRなんて聴いてる場合じゃないっ!
とにかくインパクトのみで 十二分に映
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パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

3.0

込み上げる感情と共に 失われてゆく感覚
消去法で炙り出され 最期に残るのものこそ"愛"なら 悲哀に満ちた人生の中にも その意義を見出せるかもしれないなぁ
真逆の反証で描かれているものの これはなかなか
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THE WAVE ザ・ウェイブ(2015年製作の映画)

2.8

震災のあった国としては 他人事じゃない分 余計に恐怖を感じるし 改めて人の生き死にを分ける境界線が "神の気まぐれ"とさえ思えるくらい曖昧なのが なんとも遣る瀬無い…
ひとつの家族を中心に 災害時の悲
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シャドウハンター(2013年製作の映画)

2.0

誰かさ この足りないアタマに 丁寧な攻略本を…
なんかろくに説明見ずに始めたゲームで 運良くワープ繰り返し 満喫せぬままクリアしてしまった虚しさに似てる
とにかく登場人物の多さ 目的と手段の不透明さ
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柘榴坂の仇討(2014年製作の映画)

4.5

武人の本懐 それは漆黒の闇に浮かぶ白雪の如く 静かに秘めたる 人の美しさ

これは もう見事としか言いようのない生き様
陽の目を見ぬ歴史に埋もれ奔走した 名も無き人生ひとつひとつが 本当に気高い
討っ
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桜、ふたたびの加奈子(2013年製作の映画)

4.8

泣けるけど マジ怖いっ
あぁ これはなかなか快感…
だって 恐怖の鳥肌と 程々の感涙が同時に襲ってくるわ いやいや真相は…なんて頭も回転させられるから ズッポリ没頭できた

広末の狂気以外の俳優陣の演
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.4

自らの死によって 悪意そのものを継承したかったんだろうなぁ

まぁ頭ん中に "あの作品"がずっと浮かびっぱなしではあったものの 邦画にしちゃあ良いラインの上を沿ったサスペンス
とかく演技派俳優の魅せ所
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地獄変(1969年製作の映画)

3.9

ある意味で 『セッション』の日本絵師版
真に強烈な力で人を惹く芸術とは 荒ぶる狂気の業火をその身に宿した者の手によって生まれるものなのか…
芥川の原作とはやや趣きは違えど 愚政への憤りを妙に滑稽な言い
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蜩ノ記(2013年製作の映画)

3.0

殿様が思ったよりも 聞き分けが良いのが意外だったけど まぁ あそこまで士道の覚悟を突きつけられればね…
時代劇にしちゃあ大きな見せ場は少ないけど その分人物それぞれに一本芯の通った大義が丁寧に描かれて
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ヴィジョン 暗闇の来訪者(2014年製作の映画)

3.1

気怠くも隙あらばヒントを小出しにつつ ラストで一気にスッキリ バッチリ決めてくる サブリミナルな伏線が効いて ちょうど良い長さと疲れを齎してくれた

やや初級編な手口もあって
"そうゆう事か" と
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

2.4

なんだろうな…別にそんな非の打ち所がないのに なぜか性分に合わないのは…
いや 非の打ち所がないから そう思うのかも…
毎度うまく歌謡曲の世界に染み込ませてあるんだけど どっかで映画ってこれで良いんだ
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猫なんかよんでもこない。(2016年製作の映画)

2.4

ま ま サッパリ爽やかな作品
猫好きにはグッとくるんじゃないかな程度にね
ただ猫に感化されて 夢に邁進せなあかんなら ウチじゃ浮き石によじ登るカメ🐢見て クライミングでも始めにゃならんのかいっ!
意図
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四月物語(1998年製作の映画)

2.8

冒頭の本物ファミリー集合に出鼻挫かれつつも どこまでも岩井俊二節全開な とにかく心臓が痒くなる感じ…
なんていうか 全部がワンテンポ遅れて 波に乗りきらない野暮ったさが この頃の松たか子の空気感とドン
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NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)

2.3

正直 この能力…自分ならナンパか合コンで口説くタイミング あとは卑猥な犯行とか以外に 全く利用価値がわからんなぁ
しかもアンタ2分て…それでホントに国なんか救えるかって話
いや 実際救えたかどうかも
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チャック・ベリー/ヘイル・ヘイル・ロックンロール(1987年製作の映画)

4.0

キースに "俺たち死んだ後も残る映像なんだぜ"って諭された時でも
"俺は死なねぇ"って言ってたじゃん…
新譜にも期待してたし 半世紀以上もロックの礎でいてくれたのにさ

『Back to the F
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海賊じいちゃんの贈りもの(2014年製作の映画)

3.5

いやいやいや…
"雨降って地固まる"っていうか
"固まったジジイ燃やして 雨やむ"っていうか…
なかなかブラックな荒療治過ぎて もう…

大人がガキっぽいと 子供が大人びてくるのは何となく理解できる気
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