ヘッドライトの明かりに照らされて踊る姿を撮る目は、遠くのものばかり見てしまう男の目と同じ
一生かけても見れない夢を一瞬のなかに望んでしまった者は、同じ血を持つ者に心を引き裂かれてしまう
だから、真ん中>>続きを読む
ぐるぐる回るランドリーになった気分で、転がる岩になった気分で、できるだけdumbでsillyでstupidな、無意味なことばかりしよう
目の前にいるあなたは、明かりを灯す人なのか、それとも明かりを消す人なのか、雪が隠す
夜明けを望んでいたのは、太陽が眠る隙間に身を置き続けていたからかもしれない
秤に乗せられるほどの重さもないものしか持ってないのに、気持ちは先に走っていくばかり
情報は足場を崩すから、聞こえすぎた声たちを心の鏡に照らし合わせても、独りよがりに削れていくだけ
だったら、一緒に負け>>続きを読む
幼気な体に、似合わない心を持たざるを得ない日々が続いていくことに、魂が汚れていく
青く濁った水に塗れて、涙が隠されてしまうから、カメラがそこにある
暴力の正しくなさを勝ち獲るために、暴力の正しさを知る>>続きを読む
慌てて食べたタケノコも、一緒に擦ったゴマで作った豆腐も、もう二度と同じ味を作れないことを分かっている
分かっているからこそ、独りでもいただきますを言う
選ばなかった道に叶わなかった夢を求めてしまうことも、折に触れて答え合わせの衝動に駆られてしまうのも、きっと満月が欲しくなったから
境界の川を舟で滑って、違う言葉で話し合って、曖昧な記憶を手繰り寄せるの>>続きを読む
勘違いに気づかぬふりをしていたって、強がりがずっと続くわけでもない
今必要なのは、はりぼての言葉やビデオカメラなんかじゃなく、一緒に船に乗ってくれる冒険者だった
ヘタクソな似顔絵と、間違いだけど間違い>>続きを読む
フロイトの言葉、ピカソやモネ、カルテットの音色、そして、パリの売春婦と同じように描いたクロッキー、の中にある、今しかない鈍色の輝きを信じる
幸せな呪いをかけてくれたから、悲しみに手を振って、笛を吹けた
3匹のウーパールーパーはどこかに行ってしまったけれど、そうじゃなかったら、今ここにいることができなかった
歌うように、踊るようにキミを生きていくのだ、このはじまりの荒野から
偽札のインクが雫で落ちるように、ただのメキシカンのメッキも剥がれていく
身の程知らずの憧れを抱いた日々が、ずっと夢の中みたいな熱であふれた記憶が、三原色溢れるバカデカい四角に、白く染められていった
あなたのことをわかりたいと思っていたけれど、本当にわかりたかったのは、自分のことだったのかもしれない
永遠に海に囚われてほしいから、あなたの渇きの種になる、目薬でもクリームでも潤せないほどの
独創を通そうとすることには金も時間も理解も要るみたい、この世界では
結局非常階段のコスト論争は何処へ、コンクリートぽかったけれど
スタントみたいな撮り方するカメラマン
クランクアップの喜びでシャンパン(?)
独裁者はまず映画をはじき出す
ずっと夜みたいな暗がりの中で、一等明るい光を放つのはあの店にいた君だった、はずなのに、鈍色に光る刃やのたうち回る炎が無ければ、会えなかったかもしれない、なんて
大はもっとアウトするイメージを持ってたけど、馬場さんの解釈もすごくいい
玉田のソロ、森山威男イズム、石若さん…
ケニーギャレット聴きたくなった
剥ぎ取られた服が、数分前までは動いていた命を覆い隠す
群衆の狂騒が、憎しみの連鎖を覆い隠す
都合の良さが、奪うことの自覚を覆い隠す
その都合の良さも、沈黙が覆い隠してしまう
「歴史を認識することこ>>続きを読む
情報も、映像も、じゃがいもみたいに拾えたらいい
膝を曲げ、腰をかがめ、手を汚しながら、拾えたらいい
終わったマルシェも、すり切れたハートも、針のない時計も、imageにとって栄養になる
ネガの街にたたずむポジの人たちの営みで、フィルムが香る
肉が切り分けられるのを待つ時間や、じかに脇に抱えたバゲットが、あるいは、夜更けまで響くミシンを操る手や、物憂げに店の外を眺める顔が、裏通りを繋げ>>続きを読む
リバースのカードをめくるように、いくつもの景色を、人を、巡っていく
そこかしこにある鏡やショウウインドウに映る、変な顔した女がアンセムを歌える時は、一体いつ
めくるめくランデ・ヴーが生んだ孤独と幸せに>>続きを読む
切ないけど寂しくはないトキメキに身を焦がしながら、行く
前書きがなくても歩けるようになるまで、行く
大切なものを大切にする、どうでもいいものにはさわらない
誠実さってそれだけなんだ
これ以上ないほどの孤独が、垂直の壁や均されていない道にある
大切なものを大切にするために、理解できない、のその先にある孤独からはじめる
簡単に反転する感情が友達を悪魔に変え、遠い日の匂いが子どもを魔女にする
捨てられないifの数だけ傷つけたその痕を、今は撫でられるかな
はじめは怒りだったのかもしれないけれど、死を呼び水に、やがてそこからいちばん遠い感情を抱くようになる、なれる?
ずっと幻の中に身体を置いているから、バガボンドがエトランゼにならない世界を望めないんだ>>続きを読む
洗濯物をゆらす潮風は、匂いのない愛の話や、あどけなさを奪う黒色までをも運んでくる
姿形がよく似た別々の生き物は、同じ場所で違う景色を見ている
枯れた花に水をやるような日々や凪の水面をうつした心が、祭り>>続きを読む
いちばん大切なものは、卵の殻の中にある
人に話せるくらいなら、その程度のことだよ
入れたものと出たものが、巡り巡ってべつの銀河をつくって、また壊していく
争いも、後悔も、血も涙も、今ここに在る奇跡の前ではちっぽけだったことを知れたから、俺たちは永遠のアンモナイトになれる、花の色の濃>>続きを読む
それはきまっていつも唐突で、たぶんたくさんの人に、頭がおかしくなったと言われるだろう
でもこれ以外方法がなかったとしか言えない、何よりも誠実であるためには、痛みをもって別れる覚悟を持つしかないのだ
そ>>続きを読む
傷と秘密、分かち合えない同じものを抱えて、初めて始めることができる
火で炙った鉄の棒を取るための手ではなく、筆を執るための手で在れるように
2840の名前は、2840のでたらめな言葉になった
でたらめな言葉だけど、間違いではなかった
4択に自分を当てはめようとするたびに、思い出して、惨めになって、涙が出てくる
虫の声に耳すますようなやさしさを携えて、一緒にバスに乗れたら
シャロン・ヴァン・エッテン
プリズムの輪や光の玉が、びしょ濡れのみすぼらしい子猫に似ているふたりを照らす度に、温かいバチバチが生まれた
ショベルカーで切り崩した石も、斜めった岩山を転がる石も、목소리を吸い込む
崖の上に咲いたヤマブキと、サイレントスタンディングする山吹はイコールではない