原爆の父。オッペンハイマーの栄光と没落を描く。自分の住む国に落とされた原爆がどう作られていったか映画館で観て大正解でした。3時間一切弛緩なし捨てカットなしの高密度の傑作でした。
映画館貸切だった。所々でこれまでのジブリ作品を思い出させる映像美が凄い。飛び立っていくインコがちゃんと糞をしているところに宮崎駿イズムをかんじる。自分はどう生きたいか映画から感じることに正解なんてない>>続きを読む
終始暖かくて優しい物語。出てくる主要キャラ皆んないい人。身元のわからない青年に対し家族皆んなが受け入れて、家族の絆として繋がっていく。共に過ごした時間は血よりも濃い。
2024年1作目
長尺だけどダレることなく画面から目が離せない。ありがちな空想上の日本像を完璧に再現してるとこ、イッヌが賢くて強いうえに死体に小便カマすとことか突き抜けてて大好き。屋内の真俯瞰ゲーム風>>続きを読む
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手紙を通してヴァイオレットが不器用ながらも生きていることを実感していることが綺麗に描かれてる。あれだけ少佐に再会することを切望していたヴァイオレットが嬉しいならそれでいいんじゃないかな。
共感は出来なかったけど北イタリアの夏と暮らす人々が聡明で美しい。淡々と描かれている夏の空気感と華やかな音楽に酔いしれました。
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すっかり記憶喪失かと思ってたけど見事に騙された。後半から人間らしさがすっかりなくなって緊迫感のある濃密なアクションに目が離せなかった。
東京行きのフライト中に大どんでん返し。理不尽とも思える、悪夢の展開の末にあの落ち。観客をあざむくジェットコースター的なストーリー展開は観ていて面白かった。
前作に続き、重厚感があって見応えしかない。父ビトーの成り上がりの半生と父の跡を継ぎドンとなったマイケルのその後を交差して描いた作品。 先代の栄光を兆したビトーと少しずつ崩れおちていくマイケルの対比が>>続きを読む
3時間ごえの超大作だが、終始釘付けで目が離せない。アメリカの平和な田舎町で暮らすマイケルたちの姿を淡々と撮りつづける、ゆっくりとした前半から一転。後半は苛烈を極めるベトナム戦争では狂気そのもの。この対>>続きを読む
無駄なし全部いいがぎゅっと詰まった40分。
登場人物みんな良い奴。当たり前に生きていることがどれだけ恵まれたことか。心底から心温まる映画でした。
ぶっ飛んだ世界観が見ていて飽きなかった。
シリアスな場面を絶妙なコメディタッチに演じるジム・キャリーはさすがとしか言いようがない。ラストシーンが、最高にキマってる。
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北村一輝が渋い。ガリレオはやっぱり謎を取り巻く人間模様が最高にいい。容疑者Xの献身は越えられないけど何ともいえない気持ちが胸に残った。数式シーンがなかったのが残念だった。
1.2とは明らかにスケールのレベルが違う。相変わらずキアヌに惚れる。唐突のにんじゃりばんばんと謎の寿司屋のシーンが好きすぎる。
ジェットコースター級のPOV視点の意味がラストで回収される誰得のアハ体験。ジワジワと取り込まれる臨場感が凄い。人が嫌がるものを一つ一つ丁寧に映像にして提供してくれる。これ3部作だそうで死ぬど。
映像が無いのにこれだけの臨場感に脱帽。この映画ならではの想像を掻き立てられる感覚が小説を読んでいるのに似た感覚だった。終わりも静かで全てが語られるわけじゃないけど個人的に好みの映画だった。
エードワードノートンの演技力たるや。しかもこれがデビュー作とか信じられない。ただ一言で物語が一転し、追い求められた真実を裏切られた瞬間は言葉を失った。
差別の怖さ。20分間という限られた時間の中でこれほどの皮肉が効かせれることに唖然。
ポップに描かれているけど内容はなかなかハード。起承転結が分かりやすく、没入感があった。
日本特有の映画の魅力が詰まってる一作。シリアルキラーという言葉では収まりきれない恐ろしさ。鬱屈した大学生活を送る主人公は見ていて不安になった。随所に出てくる伏線は一度観ただけでは理解できない。
男臭さとエンジン臭さがたまらない。ブライアンが葛藤をどう乗り越えていくのかが見所。フルチューンのスープラがフェラーリをぶっちぎるシーンが最高にイカしてる。
いい意味でファッションとかもお洒落で映画の雰囲気を楽しむ感じ。最高にバカらしくてクールでリズムカルな割と手をつけやすい映画。choose life.結局はこの言葉に尽きる。
タイラーという漢に終始魅了される。イカれた男たちとフィルムの荒さがたまらない。何かから逃げ出しそうになった時に自分自身に喝を入れるための映画。
キャスティングが豪華で、どことなくグランメゾン感が。ラストまで犯人が分からず出演者一人ひとりのキャラ立ちがしっかりされてて見応えがあった。タンゴを踊る中村アンが美。
刑事とホテルマン対象的な2人の掛け合いとリズム感が最高に心地よい。ホテルに怪しい客が次々と現れて退屈はしなかったが、次々と焦点がズレていく分、頭の整理が追いつかなかった所があった。
ドス黒スタンドバイミー。よくある80s青春ホラーと思ってたけど一味違う。終盤にかけての怒涛の畳み掛けが強烈すぎる。こんな終わり方ありかよ。
格好だけじゃない心からの叫びを綴る日本語ラップの良さが詰まってる。頭の中で永遠と野村周平とANARCHYの舐めんな舐めんな舐めんながリーピトされる。
それぞれの人間関係を丁寧に描いていて、話がストレートに入ってくる。なによりもベン演じるデニーロが渋すぎて。明日からまた頑張ろうと活力を貰えるハートフルな映画。
どんな状況下に置かれても未来を見据えて力強く生きる姿が美しかった。三浦春馬が演じる石村裕之という人物がどこか実際の三浦春馬という人間に重なる部分があって色んな感情が押し寄せてきた。多くの人たちに観てほ>>続きを読む
A24ならではの雰囲気で描かれる少年たちの眩しくて危うい青春。それぞれが抱える悩みとか不満とか人間らしさが上手く描かれてる。子供の頃に誰もが一度は経験する"悪"に憧れて必死に背伸びするあの感覚。
ストーリーのテンポが良く、現在と過去の時間軸が切り替わる演出が粋。何もかもがキラキラしていて居心地良かった。
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自分の気持ちを素直に相手に伝えきれず互いの心にすれ違いが生まれる。二人の恋の行方に引き込まれ感情移入し最後は胸が締め付けられる。あの時こうしてたら今ごろ色々変わってただろうなって。
時系列がなかなか複雑で顔と名前とキャラクターが一致しない混乱のスタートだったけど、話が進むにつれてハマる。4姉妹それぞれが葛藤と決断を乗り越えて、それぞれが自分らしく生きる姿勢に勇気を貰える。
作品全体に漂うちょっと暗めな感じの雰囲気が好きだった。ラスト数分「ふーん、こういう結末ね」と見切ったところへの更なる二重のトリック。これは見破れないわ。見事にやられたっていう余韻に浸れる。