だいみさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

だいみ

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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

4.1

ミリオン座移転最終日でした。
さすがの満席でしたね

あっという間にエンドロール。この作品はズバリ
"詩"なんだと思ったなぁ、
全部の出来事が、唐突に起きるんだけど
決して説明的じゃない展開が、むしろ
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オールウェイズ(1989年製作の映画)

3.9

Amazonプライムのおかげで、懐かしい映画に再会
すべてがベタではあるけど、それだけに完成している作品だ、と改めて。

この頃ハリウッド全盛期、よく映画館に行ってた学生の頃を思い出しましたね 〜

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

青春映画なんかに、絶対感情移入できるはずない!と思ってたけど、
これは、よかったなあ
ストーリーとしては、なんの大きな事件もなくて、淡々と17歳の毎日を描いているだけ。でもそれが丁寧で、リアルなんです
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

思えばドライビングミスデイジーからのこの設定。もう何回目だ笑
マイノリティーのどうしようもない痛みを、軽いユーモアで包む、この類のロードムービーはやはり万人に受け入れるのでしょうね、
主演のなんとかア
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キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)

3.2

私の好きな松坂桃李のキャラじゃかったけど、やっぱりこの人かっこいい
話もしてはまあよく知られてることだし、予定調和すぎるし、駆け足すぎて、わざとらしいのが残念かも
この作品は菅田将暉に尽きる
いいねえ
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何者(2016年製作の映画)

3.5

自尊心と、嫉妬がないまぜになって苦しい時期ですよね、若者は本当に大変!
しかしそれを制御しつつも、自分を保って生きていくうちに、いつのまにか立派な大人になるんです。(と中年になればわかる)
就活という
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.8

こうして映像で見ると、かの大英帝国にも野麦峠の世界があったこと実感されます
絶対的な弱者が虐げられ、大きな自己犠牲を払って、そうして歴史を前進させてくれた
その上に立ってわたし達は生きている。そのこと
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.1

グーグルアースすごい、
そして知の威力も、改めて感じました
時速と時間をかけ算して距離を出す、簡単な計算なんだけど、教育がサルーに与えたんだよね、そんな大きな武器を手にして、さらに執念で故郷を見つけま
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クロワッサンで朝食を(2012年製作の映画)

3.7

このさくひん嫌いじゃなかった、
老いてゆく人間のつらさや切なさが、身につまされました
ファッションやインテリアがほんとにおしゃれです、こういうスタイルで生きて行けるのならばおばあ様になるのも少し楽しみ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.2

かなり好きな種類の映画だったなあ、
しばしば挿入される、静かな田舎の風景に、美しい音楽をかぶせるロマンチックなシーン。癒されるような、いやむしろ痛みが増すような、何ともいえない切なさでした
重い過失が
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.1

タイトルが全てだ笑
よくあるタイムトラベルもの、
ただ、それだけでした
改めて思うことは、バックトゥーザ・フューチャーの偉大さだ、なんだかんだ名作ですよね
いや、映画じゃないけど、グリムウッド『リプレ
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.8

いくら歳をとっても、また、記憶を失ってさえも罪は消えないものだということ…

拳銃を構える方も、脅される方も
両方がご高齢で、ある意味滑稽なシーンの連続と言えなくもない、
それでも尚の、緊迫感でしたね
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

2.8

きれいな映像、というだけで共感するところはあまりありませんでしたね、
いやいや、この描き方ではハンディキャップドの人生を完全否定しているのでは?本音と建前というけど、ここまで製作者の本音を無防備に晒し
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.6

一気に見終わりましたね、
文盲だったハンナは、字を学んだと同時に、自分の行為をも理解してしまい、精一杯の償いとして死を選ぶ。…まあねえ、でもそうかなぁ、、
その解釈より、むしろ、生きることに対する執着
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ボンジュール、アン(2016年製作の映画)

3.9

「頭でっかちに理由をつけるのがアメリカ人の悪いところだ、」スノッブなフランス男のセリフ、妙に納得でした(アメリカ人でもそう言われるなら我々はどうなるのか、)
確かになあ。頭で考えることなしに、楽しいこ
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

4.0

何しろ一人の俳優が、20代から90代まで演じるなんてね…いくらなんでもなあ、と。
感動の原作を損ないたくないがために、映像の方をついつい避けてきましたが、ここへきてようやくの鑑賞です
…そうなんですよ
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ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.0

一番美しかった頃のメグライアンです、15〜6年前になるんですね、いやあ、これ昔観たなあ
設定、動機、エンディング、その他もろもろすべてが安直で雑なんだけど、主演の二人の存在感でなんとか作品になった…と
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妻への家路(2014年製作の映画)

3.9

ふっとした瞬間に思い出しそうなんですよね、でもやっぱり心が閉ざされてしまう…
夫婦ともに、この辺りの機微の表現が素晴らしくて、中国映画を見直しました
質素でいながら未来に対する希望を持ってる、一言で言
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.2

因果応報、勧善懲悪、
…と片付けてしまうには、あまりにも無慈悲なラストでした

真実を話すことを避けたことで、起きてしまった悲劇です。話せない理由は自明で、ただひとえに、後ろめたい!ということしかない
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カプチーノはお熱いうちに(2014年製作の映画)

4.1

こ、これは…先日観た「湯を沸かすほどの熱い愛」in ITALYではないか、
これでもかってくらいのダメ夫の存在も、病の宣告に震えるヒロインの姿もまったく同じです。
しかし、そこはさすがイタリア、ミ・
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アメリ(2001年製作の映画)

3.2

四コママンガが、切れ目なく連続するって感じ。イチニサンシの四拍子で一区切り、クスッとして、また続く。うむ…でもただそれだけだったなぁ。ただしとびきり美しい四コママンガだけど、(しかも素敵なミュージック>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.4

娘の立場と母の立場の、双方向からの完全感情移入。全編通して、泣いていない時間の方が少なかったのでは…
高校生の母親として、絶対に頑張らないといけない瞬間や、絶対に助からない母親を看取る毎日があり…自分
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王様のためのホログラム(2016年製作の映画)

3.4

エリート人生からの転落、その巻き返し、ボロ車でのドライブムービー、父親との確執、妻との離婚、娘との家族再生、中年のおじさんの心身の健康、アメリカと中東との文化の衝突、アラビア料理、躍進する中国経済、砂>>続きを読む

ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

3.1

ハチャメチャなアメリカンコメディ、
ロバートデニーロの幅の広さね

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

3.8

オランダには今もこんな貴族や大金持ちがいるのかしらね
お屋敷や高級車のコレクション、私なんかが見てもわからないけど、それでもとても楽しいですねえ

解雇された執事が、元執事とか言って毎日来る、その勤勉
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パリ3区の遺産相続人(2014年製作の映画)

4.4

見入ってしまいましたね、
アクションもなければCG処理もない、この作品にあるのはパリの古い町並みと、俳優さんたち3人の演技力です
ケビンクラインさんすごい、ただ酔っ払いが言い訳して周囲に絡んでいるだけ
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すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

3.5

初めてのタイ映画!インド映画とも韓国映画とも、似ているようでちょっと違う
音楽も映像も、ほんわか優しい作品。
そして何より水上学校の景観の素晴らしさ、こんなとこならお勉強も悪くないはず、ここで教えてみ
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屋根裏部屋のマリアたち(2010年製作の映画)

4.1

ブルジョワ階級に属するムッシュ.ジャン=ルイと6階に住むメイドさんたちのお話、
舞台は、1962年のパリです。
この頃、日本で言えばちょうどまた「三丁目の夕日」の時代、
高度成長期の日本の復興を内側か
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ルーム(2015年製作の映画)

4.1

実際自分なら、どうやって子供を密室で育てただろう、日曜には犯罪者が訪れ、監禁の絶望にとらわれていながら、子どもを育てるなんてできただろうか。少なくともこんな素直に賢く育てることはできなかっただろうな…>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.6

淡々と、重い、重すぎる事実を描きます。
宗教との距離があまりにも遠い私ですが、それでも心が痛みました、被害者たちの傷の大きさです。
私たちが、普通に考える「そんなの逃げればいいじゃん、訴えればいいじゃ
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.4

おじさん!若者の野心を、そこまで嫉妬して、叩き潰そうとしなくても…笑
もっとも、あれだけ計算高く狡猾なことされると、まあムカつくよね

冒頭、「三びきの子ブタ」のお話がうまく挿入されています
これか
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ロシアのキツツキ(2015年製作の映画)

4.1

ドキュメンタリーなんだからある意味では本当のことなんだろうけど、
この仮説がすごすぎる!
そして、この前衛的アーチスト?のヒョードルの切り口が激しすぎ!笑

そのせいなのか、夢か現実か、はたまた今のこ
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トゥルー・カラーズ(1991年製作の映画)

3.8

これはもう韓国ドラマの世界では?…
大学生活、恋愛、政治、裏切り、友情
全ての要素が入り乱れて、しかもわかりやすい笑
なかなか面白かったです

人を騙して踏み台にして成り上がる、でも最後まで憎めないキ
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