だいみさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

だいみ

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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.6

豪華なキャストで脇を固めて、深津絵里ちゃんと西田さんのかわいさ爆発、安心して笑える映画です
バカバカしいことを真面目に演じる、俳優さんたちも本当に楽しそうです、それがこちらに伝わり、ほのぼの…という余
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.6

ところどころでやばいな、という予感はあったけど、いよいよ最後のスピーチで涙線の決壊、やられました
周りの人に、特に家族にこそ尊重されたいという願望は誰もが持っていて、それはもう切望なんだよね
日々の淋
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.0

そうだアメリカももともと移民の国だ、
極論に聞こえるかもしれないけど、人生の幸せの大半は出生地で決まると言っても過言ではないねえ…
都会に生まれなかったというだけで、安い賃金で働かされ、年をとったらも
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しあわせの雨傘(2010年製作の映画)

3.5

貞淑な奥様かと思いきや、やってみればビジネスの能力もあり。ここまではよくあるお話ですね、
でも彼女、アバンチュール多き過去の持ち主、華やかな男性遍歴、それをさらりと「青春」と告白する。最後は選挙にまで
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

2.9

期待外れでしたね、
お料理もの大好き.フランス映画大好きなんだけど、これはただのドタバタものでした残念、
ジャンレノさんの存在感はさすがだけど、コメディには向かないなぁと思った

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2013年製作の映画)

3.5

パガニーニ、ひたすらダメダメ男で、しかもダメなのもここまでくると感情移入すらできなくなるけど、
バイオリンのこの音色!これはストラディバリウス特有のものなのか?それともこのバイオリニストのテクニックな
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

4.0

引き続き、ナチスもの。
ベルリン陥落はすでに自明である状況から始まる作品で、即ち、それぞれがどのような最期を迎えるかの選択の映画と言ってもよいでしょうね、
総統、将校、秘書たちが最後の日々を過ごす地下
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追憶(1973年製作の映画)

4.7

なにしろレッドフォードの色褪せないカッコよさ!20年ぶりくらい、いやもっと前か?の鑑賞だったけど、この頃が彼の最高の時期だと思う、(今、別人のようではないですか?)
靴紐結んでくれて、ダンス踊ってくれ
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ローマ法王の休日(2011年製作の映画)

3.5

骨格としてはとても好みの作品だけど、
ちょっと作りが雑では…?と期待外れでした
必然性がないというか唐突というか、
例えば、なぜバレーボール?(これはこれで微笑ましくておもしろいけど)
なぜ、みんなで
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.1

楽しいなあ、
パンチの効いたソウルフード、仕事に対する誇り、かわいい息子との絆、かっこいいラテンミュージック、アメリカ横断の旅、何より登場人物が全員善意の人々!
素朴でシンプルな作品、十分楽しめました
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

4.2

登場人物もインド人、場所もインド.ムンバイ。完璧なインド映画にもかかわらず、まるでフランス映画のような詩情を感じましたね
実際には会っていなくて、文通という手段を通してひかれ合うふたり。すごい古典的な
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はじまりは5つ星ホテルから(2013年製作の映画)

2.8

高級ホテルって、人生の贅沢の最高峰の一つです、これ間違いない。かくいうわたしもホテル大好き、『世界の極上のホテル』的な雑誌を隅から隅ま〜で舐めるように読んだりして、はい、俗ですね笑
この作品は、その雑
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マリー・アントワネットに別れをつげて(2012年製作の映画)

3.4

物語は、既にバスティーユ陥落からスタート、それだけに緊迫感に溢れて最初からハラハラします、
さっき観たソフィアコッポラのアントワネットは、キラキラした衣装など小道具がすごく評価されたけど、わたしはむし
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

2.8

「アントワネットもの」は舞台や小説でもおなじみだけど、わたしにとっては小学生の頃、母と一緒に夢中になって読んだ漫画『ベルばら』を超えるものはないなあ、おかげでどんなアントワネットも当たり前すぎて古いも>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.2

原作読んでからの、鑑賞。原作もドイツで大ベストセラーとなったと聞いているけど、さらに映画の方がズッシリきましたね、、これを映像の勝利と言っていいんでしょうか。
ドキュメンタリー風な映像を使い、より現実
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8月の家族たち(2013年製作の映画)

3.5

日本でも舞台になってて、内容聞いてちょっと気になってたけれど、なんとなくスルーしていました。
洋物を日本の俳優で舞台化するのってどうしても違和感が出て難しいものだけど、これならいけると確信、
家族の本
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.3

昔々、有楽町で観たなあ、大変懐かしくなりました
トムハンクスも久々だけど、キャサリンゼタ=ジョーンズは今どうしてるんだろ?

今更ですが、クラコウジアって…
架空の国だよね?本当にありそうな文字だった
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

4.8

すごくいい!これ傑作だと思う
観終わった後のこの至福感、最高だった

この作品の登場人物は、全員が変人!なのに魅力全開、みなさんのことが愛おしくなります
常に衣装お揃いのおばさんたち、超積極的な謎のシ
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利休にたずねよ(2013年製作の映画)

2.9

世の中は美しいもので動いている

時の権力者と美の世界は、往々にして結びつくことがあるのは歴史に明らかですよね
、そもそも美とはなにか?
理屈ではなくて、それ自体に有無を言わせない価値がある存在という
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それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.5

淡々と進行していくけど、これすごく重い話かも!表面的には恋愛を描いているんだけど、最終的には恋愛なんか人生においてどうでもいい、という結論だよね(ま、それは言い過ぎか、恋愛は人生の単なる一要素だってと>>続きを読む

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

3.4

まずオープニング、ヴォラーレ!この甘〜い歌い方と、ローマの街並みがマッチして素敵な作品の予感!そのあとの2時間、ローマの迫力、美しさ、歴史、格式高さをこれでもかというくらい見せつけるような映像に釘付け>>続きを読む

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

4.0

非常にわたしの好きなタイプの作品で、
でも、どうせ好きだろうと思ってそれが予想通りおもしろかったというのは、実はすごいことだよ
ストーリーもシンプル、俳優もこんな感じだろうという予想のまんま……なのに
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マクベス(2015年製作の映画)

3.4

なぜ今マクベスなのか???
よくわからないな〜と思いつつ、「まもなく上映終了」に促されて映画館へ。俳優のセリフまわしや、画面の細かいところまでしっかり鑑賞できました。あらかじめ筋を知っている有名な作品
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.1

40年前の映画、即ち、40年前のニューヨーク。
サックスの音色と共に、車窓に流れていく猥雑な景色こそが、この作品の主題そのものだといえる。
デニーロ演じるタクシードライバー、トラヴィス。彼の生きる時代
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鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.3

もう、なにこれ!笑
クダラナイの極致なんだけど、見始めたらやめられない、

日本のどこでもない、京都以外では成り立たないストーリー。もしかしてもしかして、万一こういうサークルあるかも!と思わせるのが、
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.9

テンポよく進む、良質なエンターテイメント作品
期待を裏切る面白さでした
さすが主演のお二人の演技力!と思ったが、しかしセリフまわしもさることながら、もしかしてこの脚本力が素晴らしいのかも、
楽しかった
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.6

悪くない、悪くないんだけど、いまひとつ主張が弱い気がしました
大きな軸となっているテーマは、南部の人種差別。それは黒人だけでなくユダヤ系に対するものも含まれている。
差別というものは、もちろん21世紀
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ハッピーフライト(2008年製作の映画)

3.3

航空業界、お仕事紹介!
単純に楽しめました
フジテレビ色全開の、ベタなエンターテイメント作品としては、大成功ではないかな


田辺誠一さん、可愛い!名演技
あの役なら、綾瀬はるかじゃなくても、全然いい
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.5

まず、ヘレンミレンさん。彼女の品格こそが、この作品自体を引っ張っていると言っても過言ではない!それくらいの美しさと気品にやられた!ジュエリーやスーツの着こなしもすごく素敵だった、
クイーンの時もマダム
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.0

死後、この二つの質問にイエスと答えられたら、天国の扉が開くんだって。
「あなたは人生に喜びを見つけましたか」うん、それはそうだよね、とまず納得。そして次、次が響きましたね!すなわち、「あなたは他人に喜
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セカンドベスト/父を探す旅(1994年製作の映画)

4.5

とても地味なんだけど、一時も目が離せない、惹きつける力を持った作品。
誰もが誰かを必要とし、されたいという人間の本能について静かに主張しているように思った。
生きていく以上、「何かに囚われる」ことは避
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綴り字のシーズン(2005年製作の映画)

3.2

ただのアルファベットの羅列であるとばかり思っていた単語だったが、当然その成り立ちにはスピリットがあるということ。語源もあり、大陸を渡る過程での変化など、一つの言葉にはそれぞれのストーリーがあること、非>>続きを読む

グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

2.7

うーむ難解。ゴージャスな映像、そして音楽は素晴らしい。。。しかし…
美しさだけでなく醜さ(肉体を含めて)をも描くことで、さらなる優雅さを追求しているのだろうか?とふと思った
説明のためのセリフ回しを極
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

4.5

なんの盛り上げもない、それでいて完成度の高いフランス映画らしいフランス映画。お料理の撮り方が美しい、音楽や街並みの映像の入れ方も適切、また、フランス語の台詞までもが効果的に響く。
パリのエリゼ宮(過去
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私がクマにキレた理由(わけ)(2007年製作の映画)

3.8

格差社会だ…、って感想が全てではないだろうけど、れっきとした現実としての一側面であることは確かなんだろうなあと。
東京でも、ナニーという職業はたまに聞くようになったけど、実情はここまでではないだろう、
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スコルピオンの恋まじない(2001年製作の映画)

3.9

まるでアニメのような、おしゃれで楽しい作品。ウディアレンの毎度のパワーには感服。人間は、あれだけしゃべり倒すことができるんだなあ。。
昔パターンに飽きて、好きじゃなくなったウディアレン作品だけど、また
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