TOSHIさんの映画レビュー・感想・評価

TOSHI

TOSHI

30年以上、映画の「華麗なる嘘」を追い求めています。写真は「慕情」で有名な、香港島・浅水湾です(丘の上に建つ茶色の豪邸が、ジャッキー・チェンの別荘)。

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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

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監督が前作のドゥニ・ヴィルヌーヴではないという事で、スルーしかかったが、意外と凄い作品かも知れないという気がしてきたため、観る事にした。
アメリカとメキシコの国境を舞台に、麻薬戦争を描いた前作は衝撃的
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

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アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の「恐怖の報酬」は、生涯のベストテンに入れたい位に好きな作品で、劇場でも観た事があったが、ウィリアム・フリードキン監督による本作は、昔、テレビ放送で観ただけで、殆ど記>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

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私はいつも、日本映画には何故もっと、現代を象徴する、或いは時代を予見する、大胆で直接的なコンセプトの作品がないのかと思う。今、作られるべき映画とは例えば、「ネット上では神と呼ばれるが、現実ではパワハラ>>続きを読む

(2018年製作の映画)

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私は、現代に作られるモノクロ映画(一部分モノクロの映画も含む)には、あざとさを感じる事が多い。高精細なカラー映像が当たり前の現代において、モノクロの陰影のある映像のインパクトは、むしろ強くなっているが>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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来日公演の影響もあり、クイーンは欧米以上に日本で人気が高かったが、追っかけをしていた女子中高生達が、クイーンというバンド名には、女王陛下だけでなく、ゲイの女役の意味もあると知って、ショックを受けたとい>>続きを読む

テルマ(2017年製作の映画)

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会員になっているシネコンでの上映を待っての観賞となったが、かなりショッキングな映画だった。
私は、映画は何よりも、個人の異質な部分を描くべきだと考えている。普通に社会生活を送っているようで、どうしても
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

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約20年前、中田秀夫監督の「リング」を観て、私の中で何かが変わってしまった。それまでホラー映画を敬遠していたのが、どんな映画を観てもホラー的要素を求めるというか、ホラーでなければ映画ではないという心境>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

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私はよく、毎週、毎週こんなに多くの新作映画が公開される必要があるのかと思う。何故なら、殆どの新作映画は、コンセプトや方法論が新しい訳ではなく、既存のジャンル・手法の範疇で作られた、たまたま今までなかっ>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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若者達が列をなすカフェに、来店した男。日常の何気ないシーンを回転するカメラで捉えたオープニングから、作り手の非凡なセンスが分かる。男は窓ガラスに書かれた、「犬殺しに気をつけろ」という文字を無言で見つめ>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

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大森立嗣監督の前作「光」は、それまでの培ったノウハウを打ち捨てて撮ったかのようなラジカルな作品だったが、また一転して、茶道に目覚めて行く女性の物語である。
黒木華と多部未華子というキャスティングによる
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教誨師(2018年製作の映画)

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私は人間を超越した存在としての神を、信じる事ができない。神が人間を創ったというより、心の拠り所として、人間が神を作ったと思えてならないのだ。
教誨師とは、死刑囚と対話して改心を促し、心の救済に努めるボ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

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フィルマークスのプロフィールによくある、「ホラーは観ません」、「ホラー以外は何でも観ます」というフレーズを見ると、がっかりする。映画ファンなら、ジャンルを問わず、力のある本物の映画を追い求めるべきで、>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

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これは凄い。いかにも新興国的で素朴なタイ映画のイメージを、打ち破るような作品だ。カンニングをテーマにしたタイ映画と聞いて、新しい物が観られる予感があったが、想像を上回ってきた。タイの映画会社の内部分裂>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

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漫画の映画化の多さにはウンザリしているが、「響~小説家になる方法~」を、欅坂46・平手友梨奈を主役に起用して映画化すると知った時、それは面白いと思った。“笑わないアイドル” 欅坂46を象徴する彼女の媚>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

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近年の日本映画で、「ハッピーアワー」ほど、新鮮な感動を覚えた映画はない。女性の仲良し4人組が、一人の離婚問題から関係が変化していく様を描いた作品だが、素人俳優による素のような演技で、日常生活を淡々と映>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

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昨年、安室奈美恵が引退を発表した時、40歳という年齢に驚いた。そうなのだ、アムラー、コギャルと呼ばれた世代は、もうアラフォーなのだ。何も考えていないように見えた一方で、ルーズソックス・チェキ・プリクラ>>続きを読む

告白小説、その結末(2017年製作の映画)

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公開時に行けなかったが、上映があったため遅ればせながら観賞した。
ロマン・ポランスキー監督作品で、脚本はオリヴィエ・アサイヤス。そして監督の妻であるエマニュエル・セニエとエヴァ・グリーンの組み合わせか
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

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夏を描いたアニメーション映画独特の、引力に引かれて観賞した。石田祐康監督はこれが長編デビュー作で名前を知らなかったが、デビュー作の監督作品にしては、声優陣が豪華で、宇多田ヒカルが楽曲を提供している事も>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

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「ハン・ソロ」も「ジュラシック・ワールド」も見送ったため、本作も見送りかと考えたが、劇場で観る映画の参考にしている、キネマ旬報の年間ランキングで、三作の中では一番上位に来そうだという読みで観賞した(ベ>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

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〈以下、性的表現によりR18+指定の映画についてのレヴューです。念のため〉

女性の長い髪を短くカットして、素顔が見えてくるオープニングからゾクゾクさせられる。そして本作は、彼女がどのように化けるかを
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

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「ボーダーライン」等の脚本を手掛けた、テイラー・シェリダンの監督デビュー作という事で関心を持った。アメリカ中西部辺境の、ネイティブ・アメリカンの保有地であるウインド・リバーというロケーションが映画的だ>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

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前作「バケモノの子」は、沖縄の映画館で観たため、旅行の思い出と相まって、私の中では美化されているが、三年ぶりとなる、細田守監督の待望の新作である。「サマー・ウォーズ」では田舎の大家族、「おおかみこども>>続きを読む

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

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映画ファンには、二種類いると思う。ジャン=リュック・ゴダール監督を神と崇める人と、殆ど作品を観ない人だ。中間層は、殆どいないだろう。それは映画を映像体験と捉えるか、ストーリー主体のカタルシスを求めるか>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

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「王様のブランチ」の映画コーナーを観て、鑑賞する映画を決める事は殆ど無いが、「LiLiCoがこんな映画を推奨するのか」と印象に残っていた。小規模劇場での公開でずっと満席状態だったが、劇場数拡大でやっと>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

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アメリカ映画に、かつてないタイプの作品が増える一方で、何故そんな有名人・出来事を今更取り上げるのかと感じる作品も、相変わらずある。本作も有名なテニスマッチの映画化であり、着想としては感心しないが、ジョ>>続きを読む

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

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石井岳龍監督が石井聰亙を名乗っていた時代、怒り・叫び・疾走と得体の知れないエネルギーが迸る、パンク・ムービーでカリスマとなっていたが、還暦を越えても生き続けていたそのスピリットが、時代劇の形を借りて、>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

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私はウディ・アレン監督作品が大好きだが、本人が主演する作品に比べると、出演しない作品は物足りなく感じる事が多い。私がアレン監督作品に惹かれるのは、人生は無意味という諦念が核にありながら、それでも大都会>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

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勿論、障害は映画が描くべきテーマだと思うが、感動ポルノになりがちな傾向があり、本作もあまり気が進まなかった。しかしスティーブン・チョボスキー監督の「ウォールフラワー」が良かったため、安易な作りではない>>続きを読む

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

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年代で変化する男女の関係を描いた「ビフォア」シリーズや、子供が青年になるまでを実際の成長に合わせて描いた「6才のボクが、大人になるまで。」等、リチャード・リンクレイター監督の作品を観ると、映画は時間で>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

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「万引き家族」。いきなり違法で、衝撃的なタイトルだ。昔から万引きのような行為で、暮らしている家族はいただろうが、現代にそんな家族がいるという意味で、より衝撃度は強まっている(公開直前に、佐賀で本当にそ>>続きを読む

Vision(2017年製作の映画)

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河瀬直美監督作品は、海外での評価の高さに対して、日本では一般的な認知度も高くなく、観る人だけが観る位置付けになっている感がある。日本映画は、芸術的作品よりも商業的作品が好まれる傾向が強いという事だろう>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

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また、変化するアメリカ映画を象徴するような作品だ。「フランシス・ハ」を観た時に、フランスのヌーヴェルバーグ映画のようだと感じたが、主演して脚本も手がけていたグレタ・ガーウィグの、自伝的要素のある監督デ>>続きを読む

海を駆ける(2018年製作の映画)

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「さようなら」、「淵に立つ」が凄い映画だったため、私の中で深田晃司監督は、最も新作が待ち遠しい監督になっていたが、舞台がインドネシアとは意外だった。京都大学とシアクアラ大学が行った震災シンポジウムに同>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

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先ず外国人監督が、未来の日本を犬の視点で描くという発想が素晴らしい。何故、犬の視点なのか、理屈よりも感覚的な、映画ならではのコンセプトだ。ウェス・アンダーソン監督の、「ファンタスティックMr.FOX」>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

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個人的に「インヒアレント・ヴァイス」はとても好きな作品だったが、待望のポール・トーマス・アンダーソン監督作品である。またダニエル・デイ=ルイスの、俳優引退作になるらしい。

舞台は1950年代の、第二
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友罪(2017年製作の映画)

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誰にでもなかった事にしたい過去はあるが、人間は決して過去から逃れる事はできない。刑事事件それも、殺人となれば尚更だ。インターネット上で過去の事件に関する事実や憶測が晒され続ける現代では、“忘れ去られる>>続きを読む

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