『エスター』は個人的にはあまりハマれなかったけど、『エスター ファースト・キル』を観たらキャラクターとしてのエスターが好きになった。
エスターの言動に漂う哀愁の正体が見えて、キャラクターとしての魅力>>続きを読む
「どうして誰もこのことを知らないの?」
「権力で隠してるからだ」
「それは政府がってこと? 政府が絡んでるの? あなたも?」
「…(両手を広げておとぼけジェスチャ)」
「なぜ私たちに見せたの?」
「嫌>>続きを読む
会社をクビになった中年男が2人の子供と妻を連れて、某「夢と魔法の国」のテーマパークへ行く話。
予告編にもある「悪いことは起こる…たとえ夢の国でも…」というテーマは素晴らしい。
でも内容が受け付けなか>>続きを読む
轢き逃げをした男が、病院の夜勤警備で恐怖体験をする話。
個人的にはめちゃくちゃ怖くて最高だった。
夜の病院に1人という舞台設定と、閉鎖空間や暗闇で不安を煽る展開がシンプルかつ強力。
護身用に渡さ>>続きを読む
持ち主には必ず異変が起きると言われる呪われた木箱「ディビュークの箱」を手にした少女の話。
悪魔払いを題材としたシンプルなストーリーと、シンプルなカメラワークからは「基礎に忠実で真面目な人が作ったんだ>>続きを読む
第一次世界大戦により両腕・両脚、視覚・聴覚・嗅覚、声帯を失った青年の話。
ほぼ全ての機能が奪われた青年を通して、人間の尊厳や慈愛を描く究極の反戦映画。
あまりにも惨たらしく陰鬱で、気軽に視聴できる内>>続きを読む
若さと美に執着するドリアン・グレイが「自分の代わりに、肖像画の方が歳を取れば良いのに」と願う話。
オスカー・ワイルドが1890年に出版した『ドリアン・グレイの肖像』を(1970年当時に)現代アレンジ>>続きを読む
荒っぽい白人用心棒が、インテリ天才ピアニストの黒人に運転手として雇われ、ライブツアーに出かけるロードムービー。実話ベース。
舞台は1962年。
2人は黒人旅行ガイド(グリーンブック)を元に地図を南下>>続きを読む
4人家族の中で1人だけ耳が聞こえる女子高生が、家業である漁業と合唱部の両立に奮闘する話。
ろう者の家族から通訳として期待されるしんどさとか、「娘の才能」が聴こえないやる瀬ない思いが、凄まじい演出力で>>続きを読む
観るか迷ってる人は観た方がいい。
もし合わなくて退屈な2時間でも、
「宣伝なしで公開されたジブリ宮崎駿の新作を映画館で観た」という体験は10年後20年後には良い記憶として残る。
これはそんな映画にな>>続きを読む
宮崎駿「子供がこの世に出てくるっていうのは、人間の椅子に座り、人の入れ物でご飯を食べ、人のベッドで寝ることなんですよ。自分の居場所を作るのはそれしかない」
本作は『君たちはどう生きるか』を観る上で大>>続きを読む
子供たちのために50冊の児童文学(岩波少年文庫)を選び推薦文を書いた宮崎駿監督が、それらの本への思いや自身の原点を語るドキュメンタリー。
岩波新書『ジブリの本棚』のほうが作品紹介は具体的だが、
本作>>続きを読む
ジョン・ラセターと宮崎駿の交友関係を取り上げたドキュメンタリー。
アメリカと日本の文化の違い、及びピクサーとジブリの違いが明確に現れて面白かった。
ピクサー社内やラセターの実家、飛行機、ワインなど>>続きを読む
前世の記憶をなくした魂が、同時期に死んだ高校生の身体にホームステイする話。
森絵都の『カラフル』を原作とした4度目の映画版。
原作既読、映画版は初視聴。
原作の主軸が家族との軋轢を解消していく話だ>>続きを読む
動物愛護サークル「犬部」を立ち上げた獣医学部生の話。実話ベース。
主人公は「全ての命を救いたい」と本気で思っている純真な「犬バカ」。
ドッグフードを躊躇なく食べたり、動物に噛まれてできた傷痕や爪痕>>続きを読む
失恋した会社員と、恋愛経験がない地縛霊が同居生活する話。
シンプルな設定で、幽霊のキャラを魅せるタイプの作品で観やすかった。
幽霊はどんな条件で「視える」のか、「触れる」のかを掘り下げてストーリー>>続きを読む
某ネット掲示板で最も有名なホラー「きさらぎ駅」の調査をする女子大生の話。
原作スレッド内容の再現と、オリジナリティ要素を絡めた作品の方向性にアイデアがある。
主人公が「きさらぎ駅」の謎に深く切り込ん>>続きを読む
低評価レビューの多さからチープな映像を覚悟したが、青鬼のCGや人体破壊のグロ表現のクオリティが高くて驚いた。
原作を知らないので比較はできないが、キャラクターとしての青鬼にも魅力を感じた。あの設定は>>続きを読む
銀行強盗で2000万を奪い失踪した両親の「なんちゃって葬式」に集まった家族が、遺産相続争いをする話。
失踪して10年経つと死亡者扱いとなるため「なんちゃって葬式」をする、というコンセプトが面白い。>>続きを読む
「旦那デスノート」というサイトに妻の投稿を見つけてしまった旦那の話。
世の旦那に対する愚痴ツイートはTwitterで散見するが、
そこで見るような旦那の無神経さやすれ違いの機微がうまく描けていたと思>>続きを読む
タイトル通り「老後の資金に悩む話」。
作中で具体的で現実的な金額が表示されて一瞬は気が滅入りそうになるが、
徹底してコメディタッチで描かれていて観やすかった。
観る前は40〜60代をターゲットにし>>続きを読む
パンティーを被ると潜在能力100%に覚醒する変態仮面の話。
原作が古いので仕方がないが、ギャグが時代錯誤でハマれなかった…。
鈴木亮平のプロ根性は素晴らしかった。
人里離れた土地で修行していた終末の戦士・勝平が東京で女子大生と出会う話。
「ノストラダムスの大予言を信じて修行をしたのに世界は滅亡しなかったため、解散」というバカな設定が最高。
内容もクスッと笑え>>続きを読む
本作が公開されてから、「邦画なら三木聡監督作品が好きです」と言えなくなった。
『亀は意外と速く泳ぐ』、『図鑑に載ってない虫』、『転々』、『インスタント沼』で展開された良い意味で独特のギャグやキャラク>>続きを読む
このへんの作品から、三木聡監督がズレてしまいました。
さらにズレて『大怪獣のあとしまつ』になってしまいました。
「死ぬ」とか「殺す」とか、本来は重いはずの言葉が日常会話で飛び交うのは珍しくない。
当人達はその言葉を手軽に使う。そこに死の匂いはない。
本作の2人もそうだ。
いい感じの会話の中で、突発的に
「俺に>>続きを読む
妻に家を追い出されたダメ男が、記憶をなくしたポンコツロボットと修理に出かける話。
ストーリーやデザインが「ポンコツロボット」から連想できるステレオタイプのまんまなので新鮮味はないが、そのぶん観やすい>>続きを読む
ヒーローに憧れたカメレオンが町を救うことになる話。
ハイクオリティな映像でカメレオンが何度もピンチに立たされる様は、笑いと好奇心を同時に刺激する。
エンタメとして純粋に面白い。
だが本作最大の魅力>>続きを読む
人口過多の諸問題を解決するために「人類縮小計画」が実行された世界の話。
本作は「小さくなったことがあまり活かされてない」という批判が多い。
その通りだと思う。
人間が縮小される過程や、新生活の美>>続きを読む
1990年代のロサンゼルスを舞台に、13歳の少年がスケボーを通して悪いお友達たちと交友を始める話。
よかった。
小学生〜高校生の頃を思い出す。
この映画みたいな体験はなくとも、虚無感と全能感で自分が>>続きを読む
夫の不倫を皮切りに、漫画家夫婦が心理戦を繰り広げる話。
面白い!
「バレてない」と思っている夫が、妻の次回作ネームに「不倫」が描かれてることに気がつくことから歯車が動き出す。
漫画家夫婦と担当編>>続きを読む
一家殺人事件を目撃した売れない漫画家が、犯人をモデルにしたキャラクターで人気漫画家になるが…という話。
売れない漫画家の苦労や、「犯人の顔は見ていない」という嘘を抱えながらそれをネタに連載する罪悪感>>続きを読む
震災により家族を亡くした少女が 親戚の男に引き取られ2人暮らしする話。
原作小説は直木賞受賞作ということで以前から積読しているが、本作を先に視聴。
視聴中に思ったのは「内容を知ってれば原作は買わなか>>続きを読む
女子高生に殺されたい高校教師の話。
「殺されたい」という欲求を隠しつつ形成された生徒たちとの関係が崩れるであろうラストへの期待感に好奇心が刺激された。
しかしタイトルから受けた嫌悪感は視聴後も消え>>続きを読む
『デメキング』の漫画家いましろたかしが、ヤラセの都市伝説ドキュメンタリーを撮ろうとするが…という話。全3話構成。
この手のアホなモキュメンタリーは前から気になってたが、期待通りにアホだったのでよかっ>>続きを読む