みかんさんの映画レビュー・感想・評価

みかん

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

フレメンに預言者と認められ、ハルコンネン家への復讐を果たしていくポールの勇姿に惹かれました。音響やサンドワームなどの迫力は抜群で、上映時間は3時間弱と長めですがずっと釘付けでした。

宇宙戦争はま
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.2

最高に面白かったです。
漫画原作は少しだけ読んだことがあったのですが、その際に印象深い戦闘シーンやちょいグロシーンなどは、実写ながら忠実に再現されていました。
特にアシリパ・土方歳三の役のハマり方や、
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

アン・ハサウェイのサクセスストーリーでした。
パワハラ気味のファッション雑誌編集長ミランダに翻弄されながらも自身のファッションを洗練させていき、同時に仕事も成功させていくアンの姿が痛快でした。
エミリ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

これまで見たゴジラシリーズの中で最も面白かったです。

戦後の絶望的な状況を生きる日本人にとり、最悪なタイミングでのゴジラの襲来はあまりにも凄みのある恐ろしさで、人々の描写にもその悲壮感がまざまざと
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

4.0

前作未鑑賞ですが楽しめました。
主人公たちの生存が絶望的と思われるシーンがたくさんありましたが、その度に奇跡が起こって九死に一生を得ていく様は爽快でした。
エフェクトはホラー邦画に通ずる大味な点があり
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

ハリソン・フォードがAI技術で40年前くらいに若返っている姿を見て、まず映像の力に感動しました。
そして今作でも古の秘宝を求め、ロンドン、アレキサンドリア、アテネ、シチリアと方方を駆け巡る登場人物たち
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

初見時に全てを理解しようとするのではなく鑑賞後に、このシーンにはこういった意味があったのではないかと思いを巡らせるのが面白い映画であると感じました。
物語の概要は他の方のご説明に譲りますが、タイトル通
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

前作の内容はかなり忘れてしまっていましたが、それで大いに楽しめました。
またしてもパンドラの平和が人間たちにより脅かされますが、今度は異民族の力も得て戦う主人公たち。
IMAXで鑑賞したことも相まって
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「希望」をテーマにした映画です。
シベリア抑留兵、山本幡男は日本の家族との再会を待ち侘び極寒の現地で労働に励みますが、喉頭癌に冒され、再び故郷の地を踏むことなく逝去してしまいます。

しかし他の抑留兵
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

5.0

記念すべき新海作品の新作を見に行きました。
予告動画を見たところ、過去作の君の名は。や天気の子とはまたテイストが違いそうでしたが、実際かなりスペクタクルなシーンやコミカルなシーンが増えていたと感じま
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

一見では伏線回収が自分の中でうまくいかなかった。
もう1回見て、「最悪の奇跡」や冒頭のシーンの意味を再考したい作品。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

恐竜の迫力は前作から健在でした。
個人的にはマルタにおけるスタントマンもびっくりの恐竜との市街戦が、手に汗握る目が離せないシーンでした。

セッション(2014年製作の映画)

4.3

超パワハラ音楽教師と、その指導に反抗し狂気じみた音楽への没入を示す生徒の「戦い」とも呼べる、ドキュメンタリーのような映画。
教師の指導を正直不快に思う視聴者は多いだろうが、それもこれも最後のどんでん返
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ミスト(2007年製作の映画)

3.9

以下3点が魅力の映画だと感じました。
①極限状態に追い詰められた際の人間の描写(殺し合いや扇動されやすくなる人々など)
②科学の力で生まれてしまった薄気味悪い生物たちの描写
③極めつけは、私がこれまで
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島守の塔(2022年製作の映画)

4.0

沖縄戦における県知事と警察部長の奮闘を描いたドラマです。
国のために命を捧げようとする凛(吉岡里帆)が島田知事(萩原聖人)の「生きろ!!」という鼓舞により改心し、後世に自身の体験を繋ぐべく生き抜こうと
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モービウス(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマンにおけるヒールであるモービウスが誕生した背景を記した映画、くらいの事前知識で臨みました。
グラフィックがなかなかにリアルで、とても楽しめました。
旧来からの親友との別離は悲しかったですね
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

宇宙に広がる各惑星をそれぞれの国家が支配しているという壮大な世界観に気圧されながら、物語は始まります。
SF物語を見るのは久しぶりでしたが、非常に楽しめました。主人公ポールの出自など、続編で解明される
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.8

非常に感動しました!!
東日本大震災の際のフクシマを舞台とした、原発と戦った人々の物語。
安全に処理を行うためとはいえ、現場の状況と乖離した指示を出す本部に対する渡辺謙の迫真の演技が印象的でした。我々
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.6

東野圭吾さんの原作が映画化されたということで楽しみにしていましたが、期待は裏切られませんでした!
仮面舞踏会を用いて繰り広げられる復讐劇という内容ですが、そこにいささかのベタさはありつつも、それを補っ
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.3

ガバガバな時系列や設定はご愛嬌だと思います。
あくまでも都市伝説の忠実な再現のひとつと思って鑑賞すると楽しめました!
今は実際の犬鳴峠には入れないんですね。行政ぐるみでその危険性、ホラー性をを認めてい
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第9地区(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

南アフリカ・ヨハネスブルグにて、エイリアンと人間との関係について描く作品です。
エイリアンを蔑視する人間の姿に心が痛みましたが、自分も無意識的にそういった差別をしていないかと考える契機になりました。
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

病につき余命宣告された2人の老人が、棺桶に入るまでに叶えたい「バケットリスト」の項目を達成していくお話です。
見ず知らずのところから病院で知り合った2人が、バケットリストを通じて友情を深めて行く姿は感
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

後半でのヒロインの変貌ぶりには驚きました。
終始登場人物の人種差別的な言動に違和感を覚えると共に、そういった気持ちを抱く自分にも潜在的な差別意識があるのかと考えさせられました。

ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.9

エリート層にとって目障りな人々がアメリカの郊外に拉致され、娯楽としての"ハント"の対象となっていく映画です。
この設定さえ理解しておけば前半の突飛な展開の理解も進むと思います。
拉致直後、主人公と思
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

私が鑑賞したことのある映画の中で最も難解な内容でした。後から考察サイトを何回も何回も読み直してようやく何となく理解出来たという始末…
まだ2回目は鑑賞していないのですが、物語の最後にわかる衝撃の事実を
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僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

4.1

欅坂46は、既存のアイドルという枠にはまらないで、世界への反骨精神を前面に押し出すことを標榜したグループでしたが、その姿勢が逆説的に運営やファンの求める「欅坂46像」を助長し、圧力を生み出したのではな>>続きを読む

(2020年製作の映画)

4.0

18年の時を経て、中島みゆき『 糸』のごとく再び巡り会い結ばれる2人の物語。
ハッピーエンドに終わる本作ですが、それまでの紆余曲折の中には涙を誘うシーンも多いです。特に癌にかかった前妻と死別する蓮、ネ
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ラスト・デイズ(2013年製作の映画)

3.8

皆が外出できなくなってしまう一種のパンデミックを通じて、犬猿の仲であった職場の同僚同士の絆や、一度はすれ違った夫婦の愛が深まる過程に感動しました。
パニックものではありますが、大切な人と気軽に会えない
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ぐらんぶる(2019年製作の映画)

3.0

辺鄙な島にある大学にて、ダイビングサークルの学生たちが繰り広げるコメディ映画です。
展開がハチャメチャ過ぎて、初めはついていけません。笑
ただ女性陣が可愛くて目の保養になったり、権力を持つ他サークルの
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透明人間(2019年製作の映画)

4.3

セシリアがエイドリアンから逃亡する際に流れる鬼気迫る様子を表した音楽など、音響の効果が非常に高いです。
途中からは夫に虐げられたセシリアの復讐劇に内容がすり変わっていくのも、見ていて小気味よいです!

感染列島(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

このご時世なので学べるところがあるかと思い見てみました。
確かに設定の穴は多いですが、感染症の恐怖を喚起するには十分だと思います。症状のひとつである全身からの流血の描写などはかなり鮮烈です。また、医療
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

子供時代には山や川を探検することが楽しみでしかたありませんでしたが、その時の高揚感をありありと思い出せました。もっとも、この映画における目的はかなり特殊ですが(笑)
不良軍団を追い払ったり、小学生の終
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んだ後に鑑賞しました。
結論から言うと、原作の良さを最大限生かすことには失敗しているのかな…と感じました。
まず、映画に登場する「国岡商店」とは、現在も形を変えながら存続している出光興産が
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