1995年のある夜。6歳のケイリ―と4歳の弟のケビンが暗闇の中で目覚めるとパパは見当たらず、玄関のドアも消えていました。窓の外に何もなく、電話も通じなくなっていたので二人は仕方なくリビングルームのソフ>>続きを読む
本年度のアカデミー賞で作品賞をはじめ、監督賞、主演賞など主要部門を受賞した「覇権作」。
今回はDolby Cinemaで鑑賞したが「音と色」に関してはかなり品質が高くて満足。
C・ノーランは興行面では>>続きを読む
イアン(Thomas Sainsbury、脚本・監督も)は私生活上の問題に疲弊し、気持ちの整理をつけるべくシーズン終了間際の森林地帯での4日間のソロ・トレイルハイキングに出かけます。
とにかく人との接>>続きを読む
現代アメリカのフィルムメイカーの筆頭格の一人(二人)、コーエン兄弟の代表作の一本。
1996年の作品だからもう四半世紀か…。
一応実話に基づいてるとテロップが出ますが、こんな事件はどこにも記録がない>>続きを読む
MeToo時代を経た現在ならまた違ったアプローチになりそう…。
監督のシドニー・ポラックと言えば70s〜90s年代の頭にかけて活躍したアメリカの「職人監督」の代表格の一人。
いろんなジャンルの作品を>>続きを読む
ドラキュラ、狼男、フランケンシュタインからミイラ男までリメイクも行くとこまでいったよな、と思っていたら、ありました。
まだリメイクされていないものが。「大アマゾンの半魚人」すばらしいセンスの邦題ですね>>続きを読む
言わずと知れたPixarスタジオ有数の大ヒット作。
この当時(2003年時点)あたりから「ディズニーのピクサー」から「ピクサーあってのディズニー」の印象が生まれてきましたかね。
それくらいこの頃のPi>>続きを読む
2003年公開の「イギリス映画」。
正確には「ゾンビ映画」ではないのでしょうが影響は明らか。
この頃から「アメリカナイズされた非アメリカ映画」世界中から出て来るようになりました。
見る前はもっとシリ>>続きを読む
1982年公開の"The 80s"映画の代表格の一本。
公開時に観た感想は「アメリカングラフィティ」より下世話な印象で学園コメディとしてはまずまずの出来といった印象。
ところが後にアメリカに留学した>>続きを読む
V・ディーゼルの出世作「ピッチ・ブラック」などで知られるB級娯楽映画の旗手、デビッド・トゥーヒーの監督デビュー作。
アメリカのとある田舎町。
妻を亡くしたベン・ウィルソン(J・ダニエルズ)は一人娘の>>続きを読む
ヴァイキング版「ウルトラマン」かな。
西暦709年のノルウェイ。
宇宙船のクラッシュによって地上に降り立ったケイナン(J・カヴィーゼル)は逃走した凶悪なエイリアン、ムーウェンを追ってヴァイキングの地>>続きを読む
なんて泥臭い映画なんだ…。
・・・しかし敢えて言わせてもらいたい。
「あぁ、この頃のアメリカ映画は面白かったなぁ」
ジョージ・ロイヒルが監督で主演がポール・ニューマンとくればどう転んでも詰まんない作>>続きを読む
本作で共にオスカーを受賞したメリッサ・レオ(助演女優賞)とクリスチャン・ベイル(助演男優賞)の演技は流石に見応えがありました。
特にベイル氏はキワキワのカメレオンぶりで正直、かなり「ヤバい」。
デ・ニ>>続きを読む
TVドラマ的な印象が強いYA向けSF・アクション。
物語はズバリ、「転校生はエイリアン」。
これって日本人からしてみれば昔からよくあるパターンですよね。
ただ、この設定自体はいつの時代にも通用する若者>>続きを読む
POVオムニバスホラーのシリーズ第2弾。
POV形式をネタに主に若手のホラー作家たちが腕を競ったエピソードの寄せ集め。
今回もやたらガチャガチャとしてますが既にそれが独自色となっている点は興味深い。>>続きを読む
2023年の米製ホラー映画の「超異色作」。
今では珍しくもなくなったFound Footage形式作だがその中でもかなり攻めた造りとなっている。
ロサンゼルス。ある女性シンガーのプロモビデオの撮影の>>続きを読む
本作を見るとストーン氏が脚本を担当したブライアン・デ・パルマ監督の怪作「スカー・フェース」('83)がどうしても思い浮かびます。
アル・パチーノを主演に据えて描いたキューバ難民上がりの麻薬王の台頭とそ>>続きを読む
原題の”Abattoir”とはフランス語で”slaughterhouse”、つまり「食肉処理場」の事だそうです。
何もホラー映画に限った話ではありませんが、およそ娯楽作品に関してはネタは尽きたかとも>>続きを読む
諜報機関のエージェント、エマーソン(ジョン・キューザック)はある(汚れ仕事)でミスを犯し、イギリスの片田舎にトバされます。
与えられた任務はこの僻地にあるNumbers Station(乱数放送施設)>>続きを読む
オーストラリア産の低予算SF。
スリップ・ストリームと呼ばれるテレポート技術によって宇宙の深部への進出が実現した未来。
異星へ赴き労働に従事する産業が生まれております。
しかし極悪な労働環境と待ち受>>続きを読む
16歳、ちょっと変わった女の子、ジュノが「妊娠してしまった」ことから巻き起こる騒動と周囲の人々との交流を通じて成長していく彼女の姿を描く「ハートウォーミング・コメディ」。
というのが観る前の予想でし>>続きを読む
今イチ「パッとしない」低予算SF映画であります。
特にこの手の作品がお好きな方以外にはちょっとお勧めしにくい至って地味な作品と言えましょうか。
ただ、個人的には、このシリアスさ加減にちょっと惹かれるモ>>続きを読む
2008年に公開されたサスペンス・スリラー映画ですがほとんど知られてない作品だという気がします。
監督のブラッド・アンダーソンは「セッション9」や「マシニスト」、「ザ・コール 緊急通報指令室」など、ス>>続きを読む
原題は”Don’t Blink"「目をつむるな」。
山奥のリゾート施設に向かった4組の人々。
他に通る車もない道を延々と進みようやく到着した彼等を迎えたのは無人のロッジ。
駐車場に車がいくつかあるも>>続きを読む
スマッシュヒットした前作を受けて登場した第2弾。
第一作は2022年のPurgeの夜を舞台にしておりましたが、本作はその翌年2023年、第6次Purgeの12時間が舞台。
ただ、この両作に直接の関連>>続きを読む
ご存知セサミストリートの生みの親、ジム・ヘンソンが盟友フランク・オズと共に作り上げたファンタジー映画の決定版。
何せ生身の人間は一人も出てきません。
登場するのは様々なマペットたちのみ(ロングショッ>>続きを読む
現代イギリスのオタク派監督の2大巨匠の一方であるエドガー・ライト氏(もう一人はM・ボーン氏でしょう)。
出世作「ショーン・オブ・ザ・デッド」から本作にいたるまでこだわりの感じられる人物描写と趣味性が両>>続きを読む
1993年にスピルバーグ監督が世に送り出したシリーズ第一作「ジュラシック・パーク」そして原作付きの続編「ロスト・ワールド」を経て、この2001年のこの第三弾からは映画オリジナルとなりました。
しかし第>>続きを読む
太陽の活動低下によって存続の危機に瀕した人類を救うべく宇宙船「イカロス2号」は一路太陽を目指します。そのミッションは太陽本体に膨大な数の核爆弾をぶち込むことでその活力を取り戻すこと。
船に乗り込むの>>続きを読む
何かやる気を感じられない邦題だが原題は「ニックとノーラの無限のプレイリスト」。
売れっ子のマイケル・セラとキャット・デニングスによる「青春ラブストーリー」。
2008年の作品だからもう一昔以上前の作品>>続きを読む
日本人監督、北村龍平氏によるスリラージャンル作。
ホラー色の濃いB級映画ですがアメリカ映画のバイタリティはこういう作品が下支えして来たのも事実。
SAWシリーズのジェームズ・ワンやFinal Dest>>続きを読む
本作、「アイアン・マン」や「スパイダーマン」と同列のヒーローストーリーと思いきや、むしろ「スーパー・マン」よりの(異世界から来た英雄)物語。
地球にやって来た(というか追放されてきた)ソー君の活躍を描>>続きを読む
2007年制作の「未公開ホラー」としてはよく知られた作品。
それにしてもこの邦題は如何なものか…と思わずにいられませんが原題は”Teeth”(歯)と至ってシンプル。
まぁ確かに「ティース」では何のこと>>続きを読む
麻薬カルテル撲滅の秘密任務でボリビアに潜入した特殊部隊「The Losers」の面々。
何者かの罠にはまりアメリカに戻れなくなった彼等は接触して来た謎の美女アイシャの手引きで陰謀の黒幕、マックスに迫る>>続きを読む
低予算「ホラー」の拾い物。
ニューヨーク、エスカレートする一方の暴力に堪えかねて警官であった夫(M・パレ)を殺害したマーニー(ファムケ・ヤンセン)は
刑務所での模範的な態度を認められ刑期を残して自宅>>続きを読む
スペイン、バルセロナを訪れたヴィッキー(レベッカ・ホール)とクリスチーナ(スカーレット・ヨハンソン)。
そこでいかにも訳ありなアーティスト、ファン・アントニオ(ハビエル・バーデム)から誘惑を受けます。>>続きを読む