なきもとさんの映画レビュー・感想・評価

なきもと

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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.3

今敏監督の作品を初鑑賞。
現実と虚構の境目が分からなくなる演出に圧巻だった。主人公と同じようにこちらも困惑して、恐怖するあの感覚は今まで見てきた映画では中々体験できないものだった。

街の上で(2019年製作の映画)

4.6

人生初の今泉力哉作品、傑作と名高い本作を映画館にて鑑賞できて本当に良かった。
自分の中での邦画の固定概念をぶち壊し、一段上の次元へ連れていってくれた。それぐらい自分にとってデカい作品だった。
下北沢を
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.7

何も考えずに見れる、故に最高。
本当にモンスターズになってて、要素がてんこ盛り。でもステイサムが全部何とかしてくれる圧倒的な信頼感。そんな場面じゃないのに思わず笑っちゃう場面が多い。
ほとんどジュラシ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.1

自分の中であまり得意ではなかった邦画の見方を最近学んだ故に手を出してみたが、一言、最高だった。
掴み、展開、転換、着地が見事だった。そして、タイムループあるあるをしっかりとやってくれる。特に好きなのが
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.7

日本の戦争映画ははっきり言って嫌いだ。当時の軍人たちの行動を理解するのに苦しく、見ていて苦痛だからだ。ただ、理解はできずとも、その行動は国体を思う強すぎる気持ちあってのものだと、本作品を経てなんとか咀>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.4

ノックリスト漏洩とバイオテロを阻止し、嫁を守り、核ミサイルを止め、シンジゲートを壊滅させたイーサンに残された不可能なミッションはもうそれしかないと思っていた。本当に今回の敵は”それ”だった。
今までと
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.3

悪魔祓いを描いたホラー「エクソシスト」を鑑賞していない自分にとって、悪魔退治がテーマの作品は「コンスタンティン」のイメージが強い。そのコンスタンティンから、アクション要素を抜いてホラー要素を盛り込んだ>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

名作と言われている作品は、いいものだと半ば確信できるので、鑑賞を後回しにしてしまう。この現象に陥る理由は分からないが、共感できる人も多いのでは無いだろうか。コーダもその内の一作だった。
細かいレビュー
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セッション(2014年製作の映画)

4.5

映画館でこの作品見ることが出来て本当に良かった。ミッドランドさん、このGAGA配給映画の再上映企画ずっとやって下さい、お願いします、、、
スポ根少年バトル漫画を音楽の上で見せてくれた。アンドリューの挫
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.0

初見を映画館で迎えることができて良かった。丁度、灼熱で災害級な気温になってきた時期に鑑賞できたのも良かった。今年の夏、始まりました。
夏の高校の情景描写と、音、そして映像から香る青春の香りが高校時代の
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.1

予告も見ず、口コミによる凄い作品という噂だけで見に行った。正解だった。普段洋画ばかり見ている自分に、久々に邦画も見ていこうと思わせてくれる作品だった。
前半部分のループが始まった辺りの会話劇は上質なコ
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スモーク・シグナルズ(1998年製作の映画)

3.2

大学の講義で鑑賞。先住民のステレオタイプを先住民達自身が笑い飛ばして茶化す描写が印象に残った。ステレオタイプの押し付けへの問題提起がテーマの作品は数多くあるが、この作品の様な明るく、コメディ風に描いて>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.9

去年の秋以来、2回目の鑑賞。何回見ても最高で、常に心を躍らせてくれる最高のエンタメ作品。
そうはならんやろの連続、でもそれをガチでやってるからカッコよくなってる。見終わった後はナートゥしたくなるし、猛
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

肉弾戦のアクションが重視されており、特にラストのボスとの戦いは見応えがあった。
変装を解いてギターでアレンジされているテーマ曲が流れるシーンはシリーズの中でも屈指の名シーンだと思う。
演出の所でクドさ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.9

アニメに革命を起こした前作を余裕で超えてきた。マイルズがマルチバースをacrossしていく中で、各アースのデザイン、色彩が凝りすぎてて最高だった。
コミックまでは詳しくないので、初めて知るスパイディた
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.7

新作公開を機に再鑑賞。前回は字幕で見たが、今回は吹替で見た。アニメと日本の声優の相性はやはり抜群で素晴らしい。
文化的に日本はアニメで世界から一線を画しており、誇れるものと勝手に認識していたが、スパイ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

解釈の仕様は色々あると思うが、自分なりに物語を理解し、心に落とし込むことができた。難しい事は心に留める事にする。
爽やかな情景でバカンスを楽しむ父と娘。自分は親では無いが、親を持つものとしてその雰囲気
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.5

前作に父性、親子の要素が追加されて、反対にアクションのスタイリッシュさと敵の魅力が減っていたと感じた。
上級国民ヤンチャニキたちをシメた所がやっぱり1番好き。

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.7

ダメそうでやっぱりダメなおじさんと、しっかりしてそうで、結構やらかしてるおじさんが焦りまくってて面白かった。緊張感は継続しつつ、そうはならんやろって場面を定期的に挟み込んできて笑えた。
やらかしたやつ
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.9

多分見るの5回目ぐらい
何回見てもおもろい
最新作までにフォールアウトまで見直します

怪物(2023年製作の映画)

4.3

 全ての人は心の中に怪物が潜んでいる。そんな分かりきった事から人は皆目を逸らす。自分はあの人と違ってまともだと誰しもが思いたいが、そんな事を思っている時点で、その人は怪物と言える。
 親、教師、子供の
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.2

 子は生まれてくる場所を選べない。親ガチャなどという言葉が有るが、そんな言葉で片付けては行けない問題だ。
 本作で描かれた子供たちは、確立されたシステムから零れ落ちた一欠片だ。よって社会からの理解は乏
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

人がアクション映画に求めている要素をこれでもかと詰め込んだ作品。
デンゼルワシントンが渋くてかっこいい。やり過ぎってちょっと思うぐらい敵をボコしてくけど、その様子にバットマンを連想した。マッコールの行
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.1

 前作ラグナロクでシリーズの実質的なリブートが行われ、エンドゲームを経た今作。そんな中で残されていたソーのパーソナルな問題を解決する話。
 ソーシリーズでは彼の強い所ではなく、弱い所、神なのに人間より
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.6

ケイトブランジェットの演技がやはり素晴らしかった。サントラを極限まで減らし生活音を強調していた。その中で定期的に訪れる異音と大音響のオーケストラが際立っていた。重低音上映で鑑賞したのが、より音響体験を>>続きを読む

TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.1

本当にタイムイズマネーになっちゃった世界の話。設定は面白い。25歳で成長が止まる設定は活かされていたと思う。画面上で若い人しか出てこない不気味さと、歪過ぎる家庭の様を上手く表現していた。
ストーリーの
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

アンビリーバボーみたいな番組で知ってた着水で犠牲者が出なかった奇跡。その内容を詳細に知ることが出来た。取り調べの部分は脚色が入ってると思うが、そこも含めて物語として面白かった。

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.0

完全にファンサービスに振り切った大衆娯楽映画。カーアクションの全てがメガマックス。そして、ユーロミッョションするし、スカイミッションもする。申し訳程度にアイスブレイクもしてた。もちろんめっちゃファイヤ>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

4.1

1期から一貫して描かれてきた、システムと法の必要性と共存性に1つの答えを常守が半ば強引に出していた。答えというより問題提起かな。常守の行動に一抹の悔しさを覚える展開。狡噛、1係のみんなの気持ちを考える>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.3

トランスポーターの様な運び屋ミッションでのステイサム無双を期待していたが、復讐系だったので少し残念。いろんな視点での「あのとき実は、、、」をやろうとして裏目に出てた感は否めない。
序盤の一瞬のアクショ
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