どん大根さんの映画レビュー・感想・評価

どん大根

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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

大人と子供を対等な存在として社会的に描くこの映画は最高だと感じると同時に自分が大人になった今と、子供の頃のあの訳のわからない怒りに強烈なジレンマを感じさせられた。フォーカスを自分から合わせないとなかな>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.5

仮想現実やコンピュータとの戦いを描く近未来的SF映画の金字塔。

実際話の流れや世界観にはかなりワクワクするものがあって、結構見入ってしまう。
よくある映画のちゃっちさや王道の展開が気になりはしつつも
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.6

はっきり言ってメインにするわけない人たちに焦点を当てていて、でも確実にその人たちにある暗さと最高に美しい部分を見せる映画でした。2人の会話や仕草は本当に暮らしそのもの。そんな2人を取り巻く子供のことや>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.6

おっとりマイペースで、気丈で健気なすずさん。戦時中でも変わらずにすずさんらしく支える姿がとっても素敵な映画。
独特な絵の具のタッチは美しくて、映画を引き立てたのは間違いない。

後半は今の人が受け入れ
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.8

法や道徳、無知とかを対して観てる側に考えさせる作りになっている。

2人の関係は普通ではないけれど本を読み聞かせる時間はとても素敵。
その分法廷のシーンの張り詰める緊張感はそれなりにきついし、普通に面
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

4.2

ビートルズのあらすじを結構クリーンに映していて、実際にライブとか裏方の話をしっかり観れるのはかなり嬉しいし、映画としてすごくちょうど良い。
4人のいいところをわかりやすく魅せてくれるから時間が経つほど
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.2

沖田さんの作品本当最高だぁ。冒頭から脱力的でほのぼのしてて、これがそれぞれの悩みみたいなのをちょこっと光らせるのが良い。駆け出し監督の悩みを木こりが解決するって誰が思いつくんだ。
椅子のプレゼントは観
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ブラザーフッド(2004年製作の映画)

3.7

戦闘シーンで塹壕を横から撮ってるのが印象的。銃撃が飛び交ってそこで人が倒れてく閉鎖感が怖かったな。
仲のいい兄弟に蟠りができてしまうというのはやっぱり悲しい。ソウルの出来事を知ってても観るのとじゃ訳が
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.4

折角のタイムマシンをクーラーのリモコン取りに行くために使ったのがもうめちゃくちゃ面白い笑。まさにタイムマシンの無駄遣い。
話が進むごとにコメディもストーリーも本気出してきて伏線回収も楽しいし、なんと言
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

タイムトラベルでもリープでもない、時間の逆行という形でクリストファーノーランはまた新しいものを作ったなと思う。
理解するのは難しいけど、できなくもない内容で、劇中の集中力はめちゃくちゃいるが頑張る価値
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

当時日本を震撼させ、未解決に終わったグリコ・森永事件を題材にした映画。
謎を明かしていく過程が長くて間延びしてる感じもするけど無くてはならない部分ではあるし、その分2人が同じスクリーンに出てきた時は待
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.2

半世紀以上前にこの作品が作られる事はやっぱりすごいなと感じる。

強めのメッセージ性を兼ね備えつつ、映像の喜びを発信した映画。いろんなところに影響を与えた事は間違いないんだろうな。

終わった後のあの
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海街diary(2015年製作の映画)

4.0

話に起伏は無くて、それをずっとやってるんだけど何故か退屈せず観れる。
盛り上がるシーンも大したことないんだけど、心地がいい。
なんか不思議な映画でした。良かったです。

ただ女優が強すぎる。もう少しな
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.7

項目達成ごとに爽快感があり、話のオチまで綺麗で観やすい。

秘書good。

ジャックニコルソンがマジでキツそうでやばいやばい。

フォーカス(2015年製作の映画)

3.0

スリとか詐欺の犯罪が観たくて観ました。

詐欺物はもっとご都合主義で恋愛とかそっちのけの方が良い。

キャッチミーイフユーキャンみたいなね。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.4

訳あり家族の生々しい生活に絆を感じる話。
万引きが話の主体ではなくて、家族の形についてを描いている。
悪を善とする形で、捕まってからは見てる側はどうしても感情移入してしまう。
こういうのってよくあるけ
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.7

なんか若者のアキラの囃し立て方は絶対違うけど、絶対そうなるよこりゃ。
超感覚アニメーションが故というか。

すっげー!!ってなるけどなぁ。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

アクションのハデゴジラではなく、現実的にゴジラを倒す話はかなり良い。政治の無理はこの際無視でいいわけで、なんかそのチープさがコミカルで良かったしね。

ゴジラってめっちゃワクワクするな

オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

4.0

評判通りのoasisの性格を観れた気がするな。良い意味で安心しました笑。

やっぱり曲が格好いいから飽きないし、個性的な編集も楽しく見れる。
好きだからってのもあるけど、「ギャラガー兄弟だけがわかるも
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.3

同じ部屋だけで話が進むから絶対にこれ以上広がらないのになんでか夢中になる。
会話劇の面白さを目の当たりにしたというか。

ちゃんとやりたい人と、早く帰りたい人と、だんだん自分のプライドのためになってく
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.9

「レプリカントも恋をする」それを雨とか暗い街と小さな明かりで丁寧に描いた映画。

愛とか命に対してのメッセージ性はかなりあるんだけど、正直あまりその訴えに対して自分は興味はなくて、それでも少しあっ…と
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

敵が映るシーンはあまりなくて、どんどん追い詰められる恐怖に胸がキュッとなりながら見てました。

何度か生き残るための手を尽くしてるシーンがあるけど、戦争としての衝撃があるわけじゃないのに、人がたくさん
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

4.1

今までと違って演出特化で、最悪すぎるポルターガイストがまじで怖かった。

怖がらせる形は色々あると思うけど、どれも絶対に起きて欲しくない怖さだし、アナベル人形が今までで1番怖かったのは間違いない。テレ
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.4

なんか途中でめんどくさくなったな。
話をちゃんと理解すれば面白いと言われたとしても、そこまでのめり込むほどの魅力が無いなという感じ。

カルトにしては弱かったしなぁ。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ずる賢くて狂気的なジョーカーではなく、もっと狂気的で暗い部分にフォーカスしたジョーカー。

印象的なシーンはたくさんあるが、終始漂うアーサーの危うさにはヒヤヒヤする。
絶対にいい方向に転んでないのに、
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

3.9

サイケが流行りまくりの時代の映画だからってのはあるんだろうけど、にしてもアリ・アスターが作るような(そもそもホラーだから少し違うかもしれないが)ストーリーの中でのカルト映画ではなく、見て感じることに特>>続きを読む

鬼談百景(2015年製作の映画)

3.8

もともと変に怖いを期待しすぎて、ちゃんと怖いとこよりも別のものにクスッときてしまったりして本当に申し訳なかった。

ただ、オーソドックスな1話目から捻った話やおかしな話、不気味な話、ちゃんと怖い話と、
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.0

普通のホラーでは全くなくて、そもそもの背景にある設定が見えることでどんどん恐怖が増してった。
導入で遺体安置所の仕事を見てるとこでもう不気味だしね。

女の子のくだりはめちゃくちゃ冷めたけど、いいか。
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