Dachusneneさんの映画レビュー・感想・評価

Dachusnene

Dachusnene

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

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声、効果音、音楽を、様々なテクニックを使い組み合わせて、映像と一体化させる努力。監督たちの拘りと、これに応える音響技術者の執念。実物の録音だけよりも、別な音を重ねた方がリアルに。生み出された音が、過去>>続きを読む

グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

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部屋に籠りゲームだけで過ごす息子をみかね、姿を消していく渡り鳥の研究に没頭する前夫に夏休みの間預ける母。生まれたての雁が、歩みだし、泳ぎ、飛ぶ姿を見て熱中する息子。モーターハングライダーで、雁に渡りを>>続きを読む

ハワーズ・エンド(1992年製作の映画)

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まだ伝統という言葉が似合う20世紀初頭のイギリス、生き方の違う3つの家族が複雑に絡み合う。底抜けに明るいエマ・トンプソン。じっと相手を見つめ、自分の意見を臆せず語り、前を向く。周囲は様々な出来事に動揺>>続きを読む

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

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私生活に問題をかかえた社会派ジャーナリストが、人気子供番組キャスターの担当に。話を聞くつもりが身の上話に。あまりにも出来過ぎている、でも目が離せない。こんな善人が本当にいるか?一人一人に真摯に向き合う>>続きを読む

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

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一冊の本をきっかけに、第2次世界大戦の終戦前後を跨いで繰り広げられる人間模様。ドイツ軍に占領された島は、家畜も供出し口に入るのはじゃがいもぐらい。届け出がないと近所の人とも会うことができない。そこで読>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

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単刀直入な始まり。古びた団地を舞台に、3つの話が行ったり来たり、でも交わらない。広い空、ひとけのない道、日常生活の断片、宇宙から突然降ってきた男。言葉は通じなくても、体は動かなくても、心は通う。若い力>>続きを読む

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

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逃走しながら犯行を続ける実際にあった連続殺人事件を題材とした小説の映画化。淡々と繰り返す殺人、きっかけも背景も心の動きも説明されない。“砂の器”の巡査役ではであまりにも善良すぎて殺害された緒形拳が、こ>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

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お蔵入りしそうだった殺人事件が、すこしずつベールを脱ぎ始める。恨みなどとは縁遠い被害者、容疑者も殺意につながる理由が見当たらない。過去の記憶と現在がストーリー上で交錯し、登場人物がどんどん生き生きとし>>続きを読む

RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

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“淑女たれ(感情をコントロール)”、“自立せよ(自分でなんとかする能力)” という母の教えを守り、学生時代に出会い彼女の才能を誰より理解した伴侶マーティンに後押しされ、連邦最高裁判事にまで上り詰めたル>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

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老齢者向け施設に閉じ込められたダウン症の若者と、愛する兄を自身が引き起こした自動車事故で失った漁師。偶然の出会い、追っ手からの逃亡。決して揺るがない目標と、それに向けた準備。一人の人間として接するとい>>続きを読む

ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

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ジョッキーファミリーで育ち、自然に騎手を目指すも落馬で大けが、生死の境を彷徨いながらも、さらに上を狙う。海辺を駆ける彼女と馬にかかる虹。囲まれ息もつけずダメだと思っても諦めるな、周りの馬は順番に疲れを>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

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政治には興味のなかった運転手が、ドイツ人記者を乗せて韓国光州へ。そこは外部には知らされていなかった、学生と軍部が衝突する光州事件の現場。明るく元気な市井の人たちにまで及ぶ弾圧、悲惨な状況が目の前で繰り>>続きを読む

八日目の蝉(2011年製作の映画)

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不倫相手の生まれたばかりの赤ちゃんを誘拐、4年間隠れながら大切に育てるが、ふとしたことで二人の存在が世に知れ、子どもは実の親の元へ。時が過ぎても真の親子とは言えない関係が続き、自身も不倫相手の子を妊娠>>続きを読む

ドリームガールズ(2006年製作の映画)

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歌唱力抜群のリーダーを差し置き、ルックスで選んだリードボーカルでブレーク。人間関係はぎくしゃくしメンバ入れ替え、これで収まるかと思いきや、マネージャの強引な手法にリードボーカルは別離を決意。時々ミュー>>続きを読む

オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

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“正直者にあげます”と書いた大金の入った封筒を拾ったふたりの仲良し女の子たち。警察に届けるが、君たちは正直だ、と警官に太鼓判を押される。拾った場所に返しに行くと、そこの家がちょうど売りに出たので買うこ>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

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齢90を過ぎた画家、妻と碁を打ち、自宅の庭に座り込み、目の前を行き来する生き物をじっと眺める毎日。既に有名になっている彼の周りには様々な人々が行き交い、自分の都合で関わろうとするが、結局画家の我が道に>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

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すい臓がんで余命数カ月の宣告を受けた母、くよくよしている暇はない。そんな中でも、新たに現れる人々を受け止め、ひとりずつ抱きしめる。背中を押されるように自ら動き出すそれぞれ。家族が従うルール、家族で引き>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

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あの曲から静かにスタート。ミュージカルだったのか、それも全編、台詞はすべて歌。背景の壁紙や街角の派手な色使いがお洒落に映える。恋愛ストーリーはあまりに軽くたわいもないが、それぞれの幸せが素敵な色と歌で>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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4姉妹が一つ屋根の下なかよく過ごす7年前と、それぞれの道を歩みだした今。それはあたかも夢と現実が交錯するよう。作家志望の次女を中心に物語が進む。深呼吸して一歩前に踏み出す勇気。籠める想いとともに、1ペ>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

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不遇な人生を送っていた女性が、カナダの片田舎の狭い家で朴訥とした夫と暮らし、素朴な絵を描きだす。最初はぶきっちょな二人の関係も、次第に持ちつ持たれつに。その絵はやがて世間が認めるようになる。働くという>>続きを読む

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

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世界を股にかけて活躍する女性建築家が故郷に戻るが、男社会のイタリアではウエイトレスが関の山。通りがかりの古びた公営住宅のリノベーションのコンペに応募、助手と偽り当選。有名建築事務所で働くが、ワンマン社>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

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第1次大戦中のフランス。敗走するドイツ軍をここぞと追うイギリス軍。退却は罠とわかり、二人の若者が最前線への伝令に選ばれる。兵士がひしめく塹壕をすり抜け、鉄条網の向こうの無人地帯へ。戦場の悲惨な現実と不>>続きを読む

カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

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俳優、ミュージシャン、政治家、王室など有名人がこぞって泊まるセントラルパークを臨む老舗ホテル。歴史を感じさせるカフェ、ギャラリー、バー。スタッフは宿泊客と家族のように接し、決してプライベートは語らない>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

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SNSで毎日前向きな発信を続ける女の子も、実生活はシャイで思った通りに事は運ばない。自らの言葉に背中を押されて一歩踏み出してみても、結局後悔することばかり。どんな時も暖かく見守ってくれる父。思い切って>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

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イラン北部の小さな村の小学校。何度も宿題を忘れ、先生から次は退学と言われた友達のノートを間違って持ち帰ってしまった少年。母親からは自分の宿題と手伝いが先と言われるが、気になって仕方がない彼は、丘を越え>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

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今回の大統領選でもトランプが圧倒的な強さを見せたアラバマ州。80年代後半、ハーバード大ロースクールを出て死刑囚の法的弁護を買って出る若き黒人弁護士。無実の罪を着せられた黒人男性自身も、動かしようもない>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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戦時下のドイツでは、純粋な少年の心の友もヒトラー。素直な彼に、悪の道をささやき続ける。母が匿うユダヤ人と自分に違いはあるのか。常識と事実の間のどうしようもないズレ。周囲から忍び寄る狂気を笑い飛ばす。恐>>続きを読む

ベスト・オブ・メン〜人間の最高〜(2012年製作の映画)

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第2次世界大戦中のイギリス。脊髄損傷の負傷兵は病院に棺桶で運ばれ、薬漬けで死を待つだけ。ドイツから亡命したユダヤ人医師が彼らを人として扱い、自力で生きていくため様々な試みを行う。スポーツもそのひとつ、>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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極貧の4人家族が、友人のつてで金持ち家族に関わり、出自を隠し、様々な策略で全員が高給の仕事にありつく。お互いが必要な役割を演じることで、危ういバランスを保っていたが、彼らにはじかれた家政婦の乱入で一気>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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戦後繁栄を極めたホテルも今は昔。荒れ果てかろうじて営業を続けている。その佇まいに惹かれた作家の前に、老オーナが現れ、50年前彼の前任のコンシェルジュから直々に学び、共に辿った数奇な運命を語りだす。個性>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

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数年後に購入者となるベビーブーマー層に狙いを定め、アイアコッカがフェラーリの買収を画策するが失敗。自力のル・マン参入を決め、開発チームにル・マン優勝経験のある元ドライバと癖のあるレーサを抜擢。社内批判>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

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アトランタ五輪の期間中に近くのライブ会場で起きた爆発事件。直前に発見した警備員の奮闘で被害者を最小限に食い止め、マスコミが彼をヒーローともてはやす中、メンツを潰されたFBIが彼を容疑者と断定。突然の犯>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

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畳に座った視点から見る、奥行きのある昭和の家庭の光と影。笠智衆演ずる初老の父の、ゆったりとして誰に対しても暖かな言葉、実の子供達のドライな受け答え、義理の娘原節子の真心とその裏に宿る感情。全てが真実で>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

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突然の世界一斉停電で、なぜかビートルズの情報が消えた。ミュージシャンを諦めかけていた主人公がYesterdayを口ずさむと、周りの皆が感動に震える。次から次へと新曲を出し(思い出し)一躍世界的スターに>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

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齢90を迎えた老人は認知症、毎朝目が覚めると亡き妻を探して途方に暮れる。アウシュビッツで家族を失った無念を晴らすため、偽名で潜むナチの看守を探す旅に。確かに当時の関係者ではあるものの、本人はなかなか見>>続きを読む

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