烏野玉葱さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

烏野玉葱

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メデジン 麻薬カルテルをぶっ潰せ!(2023年製作の映画)

3.3

カルテルものだけど、中身はいつものおバカフランス人グループのドタバタ珍道中。テイストが最後までどっち付かずなのがイマイチ。

ブラッド・アンド・ゴールド ~黄金の血戦場~(2023年製作の映画)

3.2

脱走兵がSS相手にランボーする話でも、みんなで金塊探しのバカ冒険するわけでもない真面目な映画。ただの勧善懲悪で、これといった見どころもない。

なぜSS兵があそこまで障害者を蔑むのかは、障害者や同性愛
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ミス・リベンジ(2019年製作の映画)

3.6

超えたらまずくなる一線が多々あって長さの割にストーリーラインのバラエティに富んだ内容だった

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.2

身内の殺人にさえ関心を抱かないようなマンハッタンのエリートの利己的な個人主義と、虚飾で勝負をする抜け殻っぷりを描いたのだろうが、アマプラだと、鼻くそみたいな吹き替えのおかげでよりベイトマンのサイコ味が>>続きを読む

カリートの道(1993年製作の映画)

4.1

ハードボイルドで面白い、長さも感じない。とにかくみんな刹那に生きていて、おじんな『サタデー・ナイト・フィーバー』。ラストのハラハラが見どころ。野沢那智が吹き替え担当なのも良し。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

なんというかアメリカらしいホラーストーリー。主題といい、保護者との関係や銃といい、普通なら再起不能でもタダでは終わらせないところといい。全体のまとまりがとにかくよくて、途中、ここからダレるんかなと思っ>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.9

面白い。ストーリー中の要素が箱庭モノの良さの中に詰められている。不安の表現手段として、音響技術と映像技術が活かされているのも良い。ただ、この作品に限らず、パニックモノはテンポが良すぎると登場人物の行動>>続きを読む

ザ・カニバル・クラブ(2018年製作の映画)

2.9

カニバリズム版『アイズ・ワイド・シャット』。色んな要素で作られた、15ピースのパズルみたいな単純な作品。おいしそうなブラジル名物のシュラスコが出てくる

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

難解。ある意味では統合失調症で目にする世界観かもしれない。ノリノリの祈祷シーンが見どころ。

女神の継承(2021年製作の映画)

4.1

子供の頃に見てたら怖すぎてタイに行けなくなってたと思う。瞬間的に怖いというより、精神を蝕んでくる様な辛い怖さ。とにかく禍々しい。ちょっと長いけど、おもしろかった。

ミン役の怪演と、ニム役のセガールみ
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リベンジャー 復讐のドレス/復讐のドレスコード(2015年製作の映画)

3.8

救いがなさすぎるし、復讐も強かったり弱かったりと、色々と荒っぽい箱庭映画。出演者はみんなよかった。

サタニックパニック(2019年製作の映画)

3.6

なんともインディーズ感が良いけど、味付けがしっかりしてない味噌汁って感じで、何かが足らない。主演の女優がアレクサンドラ・ダダリオを田舎っぽくした風なのも良い。

BLISS ブリス(2019年製作の映画)

3.6

好きな人は好きな感じ。薬物乱用者とかアーティストに内在する、ある種の破滅願望が描かれてる?ちょっとトリップの勢いと濃度が凄くて、クリーンなこっちは途中で置いていかれそうになる。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

おそらく映画館で見たほうがしっかりと楽しめるタイプの作品。個人的に、主人公がかなり苦手なタイプだった。それでも想像していたよりは見やすくて、画もきれいで良かった。何より撮影現場が楽しそう。

原点(2016年製作の映画)

3.3

本格的に意味が分からなくて、考察する気にもならなかったけど、ハードボイルドなのが良かった

YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

3.8

完全にエログロナンセンス。ヨーロッパ人のクリシェが詰まってる、割と楽しめた。局部のモジャモジャは日本の『TRICK』のオマージュかと思ったけど、当然違うだろう。

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.8

米軍がソマリ人相手に舐めプしたら、現実でもカプコン作品ばりにヘリがボロボロ落ちていった話

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

この監督らしくオサレな画だけど、伝えたいことが作品を経るごとに、どんどん抽象的になっていく。今作は、特に難解というか、まずよく分からないし、このキャストと監督の前評判がなければ、商業的にはえらいことに>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.0

ヨーロッパの昔話が原作のダークファンタジー。ステレオティピカルな東欧の陰鬱さがたっぷり。なんかもう全部がキモく見える映画。デヴィッド・リンチ作品が好きな人もハマるであろう。

ヴィジット(2015年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ怖い話だった。それでもってかなり面白い。2chの洒落怖にありそうな話をうまく映像化した感じ、『シャイニング』ぽさもあった。

キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

3.5

ファストファッション風刺。雰囲気はなかなか悪くなかったけど、主張を抜きにしたら、全体としてナンセンスすぎる。

BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.5

子どもに極度のストレスを与えてビースト化させるというやや悪趣味な脚本だけど、まあまあ面白い。続きが気になる仕掛けなので、是非続編を作って欲しい。

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.3

戦時中にイギリスで作られた戦意高揚映画。めちゃくちゃ面白い。チェコ人がハイドリヒを仕留めた当時の大手柄を、このクオリティで即映画化するというのが凄い。中身は脚本と演者が上質で、一般映画としても見応えあ>>続きを読む

スケア・キャンペーン(2016年製作の映画)

2.8

捻りがあるのは最初の少しで後はただの連続体という、マトリョーシカみたいなこれといった中身がないプロット。理不尽なのはストーリーだけじゃなくてこの映画を見ること自体だった。エロがないグロナンセンス映画。

ラバーボーイ(2014年製作の映画)

3.3

非モテで機械に詳しいエロ豚が暴れまくる話。典型的なエログロナンセンスで、エロの配分が多めでその次にナンセンスな映画。高校生あたりが好きそう、対象年齢知らんけど。

WE GO ON 死霊の証明(2016年製作の映画)

3.3

何ともはた迷惑な話。母親の肝っ玉母ちゃんぷりに惚れる

主演がイチローにクリソツ

ザ・ファーム 恐怖の食物連鎖(2018年製作の映画)

2.8

藤子・F・不二雄の『ミノタウロスの皿』みたいな世界。菜食原理主義者による畜産業批判かなと思ったら、やはり。雰囲気は上々

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.3

ジャンプスケア主体なのにとにかくジレッタイのがイマイチ
西洋人からしたら寺社仏閣が舞台な不気味さと一緒なのだろう

ザ・タウン(2010年製作の映画)

3.6

マイルドヤンキーが恋するけど、地元の悪縁を断ち切るのに四苦八苦する映画。どことなく『サタデー・ナイト・フィーバー』と『ベイビー・ドライバー』。セオリーに沿ってるだけに時間が長過ぎるように感じる。

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道化死てるぜ!(2012年製作の映画)

3.6

よくある配給会社が付けたやっつけ邦題の割に、中身はテンポよく面白かった。めちゃんこ安い『IT』に『ゾンビワールドへようこそ』のノリをかけあわせた感じで週末ムービー向け。ゴアもまあまあしっかりめでバラエ>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

2.6

無駄な行為と描写が多すぎてテンションとスリルを保てていない。ストーリーが三流であれ許されるスプラッターでも、ゴア描写がこれじゃダメ。あと、ピエロが華奢すぎてキモい。

パラドクス(2014年製作の映画)

4.0

凄い話。
社会は誰かの犠牲で成り立っている。

『プラットフォーム』といいスペイン語圏の映画は人生の捉え方が深い。ただ、パニック描写にお国柄が出ているのか、人がすぐイラつくのが苦手な人はキツいかも。

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

ドイツ兵とドイツ語は出てこないけれど、MG42の射撃音、Ju87の風切り音、神出鬼没のUボートとドイツ軍の恐怖が詰まってる。その中でのダンケルク脱出だから、戦争映画というフィジカルなストーリージャンル>>続きを読む

レッド・ドーン(2012年製作の映画)

3.0

北朝鮮とロシアが日本と韓国と欧州を通過して兵力を米本土に本格展開するという、現実とは程遠いプロットだからこそ映画として見ごたえあり。しかし、主人公周りが沼過ぎて真面目に見るとバカを見る。

北朝鮮兵が
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ピースメーカー(1997年製作の映画)

3.8

核サスペンス(?)、長いだけあって色んな安全保障の脅威が絡み合ってて割と面白かった。問題は、ストーリーとこの手の映画のセオリーから着地点が分かるわけだけど、そこまでの生殺し感が少しダルい。