首領茂さんの映画レビュー・感想・評価

首領茂

首領茂

懐古厨かつ原理主義者かつコミュ障かつ文章下手なオタクですがどうぞよろしく

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

5.0

 実録物の名に違わぬ臨場感と緊迫感そして血にあふれた前半、暗殺および襲撃場面におけるメインテーマからの死亡テロップのコンボを乱射して我々を興奮(と爆笑)の渦に叩き込む中盤、そしてそこから一転して結局理>>続きを読む

トラ・トラ・トラ!(1970年製作の映画)

4.7

さあ今年初めての映画だ。何か始まりについてのものを見ようや。そんなノリで視聴。太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃について描いているわけだが、本作は多くの人たちの努力もむなしく、国家の大意によって戦争へ>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.3

金持ちの男が弱者に同情してヒーローとなり彼らを救う。最終的にもっと救いたかったと涙を流す。こういう話が一番嫌い。作品の出来自体がとても良いだけになお嫌い。

屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)

4.4

ユダヤ史の授業で鑑賞。屋根の上でバイオリンを弾き続けるように、危険な状況の中でも伝統を守り続けようとするユダヤ人独特の精神(一部教授の言葉を流用)と、娘の幸せを何よりも願うという、父親としてもってしか>>続きを読む

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.8

とんでもなく怖いサンタさんが出てくるのでクリスマスに鑑賞。俗にいうドキュメンタリー・タッチで描かれるどこまでもリアルで冷徹な世界の中で、我らがポパイ刑事が暴走する姿はまるで半紙に垂れた墨のようで我々の>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.4

小学校からの友人と鑑賞。やたらと面白いという評判を聞いていて、本当か?と思っていたが、実際見てみたら結構面白かった。特筆すべきなのはそのわかりやすさだろう。敵味方問わず感情移入しやすい登場人物たち、涙>>続きを読む

12人の怒れる男(2007年製作の映画)

2.0

正直言ってオリジナル好きな人は見ない方がいい。いくら何でも真相を論理的ではなく個人の感情的に解決していこうとするのはまずいだろ。

12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

4.1

登場人物がみんな爺ちゃんで一部台詞に突っ込みどころがあったり、精神鑑定などといった新要素の影の薄さなどが祟って、確かに全体的にオリジナル版より劣ってしまっているが、前作より長い尺を一切飽きることなく見>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

12月だし何か12な映画見ようという軽いノリで視聴。まず最初に思ったのは、陪審員全員のキャラがわかりやすくそして人間臭くしっかりと作りこまれていたという点だ。やはりこの時代の映画の登場人物というのはそ>>続きを読む

デッドフォール(1989年製作の映画)

5.0

いつもよりDandyでSister Complex(てかいままで妹居たことあったっけ?)なスタローンと、シュワちゃん並みに強いカート・ラッセルというありそうでなかった夢のコンビが、C.W.モスちゃんや>>続きを読む

マーキュリー・ライジング(1998年製作の映画)

3.9

はみ出し捜査官純情系ことブルース・ウィリスと自閉症の少年との交流を描いた温かいドラマ時々B級サスペンス。
「男の価値は髪の量で決まるんじゃない! ハートで決まるんだ!」

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.8

あまりにもうまくいきすぎていて正直この映画ダメかな...と思った前半から一変、一気にどん底へと叩き落され、その中で必死にあがく男たちの姿が思いっきり映し出された時にはこれぞ俺の求めていた映画だ!と思わ>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

地上波初放送時に生で視聴。ゴジラもエヴァもほとんど知らなかったが、それでも十二分に楽しめた。国民ほぼ無視政府視点オンリーで進む展開、連発する会議、実行までほとんど語られない作戦内容、読みにくいったらあ>>続きを読む

ハロウィン(1978年製作の映画)

4.5

カーペンター祭第2夜。どうせならハロウィンだけに31本目にしようと思った次第。カーペンターの名を一躍有名にしたというだけあって、その出来はなかなかのもの。先の「要塞警察」でもあった、BGMやSEを使っ>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

-

正体を掴むことが最早無理ゲーに近い前作に比べると、その中身はかなりシンプルで見やすかったのだが、話のあまりの重さに圧倒され、見終わった頃には評価をつける気力もないほど疲れ果てていた。スコアはもう一回見>>続きを読む

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

5.0

秋のカーペンター祭最終夜。あの手この手を使って現実と虚構の区別をあやふやにすることで、現実主義者な主人公のSAN値はガリガリ削られていく。そしてその攻撃は最終的に我々観客に「今まで起きてきたこと、それ>>続きを読む

ヴァンパイア/最期の聖戦(1998年製作の映画)

4.8

秋のカーペンター祭第6夜。品性のかけらもない吸血鬼軍団と、そいつへの執念だけが武器という気持ち悪い小物臭さ抜群なジェームズ・ウッズ兄貴率いる愉快なハンター共との死闘を描いたグロ描写多めホラー要素少なめ>>続きを読む

ゴースト・ハンターズ(1986年製作の映画)

4.4

秋のカーペンター祭第5夜その1。なぜかBS-TBSでやっていたので視聴。もっと他に放送すべきやつがあるだろうがと言いたくもなるが、まあ良しとしよう。さてこの作品についてだが、とにかくいろんなものが詰ま>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.4

秋のカーペンター祭第4夜。気づかぬうちに宇宙人に支配されている地球において、彼らを見破るサングラスを偶然手に入れた主人公の戦いを描いている映画。こうあらすじを書けば、なんだよくあるディストピアものかと>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

5.0

秋のカーペンター祭第3夜。世間一般じゃグロくて気持ち悪い特撮だけがウリの映画といわれているようだが、それは偏見ですぜ。本作の一番の魅力は何と言っても、助けも呼べず、何を頼りにしていいのかわからない状態>>続きを読む

遊星よりの物体X(1951年製作の映画)

3.5

秋のカーペンター前夜祭。遊星からの物体xのリメイク元ということで見たのだが...全然違うなこりゃ。登場人物がみんな強すぎて全体的に緊張感がないし、変に女が出てきて気が散るし、肝心の物体xも一体しか出て>>続きを読む

ジョン・カーペンターの 要塞警察(1976年製作の映画)

5.0

秋のカーペンター祭第1夜。そりゃね、こいつぁB級映画ですよ。どっからどう見ても低予算だし、話は昔(マカロニ以前)の西部劇みたいだし、登場人物も考えを変えることもないし、んでもってやることやったら画面上>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

最高に汚く、最高に美しい。ありえない未来なようで、案外普遍的な現実かも。人間なんだけど、なんだか機械みたい。レプリカントだとわかっていても、何か人間臭い。作品をわかってるようで、全く分かってないのかも>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.8

これまで映画音楽というものに、曲の良し悪し以外で注目することはなかった。しかし本作は、そんな映画音楽の作り方を、その発展の歴史を交えながら紹介しており、その映画における立場が自分が思っていたよりとても>>続きを読む

ブルース・リー/死亡の塔(1980年製作の映画)

1.0

前作の死亡遊戯は、ブルース・リーのオリジナルの格闘シーンが存在したし、その作りから制作陣の頑張りも感じ取れ、なかなか面白い作品だったのだが、この作品にはそんなものはない。あるのはリーの名前を使えば楽し>>続きを読む

ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)

3.6

ブルース・リーがラストシーンのみ撮影して死亡してしまったので、生前のショットを流用しつつ代役を駆使して完成させたという、凄まじい経歴の映画。確かに代役は似てないし弱いし生前のショット交えてくるのも違和>>続きを読む

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

4.8

ブルース・リー最初で最後の監督作。そのためか、彼の思想が最も出た作品となった。特筆すべきは二つ。一つは前作までとは違いリーはほとんど人を殺していないという点。もう一つは”地獄のヒーロー”チャック・ノリ>>続きを読む

ドラゴン怒りの鉄拳(1971年製作の映画)

3.8

前作のヒットを受けて作られたブルース・リー主演第2作。前作より大幅にアクションが増加しており、もうしょっぱなから大乱闘にヌンチャクと、もう大判ぶるまい。しかもそれを終盤でもやってくれんだからいや~たま>>続きを読む

ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

3.0

我らがブルース・リーの初主演作。そのためか彼のアクションは他の作品より控えめで、馬鹿すぎる登場人物や強引な展開がどうしても目についてしまう。リーの仕草はすごくいいんだけどねえ。(特に血をなめるところ)

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

4.8

この作品はブルース・リーを見ることのみに価値がある。
彼の格闘、それは芸術。彼の動きは美しき舞であり、一瞬静止しているときはまるで彫像のようだ。しかしその時以外の彼はとてもチャーミング。戦だけの男では
>>続きを読む

エスケープ・フロム・L.A.(1996年製作の映画)

4.5

「ニューヨーク1997」の一応続編ではあるが、やっていることはほとんど同じである。そのため前作と比較がしやすく、全体的に登場人物の描写の甘さ(一部除く)やテンポの悪さが目立ってしまっていた。だからとい>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

5.0

天下の大都市ニューヨークをそのまんま刑務所にしちゃってたり、その中が文字通りカオスな空間になっていたりする大胆な世界観。伝説の男プリスケンをはじめとする一癖も二癖もあるけどカッコいい登場人物たち。全体>>続きを読む

狼たちの午後(1975年製作の映画)

5.0

二人の間抜けが起こした銀行強盗事件を通して、人間の醜さや個人の無力さなどいろいろなものをあぶり出した名作。犯人役のアル・パチーノとジョン・カザールの名演はどこまでも滑稽で、どこまでも悲しい。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

この映画についてここに書こうとするのだが、どうしてもうまくゆかない。考察を書こうとするも、膨大になりすぎてしまうからだ。文明の称賛か?それとも批判?人間への皮肉か?逆に人間賛歌なのか?...などなど。>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.5

確かにそれぞれのキャラクターは魅力的だし、アクションやストーリー展開からいい具合に戦争の無為さがでていてよかったが、ライアン二等兵を見つけてからの展開がかなり雑になっていて、普通のアメリカ映画になって>>続きを読む

カプリコン・1(1977年製作の映画)

4.0

宇宙計画、そこにかかわる巨大な陰謀、プロットをなぞるだけでも興奮モノだが砂漠でのサバイバル、飛行機とヘリのチェイスなどアクション面も充実し、さらに隠し味として70年代一ダサカッコいい男エリオット・グー>>続きを読む

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