映画初心者さんの映画レビュー・感想・評価

映画初心者

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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

2022年アカデミー賞作品賞を受賞した作品だったので今更ながら視聴。
脚本と演技共に間違いなく最高映画だった。

家族の中でひとりだけ聴力を持つ主人公のルビーが家族の元に残るか、自分の夢のため家族の元
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(2023年製作の映画)

4.0

清々しいほどのバイオレンスに泥臭い人間関係と血みどろの合戦。美化された戦国時代を"たけし節"がぶった切る!

タイトルにある"首"だけに、どアップで映し出される斬首の連続で名作を確信。多くの登場人物た
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

主演の岸井ゆきのの演技力が光る作品.手話やボクシングといった一朝一夕には出来ない部分だけでなく,感情表現が難しいキャラクターの内面まで見事に演じ切ったことは非常にすごい事だと思う.

この作品は,展開
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

くだらないけど面白い!マルチバースで無限に拡大する解釈を見せつけると思いきや,最後は些細な一家族の衝突に収束し,コメディからちょい感動的なシナリオに

アジア人メインのキャスト人に性的マイノリティ,今
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

脚本,演出,演技すべてにおいて完成度が高い.緻密に練りこまれた脚本に関しては,最後の数分の為にあったといっても過言ではない.すべてがキントの証言であり,FBIなどの仰々しい機関が動いていたことも相まっ>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.5

チェコの民話である「オテサーネク」という食人植物をモチーフにした作品.ある夫婦の子どもの姿とその民話の様相が符合し,少女は真相を掴んでいくというストーリー.
ジャケットの画像や予告を見た時には,支離滅
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ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

-

老々介護や認知症といった社会問題へのアプローチにとどまらず,この家族の温かいヒューマンドラマさえ垣間見える作品である.

介護や年金のように"誰かの世話になる"事に一定の拒否感を感じる人も少なくないよ
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海街diary(2015年製作の映画)

3.5

「怪物」を見てからの鑑賞。
淡々と続く日々の中の、美しい風景や生き生きとした食事に胸を打たれる映画。4姉妹のめいめいが、僅かでありつつもその在り方に変化が生じていくのも見どころ。

柱に残る背比べや長
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.5

権力に憑りつかれた女性マエストロ、ターの活躍から堕落、そして再興までを描く作品。自分の思うがままに「権力」というタクトを振り続ける彼女の身に徐々に恐怖が降りかかっていくサイコスリラー劇。

この作品の
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

緻密に練られたストーリーでありながら非常にシンプルで、受け入れられやすい作品だったと思う。

めも
・怪物は生まれるものじゃなく作り出されるもの
・子どもにとって純粋な出来事を大人たちが複雑に仕立て上
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EO イーオー(2022年製作の映画)

4.0

無垢なロバが見る世界を切り取った、人間の愚かしさ、醜さを描いた作品。ナレーションも無ければ、セリフ自体も少なく終始物憂げな雰囲気を帯びている作品だが、情動的なBGMがEOの心情をより鮮烈に彩っていたこ>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった!怪獣が暴れまくる作品かと思ってたけど予想以上にしっかりしたポリティカルフィクション.放射線を無責任に使うことへの応酬や首都圏と地方での対応速度の差など現実的なテーマは沢山あった>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

-

記録
仮面ライダーを全く知らない人間からするとあまり面白くはなかったなぁ.チープな演出と浅いヒューマンドラマが相まって登場人物にも感情移入は無し.ファンはオマージュ探しで感動できるだろうけど,万人受け
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

ストーリーはベタ中のベタ。男の友情、使命そして裏切り、最後には使命と友情を両方掴みとるというハッピーエンド。分かりやすい魅力と丁寧かつスピーディなストーリーテリングが特徴的である。

ここまででは至っ
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

5.0

不朽の名作のリマスター版.画質が上がり,セリフも聞きやすくなってる!

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

-

全体的に情事のシーンが多く,定の異常性と定と吉蔵の歪な関係が粘密に描かれる.本作は,"阿部定事件"を当時の社会風潮と絡め,芸術作品にまで昇華させるほどの強いメッセージ性を生み出した.

象徴的なシーン
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.5

最近初めてこの映画を見たが、至極の作品はいかに時代が経とうとも素晴らしいのだと実感した作品の一つだった.しかもあのBGMがこの作品発祥であるということも驚きの一つだった.

「戦場のメリークリスマス」
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.0

生活保護 x 3.11の社会的テーマを取り扱った作品.
だが,この程度なストーリーならばドキュメンタリーでも良かったと感じる.わざわざフィクションを織り交ぜた割に強調させたいメッセージ性も何もなかった
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.5

この作品は,新海監督の作品の中でも名作だと感じた.この後の「君の名は」などは,この作品の上澄みだけを掬ったものであり,中国などでは今作のパクリみたい(偏見)な作品が量産されている.

個人的には,木の
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万引き家族(2018年製作の映画)

-

商店の店前で売られている商品をみて,「商品を買おうと思って購入した時点でその人のモノだよ」というセリフに感動した.この作品の本質を表した端的なセリフだった.

最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998年製作の映画)

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友達と遊んだり,恋人と過ごしたり,家族との幸せをかみしめているような何ら変わらない日々の中に,突如としてやってきた悪夢.なぜこのような無辜な人々が不俱戴天の仇のように扱われなくてはならなかったのか.こ>>続きを読む

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