面白かった! 音楽とカーアクションがシンクロするアクション・ミュージカルで始まるオープニングは圧巻で、一気に引き込まれる。
訳あって裏稼業(逃がし屋)に手を染めている主人公が、そこから抜けようとする姿>>続きを読む
強い信念は人を救うこともあれば、戦争の種にもなる諸刃の剣。「絶対に銃を持たない」という者は「結婚するまで絶対にバージニティを守れ」とも言うわけだが。
この矛盾、二面性は、人間的にはゲスだが映画を撮ら>>続きを読む
演技や映像の端々から伝わってくる自主製作っぽさは悪くないが、これならドキュメンタリーにしたほうが良かったのではないかとも思ってしまう。
母親の行動原理が全く理解できない(なぜ反対するのか。あと、普段は>>続きを読む
遺体安置所でのリアルな解剖シーンが、この映画における日常描写。あとはホラー。観客も登場人物たち同様、逃げ場がない。
でも、こういう「いったいどれだけおぞましい行為かあったのか」と観客が勝手に想像力を働>>続きを読む
期待以上の良作。
主人公一家といわゆる「世間」とは、世界のあちこちで見られる大きな分断を象徴しているが、どちらかの立場から一方的に敵認定した相手を叩いたり、あるいは安易に妥協させようとするといった逃げ>>続きを読む
期待値が高すぎたせいかスコアは低め。つまらないわけじゃないけど見逃せないご都合主義や雑な部分がけっこうノイズになった。
じいさんの聴覚頼りぶりを、もう少し丹念に描くべきだったと思う。 でもあの地下室の>>続きを読む
濃い顔のヒゲ面男たちを信用できなくなりそうな一本であった。
作品自体はテレビ的というか、CSとかのギリシア特集みたいなので観ればそこそこ面白かったかも。
なんだか、とてつもなくヘンテコなものを観てしまったという感じ。長尺でも飽きることなく観られ面白いことは確かだが、いろいろ詰め込まれ過ぎていて評価が難しい。世間の人々はラ・ラ・ランドを観ているってのに、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
伏線やメタファーが多い上に構造的にも入り組んでいて、しかも説明がないのでわかりにくいけど、整理していけば「そうか!」と素直に感動できる佳作です。
ちょっとネタバレ全開で整理整理…。
・妻の両親は家柄>>続きを読む
チネチッタのLIVE ZOUNDで鑑賞。本作が「劇場爆裂の一歩手前」(byチネチッタ)の大爆音のため、周囲の劇場のお客さんにお詫びでドリンクがサービスされているという現実からも察せられるように、これは>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
本作で重要な位置を占めているリンさんのエピソードをだいぶ省略してしまったために、「この世界の片隅に」というタイトルの意味や後半のセリフ、展開の一部が意味不明になってしまったことが、とにかく残念でなりま>>続きを読む