おいいちにさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ランボー(1982年製作の映画)

4.7

80年代のクオリティとは思えない迫力
ジョン・ウィックよろしくバッタバタと敵を倒しまくる映画かと思いきや、終盤にかけて帰還兵の苦悩やPTSDの恐ろしさ、孤独の怖さ、涙腺以上に心に訴えかけるものがあった
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.7

自我とか価値観、倫理観というのは自分の気づかない内に日常の些細な積み重ねで変わっていってしまうものだと感じた。
「おかしいのは君じゃなくておれか?」と子どもに聞いてしまうシーンが印象的。自身を完全に常
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.1

レディバードの皆さん再登場
ティモシー最初良い子すぎて、ぽくないなと思ったけどパリでの姿を見ていつものティモシーだと思ってしまった。

いつまでもこのまま、というのは難しいですね

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

えっゔりにがーいざすたあああ

“Moonlight”に照れされて“blue”に映る“black”といった感じで伏線回収といった感じでしょうか。
全然本筋とは関係ないですが、「おれみたいになるな」「わ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.7

「映画は『好き』を言わずにどう好きを伝えるか」という序盤の命題の投げかけを持って、この主人公はそれを体現するのかどうなのか、ドキドキしながら観ました。
時代劇を踏まえた硬派な映画論的なストーリーかと思
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透明人間(2019年製作の映画)

3.6

ホラーとしては全然怖くなくて微妙だったけど、もし仮に周囲の人が似たような目にあっていても、病院に行けば?という対応をするかしないかよく考えないといけないなと思った。

セッション(2014年製作の映画)

3.7

え〜暴力の肯定は難しいな〜
確かにそうでないと生まれない才能や芸術もあるのかも知れないけど、結果論であってそうでなくても生まれてたかもしれないし、、
最後のシーンはすごいよかったけどそこまで心がもたな
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.6

思ってたストーリーとは少し違って、“当たり前の日常”とか、本当に大切なもの、幸せな人生、みたいなテーマを感じられたのが良かった。
あとはライムストリート駅が懐かしいのとペニーレイン懐かしいとかそういう
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

“That’s like clanging a cowbell at
the end of Shostakovich’s 7th.”
を交響曲の後にブリキの太鼓を?
と訳す翻訳家の凄さ、、。

こうい
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.3

12時を過ぎてゆったり観る映画として最高
2006年の映画のようだけど、色彩といい無理しない寛容なくらしといい、フィルム調の雰囲気といい、一周回って最先端なのでは?と思いつつ、、。
炊飯器の購入を検討
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.8

怖いの苦手なんだけど、ホラー映画は笑っちゃうんだよね、、。
ぼくとホラー映画観ると怖くなくなるという苦情とも褒め言葉とも取れることはよく言われます。

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

4.4

噂通りの良さ、こんなんズルいやろ〜良いに気に決まっとるやん〜〜!

小さな奇跡は知らないところで毎秒毎秒起きてる。
恋愛映画のようにも思えるけど、実は相手を思いやることや毎日を大切に過ごすこと、そうい
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.8

自分があれこれ語るのはとても忍びない傑作。

冒頭の金田のバイクシーンはどこが見覚えがあるけど、それもそのはず数多くの映画にオマージュされている。例えばダークナイトのバイクシーン(というよりバイクの構
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

4.6

これまで観た料理映画で一番凝ってる
何度も泣いちゃったよ😢
才能を支えるのはいつだって周りの人間
女性って強いな〜、二階堂ふみって宮崎あおいに似とるな〜思ったら宮崎あおいでした。

マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

4.2

BGMが古風で好き。
エマストーン可愛い。
「人生を容易にするのは合理性、人生を彩るのは非合理性」そんなことを思ったり。

メメント(2000年製作の映画)

4.6

私は元来、人の記憶と事実との関係性は非常に曖昧なものだと思っている。例えば、自分がひとりで旅行した話を誰かに語る時、やや大袈裟に話したり、もしくは無かったことを友人に語ったとしても、それの真偽を検証す>>続きを読む

ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

4.4

普通のハッピーラブストーリーかと思いきや、、
ちょい役のディレクターみたいな人の人生山あり谷ありのセリフが最後の最後できいてきた。

海街diary(2015年製作の映画)

4.4

海が見える街ってなんでこんなにいいんだろう。
自分も生まれ変わるなら4姉妹の奔放な次女に生まれたい。
広瀬すずの美少女っぷりも夏帆の垢抜けない感じも長澤まさみのイイ女感も綾瀬はるかの生真面目っぷりも加
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タイピスト!(2012年製作の映画)

4.5

“アメリカ人はビジネスを フランス人は恋を”
最後のセリフに要素が詰まってた気がする。
いつの間にかドレスやファッションも野暮ったい感じから洗練されているし、ポップな印象ながらもラブシーンは濃厚で、仏
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

-

恥ずかしながら背景知識が浅く、YSLって勝手に歴史が長いかと思ってました。

天才は孤独というのはよくある話で、他人に理解されないタイプと人を寄せ付けないタイプとそれぞれいるけど、どの成功者も必ずひと
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

5.0

この16mmフィルムのテーマを“思春期特有の〜”とすれば、ルーカスヘッジズやA24繋がりで『Lady Bird』と結び付きそう。でもまとめやすそうなテーマを敢えて取り払って今回は“モノ”視点でレビュー>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.3

やっぱり面白い。
頭を空っぽにして観られる。
メッセージ性とか倫理観を度外視した、ただただ究極のエンターテインメント。

ただよく考えるとすごいのが、一見アクション映画だったり殺し屋系の映画は、スラン
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