Ninicoさんの映画レビュー・感想・評価

Ninico

Ninico

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

クイーンズ・ギャンビットのアニャ・テイラー=ジョイが出ているというそれだけで映像は美しくファッショナブル。
内容はとんでもなく個性的。

映像や音楽がかっこいいだけでなく設定も物語も特殊さが混雑してい
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.8

観ながらドキドキしすぎてスマートウォッチのストレス計バグった。
ロザムンド・パイクの猛々しい色気が格好いいし、特殊設定の大渋滞だけど渋滞なりに全部回収してくるし、スタンダードかと思いきやこの映画でしか
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.7

今年観た中で1番泣いたミュージカル映画。
LALALANDとグレイテストショーマンの音楽チームが音楽を担当しており、キャストの歌唱力、演技力共に素晴らしいが楽曲の編集、編成もやはりハイクオリティだった
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.9

多様性を肯定する世界とか、夢を叶える情熱とか、愛する人を大切にする想いとか、
素晴らしさと華やかさが詰まってて、This is meで涙した。

ただ、やっぱりこれはラ・ラ・ランド嫌いっていう人が、「
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.9

公開時に鑑賞済みだったが、最近ネイルサロンで久しぶりに鑑賞。
原作はロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」「ガラスの大エレベーター」。
美大の学生になってから読んでみて好きになった児童文学作品。
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.4

水没したマイアミの街並みの映像はとても綺麗。美男美女が愛を紡ぐシーンも美しいし、音楽も良い。

しかし、クリストファーノーラン的でディストピアかつ荒涼としたハードボイルドな難解SFの世界をイメージして
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.5

ブラックミュージックのドキュメンタリー映画。
50年近く前のフェスティバルの未公開映像が観られるのはとても貴重。
特にスライ〜!やっぱり最高。スライ大好き。映画館でもノリながら観てる人がちらほらいて、
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

村上春樹の短編小説が原作で、
ハッピーアワーの濱口監督の脚本。
チェーホフのワーニャ伯父さんを劇中劇にしたこの映画は、いかにもインテリ受けしそう&カンヌ映画祭で脚本賞も受賞したとのこと。村上春樹育ちな
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.1

子役の女の子の演技が上手くて、濃いまつ毛や前歯がないところまで完璧に作品にハマってた。3回泣いた。

しがない会社員の私には身近に起こりようがないような、桁外れの天才児童の教育をどうするかの話なのだけ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

-

もう一度観たいので点数なし。

途中で用事が入ったのと中盤で退屈に感じてしまい中断。
ながら鑑賞で再開したものの話について行けず。

音楽と景色は美しく、演技も良い。情景で細かい感情を語らせるタイプの
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

ただただ脚本の緻密さ、演出のダイナミズム、映画としての熱量に喝采です。
久しぶりに鑑賞後に唸らされる凄い作品を観ました。
風変わりな美術、配役の斬新さ、テーマの同時代性。どれをとっても凄いの一言。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

カルテットが好きだったので配信で見てみた。サブカル育ちのロスジェネ世代なら絶対に刺さる。
私たちが生きた東京って、メインカルチャー的感受性で生きる人たちとサブカルたちとの断絶がすごかったので、恋人と同
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.6

クリストファー・ノーラン監督の代表作の一つ。
宇宙へ旅立つ男とその家族を描いた話としては、
ラ・ラ・ランドのデイミアン・チャゼル監督の「ファースト・マン」と設定が似ている。
この2作品は宇宙シーンの美
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「納屋を焼く」は初めて好きになった村上春樹作品。その後も沢山村上作品を読んできた元ハルキストだけど、

…こんな話だったっけ?

『そこに存在していないことを忘れることが大事』だと言っていた彼女は煙の
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.5

冒頭のカフェでグラスの飛沫を映すところまで観た時点で、完全にいつかの、学生の頃好きだったガイ・リッチーの世界だと嬉しくなった。

コッポラの映画のカンバセーションのことについて言っているシーンがあった
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.3

コロナ渦で閉塞感を感じている今こそ観たい新感覚ループ。

SF小説やアニメでよくあるタイムリープものではあるが、抜群にお洒落な80'sテイストの映像と音楽の力で大人がデートで観ても楽しめる映画になって
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.4

途中まで面白かった。
笑える。

最後のまとめ、いるのかなあ?
オリジナルに寄せたのかもしれないけど、
常盤貴子さんとか田口浩正さんはかなりのいい味が出てるキャラ揃いで、これはこれで日本版独自の世界観
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.6

映画好きの大人が安心して楽しめる、21世紀のどんでん返し系映画を語る上で外せない作品。

B級チックなカメラワーク、狂気じみた音楽センス…。アイズワイドシャットやツインピークスを彷彿とさせる妖しさ満点
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本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

3.3

記録
イメージフォーラムにて



脚本の良さはわかるけど、作品として好みではなかった、かな。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.8

何十回も観た、一番好きな映画と言っても過言ではない作品。

コカインでブチ上がった女とヘロインで酩酊状態の男の対照的なダンスのシーンは歴史的名シーン。

一つ一つの場面、言葉がとっても重要で、誰が観て
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.4

ポスターが魅力的で観てみた。
出演者たちが目を手で隠して写っているポスターである。サブカル寄りのタッチでデリヘル嬢を描いた作品かと思いきや、思った以上に深いものを見せられた気分。
どうにもならない閉塞
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

作品としては皆様が言われる通りよく練られた怪作なのだろうけど、
申し訳ありません。私、すごく胸くそ悪くて、怖くて、この映画は好きだとは言えません。
女性お一人でご覧になるならそれなりの覚悟が必要。
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.0

5時間17分もある大作映画。しかも主役の四人の女性は全員、演技未経験の素人にも関わらずロカルノ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞したという、気になってはいたがなかなか観られなかった作品。年末年始のリバイバ>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.7

東西統一後の東ドイツが舞台。今のドイツの首都ベルリンのある西ドイツと違い、東ドイツは当時共産主義の影響も濃く、どちらかというと貧しく暗いイメージがあった。
今でさえ元東ドイツエリアにも文化的で洒落たエ
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.9

インド映画は苦手ですが沢山の方々が高評価されているので時間のある時に観てみようと思い続けて2020年のこの大晦日にやっと観ることができました。

有名大学(インドにおけるMITみたいなところでしょうか
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.6

物語は静かで、観客の感覚は一つ一つの小さな音に引き寄せられる。木炭がカンバスを走る音。深緑のドレスの衣擦れの音。終始ただならぬ緊張感がある。

絵画的な作品と言われているが、構成上意図的に台詞を少なく
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チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密(2012年製作の映画)

4.3

ゴミ溜めみたいな環境でセックスワークに従事する女性の話だが、この映画ではきれいなものと可愛いもの、美しいものが沢山観られる。
子犬スターレットを探し回るお婆ちゃんの必死さ、不器用さ。パリ行きを説得する
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.7

現在40歳手前の私も、昔自分が勤めていた出版社で担当していた雑誌が廃刊になるのを経験したことがある。
ゼロ年代、ファッション誌は軒並みオンラインに移行するか、広告枠を増やして商品並みの付録をつけること
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ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(2020年製作の映画)

4.2

「形を撮っているんだ。モデルの顔や、胸や脚を撮っている。魂なんてよしてくれ。」

極めてファッションフォトグラファーらしい発言である。
しかしヘルムート・ニュートンがモデルや洋服の表層を美しく描き取る
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

男前二人が主演の映画
…って身構えて観たけど、要するにタランティーノ映画。
パルプフィクションと比較してどっちが好きかっていうと、パルプフィクション。
デスプルーフと比較してどっちが良いかっていうとこ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

今40付近で、東京で育っていれば90年代のストリートカルチャーが如何に特別なものだったか肌で知ってるはず。
リアルタイムでハーモニー・コリンのKIDSもガンモもVHS買ってたし、マークゴンザレスのアー
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.5

映画の構造は去年の作品を踏襲してはいるものの、今作で取り扱っているテーマが美しすぎて4場面くらいで泣かされた。
こっくり(関水渚)の存在感も良い。毎度本当に良い役者を連れてくるものだ。
長澤まさみも、
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

クリス・カニンガムやミシェル・ゴンドリーの上質なミュージックビデオに感銘を受けて育った世代としては、
この「WAVES」で見られる音と映像を同期させる試みや、アブストラクトで実験的な(と昔は言われがち
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.6

旅先で立ち寄った酒場で会話した夫婦が、しれっと「私はゼルダ」「僕はスコット。スコットフィッツジェラルド」って名乗ったらどうします?

しかも、思い描いていた華やかで知的なあのフィッツジェラルド夫婦その
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