BOBさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

3.5

S・クレイグ・ザラーの監督デビュー作。

"This is why frontier life is so difficult. Not because of the Indians or the e
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.0

メル・ギブソン主演のクライム・スリラー・アクション。

強引な逮捕により6週間の無給停職処分となった警官が、金に苦心し、犯罪者から金を強奪するという計画を相棒と実行する。

"Anchovies!"
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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.3

マッドマックス3

ポストアポカリプス世界。

"We don't need another hero"♪

ハードヴァイオレンス映画だった前2作と比べると、ジュブナイルアドベンチャー要素が加わって、
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いつも心に太陽を(1967年製作の映画)

3.5

教師や外交官としても活躍した英国領ガイアナ出身の小説家エドワード・R・ブレイスウエイトの自伝的小説を、シドニー・ポワチエ主演で映画化。

ロンドンの貧困地区イースト・エンド。荒れた白人学校に赴任した新
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野のユリ(1963年製作の映画)

3.5

シドニー・ポワチエが黒人俳優で初めてアカデミー主演男優賞を受賞したコメディドラマ。

西へと旅する青年が、たまたま立ち寄ったアリゾナ砂漠地帯の農場で、5人のカトリック修道女に出会い、教会を建てることに
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手錠のまゝの脱獄(1958年製作の映画)

3.8

『招かれざる客』のスタンリー・クレイマー監督によるクライム・サスペンス。

1950年代アメリカ南部。転落した囚人護送車から、お互いに手錠で繋がれた白人と黒人の囚人が脱走する。

【Charlie P
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.8

全篇トム・ハーディの一人芝居のみで進行していく、ワンシチュエーション・サスペンス。

"Fuck Chicago."

ワンシチュエーション映画の良作。不倫相手の女性が出産するという"過ち"を解決する
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.8

『イミテーション・ゲーム』の脚本家グレアム・ムーアの初監督作品。

1950年代12月のシカゴ。ロンドン、サヴィル・ロウ出身の英国人裁断師が、ギャング抗争に巻き込まれる。

"I'm not a ta
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

3.5

ジョエル・シュマッカー監督のクライム・スリラー。

芸能人の宣伝屋が、謎の男から電話とライフルで脅迫され、ニューヨークのフォーン・ブースに閉じ込められる。

"You can't understand
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シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

4.0

テレンス・マリック監督にとって、『天国の日々』以来20年ぶりの復帰作となった、太平洋戦争ガダルカナル島の戦い(1942)を描いた戦争ドラマ。

「お前か俺の親友殺したの。俺はお前を殺したくない。降伏し
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

-

テレンス・マリック監督のロマンスドラマ。

音楽の街テキサス・オースティン。2つの三角関係が交錯する。

"You get used to drifting. Waiting. They say fo
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聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

-

テレンス・マリック監督のロマンス・ドラマ。

舞台はハリウッドとラスベガス。享楽的な日々を送る成功した脚本家が、6人の美女と巡り合う中で、人生を見つめ直す。

"You think when you
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アンナの出会い(1978年製作の映画)

3.8

シャンタル・アケルマン監督のドラマ。

最新作のRR活動のため、西ヨーロッパ各国を巡っている女性映画監督が、滞在する先々で出会いと別れを繰り返す。

「心配無用よ。」

映画監督として成功し、社会的に
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

3.9

2022年英国映画協会が選ぶ「史上最高の映画」第1位に選出された、シャンタル・アケルマン監督の代表作。

"If I were a woman, I could never make love wit
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私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

3.5

シャンタル・アケルマンが、監督・脚本・主演を務めた長編劇映画。

シャンタル・アケルマン監督作品、初鑑賞。過去に出会ったことのないタイプの作品だった。最後まで興味深く観ることはできたが、この作品の何が
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男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年製作の映画)

3.8

渥美清の遺作となったシリーズ第48作。

「男が女を送るって場合にはな、その女の玄関まで送るってことよ」

満男回であり、4度目のリリー回であり、涙涙の"最終回"。

ご長寿映画シリーズならではの魅力
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

3.7

『男はつらいよ』シリーズを代表するマドンナ、リリーが初登場した第11作。

「あぶく」🫧

これも良い。順番前後して、先に『相合い傘』と『ハイビスカスの花』を観てしまったことを少し反省。本作を先に観て
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男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980年製作の映画)

3.9

山田洋次監督が全作品の中で一番のお気に入りだと語るシリーズ第25作。

「アタシたち夢見てたのよ、きっと。ホラ、あンまり暑いからさ」

三度リリー登場。寅さんとリリーが一世一代の愛の告白をする南国沖縄
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男はつらいよ 知床慕情(1987年製作の映画)

3.7

三船敏郎をゲストに迎え、後期の名作と位置づけられているシリーズ第38作。

「俺が惚れてるからだ。悪いか。」

ええですな〜。"果てしない大空と広い大地のその中で〜"♪と歌い出したくなるような、初夏の
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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年製作の映画)

3.4

シリーズ屈指の名作と呼び声高い第17作。

「人生の後悔には二つあって、あの時こうすれば良かったというものと、何故あの時あんなことをしてしまったのだろうというもの。」

これはあまりハマらなかった。冷
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男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

3.8

『男はつらいよ』シリーズ最高傑作とも謳われている第15作。

「イイ歳して甘ったれだね、男なんて。」

大阪はまだ松の内。この時期は何かと和の精神に触れたくなる。約2年ぶり通算2作目の寅さん。

これ
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.5

ソフィア・コッポラ監督が手掛けたマリー・アントワネットの伝記映画。

「パンがないならケーキを食べればいいじゃないなんて言わないわ。」

新鮮!刺激的!こんなにもガーリーな歴史映画は初めて観た。

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愛は霧のかなたに(1988年製作の映画)

3.5

マウンテンゴリラの研究に専心した霊長類学者ダイアン・フォッシーの伝記映画。

"The gorilla girl"

感動あり、スリルあり、笑いあり、涙あり。メリハリのあるアドベンチャー要素の強い伝記
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フリーダ(2002年製作の映画)

3.8

"セルフポートレート絵画の先駆者"とも呼ばれる、メキシコの現代絵画を代表する画家の一人フリーダ・カーロの伝記映画。

"La llorona"♪

ロバート・ロドリゲス監督作品の印象が強いサルマ・ハエ
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

3.5

80年代の有名なスラッシャーホラー映画の世界に入り込んでしまった若者たちが、殺人鬼と闘うホラー・コメディ。

"I'm a moviestar."

先日観た『ハロウィン・キラー!』が、本作に似ている
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ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

3.5

ブラムハウス制作のハロウィンを舞台にしたSFティーンスラッシャー映画。

母親を殺された17歳の少女が、1987年にタイムトラベルして、殺人鬼"スウィート16キラー"逮捕に奔走する。

"Fuckin
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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

続編『Pearl パール』公開間近。タイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演のA24ホラー。

1979年。テキサスの田舎町を訪れたポルノ映画の撮影隊が、宿主の老夫婦に襲われる。

🤫
"It'll be
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.5

アキ・カウリスマキ監督による"敗者三部作"の最終章。

ヘルシンキ。百貨店の夜間警備員として働く孤独な男が、魅力的な女性と出会い、惚れ込むのだが、、。

🐾🌭

孤独で単調な日々を送っていた"負け犬"
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.8

アキ・カウリスマキ監督による"敗者三部作"の第2作。

ヘルシンキにやってきた男が、暴漢に襲われ、瀕死の重傷を負う。奇跡的に一命は取り留めたものの記憶喪失となってしまう。

🎸

記憶を失った男が小さ
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

アキ・カウリスマキ監督による"敗者三部作"の第1作。

不況の煽りを受け、トラム運転手の夫と、老舗レストラン給仕長の妻が立て続けに失業。職探しに奔走する。

「短い人生。楽しめるときに楽しまなきゃ。」
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バック・ノール(2020年製作の映画)

3.5

フランス最大の犯罪多発地区マルセイユ北部(2012)を舞台に、犯罪阻止班"BAC Nord"に所属する3人の刑事の奮闘を描いたフレンチクライムスリラー。

🇫🇷

2012年に起きた警察官による組織的
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マンディブル 2人の男と巨大なハエ(2020年製作の映画)

3.5

ユニークな作風でカルト的な人気を誇るフランスの鬼才カンタン・デュピュー監督のコメディ。

盗んだ車のトランクに巨大なハエを見つけた男二人組が、そのハエを訓練して一儲けしようと試みる。

「トロ」🤘🤘
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そんなの気にしない(2021年製作の映画)

3.8

『アデル、ブルーは熱い色』のアデル・エグザルコプロス主演のドラマ。

"Freed from desire"♪

掘り出し物。かなり好みの作品に出会えた。

フライト・アテンダントのお仕事ドラマとして
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最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

3.5

『青空娘』に続いて源氏鶏太の原作を、増村保造監督×若尾文子で映画化したロマコメ。

「三重奏」😜

高嶺の花である野々宮杏子(若尾文子)の結婚相手を巡る昭和のロマコメ。高度経済成長期の空気感なのだろう
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浮草(1959年製作の映画)

4.0

小津安二郎監督が『浮草物語』をセルフリメイクした、生涯唯一の大映映画。

志摩半島の小さな漁村を訪れた旅回りの大衆演劇一座が織りなす人間模様。

👒👘🍶

"紀子三部作"以来、久しぶりの小津映画。
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青空娘(1957年製作の映画)

3.5

増村保造監督と若尾文子が初タッグを組んだ青春ドラマ。

「青空さんこんにちは」

増村保造監督作品、初鑑賞。

昭和のシンデレラ青春ドラマ。『青空娘』という題名がまさにという感じで、観ているこちらが恥
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