のほほんさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

のほほんさん

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ライムライト(1952年製作の映画)

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美しい映画とは、こういう映画のことを言うのだろう。


カルヴェロは落ちぶれてはいるが誇り高く、かつての栄光に囚われている訳ではない。
哀しみや苦しさを抱えながらもユーモアと優しさを忘れない。
ボロを
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

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名シーンの連続。
靴を食べる、パンのダンス、傾く山小屋。


ビッグ・ジムの役者さんはよく出てるのが分かったけど、いやはやこの人も良い味出してるよなあ


散々苦労したチャップリンが富を得て愛も得る、
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チャップリンの給料日(1922年製作の映画)

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恐妻家のチャップリンが、意外としたたかにお給料を取り戻したりするのが楽しい。

エレベーターを使ってのギャグやらレンガ投げのとこなんか、本当に面白い。

巴里の女性(1923年製作の映画)

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チャップリンが監督と脚本にのみ専念した作品で、ご丁寧に冒頭に僕は出演してないですよーと説明が入る。


時折ちょっとしたギャグが差し込まれたりもするけど、基本的にはちょっとしたすれ違いから別離の道を辿
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チャップリンのゴルフ狂時代/のらくら(1921年製作の映画)

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チャップリン特集にて。


山高帽にステッキ、ドタ靴という、チャップリンと言えばこれ、というイメージ通りの彼が見られる。
金持ちだけどぐうたらな金持ち紳士と放浪紳士の二役で、放浪紳士がゴルフ場で巻き起
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独裁者(1940年製作の映画)

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チャップリン特集にて。


実を言うとチャップリン映画をちゃんと観たのは「モダンタイムス」くらいで、あとは何かの機会に名シーンとして観たりとかそんな感じで、しっかりと観てはいなかった。


この特集で
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

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高校生の時にVHSで観て以来。
やはり劇場で観るのはたまらないですな。
大スクリーンであの自転車のシーンを観る喜びたるや。


物語は破滅に向かう2人組の逃避行を描いたものであるにも関わらず、常にどこ
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

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楽しい気分になることが一切無い作品(笑)
基本的にずっとラモッタの言動にイライラさせられるし、なんならぶん殴ってやりたいくらいなのだが、いかんせんラモッタは強すぎる(笑)


試合以外の時はまるでボク
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リキッド・スカイ(1983年製作の映画)

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なんでこの作品を知っていたのかはよくわからない。
知っていたといっても名前をどこかで聞いたくらいで内容も知らなかったし、だからまあタイトルをどこかで聞いたことある、くらいなのだが。
なんにせよ、上映を
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

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いやもう、痺れるわ!
ポール・ニューマンがかっこ良すぎるよ!


登場と同時に彼の名前字幕が被るオープニングタイトルは今見てもスタイリッシュ。
時折差し込まれる空撮(?)のカメラワークもなんだか印象的
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ハスラー(1961年製作の映画)

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ポール・ニューマンのイメージというと後年の渋くて威厳があり、だけどお洒落でちょっと茶目っ気もあるとにかくカッコいい俳優。
あるいはもう少し前の作品だと、ロバート・レッドフォードを完全に小僧扱いしちゃう
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華麗なる大泥棒(1971年製作の映画)

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ルパンⅢ世の元ネタと言われる作品。
同じく4人組であるルパン一味のネタとも言えそうだけど、むしろルパンととっつぁんの関係性のネタという感じ。
まあとっつぁんは本作のような腐れ外道ではないが(笑)
それ
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ドライヴ(2011年製作の映画)

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不思議な映画。

怒ったり惚れたりがあるにも関わらず表情の変化がほとんどないドライバーに象徴されるように、カーチェイスやフォークで目が刺されたりみたいな暴力・流血沙汰がちょくちょく出てくる割には全体の
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

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見終わった私は、なんだか雰囲気に呑まれて歩調が緩やかになっている(笑)


ストーリーを要約すると実はあんま大したことないんだが、ストーリーはそんな大切じゃない。この監督の作品を上手いこと表す言葉が無
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

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そもそもが初見。
もう13年も前の作品なんだな。


この作品を超える映像というのは相当難しいのだろうな。いつしかまた映像の革命は起こるのだろうけど。
映像を見せることに腐心して、その結果中身がおざな
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とりあえずブラピが可愛い(笑)
何から何まで悪運が続くのだけど、なんやかやで生き残ってる点では強運の持ち主。
泣くなよ(笑)


原作・伊坂幸太郎となっているし、新幹線が舞台なんだが、日本らしさをあえ
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ディーバ デジタルリマスター版(1981年製作の映画)

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いつかは観たいと思っていた作品を、ついに観ることが出来た。しかも劇場で。


この映画は何にジャンル分けされるのか。
するのが野暮ってものかもしれない。
確かあの当時の地元のGEOでは「フランス映画」
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ベルモンドの怪盗二十面相(1975年製作の映画)

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ベルモンド傑作選第3弾にて。


そのタイトルの通り、ベルモンドがとにかく色んな変装を見せる。だが基本ユルい(笑)
外れかけの付け髭やパーティーグッズみたいな鼻メガネ、挙句は肩幅広すぎな女装まで。
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激怒(2022年製作の映画)

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高橋ヨシキさんの初監督作品。
エンドロールでてらさわホークさんの名前
も見っけたぞ。


ヨシキさんはディストピアについて書いた著書もおありだが、本作で描かれた世界はまさにディストピアだと思う。
映画
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

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あの国岡さんの新作。
国岡さんが若い女の子達の殺しのインストラクターになる、という人を食ったお話(笑)


殺し屋協会ってものがあって就職先として殺し屋という選択肢があるという世界。
夢を熱く語る胡散
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

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完結と銘打たれた本作、オリジナルメンバー(恐竜含む)の再結集が熱い!


やっぱりグラント博士は化石発掘してるしサトラー博士はトリケラトプス触るし、マルコム博士は火で恐竜に立ち向かうし(その対決の先行
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

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「アイツら」の作品がまた来ましたね(笑)
「シティーハンター」が今や彼らの代名詞みたくなってるけど、私にとっては「ヒャッハー!」である。
普通にしてれば3人とも結構ハンサムなんだけど、スクリーンに出て
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炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

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圧の強い顔面を打ち出したビジュアルと、今時珍しい「炎の」と銘打ったタイトルがツボを押してきた作品。
留置所に立て篭もりバトルというのもそそる。


良い意味でのB級映画を期待していたのだけど、本作が魅
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魔鬼雨 デジタルリマスター版(1975年製作の映画)

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トラボルタを探していたが、見つからず。
顔出ねーんだもん(笑)


勝手な想像だが、人が溶けてドロドロになるという技術が出来たことが出発点の映画だったのではないか。技術が先、ストーリー後付けとか。
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レッド・グラビティ(2020年製作の映画)

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フランス製SF作品。
冒頭でいきなり地球の危機的状況と、1人の男に地球の命運が託されたことが告げられる。
乱暴と感じる間もなく細かい説明と他の介在を端折られるのだから頼もしい(笑)


地球に迫る赤い
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

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女性作家の冒険と言えば、「ロマンシングストーン」。
本作がどこまでこちらを意識したのかはわからん。
ただ、本作のキモはその年代とは異なる男女感にあるように思った。


わかりやすくマッスルな美形がまる
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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冒頭、間違えてリバイバル上映の劇場にでも入ってしまったのかと思った。
私はリアルタイムで第1作を観た訳ではないが、高校生の時にVHSで観たと思う。
ザ・80年代は我が事ではないが、かと言ってそのレトロ
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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4K リマスター版(1968年製作の映画)

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この度リマスター版を鑑賞することができ、遂にリビングデッド・サーガを全て映画館にて観る、を達成できた。


まさかこんな日が来るとは思わなかった。
GEOに通って一生懸命ホラー映画の棚(のVHS)を探
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

白石和彌監督作品。
当然ながら、本作を知った時から期待していた。


白石監督の作品はいつも、「この先どうなってしまうのだろう?」という不安に呑み込まれる。ミステリー仕立ての展開に、推理したり展開を予
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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白石和彌監督だ!まさかの居酒屋さん!


第一声がそれかよという話だけど(笑)、実はウルトラマンに関する知識がほとんどない為、ファンの方々なら鑑賞中に恐らく何度もあったのであろう、「あ!」というシーン
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マッドボンバー(1972年製作の映画)

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爆弾魔とレイプ魔と乱暴な刑事の三つ巴バトル。
いや、爆弾魔の目立つ容姿よ(笑)

娘が薬物の過剰摂取で亡くなってから、偏執症が活発化して自分の正義を振りかざし、それに見合わないものを成敗しようとする爆
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サイコマニア(1973年製作の映画)

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暴走族のチーム名は「リビングデッド」だし、その名の通り死後に蘇るのだけど、いわゆるゾンビ映画かと言うと違う感じ。


食わないし増えないし、そもそも黒魔術だし。
あと、腐らないから汚くならないのよね。
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

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とりあえず、とんでもねえ映画観たなあ…。


交通事故で頭にチタンを埋め込まれた女性が、散々やさぐれた末に金属に性欲を感じるようになりセックス相手を殺害。挙げ句は車とセックスする(文字通りのカーセック
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ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

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忘れる前に先に書いておこうと思ったのが、ラスト近くで島に渡るティム・ロスと娘が乗る船で、一瞬やたらと印象的な映り方をする男性がイングマール・ベルイマン・ジュニアらしいということ(私のエンドロール読み間>>続きを読む

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

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「フェイス/オフ」大好きだし、ジョン・ウーと聞くと、お!と思う人のつもりでいたけど、そもそも本作観てない時点で私はあまちゃんですわな(笑)
5本で1000円のレンタルビデオ屋生活を送った高校時代、その
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ベルファスト(2021年製作の映画)

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北アイルランド紛争については何度となく作品の題材になってきたと思うのだが、それを観た時に陥りそうな「殺伐」「遺恨」「報復」とかその辺の言葉とは無縁になる作品があるとは…!


現在のベルファストの映像
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