トカゲロウさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

トカゲロウ

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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.2

最初と最後のシーンが撮りたいがための映画。
レビュー数も多く、良作とされているが個人的にはそこまで良い映画か?と疑問を持つ。
勿論、前述した最初と最後のバレエシーンは圧巻。
しかし、それに至るストーリ
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.0

オタクのアメリカ人監督が好き勝手やってみた作品。
「タランティーノ監督」というより、「オタクのアメリカ人監督」として観るべき。
題材にされるこっちとしては興味深い。少しずれた日本のイメージがアメリカナ
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転々(2007年製作の映画)

4.6

これからの季節なので。
オダジョー演じる主人公は怠惰な生活に明け暮れる大学8回生。そこに三浦友和演じる借金取りが金を返せと現れ、履いていた靴下をオダジョーの口にねじ込む。
しかし、数日後その借金取りの
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サプライズ(2011年製作の映画)

3.6

駄作だろうと観ていたら、意外に楽しんだ作品。
主人公は彼氏の両親のパーティーに同伴した女性というダイハード的な巻き込まれ方(笑)
郊外の家で、家族みんなで食事していたらいきなり襲われちゃったよ!という
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モンスター上司(2011年製作の映画)

2.9

それぞれ職場でハラスメントを受ける3人の男連中は上司の殺害を計画するが、事件は思わぬ方へ転がる話。
主人公たちの殺人の計画を立てる動機は不十分過ぎて、明らかにこっちが悪役(笑)
状況がこんがらっていく
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.0

レビューの高さに釣られて観賞。
んー、そこまで好きじゃなかったな。
麻薬密売人である主人公は大きな取引のためにメキシコに行くことになり、司法の目を掻い潜るために偽の家族をこしらえる。が、その雇ったメン
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お葬式(1984年製作の映画)

3.4

伊丹十三の初監督作品。
役者陣は実力派俳優たちが勢揃い。
何とレビューすればいいのか困る映画でしたね。
お葬式をやる三日間の話です。
お葬式は厳粛な儀式ですが、今の日本人は無頓着。
主人公はお葬式のマ
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.8

名作映画は数多くあるが、今作ほど負の感情が漂う作品は少ない。
精神病棟の話だが、主人公は精神病ではなく只の不良中年。
主人公は初めは患者たちに戸惑うが、その純粋さに自分と似た本質を見いだして、管理者た
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カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.3

大ヒットギャンブル漫画の実写化。
ギャンブルというと顔しかめる人はいるかもしれないが、ギャンブル程知略と度胸を駆使しながらも、人間の本性を剥き出しにする題材は無いんじゃないかと。
主人公はありがちな天
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COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

3.9

映画化されるTVアニメシリーズにはそれなりに理由がある。
知る人ぞ知る名作アニメ「カウボーイビバップ」の劇場版。
主人公たち(4人と1匹)は宇宙を跨いで逃げ回る賞金首を追う賞金稼ぎ。
まさに、SF西部
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.4

21世紀のゆとり時代劇。
20世紀は時代が近かったこともあり、侍に対して憧れだったり尊敬の念を込めた時代劇くらいしかなかった(適当)
しかし、最近は結構ラフな感じに侍を撮った作品ばかり。この作品も、な
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

2.9

生きてきた人生が全く違うおじいちゃん二人が出会い、死期を前にしてやりたいことをやってやろうぜ!という話。
この二人の性格や友情が自然に映されていて見心地が良い。
撮影もどっしりとした感じで、安定してい
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

5.0

自分の中で好きな映画top10に入る作品。
何故、ここまで好きか自分でもわからない。
好き過ぎて、まともにレビューさえも書けやしない。
映画として駄目なところも沢山あるはずなのに大団円風になるのは、き
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.4

まず最初に、この映画は、、、
「微笑みデブ」という単語を生み出しただけで名作と言えるのではないだろうか!!

自分としては、戦争映画としてプラトーンと対比される作品ではないかな?と。
プラトーンが感情
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るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

3.3

前作が期待以上だったので、また劇場に足を運ぶ。
今回で凶悪な志々雄一派との決着が。
軍艦から落とされた剣心は福山雅治演じる師匠・比古清十郎に特訓を受ける。
福山雅治の気品さと声は外見は違えども師匠たる
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るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

3.6

「大人気コミック実写化!」地雷は見送ってきたが、流石に原作で語り継がれる京都篇は押さえときたいので劇場へ。
前作が成功したからか、今作のキャスティングはバッチリ。
特に志々雄役の藤原竜也や宗次郎役の神
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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012年製作の映画)

1.4

家族で好きだったシリーズ。
年々劣化しているイメージだったが、ファイナルということで劇場へ。
上映後、帰る人の表情の乏しさを鑑賞して笑っていました。
それくらい酷かった。
無理矢理作らされたのか?と思
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ハリソン・フォード 逃亡者(1993年製作の映画)

3.7

いいパッケージです。
うーん、面白かったなぁ。
ハリソン・フォードVSトミー・リー・ジョーンズが観られるだけで満足なんだけど、内容としても良く出来ている。
タイトル通り、妻を殺害したという冤罪を着せら
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フューリー(2014年製作の映画)

3.2

戦争映画特有の尖った感覚は無い映画。良く言えば丸い戦争映画。
勿論、そういったモノを出そうとしているのは伝わるが、物語の範疇に収まってしまった印象を受ける。
先代の監督たちは戦争映画をただ戦争するだけ
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さんかく(2010年製作の映画)

4.5

吉田恵輔監督の作品群で一番の完成度だと個人的には思う。
吉田監督は良くも悪くもアクがあるが、今作は良さを残しつつ少し敷居が低くなっている。
姉と付き合っているのに妹に乗り換えようとする駄目男を高岡蒼甫
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鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

3.4

松本大洋の漫画が原作。
外国人が監督で豪華俳優陣が声優なんて!地雷だろ!と思いつつも劇場へ。
古い町並みを遺す宝町には猫と呼ばれる少年二人が自由に飛び回っている。この二人には町の不良やヤクザ、警察まで
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.6

まぁ、見てくださいよ、この受賞歴を。2008年はこの映画一色だったと過言ではないかなと。
うちの大学の教授も絶賛していました。
しかし、いかんせんハマらなかった。
僕自身、人の一生を描いた作品は大好物
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.3

一番好きな内田けんじ作品。
まずタイトルが良い。
後輩に「運命じゃない人面白かったですよ!」と言われて「え?なんて?」と聞き返した思い出がある。
本編を観たら、本当に運命じゃない人だった。
よくタラン
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プロメテウス(2012年製作の映画)

1.9

エイリアン出生の秘密が!という煽りにホイホイと母と僕は映画館へ。
僕のママは激怒しました。
自分は途中からエイリアンパロディのB級映画として笑ってました。
最後の攻防戦には唖然( ; ゜Д゜)
誰かそ
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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.4

自分の中では「探偵はBARにいる」と対比してしまう作品。
男二人のコンビは物語の鉄板だが、大抵凸凹コンビ。デブとガリだったり、老人と青年、常識人と破天荒など。やはりその方がストーリーが動きやすいからだ
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エレファント(2003年製作の映画)

4.9

黄色いパッケージに物憂げな美少年とエレファントの文字。
高校生の時に気になり、前情報無しで観賞。
そして見終わった後は呆然自失。
淡々と描かれる高校生一人一人の日常に飽きるかな?と思っていたが、不思議
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.0

可もなく不可もなく作品。
タイトル通りサスペンスではあるが、SNSで加速する人の悪意が主なテーマ。
そういう人の負の心理という点では湊かなえはスティーブン・キングに通じるものがあるのかなと。
ただ、S
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

4.2

タイミングって大事だなと理解できた映画。
高校生の時に初観賞した際は何も起こらねーし、面白くもなんともないなぁという感想。
数年後に観たことを忘れてて借りてしまい、途中であれ?観たことあるし、面白くな
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.4

言わずもがなの名作。
若い女性にジブリ作品で一番好きなのは?と聞くと、この作品が大抵出る。
一方でこの作品は恥ずかしくて観てられないと言う人もいる。
どちらの意見も正しいのだろう。
この映画は中学生の
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ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005年製作の映画)

3.0

小学生の頃、読書家だった僕に司書さんが勧めてくれたのが、この原作だった。
原作はえ?つまんねーという感じだった。
そして、10年以上の月日を経てこの映画に挑んだ。
映画はえ?つまんねーという感じだった
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.3

アクが強いジブリ作品群に埋もれてしまっている良作。
行間や無言の時に流れ出す感情や想いを映し出すのは、日本人にしか出せない味。
耳をすませばが夢見がちな中学生の話だとすると、海がきこえるは地に足の着い
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ハッシュ!(2001年製作の映画)

4.8

とても面白い作品。
レビュー数が少なくて悲しい。
ゲイの話だがそれが主題ではなく人が生きていく中のどうしようもない困難を様々な登場人物が一歩一歩前に進もうとする人間讃歌映画。
全ての登場人物が優しさ故
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大脱出(2013年製作の映画)

2.7

主人公は脱獄のプロで様々な刑務所に入り脱獄を繰り返して、その管理体制の甘さを指摘するビジネスをしている。そんな折、政府関係者という美女が2倍の報酬を出すから国家の闇の刑務所に入って脱獄してみてくれと依>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.3

友人の「カルト的人気」という誘い文句に釣られて、運良く劇場で観賞。
ボーイミーツガールならぬ、ボーイミーツお婆ちゃん映画。
本当にカルト的人気という表現がピッタリの作品。
オオッ!となる始まりの足のシ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.7

タイトルが良い。
今を大切にしようというメッセージが押し付けがましくなく添えられている。
主人公は特殊能力を持ち、その能力を使い難問をクリアしていくが、本当に大切なことをその中で理解していく。
恋愛物
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円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(2014年製作の映画)

4.3

なんとなく敬遠していた作品。
レビュー数も少ないので、やはり皆さんも邦画な駄作の予感がしているのか。
しかし、そんなことはなかった。
ありきたりな子役中心なストーリーだけではなく、結構シリアスな問題に
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