フジツカ座さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

フジツカ座

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死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

すっごくネタバレしてます。

ビックリするくらいネタバレしてます。

観てみようかなと1mmでも思ってる方でしたら、確実に読まない方がいいレビューです。ご容赦ください!









ぼくは子供を
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

2度か3度は観てる作品だけど、今回がいちばんわけがわからなかった笑

あのね、なんかこう、緻密で大雑把で、大雑把で緻密なのだ。

ディテールに対して細かい事を言えば、ん?って思うところは幾つもあって、
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.4

この映画の質量を、どう捉えたらいいんだろう。

「命の尊厳を守る為の嘘」と、いうのがこの作品の大きなテーマと思う。
ラーチ先生の嘘、キャンディの嘘、ミスターローズの嘘。
嘘なんてものは、つく者の主観で
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今度は愛妻家(2009年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

予備知識無しで視聴。

ガンガン、ネタバレで書いてます。ご注意を。

まず、石橋蓮司のオカマ役!
最初出てきたとき見た目で5回は声に出して笑ってしまった。
セリフのキレの良さと、この物語をまさしく中和
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.4

80年代の西ドイツ東ドイツの時代背景と、東西統一に翻弄されたひとつの家族の物語。

社会主義のうねりを重苦しい感じで進めるんじゃなく、小気味いいテンポでユーモラスに、ときにセンチメンタルに、そしてなに
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

いやー。

3作目も見応え物凄かった。。

えっと2度目の視聴のはずです、たぶん。メイビー(๑´ㅂ`๑)

なんかこう映画って印象だけ残して具体的にどうこうっていうのは結構すぐ上書きされちゃうのは、ぼ
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ダークナイト(2008年製作の映画)

5.0

やーもうほんとに見応えしかなくって、観終わった頃にはちょっと疲弊してしまっていた。

冒頭の銀行強盗のシーンからワクワクがマックスで、もうジョーカーかっこいいぜー(`∀´)とまで思ってしまう。
不気味
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ダークナイトが久しぶりに観たくなって、ビギンズから視聴。


作中にこんなセリフがある。
「人はなぜ落ちるのか。」

「這い上がるためだよ。」

ドヤァ。

ドヤァとはもちろん言わないんだけど笑、その
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

(注意)
見苦しい言葉と表現があると思います。自分の視聴録として書き記す事を目的としてる事を前提に、それでも読んでみようと思える方だけ読んで頂けると幸いです。




好きになれんなー。
冒頭の長回し
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

2.8

2度目の視聴。

1度目の印象はほとんど残ってなく、パッとしないものだった。

なので今回はより注意深く観たつもりだったけどやっぱりパッと残る印象はなかったなー。


舞台は東京。たぶん東京じゃなくて
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.0

公開時に劇場で鑑賞し、ひさびさに観てみることに。

冒頭、FOXの配給クレジット演出からのタイトルコール。
(うぉー!映画って素晴らしいぜー!!)と、胸を高鳴らせ心躍らせながら視聴しました。

が、残
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葛城事件(2016年製作の映画)

4.0

観るかどうか少し迷ったけど、怖いもの見たさでやっぱり手に取ってしまった。たぶんきっと好きじゃないタイプの映画だろうなと思ってはいたし、気分わるくなりそうだなとも予想はしていた。

その予想はおおむね的
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

4.4

フィルマークスのレビューはなかなかの酷評、低評価が多いようですがぼくはこの作品すきでした。


まず邦題「好きにならずにいられない」に関してはこれもかなり賛否が分かれそうだけど、ぼくは秀逸なタイトルと
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迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

3.5

地方映画ぽい、クセのある作品ぽい雰囲気はあるんだけど、わりかしなだらかで滑らかな優しさのある、観やすいお話だったように個人的には思った。


物理的に迷子になる音楽隊が、その辿り着いた先でもなんか心の
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いのちの食べかた(2005年製作の映画)

-

「いのちの食べかた」

この邦題は果たして原題の意図するところを表現しきれてるのだろうか。

もちろん優れたタイトルだと思うんだよ邦題も。畜産の現状を僕たちの消費に投げかける、その意味をパッと理解に繋
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.6

テレビ画面。アナウンサーがこう語る。
”死の影にとりつかれた恋と、子を失うに至る親たちの愚かしい骨肉の争いのすべてを、2時間かけてご覧にいれましょう”
このあとで映画のダイジェストシーンが流れ、タイト
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.6

60年代の横浜が舞台。
ぬくもりと活気のある町並み。
その時代に自分が生きてなくても、どこかその原風景を懐古的に思うのはきっと、この時代の力強さや逞しさが今もなお色濃く、受け継がれてるからなんだろうな
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

突出して取り沙汰されるのは、アーニー役のディカプリオの好演だ。
けど本作の主役は紛れもなくギルバートであり、ジョニーデップなのである。

個人的には終始、グレイプ家が抱えるその柔らかな「闇」みたいなも
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ぼくが初めてこの作品を観たとき、ケイト・ハドソンの大人びた美しさと、子供のように薄く無防備な唇と、なんでもないたった4.5秒のシーンのために出した胸の画がなんとも衝撃的で、(え!出す必要性あった!!?>>続きを読む

エリザベスタウン(2005年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

どう評したらいい映画なんだろうな。

中規模文明国の国家予算に値するような、四捨五入したら10億ドルの損失を企業のイチ社員1人の責任になるのかどうか問題ってのが一番最初にあって。

そのあとで彼の前に
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.5

スタンドバイミーでイメージする言葉は「冒険」とか「友情」とか「青春」とかかな?と思うのだけど、今回ぼくはそのどれよりも強く感じたものは「郷愁」だった。

なんか物悲しくて切ない。あのときのぼくらが輝い
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

2.5

潤滑油と思ってた油によって足元を掬われてしまった滑稽な夫婦の物語。

作品のテーマを表現するこの舞台や設定が面白味を希薄にしてる気がした。それゆえに中盤までちょーーっと退屈だったかなと。

色んな人と
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オデッセイ(2015年製作の映画)

1.5

割と評価が高いみたいなんだけど、ぼくにはあんまり届いてこなかったかなー。

まずこの映画のコピーが確か「70億人が帰りを待ってる」みたいなのだったと思うけど、実際ほんとに待ってそうなのはNASAの職員
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インセプション(2010年製作の映画)

5.0

やーやっぱこの映画素晴らしいです。どこをどう取っても見応えしかない。

夢に潜るために集まったメンバーそれぞれ全員に、しっかりとした見せ場があって、それがまたいい感じに活躍してくれるから観てて爽快にな
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.8

前編見たら絶対後編すぐ見たいだろうと思って、レンタル始まるまで楽しみにしてました。

前編は物語の展開に付いていくのに必死で、だけど置いてけぼりにされてる感じもなくて程よく見応え手応えを感じる作りのよ
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

4.5

どこを切り取ってもクリーンナップ打ってるようなキャスティングで、その時点で見応えがないわけがないんです。ぼくにはほんとにどツボの役者さんばかりでした。

記者クラブと県警の勢力図、対立構造、関係性にお
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シークレット・アイズ(2015年製作の映画)

3.8

アルゼンチン映画のリメイクらしく、リメイクとしての評価は半々、やや下めって感じみたいだけど、ぼくはオリジナルを観てないので全然楽しめました。(たしかにそういう視点で見るとキャスティングの妙含めて全体的>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

5.0

げんきをもらいたいときや、なんかこう一歩踏み出したい背中押してもらいたいって思うときに観たくなる作品(`∀´)

なにがいいってもちろん、ビリーからみなぎる喜怒哀楽のエネルギー。感情のどれそれを、眩し
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レインマン(1988年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ぼくは今祖母と2人で暮らしている。自閉症ではないが、年相応の痴呆があり、同じことを何度も話したり、新しいことが覚えにくかったりする。

一緒に住みはじめた頃は相当苦労した。解ってもらえないことに怒鳴っ
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

4.2

ピロウズが同タイトルの曲を歌っていて、その中に「瞬く星 見知らぬ闇 半分だけ月が笑う」って詞があり、今夜の月がちょうど半分だったので今作を観ることに。

アルパチーノのフランシスとジーンハックマンのマ
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

5.0

ずっと観たかった作品。地元で上映されるのを心待ちにしてました。

ミシェルゴンドリーの作品の魅力はファニーでロマンチックなところ。

今作も、まさに!!って感じで、最高に楽しい映画でした。

ダニエル
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

たぶん観たあと嫌な気分になるんだろうなーとか、好きじゃない種類の映画なんだろうなーとか、考えたりした。

冒頭の45分くらいが一番楽しめた。柳楽優弥だけの純粋な狂気しかないとき。や、あれは狂気というよ
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花とアリス(2004年製作の映画)

5.0

「ウォーアイニー」

この言葉と、サントラ「ウヲアイニ・アラベスク」を聴きたくなって観ることに。

家族や恋人。大切な人を思うとき、観たくなる映画っていくつかある。この作品もそのひとつだ。

ふわふわ
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.2

いやーー

阿部寛と自分重ねた重ねたー笑

なんかあのクズっぷりというか、だらしない幼稚なオトナ感というか、彼から出てくる憎たらしい言葉の言い回しとか、なんか共感してしまう。


「なにも起こらない(
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

4.3

1時間足らずの短いドキュメント作品だけど、1回観て、すぐ2回目観た。
新たなカルチャーとして日進月歩でぐんぐん進化してる世界だから、この作品を観てる時点でもうすでに最新ではないんだろうけど、それでもと
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ハラがコレなんで(2011年製作の映画)

4.8

ぼくは誰がなんつってもこの映画が好きです。

泥臭くて人臭くて、恩着せがましく、野暮なほどに「粋な生き様」に拘る人たちの物語。

いいじゃないですかー。

もうね、好きなのに理由とかいらないんです。好
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