おかゆさんの映画レビュー・感想・評価

おかゆ

おかゆ

枯れ葉(2023年製作の映画)

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新緑の緑も青葉も過ぎ、風で飛ぶような枯れ葉と比喩しても差し支えない。しかし彼ら、そう言うにはあまりにも、不器用で初々しい。なにより愛おしい。

ラジオから流れるニュースのタイムリーな現実。直接影響を及
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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上手いなぁ。
結末が分かっていても面白い。
やっぱりラストが特別に上手。
端々で出てくる事件を調べたらもっと面白そう。

粒子の振動の口説き方が好き。

アアルト(2020年製作の映画)

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椅子から存在を知って。
人が作り得る物の中で最大である建物。
感情や思想を形にするだけでも凄まじいのに、暮らしの環境を造る建築家たち。

どの図書館も行ってみたい。

アアルトに限らず、身の回りの物に
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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序盤と終盤の2人の表情の差。
観たいのはこの後!

大切な人たちに甘えてその関係に胡座をかいている私は、これまでに、どれほど相手の温情を享受し蔑ろにしてきたろう。これからも移ろう変化の中で、どれだけ温
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

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じんじん。
熱も涙も。

はー楽しかったー

轟音で観れたのも良かった。
絶対、腕に青あざできてる。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

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大好きなインディ・ジョーンズ。
アトラクションのよう。
セルフパロディも満載でたまらない。

おじいちゃんは労わって!

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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どの曲、どの音も聞いたことある。
たまらない。
クッパの弾き語りを除いて。

ワンダーしたい。

もののけ姫(1997年製作の映画)

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ようやく劇場で。

アシタカせっ記をスクリーンで聴けることの喜びよ。何度も観てるのに、観てるからこそ鳥肌が止まらなかった。

生きろ。それでも。

Bi Gan | A SHORT STORY/ビー・ガン | ショートストーリー/壊れた太陽の心(2022年製作の映画)

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15分を劇場で。
ひと息も継がずスクリーンに没入したまま迎えるエンドロール。
尺の短さの活かし方、拘り抜かれたであろう映像とシーンの切り替え。台詞回し。
それらすべてが白昼夢のようだった。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

クラブの中でライトが点滅する様に
朧げな記憶を映像と辿る。
仰向けの背中、陽射し、海と空の青さ、色とりどりのパラシュート。

腕の下でポラロイドフィルムのツーショットが浮き上がる描写が好き。

当時の
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ドリーム(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

差別に対して強かで忍耐強く去なし、実力で主張を通す様が爽快でいて熱く、かっこいい。
彼女達、彼らが努力とその成果で前例を勝ち取っているのが本当にかっこいい。

計算係の名前は要らないと隠され、奪われて
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

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we are.

おしゃべりで家事を手伝い、傷心を励ますハートフルドラマ。
お行儀良す過ぎる。
もうエディとヴェノムの日常ドラマ作って欲しい。

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

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冒頭の驚き。
サンセットのロマンチックな再会からのギャップが良い。

9年分の2人の愛とその努力。
18年経った2人の会話。
大切なのも2人の会話。

50年先も会話を続けられるか。
今夜を一生忘れら
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スタジオジブリ。
各シーンで他の作品がチラついてしまう。
意図して似せてると思う。最新作なのにどこか懐かしい。

その良し悪しは別として期待を裏切らない描写、色彩、その美しさ。
建築、ご飯、動植物、大
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

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9年という時間の重さ。

触れようと伸ばした手、置いてけぼりの心。

聞きたいこと聞いて欲しいことが止めどなくあって、歩き回って日が傾いて、夕陽が彼女の髪を照らして燃えるように美しく輝いてた。

着け
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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楽しかったね。


ゴールデンカムイは完結したし、宝石の国も第一部まで完結、新エヴァンゲリオンも、ストレンジャーシングスも次のシーズン5で完結。ゼルダも新作が出て、本屋大賞に凪良ゆうさん、直木賞に小川
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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

坂本龍一のアルバム12から2曲使用されていたけれど、この映画の為に書き下ろしたのでは?と思えるほど捉えてた。

怪物となってでも息子を守らんとする母。
怪物に仕立て上げられる先生。
怪物を内に秘める校
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この胸の痛みさえ愛おしい。

見守り、エリオ達を旅に送り出してくれる両親がこの映画で何より美しい。
何も聞きずに頭を撫でるお母さん、"痛みを葬るな、感じた喜びも忘れずに"と言ってくれるお父さん。温かく
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

Do you come in?

自慢げな新スーツをイジられるマイルス。
親バカBパーカー。
グウェンのドラムもホービーのコラージュなギターもパヴィトルがおしゃべりなのも皆んな好きだけど、スイングデー
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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大丈夫でなくていいんだよ。
他人にも自分にもそう言えたのはいつだろう、感情のまま叫んだのはいつだろう。

環境音とたまの音楽、そして語り、会話の声がひたすら心地よく、優しい。
モノクロの映像がより、そ
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

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ヨノイ大尉も引用したシェイクスピアの"to be or not to be"
生きるべきか死ぬべきかと、意訳される事が多いけど直訳的にこのままでいいかどうか、の方がこの映画には合っていると思う。
戦争
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


ジェームズガンの最強"MIX"

ごちゃごちゃと色んな姿、形の星人が当たり前に共生してる様がとても良い。その当たり前が根底にある銀河の強さ、広さ。
多様性なんて言葉が不要な程に種を種として、個人を個
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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グリーンブックの存在を知らなかった。
保つべき品性とは。

高校で入学した時から成績の悪い人を
癒し系と呼ばれていた事を思い出した。

食事と手紙のシーン全て好きです。
笑わせ方にも品性が。
最後は祈
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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傍から見たら美しい島も、住んでみると雨や曇りの日が多く、気持ちまで晴れない毎日が続くように。
小さく逃げ場のない島の社会は変化に乏しく退屈で息も思考も止まりそう。

親友の狂気的な決意。
それを受け止
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

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死にそうで死ぬ映画。
やっぱり死ななきゃ駄目かい?

単純な毎日に心が麻痺した時に。

人は徐々に死んでいくのか。
Mr.ゾンビまさしくLiving deadに成り果てるのか。
立てた誓いを簡単に反故
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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All at Once.
混沌具合、最高じゃあないっすか。
映像の混沌具合に反して、主題が単純なのも良い。

情緒にぶっ刺さって2回くらい泣いた。
どんな選択をした自分でも肯定してくれるような優しさと
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

音として、曲として聴ける喜びたるや。

漫画10巻分の主人公を含めた、登場人物の人となりや背景の深掘りを物足りなく感じてしまうけれど、丁寧に練られ凝縮された2時間でした。

演奏中の回想はより感情移入
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シリアスにさせないポールラッド。

色んなクリーチャーが居るの嬉しい。フォルムで好きなのは生きてる船。仲間を抱える姿が愛らしい。爆発したりしてたけど生態や中身も気になる。

ロイドの強烈なベイダーっぽ
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

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フロローの拗らせ方と気持ち悪さの上で歌が良い。

タイトルの入り方が好き。
道化達も。

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