大久保渉さんの映画レビュー・感想・評価

大久保渉

大久保渉

映画好き/映画活動中/映画系文筆、雑誌編集、映画宣伝、映画館勤務、映画祭事務員等/邦画のインディペンデント、インド映画を応援中/でも米も仏も何でも好き/BLANKEY JET CITYの『水色』が好き/桃と味噌汁が好き

  • List view
  • Grid view

もうろうをいきる(2017年製作の映画)

3.0

映画『もうろうをいきる』。盲ろう者とその家族、介助者の姿と言葉を写した記録映画。「コミュニケーションはぼくの命 ぼくの命は いつも言葉とともにある」。盲ろうの大学教授 福島智さんの詩が胸に残る。本作を>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

5.0

映画『パターソン』。ジム・ジャームッシュの新作。友がみな、我より偉くみえる日は、『パターソン』を見て、ビールを飲みたい。

スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

3.5

映画『スパイダーマン ホームカミング』試写。ああ青春!米映画らしく?ちゃんと太めで冴えないサブキャラ男子が「あー、もう!そんなことしちゃダメだよう」ってくらいドジ踏んだり案外気の利いたことしたりでクス>>続きを読む

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.5

映画『ありがとう、トニ・エルドマン』。超好き!可笑しくて笑って、くだらなくて笑って、急展開に笑って、登場人物達の不幸に笑って、でも幸せにも笑って。笑っているうちに気が抜けて、私はこんなにも笑えるんだっ>>続きを読む

きらめく拍手の音(2014年製作の映画)

3.0

映画『きらめく拍手の音』。聾の両親から生まれた聴者の娘が父母の生活を撮影した記録映画。手の甲を撫でて海苔巻きを母の口元に持っていく父の姿に「俺の愛を食べろよ」と娘が訳をつける。手話は身体全部を使った言>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.0

映画『ローガン』試写。ミュータントがほぼ死滅した近未来。治癒力の衰えたローガンと耄碌したチャールズと謎の少女の車旅。ローガン&少女の組合せはやはり良。キティ、ジュビリー好きには妬けるけど、今回のぶきっ>>続きを読む

僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)

3.0

映画『僕とカミンスキーの旅』。『グッバイ・レーニン』の監督と主演が再タッグを組んだ独映画。前作同様、嘘と喪失と再生の描写が巧。望み通りの未来こそが幸せなのか?ただ何もないところにこそ何でも生まれうる無>>続きを読む

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

2.5

映画『ぼくと魔法の言葉たち』。自閉症により言葉を失った少年が大好きなディズニー・アニメーションの台詞を通じて周りとつながり、成長して社会に出るまでを追った記録映画。個人的には友情をトイ・ストーリーから>>続きを読む

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

4.0

映画『未来よ こんにちは』。花に惹かれるようにして映画を見つめた。凛と歩き続けるイザベル・ユペール。雨や嵐に吹き付けられるが、それも人生だよと受けとめ生きる。その姿に心がほわりと癒された。花は人生の喜>>続きを読む

真白の恋(2015年製作の映画)

2.5

映画『真白の恋』。布団にくるまっていれば体は楽だし暖かいけど何もできない。外に出れば何かできるかもしれないけど降り続く雪は寒いし道を塞ぐし結局何もできないかもしれない。軽度の知的障がいのある20才の真>>続きを読む

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

5.0

映画『タレンタイム』。前見た時と違う場面で泣いちゃった。マヘシュの叔父にホロリ。そしてやっぱりハフィズにホロホロ。カーホウにポロポロ。劇中歌の『I go』の調べから、ヤスミンの厳しくも優しい眼差しから>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.2

映画『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』。ある日突然妻を失った夫が虚ろな瞳で周囲の物を破壊しさ迷う。1歩進んで3歩下がるような退廃した日々。でも、無理に元の道に戻ろうとしなくても下がった先で新たな>>続きを読む

おとなの事情(2016年製作の映画)

4.0

映画『おとなの事情』。世界中で絶賛され、伊で空前の大ヒットも納得。親友4人と妻3人が、今からかかってくるスマホへの着信・メールを包み隠さず見せ合うというブラックで滑稽な会話劇。嘘も真も搾り取りとられ、>>続きを読む

スプリング、ハズ、カム(2015年製作の映画)

3.0

映画『スプリング、ハズ、カム』。春から東京の大学に通うため広島から部屋探しに来た娘と父の一日を訥々と写す。照れたじゃれ合いがこそばゆい。でも、明日ありと 思う心の仇桜。いつまでもつづく幸せはないから、>>続きを読む

東京ウィンドオーケストラ(2016年製作の映画)

3.0

『東京ウィンドオーケストラ』。毎日の中でふと息をしていない自分に気付く瞬間があって。鏡の前には無表情な顔の自分がいて。で、この映画を見て、思わずフフッと笑ってしまって。プロと間違われて島の演奏会に招待>>続きを読む

Every Day(2016年製作の映画)

5.0

映画『Every Day』。映画を見終わって、当たり前の毎日が本当にかけがえのないものへと変わる(涙)忘れたくない、忘れられない95分。また見たい。

インターン!(2016年製作の映画)

3.0

映画『インターン!』。実企業のインターン制度が元だから煽られ感に少し狼狽えるけど、懸命にチャラ男を演じる栗原類さん愛着湧くし、不安顔から凛となる新木優子さんにキュンとくる。青春×成長!がんばれ!と熱い>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』。隣のおじさんが号泣してた。20代くらいの子も泣いてたっぽい。見るとだいたい泣いちゃうみたい。お風呂に入ると汗かくみたいに。目からぽろぽろ涙がでちゃうみたい。ただ、湿っぽ>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.5

映画『聲の形』。度胸試しは確かにくだらないけど、本当に本気の時は、大切なその一瞬のためには、やっぱり恐れずに全力で飛び込むのが良いのだね。全7巻の漫画は登場人物それぞれの悩みと成長が描かれていたけど、>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

映画『この世界の片隅に』。もっとずっと見ていたい126分。悲しくてやりきれない、この限りない空しさの、救いは、たぶんある。この映画の中に。アニメーションの中に。いろんな人と話したい。また見たい。すずの>>続きを読む

変態だ(2015年製作の映画)

2.0

映画『変態だ』。企画・原作 みうらじゅん。監督 安齋肇。足元を見ながら歩く主人公の視点で、しばらくうつむいたまま進んでいくファーストシーンが好き。行き先なんか見えず、なんでそうなってしまうのか、自分が>>続きを読む

TOMORROW パーマネントライフを探して(2015年製作の映画)

2.5

映画『TOMORROW パーマネントライフを探して』。食やエネルギー、お金、教育など、新しいライフスタイルを実践する人達の姿を追った記録映画。革新的な活動に魅せられつつも、こうして世界に種を蒔くことが>>続きを読む

ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

5.0

映画『ブラインド・マッサージ』。人の性、衝動の何たるか、スっと想像を超えてくる。ロウ・イエの中で一番好きかも。物語の見事な語り口。盲目に映るのは暗闇ではなく薄い明りだ。彼らの手は明日を掴む。

ダーティ・グランパ(2015年製作の映画)

2.5

映画『ダーティ・グランパ』。爺のデ・ニーロが婆の死を機に若い女とHしたいと旅に出て暴れる話。連れの孫役ザック・エフロンの歌も有。でもダサ男として扱われてて、それが似合っちゃう(苦)ステレオ破り破りなデ>>続きを読む

タンジェリン(2015年製作の映画)

3.5

映画『タンジェリン』。iPhone5sが撮るあけすけな人と街の喧騒。TGの男娼二人が愛に仕事に友情に、白い目へはFUCK連呼でロスの街中を駆け巡る。彼女達は熱しやすく、そのありのままの姿がとても可愛い>>続きを読む

カレーライスを一から作る(2016年製作の映画)

2.5

映画『カレーライスを一から作る』。探検家、医師の関野吉春氏による武蔵野美術大学の課外ゼミを追った記録映画。野菜、肉、塩や器まで全て学生達が協力して作る9ヶ月間。分かっちゃいるけどでもやってみるとやっぱ>>続きを読む

太陽の下で 真実の北朝鮮(2015年製作の映画)

2.5

映画『太陽の下で―真実の北朝鮮―』。試写室満杯なのに驚いた。隣の人に思わず聞いたら「あまりない映画だからかな」と言われた。北朝鮮政府の情報統制を隠し撮りで暴いた記録映画。じゃあ日本は?今のメディアは?>>続きを読む

いたくても いたくても(2015年製作の映画)

3.5

映画『いたくても いたくても』。SKIPシティの映画祭での上映の時に、小5、6の少年が「好きになったから」と言って2回目の上映でも客席に着いていたのが印象に残る。「きっと、何かが変わるかもしれない」。>>続きを読む

貌斬り KAOKIRI 戯曲「スタニスラフスキー探偵団」より(2015年製作の映画)

3.0

映画『貌斬り KAOKIRI』。「役者やめますか?それとも人間やめますか?」「人は"あなた"という役を降りることはできない」。あっという間の143分。……観客やめられません。ずっと観てたい(魅)

14の夜(2016年製作の映画)

3.0

映画『14の夜』。『百円の恋』脚本の足立監督による初監督作。無為な自分と生活に嫌気がさして家出する中学生の長い夜。でも暗い夜の帳の中にはくだらないほどの不自由さが付きまとい、走れども、色んなものに縛ら>>続きを読む

ストーンウォール(2015年製作の映画)

2.5

映画『ストーンウォール』。LGBT人権運動の始まりを描いた青春映画。監督はゲイをカミングアウトしたR・エメリッヒ。世間の無理解が襲い来る中、惑い、震え、やがて燃え上がる瞳に胸を射抜かれる。例え中々受け>>続きを読む

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

4.5

映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』。ティム・バートン監督作個人ランク3かも!金髪エラ・パーネル、走るエイサ・バターフィールド、艶やかなエヴァ・グリーン(惚)奇妙な力をもつこども達と怖面白い敵と>>続きを読む

ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)

3.5

映画『ニーゼと光のアトリエ』。TIFFグランプリ&最優秀女優賞を受賞したブラジル映画。周囲の無理解、圧力に屈することなく、暴力ではなく愛と芸術で精神病患者と向き合う実在の女医を描いた一作。例え目の前が>>続きを読む

僕らのごはんは明日で待ってる(2017年製作の映画)

4.0

映画『ぼくらのご飯は明日で待ってる』。心地よさが胸に残る。Hey! Say! JUMP中島裕翔×新木優子から滲む柔和な甘さが、抑揚をつけた時間経過とカメラ割りの中で程よく熟されていく。想いが燻って弾け>>続きを読む

NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.0

映画『NERVE ナーヴ 』。指定された度胸試しをスマホで生配信しながらクリアすると「報奨金」と「アクセス数」がランキングされるオンラインゲームに挑戦する女の子の話。過激なことがそんなに好きか?スマホ>>続きを読む

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

2.0

映画『マギーズ・プラン』。既婚の男性と不倫して夫にし、でもしばらくしてやっぱりダメだと元妻に返そうとしちゃう女の話。グレタ・ガーウィグの何考えてるの?感がとても好き。こぼれたミルクを見て泣いても無駄だ>>続きを読む

>|