LalaーMukuーMerryさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

LalaーMukuーMerry

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人生の映画空白期間を埋めるべく、現在映画三昧を実践中。このアプリのおかげでハズレ映画にあたらなくなり満足してる。昔見た映画の思い出し感想は原則禁止、鑑賞直後の感想のみ投稿します。…とマイルールを守り続けてはや3年半。埋まるはずだった空白は、無くなるどころか、深みに変わってしまったこの頃。

ショコラ(2000年製作の映画)

3.8

チョコレートは結晶で、温度によって結晶相転移が起きる。その相転移をきちんと制御して望む結晶にすることがおいしいチョコをつくる鍵である、という事を知ったのは20年近く前のこと。チョコのような食品に、物理>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.2

祖父は私が成人する前の年に91才で亡くなりました。小学生の頃の私の記憶では、ボケとは全く無縁の、静かに余生を過ごしている老人でした。近所のお爺さんたちと比べても、祖父は一番年上なのに誰よりも元気で背筋>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.5

モックン演じる主人公は、根は悪い人ではないのでしょう。他人の子の世話をあそこまでできるのだから。後悔の念から自分を改めるのは、改めないよりは良いです。でも、そもそも後悔するようなことをするんじゃない!>>続きを読む

禁じられた歌声(2014年製作の映画)

3.7

サハラ砂漠の内陸国マリの古都トンブクトゥは世界遺産にもなっている町。2012年、イスラム過激派が一時ここを支配した。彼らが勝手につくった法律によって、それまでの伝統的な生活や自由が奪われていった様子を>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.8

十代の頃この作品でオードリー・ヘプバーンを知りました。キラキラ輝くとてもチャーミングな女優さん。初めて見た時の印象は今でもよーく覚えている。デジタルリマスター版でン十年ぶりに再鑑賞。母と姉と3人での鑑>>続きを読む

父、帰る(2003年製作の映画)

4.1

僕の名はイワン(愛称ワーニャ)、ロシアの12歳の少年。僕の家にはパパがいない。兄のアンドレイ、ママ、おばあちゃんの4人暮らし。ママがとても優しいから、パパはいなくてもいい。
          *
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聖の青春(2016年製作の映画)

3.9

幼少の頃にネフローゼ(腎臓の病気)にかかり、この病気と一生付き合うことになった彼は、入院中に将棋と出会い、のめり込んでいく。プロ棋士となった後、病は癌に進行してしまい、命を削りながら、名人位を目指して>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.5

超高圧圧縮空気ガンとでも言えるようなへんてこりんな武器で人を次々殺していく、独特な気味悪キャラの凶悪犯にメチャクチャ惹きつけられるので、怖いもの見たさに見続ける。ストーリーの展開から言って当然、二人の>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.0

何のつながりもない千葉、東京、沖縄の3つの人たちの生活にそれぞれ入り込んできた、身元を隠そうとする不審な感じの青年。まわりの人たちと不器用ながらも繋がりが深まってきた頃、殺人事件の犯人捜索のニュース。>>続きを読む

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

3.9

LGBT関連の作品は、彼らへのひどい差別や偏見を描くことが主題になっているものが多いのだけれど、この作品はマイノリティの人々と、普通の人々と絆ができていく様子を描いたとても気持ちの良い作品。1984年>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

4.3

始めと終わりを繋げて超大雑把に言ってしまうと、留学先のベルギーで知り合ったインド人の若い女性と、パキスタン人の青年の恋を、宇宙人のpkが成就させてあげるというお話。観終わった後はとてもスッキリした気分>>続きを読む

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の名言「戦争の最初の犠牲者は真実である」
          *
これが現代の軍の作戦遂行現場の現実か! 科学技術の進歩でここまできたかと驚く衝撃的内容。攻撃すべきか否かの決断を巡って政府中枢を巻
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パパは、出張中!(1985年製作の映画)

4.4

気になる監督、クストリッツァの作品に久々に接した。最後に見た「ジプシーのとき」は私にはイマイチだったので、期待と不安の両方でしたが、この作品は私の知っているクストリッツァではなかったので、まずそれが驚>>続きを読む

ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)

4.3

名前だけは知っていた名作ですが、恥ずかしながら初鑑賞。ロシア革命の頃のロシアを舞台に描かれた、男と女の大河ドラマです。音楽はとても有名、この曲、この映画のテーマだったのね。ウラル地方の広大な大地を抒情>>続きを読む

オケ老人!(2016年製作の映画)

3.3

うーん、想像してた通りの感じで話が進んでしまって、悪くはないのですけど、普通過ぎる。いやいや、現実なら驚くべきことのはずなのだけれど、全く驚きを感じない。ボケ老人をもじったタイトルのコメディなのですが>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

4.0

英語の映画には汚い言葉として、”Fuck you!” がとてもよく出てくる。fuckの元の意味を考えると、日本にはこんなニュアンスのスラングは見当たらない。せいぜい「やってやる」くらいで文字にすると曖>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.8

1943年のアメリカ、メイン州では堕胎は違法だった。それでもやむなく違法行為をせざるを得なくなった女性たちが社会の裏側にたくさんいた。人里離れた土地にある孤児院の院長ラーチは秘かに中絶手術を行う医師で>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.7

不思議な映画でした。白黒画面で、BGMもほとんどなく、登場人物も若い男二人と娘一人だけ、会話も少なく、特別なことは何も起きない。刹那的な生き方の若者たちを乾いた目線で描いた、退屈だけどシュールでちょっ>>続きを読む

評決(1982年製作の映画)

4.4

病院でおきた医療ミス事件をあつかった裁判もの作品ですが、医療ミスそのものにはスポットを当てず、それをもみ消そうとする既得権勢力と、それに立ち向かう弁護士ギャルビン(ポール・ニューマン)を描いた名作です>>続きを読む

心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

3.8

タイトルに心惹かれました。
          *
主人公の性格の元になっている、トラウマとなった「口は災いの元」のエピソード。安物のお城のようなラブホに憧れるとは、とても残念な感じ。それにしてもあの
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フューリー(2014年製作の映画)

4.2

第二次大戦の末期、ヨーロッパ戦線で降伏直前のドイツに侵入して敵軍と戦う連合軍の兵士達、それも一台の戦車部隊5人の物語。
          *
最前線に置かれた兵士たちにとって、戦争の大義など全く関係
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.7

その昔、名作「JAWS」(1975)が、ホオジロザメの恐怖を人々に強烈に植え付けたのですが、これもそんな感じの作品でした。美しい医大生の主人公が、ほとんど人がいないメキシコの秘密のビーチにサーフィンの>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.4

夏休み、小学生の子を連れて実家に帰って過ごした二日間。集まった姉弟の家族たち、それぞれの人がそれぞれの人生を背負って今がある。大人にも子供にも老人にも。家族だから言えること、家族だから言えないこと、家>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.2

クローン羊のドリーが話題になって、もう20年も経つ。その後、iPS細胞の技術が生まれたからきっとクローン技術は相当進んでいるに違いない。ヒトのiPS細胞から生殖細胞を作ることはできるようになったらしい>>続きを読む

処刑人(1999年製作の映画)

4.2

タイトルの意味は日本で言えば「天誅でござる」。ボストンの街を裏側で牛耳るロシア系やイタリア系のマフィアのボスたち。彼らだけをターゲットに殺しを行う正義の二人組。世間は英雄とたたえる謎の犯人を、天才的な>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

3.7

並外れたスリであり詐欺師である男(ウィル・スミス)と女(マーゴット・ロビー)の話です。
          *
二人が師弟関係だった前半は、組織を上げて彼女に行ったスリの手口の教育・訓練と、賭けにまつ
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.7

映画のロケ撮影の現場を舞台にした、ちょっとシュールで、趣きのあるコメディ作品。主題は…
          * 
人に認められて初めて自分を肯定できる
自分を肯定できて初めて自信が生まれる
自信が生ま
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トップ・ハット(1935年製作の映画)

3.5

アンジャッシュの思い込み勘違いコントを大がかりにして、ヨーロッパの上流階級の女と男が演じ、タップダンスで味付けしたら、出来上がりそうな感じのミュージカル・ラブコメ。…と言ったら失礼かな。

でも、うっ
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ダーウィンの悪夢(2004年製作の映画)

4.2

小さい頃の素朴な疑問。川魚は海に出ることはない、なのに何故日本のたくさんの川に同じ種類の魚がいるのだろう?イワナやヤマメは上流の清流にしかいない魚だ。この魚たちは何故山を越えた別の川にもいるのだろう?>>続きを読む

ビリギャル(2015年製作の映画)

3.7

「意志あるところに、道は開ける」
Where there is a will, there is a way.(リンカーン)

塾の先生がいい感じでした。生徒は先生で伸びるのですね。
        
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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.9

アメリカ映画には珍しく、チーム(仲間)が大切と伝える、スポ根的コメディ作品。といっても一緒に頑張るのはスポーツではなく、Googleの社員になるためのサバイバルレース。
         *
夏休み期
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.7

全く関係なさそうだけど、実はほんの少し繋がっている登場人物たち
パラレルに進んでいく物語に共通するのは、それぞれの人生に対して持つ後悔と懺悔

「過去を捨てたと思っても、過去は追いかけてくる」

エン
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

4.4

日本の自衛隊は「軍隊」ではなく「戦力」でもない。少なくとも政府見解ではそうなっている。それは憲法第9条第2項と整合性をとるための苦しい説明だ。
          *
日本国憲法 第9条第2項:
前項
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ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

4.0

うちはこの作品とは逆の、夫婦・娘二人の家族構成だけど、母親の大切さを改めて感じた、地味だけどとても良い作品でした。
          *
月に一度休みを取って家に帰る単身赴任生活も、はや5年になった
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リーガル・マインド 裏切りの法廷(2013年製作の映画)

3.9

「人間だもの、間違いはあるさ」では許されない裁判の世界。それでも冤罪は起きている。日本では、警察、検察が無実の人を有罪にしてしまうことがある。アメリカでは、被告人を無罪にできる弁護士(裁判で勝つ弁護士>>続きを読む