LalaーMukuーMerryさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

LalaーMukuーMerry

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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.8

子どもをかえりみない身勝手な母親と父親が、腹立たしい。
こんな大人になるんじゃないよ、っていうメッセージ。

離婚、裁判、メイジー(6歳くらい)は両方の間を10日間行ったり来たり、父親と母親はそれぞれ
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.1

無声映画からトーキーへと移りゆく時代、変化を認めたくないスター女優、変化に順応しようとするスター俳優、変化をチャンスと考える新人女優の物語。

無声時代の女優は、声と喋りのマイナス要素は無視できたのね
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.2

クリントイーストウッド演じるベテランの凄腕刑事は、成績は抜群なのだが、犯人逮捕の為には、指令を平気で破る上司泣かせの男。

せっかく凶悪犯人を逮捕したものの、法的手続き 無視のせいで釈放されてしまう。
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アメリ(2001年製作の映画)

4.8

これは私の琴線にピーンと触れましたね。かなり気に入ったので、おせっかいにも、娘にオススメしてしまった。

アメリの、目に止まるもの、空想、サプライズ作戦の中身が一つ一つ、お洒落で、笑えて、優しくて‥‥
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レスラー(2008年製作の映画)

4.0

ラスト、死を覚悟して彼はリングに上がる。彼にはそれしかない。彼のプライドがそうさせる。

誰でもそれまでの人生を引きずって生きている。そうやってだんだん生き方が不器用になる。それって仕方ない、いや、そ
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.5

スリラー、サイコサスペンス、引き込まれます。よくできてます。
そんでもって多重人格!
多重人格の絡んだ映画は、ストーリーの深い謎が急に分かった気になる瞬間があるんだけど、もひとつしっくりこないモヤモヤ
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天国への郵便配達人(2009年製作の映画)

3.7

主人公の彼女、見たことあるなとおもったら、トンイ(ハン・ヒョジュ)でした。現代ものもいいですね。

先に逝ってしまった人に、残された人が想いを書いた手紙を投函するポスト。そのポストの世話係の青年と彼女
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運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

4.4

イランの貧しい家庭の小学生の兄妹。マラソン大会三等賞の運動靴をゲットして妹にあげるため、お兄ちゃんは頑張って走る、走る、走る。だって僕の不注意で妹の靴を無くしたから。

妹は、無くした靴を履いてる子を
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127時間(2010年製作の映画)

4.2

アメリカ、ユタ州キャニオンランズ国立公園、まさに大地の割れ目のような自然の造形と秘密の湖でのダイブ&スイム、あそこ行ってみたいと思った。

でもその後の、たった一人で陥ってしまうあの状況は、悪い意味で
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八甲田山(1977年製作の映画)

4.2

1902年、猛吹雪の雪中行軍による遭難の史実をもとにした壮絶な映画。実際に冬の八甲田山中でロケをしたことが信じられない。

このような極限状態でも軍隊の規律を守り続ける日本人の気質が見事に描かれている
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.0

犯行の動機にあまり納得いかないのがイマイチですが、パニックものでは、そこは突っ込まずに素直にドキドキしましょう。

模型とすぐにわかる特撮や、あまりにも単純な爆弾のしかけ、音楽や効果音、撮影手法などが
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長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

3.4

三峡ダムの建設で、長江に沈みゆく町、奉節。妻と娘を探してこの町に来た男と、夫を探してこの町に来た女のオムニバス風の話。とても静かーな映画。
長江の風景よりも、町の建物の解体でできた瓦礫の風景の方が印象
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ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

3.3

マニアックなレコード店主の主人公とそのガールフレンドの話。
いきなり別れのシーン、続いて過去の失恋トップ5の話が始まる。こっちに向かって話かけて来るシーンが多いのだが、そのほとんどが共感できず、ただの
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ミックマック(2009年製作の映画)

4.0

やることが大胆、奇想天外、しかもコミカルで、ハイテク•ローテク、とんでも技の騙しテクに笑えた。
フランスの一大産業である武器製造の大企業の経営者をここまでアホ扱いするところが痛快。
画面がなんかオシャ
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.9

自由と民主主義の国アメリカ。その上院議員に突然指名された理想と正義感に燃える、何も知らない駆け出し政治家を待っていたものは‥。
アメリカの建国精神を素直に信奉し、議会政治の負の部分に立ち向かう主人公は
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終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

4.2

これも良い映画でした。
フェラーズ准将のような、日本をよく理解した人がアメリカにいたからこそ、今の日本がある。
お互いを理解し合う努力を続けることの大切さをしみじみ感じた。

今中国、韓国と外交関係が
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永遠の0(2013年製作の映画)

4.5

私の中では、戦争もののベストムービー。

原作読んで感動で号泣したので、映画の出来が心配で、正直見るのが怖くもあったけど、映画でもその感動が見事に蘇りました。

世界中の人に見てもらいたい作品ですね。
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妹の恋人(1993年製作の映画)

4.2

主役の二人と、ジューンのお兄ちゃん、みんな応援したくなる、ピュアで素敵なラブストーリー。

ジョニデップみたいなことされたら、女性はみんなコロッと心持ってかれるんじゃないかと思うけど、どうでしょか?
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.2

園子温監督の映画愛❗️
タイトルがそれをよく表していて、ナットク。

ヤクザ映画を作ることになる、話の持って生き方が面白かった。
あの監督役の彼は、園子温監督自身じゃないかな。

おとなのけんか(2011年製作の映画)

3.5

人のふり見てわが身をなおせ。

こどもどうしの喧嘩の始末をしようと思って、相手のうちに行って丁重に話し合いしてたのに、だんだんエスカレートして大げんかになってしまい、互いの夫婦間にも亀裂が入ってしまう
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海角七号/君想う、国境の南(2008年製作の映画)

3.5

海角七号は台湾南部の地名住所。敗戦により台湾から引き揚げを余儀なくされた日本人男性から台湾人女性に書かれたラブレター。60年の時を経て、生前には届けられなかった手紙を、この住所の女性に届けようとする孫>>続きを読む

スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.4

日本における移民のスラム街という架空の舞台が斬新。イマジネーションをここまでリアルに実体化させたパッションに敬服。日本の映画なのに、英語と中国語が飛び交って日本語がほとんど出てこない不思議。俳優さんも>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

ずーっと気になってたんだけど、暴力とセックスシーンが凄いらしいので躊躇してました。

やっと見ての感想。 確かに冒頭からの狂ったような暴力とセックスシーンは強烈なんだけど、この映画を通じて言いたかった
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図鑑に載ってない虫(2007年製作の映画)

3.5

三木作品は、バカバカしさに単純に笑える時と、くだらなさに腹立ってくる時と、そのすれすれあたりにあるんだな。自分の心の平静状態をはかるバロメータ。

今日は体調悪かったみたい(笑)

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.2

格調高い。

展開がスリリングにどんどん進むので引き込まれる(1回目は展開についていけなかった(笑))

ヒーローと悪者の対決という単純な構図ではないところが奥深さを感じさせる。正義が悪と戦う時に、正
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東京物語(1953年製作の映画)

4.2


映画における写実主義とでも言うような独特のスタイルが、若い頃は苦手で、実は小津作品ずーっと食わず嫌いしてました。

でも見てよかった。じわじわ心に響く素晴らしい作品でした。家族、夫婦、親子、つつまし
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二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

3.9

ミシュラン三ツ星の鮨屋、「二郎」とそれとかかわる人たちを淡々と描く。魚河岸のマグロやヒラメ、海老それぞれに仕入れ選別段階で一流の職人がいる。その人たちが選んだ食材を使って、二郎では独自の手法で料理をつ>>続きを読む

冒険者たち(1967年製作の映画)

4.2

飛行機乗り、スピードカー作りの男、溶接芸術家の美人の3人の物語。ストーリー展開が意外で先が読めない。全編に流れる音楽が素敵で、フランス的自由を感じる作品。レティシアが綺麗。
あの島に行ってみたい。

リトル・ロマンス(1979年製作の映画)

4.2

じいちゃん紳士のおかげでストーリーが面白くなったね。ダメじいちゃんとわかった後で、いいセリフを言うんだよね。純真な二人はそれを信じ、自分たちで伝説を作るために行動を始める。とてもかわいらしいラブストー>>続きを読む

LIFE!(2013年製作の映画)

3.8

廃刊が決まった雑誌「ライフ」の写真管理部の主人公が、最終号の表紙を飾るはずだった行方不明のネガを見つけるためにカメラマンを探して世界を駆け巡る、というのがベースとなっている話なんだけど、ストーリーより>>続きを読む

かしこい狗は、吠えずに笑う(2013年製作の映画)

4.0

評価が高かったので見ました。
その理由はよーくわかりました。
でも私の肌には合いませんでした。見る人を選ぶ映画ですね。

どういう展開になるのかと思ってたら、だんだん違和感が増幅していって、・・・ あ
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県庁おもてなし課(2013年製作の映画)

3.4

面白いといえばそうなのですが、タイトルから想像してた通りのストーリー展開で、意外性がないというか、なまぬるーいというか、そんな印象でした。

シュリ(1999年製作の映画)

4.0

南北分断された国でしか作れない、平和な日本ではとうてい作れないだろうなと思う映画。
情報の少ない北の工作員って、南の人にとってはものすごい恐怖なんだろうな。アクションシーンは迫力あって、ハラハラありの
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12人の怒れる男(2007年製作の映画)

4.4

アメリカ、日本、ロシアと同じ設定の三作品の中では、ロシアのがオリジナルを超えて一番感動しました。

最後の一人の判断にうなる。真実を見極めた上でのこの判断。法の支配が不完全な国で、人権を守るためには、
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王様と私(1956年製作の映画)

4.1

ミュージカルとは知らなかった。19世紀エリザベス朝時代、タイ国王の家庭教師となったイギリス人女性と国王の物語。

欧米目線のタイ王朝の文化、なぜツルッパゲの人が国王なんだ? タイの人が見ても自国が舞台
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.9

スコットランドのドラッグ常習の若者仲間のストーリー。これ以上落ちないところまで行ってんだけど、描き方に独特のユーモアがあって、どこか愛情を感じる。こういう青春もあるってか?

主人公がカッコいいと思う
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