LalaーMukuーMerryさんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

LalaーMukuーMerry

LalaーMukuーMerry

映画(1268)
ドラマ(0)
アニメ(0)

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.6

すごい映画。精神病院の管理側と管理される側のぶつかり合い。管理される側の自由への渇望。管理する側は、悪の意識はなくむしろ正しいと信じている。いろんなシーンの表す寓意を考えさせられる。

普通の社会でも
>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.3

おもちゃたちが、こんなに自分のことを思ってくれていると想像できたら、きっとおもちゃを大切にする子になるだろう。

子どもも、おもちゃもお互い幸せな思い出を心にしまって、次の世界に旅立つ。ラストはちょっ
>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.5

ほんわか。この映画をひと言で言えば、ほんわか。

おにぎり、コーヒー、シナモンロール、レストランではなく食堂の感覚で、家庭料理を出すお店。北欧のゆったりした時間に、憧れる。

個性強すぎの女優3人が
>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.2

ラストのスビーチシーンでは、じんわりと涙が出てきた。内容や評判は聞いてたが、期待通りのものでした。

プチ知識:ジョージ6世の奥さん(今のエリザベス女王の母)は、皇太子は他国の王女と結婚するのが慣習の
>>続きを読む

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.4

最後には切ない気持ちになる映画。
ストーリーをこんな風に不思議系に組み立てたのかと、感心。
不思議が次第に解けていくと、話に入っていけたけど、それまでは何処に向かっているのかわからず、かなり辛抱が必要
>>続きを読む

フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

3.7

売れないロックバンドメンバーの何気ないほら話しが、彼らの音楽を通して長い年月を超えて、誰かに届き、まさか、それはないでしよ!なんだけど、やがて現実になるんだと言うメッセージ。

僕らの親の親の世代では
>>続きを読む

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

4.3

入りが好きです。わけわかんないまま追われる身となる感じ。ストーリーもよく練られていて、伏線が収まって行く快感がある。最後に救い、あっそうなの、て感じも良かった。竹内結子がかわいい。

信頼が一番の強み
>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

3.5

アスレチックスのGMの始めた科学的方法は、今大リーグに広まっているのだろうか?そんな事が気になった。皆がやりはじめれば、特別なことではなくなり、次の手が必要になる。
効果は、最初にやった人が最大のはず
>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.7

9.11で亡くなった父の残した鍵の謎を探す中で、ショックから立ち直って成長していく少年と家族のお話し。

諦めずに探し続ける中で、同じ経験をして、しかもそれぞれが違う苦しみを持っている人が多くいること
>>続きを読む

メッセンジャー(1999年製作の映画)

4.2

飯島直子がはまってます。痛快、楽しい、都会でも自転車いいじゃんって思わせてくれた。久々に見たけど、やっぱり楽しめた。

歩行者道も、車道もどっちも走れて、信号も大して気にしなくてもよい自転車の良さを十
>>続きを読む

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

-

タイの森、不思議な世界観であることはわかった。けど、静かすぎて寝てしまったので私には、語る資格なし。

GO(2001年製作の映画)

4.2

日本にまだ残っている深く暗い問題を正面から扱った恋愛映画。最後はハッピーになって救われた。みんなが見るべき映画だと思う。窪塚君がいいね。

ガンジス河でバタフライ(2007年製作の映画)

3.0

映画より、原作のたかのてるこのトークを聞いた方が面白かった。

WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース(2001年製作の映画)

3.1

内田けんじの原点。その後の3作品で爆発するための助走期間の作品。ストーリーが繋がっていく快感は彼の作品共通にある。

グース(1996年製作の映画)

4.9

大好きな映画です。ストーリー、音楽、爽快な飛行感、北アメリカの美しい自然、雛鳥たちの可愛らしさ、みんないい。

カモに渡りを教えるためだけでも、法律を幾つも破ることになってしまう、現代の窮屈さ。でもそ
>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

2.5

見なきゃよかった。衝撃強すぎ。いくら実話でも、こんな実話知りたくなかった。
俳優陣の演技が凄いとか論評する以前の問題。なんだけど、強烈に引き込まれたのも事実。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.1

一問一問の回答が、主人公の悲惨な人生経験と結びついて、ストーリーが展開し、惹きつけられた。インドの貧民街、悪の組織は、想像を絶するね。ラティカと最後はハッピーになってよかったー!

少年時代(1990年製作の映画)

4.0

ラストの井上陽水でいい思い出っぽくなってますが、昔の少年たちのいじめの話ですよ、これは。でも、いじめる側といじめられる側に、心の交流があって、救われる感じ。少年二人が、すごくいい。田舎の小学校の登校道>>続きを読む

私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

3.4

バブル時代の浮かれ若者、隔世の感。LEDの無かった時代は背負子ライトが最先端、技術の進歩。ストーリーと無関係なところで感心。リアルタイムで見てたらもっと楽しめたかな。なんといってもこの映画は、原田知世>>続きを読む

椿三十郎(1962年製作の映画)

3.5

通りがかりの浪人が、正義感の強いだけの若侍たちに加勢して、悪役の大目付たちの不正をあばく。椿三十郎の予想が鋭くて、その通りに敵が動き、見事に敵の裏をかく、実に痛快な時代劇。
これを見たら、みんな三船敏
>>続きを読む

遥かなる山の呼び声(1980年製作の映画)

4.4

倍賞千恵子と高倉健、子役の吉岡秀隆、みんな素晴らしい。舞台となる北海道の牧場の描写もいい。
でもこの映画は、何と言ってもラストのシーンです。見事に泣かされます。

ドラッグストア・ガール(2003年製作の映画)

3.0

中年おじさん仲間は、はちゃめちゃで楽しいけど、個人的にはいまいち。

名犬ラッシー(2005年製作の映画)

3.5

ラッシーは賢くて、健気でかわいい。スコットランドの自然が美しい。一応ハッピーエンドなのだが、貴族のじいさんの思いつきでそうなったと思うと、何かしゃくだ。イギリス紳士の毒舌ユーモア

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.3

この映画は、諦めない気持ち、これを伝えたかったのだと思う。このことをあざ笑うかのような、とんでもないシチュエーションがぶっ飛びすぎてて、楽しい映画だけど、イマイチ乗れなかった。

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

4.3

感情を抑えて振る舞う、奥ゆかしさと、静かな画面がきわだつ。最後は泣けた。日本人の心の原風景、礼義正しさ、忠誠心、子供思い、田舎の下級武士の日常が見事に描かれている。時代劇だけど、ものすごく感情移入でき>>続きを読む

うなぎ(1997年製作の映画)

3.5

清水美沙さん、役所広司さんを2年半待ってあげて。それから幸せになって。しかたないよ。

麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)

4.3

アイルランド独立戦争を、民衆目線でリアルに描いている。英国軍を追い出した後には、内部分裂による仲間同士の戦いが待っていた。兄弟までも引き裂いてしまう戦争の不条理。アイルランドの自然の美しさが、かえって>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.7

これこそ日本ならではのアニメ。登場する得体の知れないキャラに秘められた寓意を想像すると楽しめる。千尋の一途な強い思いがジブリ共通のもの。
(見ていると何故か眠ってしまい、登場キャラの関係性が分かってな
>>続きを読む

青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)

3.7

四国のことばがよい。60年代の感じがよい。コンビニもペットボトルの飲み物も、ケータイもなかった。男子高校生の服は、黒の学生ズボンと白のカッターシャツばっか。そんな事関係なく、仲間とエレキバンドつくりに>>続きを読む

転校生 -さよなら あなた-(2007年製作の映画)

4.2

切なくて、音楽が良くて、良い意味で期待を裏切られた。前半のコメディだけなら一作目をこえられなかっただろう。

ゆれる(2006年製作の映画)

4.1

西川監督作品は、いつもラストにモヤモヤ感が残る。でも心に残る深い話。兄弟愛、嫉妬、ゆれる心の信実とは何?
真実を暴かなければいけない裁判とは残酷だ。
ストーリーとは全く関係無いけど、情け容赦ない言
>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.7

内田けんじ作品の中では、一回見た後、二回目を見なきゃという気持ちが湧くのがちよっと弱かった。ストーリーの謎が、「スティング」に似たどんでん返しシチュエーションで、一気にわかりすぎたからかな? でも良く>>続きを読む

さびしんぼう(1985年製作の映画)

4.2

尾道の風景とショパンの別れの曲で、とても叙情豊かに仕上がっている。淡い恋心、時を越えてつたわる気持ち。感傷的になる映画です。

蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.5

嘘つきの兄を通報して、家を守ろうとした妹。信じてあげられなかった切なさ。普通の家庭にいつでも起こり得る破綻。淡々としていてすごくリアル。

のぼうの城(2012年製作の映画)

3.5

史実として、面白いのかもしれないが、特に感動なし。安住紳一郎が真面目にナレーションしているのが不思議な感覚だった。

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.5

脚本、映像効果、音楽、全てが良くねりこんであって、楽しめる。ラストも吹き出す。内田けんじの作品は、二度見るとより楽しめる。主役三人がいい味出してます。