LalaーMukuーMerryさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

LalaーMukuーMerry

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ザ・カップ 夢のアンテナ(1999年製作の映画)

4.4

人生初のブータン映画。ほっこり笑えて、味のある素敵な作品にめぐり合えました。
         ***
僕の名はロドゥ、インドにあるチベット仏教の亡命僧院で学ぶローティーンの小僧。僕はサッカーが好きだ
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.1

傷ついた敵・味方の兵士が一つ屋根の下で看病されるという一触即発のシチュエーションから始まるドラマ。看病するのがきれいな女性だといいのだけれど、残念ながら髭モジャの老人。でも最後のカットが何とも含蓄があ>>続きを読む

鬼が来た!(2000年製作の映画)

4.7

登場人物や舞台設定、ストーリー、演技・演出、どれをとっても衝撃の映画だった。こんな映画があったのか! たぶんこれはコメディなのだろう。人間はなんてバカなんだと、監督(チアン・ウェン)は笑い飛ばしたかっ>>続きを読む

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.5

僕の名はアレックス、東ドイツベルリン在住の若者。赤ちゃんを連れて出戻りの姉と母との三人暮らし。父は10年くらい前に女を見つけて西側に逃げたらしい。当時母はショックでもぬけの殻状態になったけど、そこから>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.4

存在するのは確からしいけど、恐ろしげで何も分からないダークネットの世界。その世界で暗躍するドイツの天才的ハッカー集団による、愉快犯罪の顛末記、・・・をよそおったミステリー・サスペンス作品。
     
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アンコール!!(2012年製作の映画)

4.3


イギリスの老夫婦、コーラス好きの妻と、その夫の頑固爺さんによる老人コメディの佳作。クスっと笑えて、最後の「Goodnight, my angel(ビリージョエル)」ではジーンと来て、これは泣いてまう
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.0

「ジョニィへの伝言」というジョニー繋がりの歌が昔あったので、そちらに引っ張られてなんとなく想像してたのとは、全然違った! まさかこんな内容だとは!! 

戦場とは第一次世界大戦(ベトナムじゃないよ!)
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.4

さまざまなカップルの告白、キス、プロポーズ、二人のクライマックスと、そこに至る過程がサラっとコミカルに描かれて、音楽もとてもよく、見た後でとてもハッピーな気分になれる作品。この世には身近なところに愛が>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.0

今年の11月にスタン・リーが亡くなって、追悼の番組が流れていたのに接して、実は初めてこの人物を知った。自慢ではないが私はほとんどアメコミを知らない。MARVELというのも、よく目にするが知識はほぼゼロ>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.3

優しい雰囲気に包まれたよい作品でした。先天性の病から醜い(と普通の人は思う)顔に生まれた少年オギー。5年生になって初めて学校に行き始めた彼の一年間の成長の物語。彼の回りの人たちが素敵でした。
    
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若葉のころ(2015年製作の映画)

4.3

私の名はバイ、17才の女子、台北の高校生。母はピアノの先生、最近は子供だけではなく中年の男性にも教えるようになっている。そのことにおばあちゃんは不満気味だ。
          *
でも母は今、病院の
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.3

原題は「The Post」。1971年、ベトナム戦争に対するアメリカ政府高官の判断や方針が記してあった最高機密文書が無断持ち出しされた。その内容を記事にして政府批判をした新聞社と政府権力との闘いを、当>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.7

スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマン監督の鑑賞第2弾。
          *
なんだかよくわからない妙ちきりんな作品だった。
登場人物は雰囲気の似た二人の女性だけ(エリザベートとアルマ)。一人
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大樹のうた(1958年製作の映画)

4.3

インドの名監督、サタジット・レイの初鑑賞。「大地のうた」「大河のうた」と合わせた三部作のうちレンタルできるのはこれだけだったので仕方なく第三作から。(第1,2作を見れるのはいつのことやら?)三作通じて>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.9

今の刑事訴訟法では、殺人で死刑に相当する罪に対して時効はなくなった(それまでは時効期間15年)。その改正法の施行日2010年4月27日の前日に時効期限を迎えるというギリギリの過去、1995年の連続殺人>>続きを読む

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.1

僕の名はクメイル、カナダモントリオール在住のパキスタン移民の2世。ウーバーの運転のバイトをしながら頑張るお笑い芸人、今のところ売れてない。この作品で僕のお笑いのステージが何度も出て来るけれど、お笑いは>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.7

とても美しいお話でした。心の温まるお話でした、音楽も。よかった~!
          *
時代は1930年代後半から、舞台はカナダ東部ノバスコシア州ディグビー(「赤毛のアン」のプリンス・エドワード島
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くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-(2009年製作の映画)

4.3

これは古い昔のサッカーを思い出す、私にとって味のある作品でした。
          *
私は中学は野球部、高校はサッカー部だった。私の中学校にはサッカー部はなかったし(これは普通のことと思っていた)
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ルディ/涙のウイニング・ラン(1993年製作の映画)

4.5

始まりの気持ち良い音楽と美しい映像のおかげで、これは良い作品に違いないという予感。その予感通りの素晴らしいスポーツ映画でした。
          *
アメリカで大人気の学生スポーツと言えばカレッジ・
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オフサイド・ガールズ(2006年製作の映画)

3.9

このイラン映画は、ワールドカップドイツ大会(2006)のアジア最終予選、これに勝てばワールドカップ出場決定という、イランにとっての大一番、しかも地元開催、イランvsバーレーン戦が行われるスタジアムに行>>続きを読む

妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

4.5

専業主婦を不当に軽んじているこの国の中高年の男性に対して、その考え間違ってますよ!と、分りやすく諭してくれる作品。三世代同居のごく普通の家族を同じ俳優陣が演じる「家族はつらいよ」シリーズ第3作。第1作>>続きを読む

国家代表!?(2009年製作の映画)

4.0

スキージャンプ韓国代表チーム、結成からオリンピック長野大会での活躍まで。長野で日本は団体の金メダルを取って大騒ぎだったから気づかなかったけれど、その陰で初出場の韓国ではこんなドラマがあったのですね。>>続きを読む

グッバイ・クリストファー・ロビン(2017年製作の映画)

4.0

プーさんに登場するクリストファー・ロビンは、原作者A.A.ミルンの本当の子供の名前だったのですね。そこは別に驚きではないのですが、くまのプーさんの雰囲気から想像されるのとは全然違うテイストの作品でした>>続きを読む

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

3.8

私の中では「レ・ミゼラブル」と同じ位置づけだった作品。タイトルはよく見聞きするし、知ってるふりをしているが、実は見たことない、読んだことない、何も知らな~い。
          *
恥ずかしながら初
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.1

確かに衝撃的で、生理的にうけつけないレベルの気持ち悪い映画でした。ストーリーとか表現はすぐれた作品なのでしょうけど・・・
          *
一体何なのこの集団?という怪しいテイストで始まりますが
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.1

アキ・カウリスマキ監督作品には、音楽は基本的になく(あるとすればミュージシャンの演奏シーンとか、登場人物がレコードをかけるとかラジオをスイッチONするシーンくらい)、登場人物はみんな無口で無表情で、作>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.4

映画にとって音楽がどれほど大切なものか、そんな当たり前のことについて、名作と切っても切れない名曲を例にとりながら、普段気がつかない角度から納得させてくれる、とてもためになって満足感に浸れる一本。プロロ>>続きを読む

夏の遊び(1951年製作の映画)

4.3

大切な人を突然亡くした悲しみに失われた13年。スウェーデンのバレニーナ、マリー(=マイブリット・ニルソン)の恋のお話。ときおり挿入されるバレエの練習シーンが新鮮で、恋する若い二人が眩しすぎました。
 
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サリヴァンの旅(1941年製作の映画)

4.4

人々に喜びや笑いを与えるコメディ映画はとても大切なもの、というメッセージを伝える古典的名作。このメッセージといい、このことに気づくシーンといい、私の中のデジャブ感は何故だろう? 1941年という古い作>>続きを読む

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

私の名はオーヴェ、スウェーデンの田舎町で、妻に先立たれて一人で暮らす老人、子供もいない。昔は地区の自治会の世話役をやっていたから、街のルールにはやかましい。ルールを守らない奴には怒鳴りつけないではいら>>続きを読む

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

4.1

精神病院というものが1978年に世界で最初に廃止されたイタリア。ミラノのある精神病院から世間に放り出された元患者たちと、彼らを率いて無謀とも思われた事業経営を始めた健常者リーダーの奮闘をユーモラスに描>>続きを読む

誓い(1981年製作の映画)

4.1

ほとんどの日本人が知らない第一次世界大戦の一局面、オーストラリア軍(連合国側)とオスマン・トルコ軍(同盟国側)の戦いを、オーストラリア軍に志願入隊した二人の若者の物語として描いた作品。
       
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.8

「きっと、うまくいく」「PK」「マダム・イン・ニューヨーク」「バルフィ!人生に唄えば」「女神は二度微笑む」・・・私の中のインド映画に凄くいいのがもう一つ。今度のジャンルはスポーツ(根性)もの。それも女>>続きを読む

フェーンチャン ぼくの恋人(2003年製作の映画)

4.2

「すれ違いのダイアリー」でファンになったタイ映画、期待をこめた第2弾はこれ。生まれた時からの幼なじみの男子(ジアップ)と女子(ノイナー)、小学校4年生の淡~い初恋?の物語。期待に十分応えてくれて私は満>>続きを読む

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

4.5

これは見て良かった。ナイジェリアからの難民青年ディアロを受け入れた、ドイツのある家庭(ハートマン家)。家族一人一人とディアロとの間に生まれる化学反応によって、ぎくしゃくしていたハートマン一家が良い方向>>続きを読む

藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.4

親友の憧れの君にラブレターを仲介して渡してあげることから始まった恋?の物語。ちょっと不思議系の演出とか、可愛らしいピアノ曲がいい雰囲気を醸し出していて、大好きな「花とアリス」(2004)を思い出しまし>>続きを読む