SHさんの映画レビュー・感想・評価

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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

これぞ韓国エンタメ

主人公が盲目という設定だが
そこに一捻りあり、それを使ったストーリー展開がうまい

「梟」ってそういうことなんだね

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

自由奔放に生きるベラ。
タブーや社会規範を気にせず自分の欲するままに突き進む。
(社会のルール、価値観に従っているほうが楽なのに)
また「父親」代わりとも言える、自分を蘇らせたゴドウィン・バクスターに
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

これは掘り出し物だった
好きだな
そしてのん、がよい

正欲(2023年製作の映画)

4.2

感想を書くのが悩ましい。
書こうとすると、
この映画に出てきた諸橋(佐藤寛太)が加入しているダンスサークルのリーダーらしき人や、神戸(東野絢香)と共に大学のイベントを仕切っている1人と同じように
薄っ
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラスト。船から海に飛び降りるエリザベートの姿。エリザベートが自殺する映像。
観ている時はエリザベートの願望というか、実際は生きているが「今までの縛られた自分」は死に、これからは解放されるのだ!というこ
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バービー(2023年製作の映画)

3.9

(SNSでの『バービー』と『オッペンハイマー』コラボでのファンの暴走と公式の対応を問題だと思っているので、『バービー』を観るかどうかは迷った。結局観たが内容に集中できず残念。)

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.3

性暴力、セクハラを自分より権力ある人間に受けたときどうするか。
法に、社会に訴えることはできるか。

そしてマスコミはその事実を圧力に負けず報道できるか。

またそういう被害を受けた、と勇気を持ち声を
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.8

小学生の時に読んだ『ハリスおばさんパリへ行く』だ!という懐かしさで見始める。
原作内容は詳細に覚えてないのだが、
映画は労働問題を扱っていたり、
貧富の差(階級差)も感じたり思ったほど子どもぽくはなか
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アシスタント(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画業界で働き始めて日の浅い女性社員ジェーンの1日を追い、そこから見えてくること、、、。
ジェーンの会社での1日の中には
映画業界に限らず働く女性の多くが「わかる」ことがある。

男性社員より早く出社
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

随分前に観たのに感想を書けず放ってしまった。
細かい所に何かしらの意味があると思いつつも、全てを記憶できなかったし掴めなかった。特に前半のインタビューと学生への講義の2つの場面が気になっている。
ホラ
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ある宗教コロニーでの長い期間に渡る性的暴行。(薬で)眠っている間に性的暴行を受けた女達が被害を訴えると、男達は庇い合い「女達の誇大妄想だ、悪魔の仕業だ」と言いくるめていた。しかしその嘘がバレ、女達はこ>>続きを読む

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

変哲もない「普通」の、どちらかというと地味な推理物だけど、とても好みの映画だった。(推理物というよりメグレの物語)

まず俳優ジェラール・ドパルデューがこの作品のメグレとしてハマっている。
大きな丸ま
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

高校で起きた銃乱射事件。
その加害者(事件を起こした後自殺)の両親と被害者(銃で殺された)の1人の両親が直接対峙する。その時の様子、記録のような映画。


子どもの起こした事件の責任が親にあるとは思わ
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

パク・チャヌク監督映画、やっぱりとても好きだった。
ミステリーとしても面白いのだけど、それだけじゃない。

事件現場の崖でのシーンから「ん?」と気になる。前のめりになったし、その後も良い意味で違和感の
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

4.0

ルイス・ウェインの人生はほぼ経済的、精神的に不安定だったが、
エミリーと出会い愛し合った。
それが短くても一緒に過ごせたことだけで、幸せな人生だったと言えるのではないか。

ありのままの彼を理解し愛し
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.9

寒々しい風景、家の中、人々
映画を通してずっとどこにも温かみを感じられず、乾いていて寒い
主人公の置かれた状況を表しているよう

父権制下での思い通りにならない生活、人生を壊す主人公
逃げるのではなく
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

コロナ禍を経験したからこそ、この映画を理解できる。
ウィルスを題材にした映画を作るなら「今」だ。

まだ新型コロナウィルスが日本で流行する前、中国で死者が出ていたが情報が乏しく謎のウィルスに戦々恐々と
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

泣いてしまった。
報われない。

ストレートに女性の現実、生きていく上での障害を見せられる。(そんな軽く整った言葉だけでは語れないが)

男性からだけでなく、同性である女性からも性被害にあったノーラが
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

とにかく「会話」の映画。

BGMは最低限しかなく、会話だけで進む。きっと物語として成立させるのが難しいであろうことを、自然に無理なく観客に見せる俳優やスタッフの努力、実力が素晴らしい。驚いた。

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