liftmanさんの映画レビュー・感想・評価

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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

直前の告知で、こんなのあったのかと鑑賞。
冒頭の東映のタイトルからテンションあがります。
まさに深作監督そのものみたいな実録ヤクザムービー。昭和感といい、やりすぎなとこといいかなりイイところまでやって
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

4.0

なぜか無名だけど、デルトロとかティムロビンスとか出演のしっかりした良作でした。

舞台はクストリッツァの映画みたいな、我々には馴染みが薄く全くインスタ映えとは程遠いバルカン半島の紛争地帯で働くNGOの
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修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

3.8

経済、キリスト教、数学、政治と全く自分とはかけ離れた世界。
興味深く鑑賞しました。

世界のトップが集まる会議ということで、ロケーションからインテリア、カメラワーク全てが心地よく上質。
ストーリーは単
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.4

オトナの階段をのぼる少年、ニューヨーク、詩の引用、タクシー、謎めいた隣人、父親の愛人、思い通りにならない女友達、サイモン&ガーファンクル。
雰囲気いい。ストーリーも最後までよくできていて申し分ないはず
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.7

ラストこそ全て。
ここに作り手の思いが集約されているようでとてもやりきれない。
移民の問題、ナショナリズムの問題。
これまでに極東の島国でたびたび全く他人事みたいで、理解するには複雑すぎると勝手に思っ
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昼顔(1967年製作の映画)

3.6

ほぼ50年前。
やっばり当時のフランスって最先端だったのねってことで、
あちこちに当時の日本人が憧れまくって、どうにかマネしてたんだなっていうファッションとかインテリアとかクルマとかのオリジナルが満載
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.9

おなかいっぱい!
まさに英雄譚そのもの。
間断なくスケールの大きな戦いがこれてでもかと続く感じは最新のマッドマックスとか、ロードオブザリングとか、300かといい勝負。
隅々まで手間がかかっているようで
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.1

VHSとか地上波でかつて何度か観た覚えもあるけど、初の劇場で鑑賞。家だとついつい寝てしまうけど、今回はしっかり。
とても深い映画体験で、クライマックスの哲学的な言葉は今になってやっとわかった気がします
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.9

広告とか今までの流れでいくとアクションものと思い込んでましたが全然違ってわりときっちりリアルなスパイもの。アンジェリーナみたいな立ち回りはナシです。
かつロシア〜東欧舞台だから結構マニアック。
でもハ
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

言うほど似てない気がする。
そりゃ元が違いすぎ。
渡部篤郎が田中角栄か吉田茂やるくらいムリがある。
それでも冒頭の暗くぎゅうぎゅう詰めで煙っぽい国会のシーンから素晴らしく、そんなのどうでもよくなってき
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.4

アリシアヴィキャンベル見たさに鑑賞。

てっきりスターウォーズの女優さんがやると思い込んでた新ララクロフト。
華奢すぎるんじゃないのとの心配をよそに、それも含めてのキャラでタフなだけではないイマドキ
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素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.6

ちょうどこの映画の頃に少年〜思春期を過ごした私にとっては、この時代の雰囲気は懐かしく、しかし昨日のことのように思います。

印刷はデータでなく版下から方眼紙とか定規とかでつくっていた時代。
テレビでも
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.5

きっと男性と女性で評価が全然違うんでしょう。

久々に観たソフィアコッポラは、とても美しい映像の印象が強かった。南北戦争時代の夏の風景はふとテレンスマリックを思い出す匂い立つような雰囲気がありました。
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花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

3.9

なんじゃこりゃ。

って最初の30分くらい思いました。
主人公はバカみたいだし、映像表現チープだし、ところどころ遊びもあるし。

進んでいくにつれて、時代が戦争に向かうにつれて俄然力強く、その最中だか
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

思っていたよりもロマンチックで王道なストーリー。
筋そのものや冷戦下の設定にサプライズはなかったけど、主人公やまわりの人々がマイノリティで、その話がアカデミー賞をとってものすごくメジャーになってるのを
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

なかなかじわっと味わい深く怖い。
どこか突き放すような冷徹な視線のような端正な映像。
この手のホラーは映像が美しければ美しいほど怖さが増す気がします。

なんといってもキモはマーティンのキャラかと。
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サニー/32(2018年製作の映画)

3.5

そこまで悪くなかったです。
なかなか題材もキャストも面白そうで、なのにみなさんあんまりなので逆に興味深くなりました。

前半の不条理拉致のドロドロからうってかわって後半は電脳ポップな感じに世界観変わっ
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操作された都市(2017年製作の映画)

3.9

前知識ほぼなしで鑑賞したのですが、スゴく良かった!

やりたい放題、ツッコミどころも山ほどあるけど、それ以上のスピードとパワーでガンガン進んでいきます。
最近の良い韓国映画と同じく、ありえないくらいや
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.6

オールスターキャストでエキゾチックな舞台のミステリー。2時間ドラマみたいなフォーマットだけど結構こういうの好きです。

ウワサのイケメンポワロは個人的にさほど違和感ないですが、前人たちの濃すぎる役作り
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

公開当時でこの世界観とクオリティはSF映画としてある種の発明みたいなものだったかもしれません。
スターウォーズとその亜流がほとんどだった時代にダークでアジアでムードのディストピアはとても斬新でした。コ
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

いつ見ても骨太なキャスリンビグロー。
前半はブラックムービー感でした。
むせかえるような暴動寸前のヤバイ空気と、バックで絶え間なく流れるモータウンのソウルミュージック。ちょっとビビってる白人警官たち。
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.9

ひさびさに、なかなかに、グロい。
そういうのがお好みではない向きにオススメできません。

しかし、
カメラとか色彩感覚とか場面転換の後の意表のつき方とか音楽とかキャストとか、野心的でキレが良い。
そん
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.8

赤っぽい背景のがらんとした室内に独特の距離感と温度感。寡黙な登場人物が無表情ながら穏やかに静かにすっとぼけ。
真面目なのか不真面目なのか、すべったならすべったで笑えるカウリスマキ節ともいうべき一貫した
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復活の日(1980年製作の映画)

3.6

1980年当時はものすごい勢いだった角川映画。圧倒的なメディア戦略は今でも思い出します。
放浪姿の草刈正雄さんのCMが印象的でした。
SFとしてすごく興味あったけど観られなかった小学生時代から38年後
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

残念ながらすでに主人公たちと同世代とは言えない私にとっては、ヨシカに振り回されっぱなしの2時間。しかし不思議と「あの頃は〜…」とか思わず自分の今と重ね合わせて見ていました。

クルクルと考えが目まぐる
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.7

最近この感じの、善とか悪とか一括りではとても言えない映画がいくつかあった気がします。

悲しみと怒り。暴力と赦し。
3枚の広告板からはじまって、色んなものが複雑に絡み合い思わぬ方向の展開で目が離せませ
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ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

3.7

個人的にアート月間。
予告編からすでに美しくて音楽も興味深かったので期待しながら鑑賞。

映画はドリス氏の人となりと同じく終始おだやかなムードで、トップデザイナーとしてショウを作り上げていく緊張感もハ
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.0

初ホドロフスキー。
久々すぎるクリストファードイル。
もうなんだかわからないけど、とても力強い。
冒頭から超オリジナルなセットと登場人物でこれはアートなんだなって思い知ります。
とくに前半はキャラがキ
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ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

3.6

これぞアーティスト、なジャコメッティさん。気ままで気むづかしくて女好きで世間に無頓着で神経質で意地悪でいつも不安げで、でもどこかチャーミング。
彼は苦悩の中にあることが最大の幸福だっていう弟の言葉が最
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石と歌とペタ(2012年製作の映画)

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なかなか色々な面で興味深く鑑賞しました。
そもそもの低予算ぷりは画面からも想像がつきますがその限られた中でも、引きの画の美しさや、ロケ地の良さ、色調のクールさ加減は心に強く残ります。
一方、設定やセリ
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.1

「私を会員にするようなクラブには入会したくないって」いうジョークだけで、生涯のベストムービー10本のうちのひとつ。

ニューヨークにたまにジャズと色恋ってなるとなんだかありがちだけど、そこはウディアレ
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密偵(2016年製作の映画)

3.5

結構昨年はいい韓国映画に当たった気がします。情緒過多気味なのとバイオレンス暴走気味なのが日本にはなくて、やりすぎくらいの熱いものが面白かった。
期待したこの作品、面白かったけどまだまだ穏当で少し欲求不
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.8

34年ぶりの戦メリ。
国民的名曲のテーマ曲に反して、内容は結構エキセントリックでマニアックな気さえします。
当時かなり話題先行って感じでしたが、こりゃ15歳には早すぎた。
今見ると、坂本さんのメイクは
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.5

絵が動くってスゴイ!
エポックメーキング!
と思ったのは最初の10分で、慣れてしまうと人物のリアルな感じがそこだけ画像加工アプリみてるようでチープにさえ見えるって、どんだけ贅沢なのよわたし。
とはいえ
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

スクーデリアフェラーリ、マンチェスターユナイテッド、NYヤンキース、阪神タイガース。
歴史があってものすごい多くのファンに支えられているってことは、常に熱狂と批判の双方にさらされるってこと。
第1作公
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.1

とても純愛映画。
けっこうミステリー映画。

冒頭からの蒼井優さんのイヤな女っぷりが言わずもがなの素晴らしさ。
関西に住んでるとこういう女の人、妹含め少なくとも3人は知り合いにいます。
ふと抜けるよう
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