ちょこぼさんの映画レビュー・感想・評価

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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.0

「人は見たいものだけを見る」
この言葉に4.5回ハッとさせられる。
ご都合主義な部分は否めないが、映画としては予想できないラストで面白い。
嘘の中に真実を混ぜると信憑性が増すというが、逆もまた然り。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.2

歴史に名を残す一人の科学者の「光」と「闇」に迫った作品。
ただ、3時間越えの内容としてはあまりにも薄すぎる。史実、伝記をまとめたサイトを数分見れば分かる内容。
オッペンハイマーの苦悩であったり心情がメ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.7

まずほっこり映画だと思って見ると心にダメージを負うので注意が必要。
これは邦題のセンスがないというレベルじゃなく、多分最後まで映画を見ていない奴が付けたとしか言いようがない。

ノンフィクションと言っ
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.1

ロウソクをつけて聴くと未来が見える。
姉が残したメモとレコードに触れ、ロックに興味を持ったピュアでまっすぐな少年の話。

登場人物全てに共感できると言っても過言ではなく、特にウィリアム、ラッセル、ペニ
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

前作と違って爆笑要素満載でコナンらしさ全開だった。
これはこれで面白かった。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.0

ついにフリーザ、魔人ブウと同じ描写で死んでいくキャラが現れた。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.4

クリントイーストウッドを好きになった映画。

差別や人種問題、そしてなにより友情描いた作品。
ウォルトの無骨な言動や厳しい態度の裏に隠れた優しさが泣ける。
最後のシーンはウォルトの優しさと犠牲が表現さ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.6

10回以上は見ている不朽の名作。

この映画の中での12歳という年齢は、子どもが大人になるターニングポイント的な歳であり、大人な考えを持っているクリスゴーディペアと、いつまでも子どものテディバーンペア
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.6

「ロードの無いロードムービー」
この言葉がとてつもなくしっくりくる映画。
刺さる人にはすごく刺さりそうな雰囲気。
終わり方はとんでもないが清々しい。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

ここまであらすじだけでめちゃくちゃ興味が沸く映画は珍しい。
あらすじが全てではなく、しっかりとした内容と展開で絶妙な伏線回収がありつつ、くすっと笑えるポイントも多くシンプルに面白い。
各々実はすごい才
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

漫画の中でも東京編が1番好きで映画を視聴。
いい意味で大が主人公じゃないかのような描写、演出が素晴らしい。
雪祈と豆腐屋さんのおじさんのシーンはこの作品の中でも随一の名シーン。強いていえばもう少ししっ
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ペレ 伝説の誕生(2014年製作の映画)

3.5

名前だけは聞いたことのあるペレについて知ろうとして見たが安っぽい内容だった。
エースナンバーの10番はペレから始まったのは知らなかった。

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

3.6

実話に基づいている話だから仕方ないが展開としてはありきたり。
周りの人たちが同性愛者のことを理解する流れも普遍的。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

LGBTをテーマとした映画は今までは中々共感することが難しかったが、この映画は少し美しさを感じる魅力があった。
男女の恋愛であればありきたりなストーリーな気もするが、この2人だからこそ出せる深みがあっ
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.6

両親もヘレンも誤った選択を取ったわけではないはずだが、全てがちょっとずつ間違った方向に向かってしまった。
優しさと狂気は表裏一体だなと感じた。

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

4.1

死を扱う医者だから患者に感情移入しないようにするのではなく、ユーモアやコミュニケーションで患者の生の質を高めることが重要と考えている人物の物語。
どの業種においても凝り固まった考えが蔓延ってる中で、ア
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.0

リバーフェニックスがピアノを弾いているだけで星4.0の価値がある。
ストーリー的にはcodaに似ていて、ピアノの音で様々な感情を表現している。
シンプルに面白いがあまりにも境遇が可哀想。

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.6

子どもが友だちのノートを持って帰ってしまい、場所も分からず返しに行くだけの映画。
シンプルだからこそ難解なのかただただシンプルすぎるだけなのかは分からなかった。
きっと2回目はまた違う感情が生まれる気
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.9

天才が友情やお金のためにカンニングに協力するスリラードラマ映画。
最後まで結末が分からず、非常にハラハラする展開が続いて面白い。
強いて言えば満点取らせるのはさすがにやり過ぎ。

スモーク(1995年製作の映画)

4.1

曖昧な真実とタバコの煙のように形があるようでないような、掴みどころのない映画だがそれが良い。
嘘というものは使い方次第で人を傷つけることもできるし幸せにもできる。裏を返せば、受け取る側が嘘をどのように
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君が生きた証(2014年製作の映画)

3.9

中々サムの気持ちを理解するのは難しいが、最後のシーンは何か吹っ切れた感じもして感慨深い。
2回見るとまた違った感情が湧きそう。
ただし邦題のセンスが無さすぎて-0.1点。
邦題のせいで見る前のイメージ
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ南部の奴隷問題に関して実話に基づいて描かれている映画。
想像以上の残酷さで、非人道的な描写も多い。
ソロモンが同じ奴隷の黒人を傷つけてまでも、何より自分の命を優先していたのが妙にリアル。
プラ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

某SNSで話題になっていた映画の鑑賞。
90分に収まっており、グロさもそこまで感じず非常に見やすい。
映画冒頭の普通の肉を売っている普遍的な夫婦像とは対照的に、後に引けない状況に陥れば陥るほど夫婦愛は
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

ナニーと言われるベビーシッターに似た仕事に関わり、成長していくヒューマンドラマ。
現代の社会問題を全て詰め込んではいるが、重すぎる訳でもなく、ごちゃごちゃしている訳でもなく、何か訴えてる訳でもなく、観
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.7

1.2続け様に鑑賞。
おおまかなストーリーは1と一緒であるが、変わらず笑える映画。
指が無くなっているのは普通に可哀想。

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.5

序盤のコーヒーショップを出てからのシーンがこの映画のピーク。
そこからは人間界に興味を持った死神が色々な経験から人間の複雑な感情を理解していく物語。
死神の設定自体も甘く、スーザンも顔がプラピなら内面
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.9

癖のある4人が偽装家族として麻薬密入を行うコメディ映画。
基本的に私利私欲で集まり仲間意識なんか全くないが、要所要所で助け合ったりいい部分に気付いたりしながら展開が進んでいく。
勘違いが生み出す掛け合
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.8

主婦とウェイトレスの逃走劇。
どんどん状況が悪くなっていくのと対照的に、彼女たちの表情や言動が明るくなっていくのが印象深い。
ただ命をかける理由にしては小さすぎるし、非現実的で共感性に欠ける。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.6


ドラッグにかき回されている青年4人の話。
所々映像や音楽が痛快で見てて気持ちいい。
ただ短い映画の割に展開が遅く、深さはない。
序盤にとてつもなく汚いシーンがあるため食事中は気をつける必要有り。

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

プライドが高くダメ人間なビリーと常識が少し欠けているレイラの相性が良い。
ラストは何か起こるのかとひやひやしたが、めちゃくちゃに心が温まる終わり方。

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.8

自分の力だけで遠く離れた兄に会いにいく老人のロードムービー。
時間を空けてから再度ゆっくり見れば、もう1段階評価が上がりそうなためまた観たい。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.9

兄弟のような友達との関係がささいなことをきっかけに崩れてしまう物語。
思春期の少年にとっては友人間のバランスであったり距離感というものは非常に難しく、繊細。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.8

突然リストラされた中年男性が生きる希望を失うが、怖くて自殺が出来ずに殺し屋に自分を殺す依頼を行う。その後運命の人と出会い、殺し屋から逃げる話。
設定は面白いが展開が少し弱かった。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.6

司教の闇を記者たちが暴いていくストーリー。
どんな国においても癒着はあり、誰かが勇気を持って立ち向かわないと解決されない問題は山ほどあると感じた。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

主人公の真っ直ぐでピュアな心が眩しい。
親の気持ちになれば心配ではあるが、自由に生きさせてあげたいと思う。

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.5

老若男女どんな人であれ、ドラッグを使った結末は一緒。
多分ヤク中が作ったであろうヤク中映画。

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