あのねさんの映画レビュー・感想・評価

あのね

あのね

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

原作既読。

キャスト陣の雰囲気、表情、声、話し方、身につけているもの。
フィルムのざらっとした質感。
やわらかい光。
しずかでやさしいピアノの音。
すべてが奇跡のように噛み合った映画だった。

こう
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.8

だいすきなだいすきな漫画が実写化され、しかもタイミングよく大阪に来ていたので今日しかないでしょ!と勇み足で映画館へ。

キャスト発表された段階で正直、成田狂児は綾野剛ではなくない〜!?と思っていたので
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

新海誠監督の最新作、待ってました〜!
キャスト・スタッフ以外は前情報なしで観ました。

劇伴音楽がRADWIMPSと三度目のタッグということで、「RADか〜また同じ味になりそうだな〜」と思っていたけど
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

やっと観れた!
映画愛に溢れた良い作品だったんだけど、その割には恋愛パートの分量が多すぎないか!?
と思ったら、わたしが観てたの ディレクターズカットの完全版だったのか……

これもしかして劇場版から
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

もう大人になってしまったのでこんなキラキラの夏休みはもう経験できないことをちょっと寂しく思うし、実際仕事ばかりで夏らしいことはほとんどできなかったけど、この映画を観たというだけで最高の夏だったと言い切>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

音楽もミュージカル要素も素晴らしくて、オープニングなんか本当にワクワクした!
でもそれだけにハピエン厨には辛いラストだった…なんかいろいろ思い出してしまった…わたしの精神状態のせいもあると思うが…

ピンポン(2002年製作の映画)

4.6

万人に勧めたい良作でした…………
ペコとスマイルの、幼馴染でありながらもお互いがそれぞれのヒーローであるという関係性があまりにも素敵。
今で言うところの、ブロマンスの最高峰だなと思った。
音楽の使い方
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カンナさん大成功です!(2006年製作の映画)

4.6

ルッキズム云々は置いておいて(15年前に上映された作品なので当然今の時代なら問題になっていそうな描写はある)、シンプルに楽しめた。
整形前の周囲の当たりがきつい描写は結構辛いものがあったけど、カンナは
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

5.0

DVD発売以来に観たので5年ぶりくらい。
いやもう最高にクドカンクドカンしてて最高です(日本語)

地獄のロックバンド、生と死、輪廻転生…「ちょっと不謹慎だけど不快感はなくなぜか笑えてしまうコメディ」
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

ナレーションが多い上に早口なので、字幕を読むのに時間がかかってしまい途中で置いていかれそうになった…
こういう作風にもっと慣れなきゃだめだ…
「寝てしまった」というレビューが多いのも納得…笑

わたし
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

アリの歌声に震えた
超セクシーなのにかっこいい、いつかバーレスクに行ってみたいな

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

観る前から良いだろうなとは思っていたけど、いや〜良作………

臆病でまっすぐなルビーが可愛くて仕方なかった。
手話も歌もできる女優さん探すの大変だっただろうな…

相手役は「シング・ストリート」の男の
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ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ライブを映画にする、というコンセプトの作品は初鑑賞。
5×20は本公演・追加公演・千秋楽ライブビューイングと、DVDあわせればすでに5回は観ている公演なのだけれど、セットリストや衣装などすべて同じなの
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総理の夫(2021年製作の映画)

4.8

大衆向け邦画の良いとこぜんぶ詰めました感がよかった。たまにはこういう派手な作品もいいな。かなり良い映画!

そしてやはり田中圭の「巻き込まれ芝居」は絶品。
困り顔や大きなリアクションといった受け手の演
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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

3.3

原作未読だと思っていたけど、途中で「あれ?この話知ってるな?」となる。
『キッチン』収録の短編だったのね。

観賞後に再読したけど、原作と映画は別物として捉えた方が良さそう。
映画単体では悪くなかった
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.2

ずっと観たいとおもっていた作品。
「人生はチョコレートの箱のようなもの」という台詞が有名すぎるのでそればかりとりあげられがちだけど、「僕らは豆と人参になった」「投げる石が足りない時もある」とかフォレス
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犬飼さんちの犬(2011年製作の映画)

3.8

犬が病気になったり亡くなったりしないところが良い。安易にドラマ性を持たせていないところがとても良い。
小日向文世さんのあの雰囲気と、大きくてフサフサの白い犬、離島ののどかな風景が合わさって、なんともゆ
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.6

あ〜〜こういう映画すき〜!
恋愛映画でもないしコメディでもない。
このジャンルが分類できないかんじ、沖田修一監督の作品に似た雰囲気がある。

ほんとうにかわいいふたりで、エンドロールの先もずっと応援し
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.5

最初から最後まですごくおもしろかった。
さすが吉田大八監督というかんじ。
今もマスクの下でずっとニヤニヤしてる。

音楽と台詞のテンポが良くて疾走感でゾクゾクした。
破天荒な大泉洋×正義感の強い松岡茉
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.8

脚本・監督がだいすきな『カルテット』のコンビなのでずっとたのしみにしてた作品。
いままで観てきた恋愛もののなかでは相当すきな部類だった。
絶対的に趣味の合うふたりがものすごいスピードで惹かれあい、4年
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

4.8

正直映画館に行ってる場合ではないのだけれど、一番好きな映画監督である沖田修一さんの最新作、主演は一番好きな女優さんである田中裕子さん、さらに勝手に尊敬している宮藤官九郎さんまで出ているということで「わ>>続きを読む

舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)

4.6

私的阿部サダヲ祭第二弾。

わたしは宮藤官九郎と阿部サダヲのファンで、来世はジャニーズJr.か舞妓さんになりたいと思っているので(?)、めちゃくちゃ私得でした。
逆になんで今まで観てなかったんだ…(主
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

4.2

阿部サダヲ、吉岡里帆、千葉雄大の吉祥寺を舞台にした音楽映画。
このサブカルホイホイ感、ド好み。
キャッチーなポスターや予告とは裏腹に、想像以上にサブカル感が強いせいで評価が低いのもあるのかな。

演出
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.0

初ナウシカがまさかの映画館。すごい贅沢。
ナウシカに限らずだけど、オープニングのタイトルバックだけでゾクゾクさせるのすごい。

1980年代の、チェルノブイリも3.11もなかった時代にこんな映画を作っ
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

冒頭のタタリ神が怖すぎて小さい時は最後まで観られなかったので、ちゃんと観たのは20歳くらいになってから。
この「千と千尋の神隠し」と並ぶくらいだいすきなジブリ作品、2回目の鑑賞が映画館だなんてしあわせ
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

ずーっとVHSで観ていただいすきな作品が映画館で観られることがうれしすぎて、タイトルバックで号泣してしまった(病気)

冒頭で「ハイとかお世話になりますとか言えないの!?」って怒られてた千尋が後半にな
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

『あやしい彼女』『今夜、ロマンス劇場で』みたいに、この作品をモチーフにした?邦画はたくさんあるけど、有名すぎて逆に観たことがなかったので、家にいることが多いこの機会に観賞。

いつか必ず終わりが来るこ
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.8

聖歌をブギウギ調で歌うところ、泣いてしまった。
マフィアが関係してくるあたりは、先日『LEON』を観たばかりなのでなんとなくショボく感じて拍子抜けしてしまった。

地上波放送でエンドロールカットされて
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ずーっと観たかった。やっと観れた。

台所にブタがいるんだ、のシーン、レオンの優しさが溢れすぎてて泣いてしまった。そのあとブタを抱いて寝るマチルダ……(泣)
レオンとマチルダには町を出て幸せになってほ
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東京彗星(2017年製作の映画)

4.0

たった30分の短編映画なのにここまで爪痕を残すキャストも監督もすごいな。
緊急速報や防災無線のような日本中が非常事態になっていく演出が今の状況と相まって、リアルで怖すぎた。

主演の男の子の演技がもの
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無限ファンデーション(2018年製作の映画)

3.0

全編即興ということで会話がだらだらしててテンポが良くなく、途中で飽きてしまった…
題材は良いし小雨の設定も素敵だと思う。
田舎のロケーションも良い。魅せ方の問題かなぁ。もったいないなぁ。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

自己肯定感を高めてくれるハッピーエンドな映画!
わたしもなんでもネガティヴに否定から入らないように気をつけよう
「誓約」はなかったけど言霊ってあるよね

ヒロインがめちゃくちゃかわいい
チェキってすぐ
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

4.8

ずっと息が苦しくて水の中にいるような気持ちになった。
どうしようもなく相手に惹かれていく様子や、少しでも近づいたら傷つけてしまう、触れただけで割れてしまうような繊細すぎる関係。 映像の美しさが余計に苦
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.0

結局、女の子は自信持って明るく前向きにいるのがいちばんかわいいってことだなぁ

「アイフィールプリティ」みたいなサクセスストーリーかと思ったら結構社会派作品だった

作中に出てくる60年代のファッショ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人生最高の映画に出会ってしまったかもしれない…
クライマックスは笑いながら号泣するというわけのわからない状態。最高。

デューイは偽物の教師かもしれないけど、子どもたちの才能をひとりひとり見抜いて楽器
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blank13(2017年製作の映画)

4.0

あらすじだけ見たら重たい悲しい映画なのかなと思ってしまうけど、そんなことなくてほっこりした後味の良い映画だった。
この生ぬるい雰囲気が最高に邦画ってかんじ。

亡くなった後に立派な戒名をもらって、葬儀
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