ひよぐなさんの映画レビュー・感想・評価

ひよぐな

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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

ヤバすぎ、まず映像表現としてずっと気持ちいい

マルチバースを扱いぶっ飛び映像表現にも関わらずストーリー自体は割と王道なヒーロー物語かつ、少年の成長譚として分かりやすくアツくなれる

何をとっても最高
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

子供時代の無邪気な楽しさと息苦しさもノスタルジックに混ぜこぜになって襲いかかってくる、そんな映画だった

子供の目線から見た大人と社会というものがとても生々しく描かれていて子供時代だったことがある全て
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.5

アクションはとんでもないクオリティだし平場のギャグも冴えてておもしろいし最強

どんな映画でも登場人物を好きになってしまえば後はもう何が起こってもおもしろいけどそれもしっかりある
主演の2人がとてもキ
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.1

リメイク元は未鑑賞で今作を鑑賞

大傑作だと思う
戦争映画はほぼイコールで反戦映画になるがその面がしっかり伝わる
月並みな感想にどうしてもなってしまうが戦争の悲惨さが本当に切実に感じられて戦争なんてよ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

なんともカオスな映画だった笑笑

見たことないマルチバース演出の乱れ打ちで終始ハイテンションでずっと飽きない
それぞれの分岐世界が面白い
指がソーセージの世界とか最高にくだらないしバースジャンプする時
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

2.5

フェーズ4始まって以来MCUに対する熱量は下がり続けていて今作でも特にアガることは無かった
なんかもういっつも同じことしてない?という感じがしてきた

量子世界という割には今まで見てきた宇宙の色んなア
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃおもしろかった
お話自体もそうだがかなり特徴的なカット割りやカメラワーク、演出がいちいちツボだった
俺はこういうのが見たくて映画観てるんです
サスペンスとしてもそこそこ面白いと思うしソレが
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.7

いかにもサム・メンデスらしい絵画的ともいえる絵づくりが全編通して心地よい
話自体は地味だかしっかりしているしやはりこちらが映画好きである以上ほぼ無条件に映画がキーになるお話にはグッときてしまう

主演
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

演奏シーンが本当にスゴい
音楽映画はとりあえずまず音楽をしっかりやれば勝手にこっちはノセられる
展開やキャラクター造形はベタだけどちゃんとアツくなれる
アニメーションならではの抽象的な映像表現での魅せ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

原作小説のエッセンスを非常に上手く汲み取り再構築された映画だと思う

本当に高校というもののリアルがある
会話の感じとか教室の感じとか
卒業式練習中に段々ザワザワし始めるタイミングとその雰囲気とか校舎
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

2.8

なんかあんまりだったなあ

どういうことを表現してるかは分かるしそれなりに「うわぁ……」みたいに感じさせられるものはあったけどあまりにも淡々としすぎていて

バビロン(2021年製作の映画)

3.9

見たい物も、別に見たくない物も(笑)全部見せてくれる狂喜乱舞、怒涛の3時間

デイミアン・チャゼル節全開の轟音で鳴り響く音楽と静寂の緩急やチャカチャカしたカット割りのテンポ感でノセられるのは過去作通り
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

お話自体は普通で、なんなら夢を追う人の話という点で見ると割とご都合主義的にも思えるし主人公二人も別に観てて好きになれるタイプでは無い

だが、最初と最後のミュージカルシーンとかデイミアン・チャゼルの演
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.4

ずっとチョー怖くて最高!
手に汗ビッショビショに握りまくりでした
映画館で観てこそこの恐怖を存分に味わえるはず
ワンシチュエーションでのスリラーにもかかわらずちゃんと飽きさせない展開を続けてくれる
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エゴイスト(2023年製作の映画)

2.7

自分にはちょっとよく分からなかった
役者陣の演技がすごいとか、ゲイの濡れ場をオミットせずに描いてるとかこの作品ならではの観るべき所はあるけど結局最終的になんの話だったの?という感じがしてしまった

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セッション(2014年製作の映画)

3.9

なんだこの映画!
どう言ったらいいのか分からんけどチョーおもしろかった

歪な映画だとは思うけどめっちゃうまい映画でもあると思う
演出のテンポと言ったらいいのだろうか、めちゃくちゃ気持ちよくてもはや生
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街の上で(2019年製作の映画)

4.7

とてもとても大好きな、これからもずっと心の大事他の所に居座る作品に出逢ってしまった

実在感に溢れた全ての登場人物達とそのやり取りが愛おしくてたまらないし、こういう事があるから我々の人生は苦くて甘くて
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

予告見た時点での「何だこの話?」感は実際に観ても払拭されたりはしません笑笑

だけどなんかおもしろい
アイルランドの島の雄大な自然としょうもない言い合いのギャップでグイグイ引き込まれる

人と人とのコ
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.8

キムタクが織田信長を演じるってだけでもう最高
邦画の中ではかなり金かけてるだけあってちゃんと歴史モノとしての世界観は出来上がってるしもうそれだけで観てられる

織田信長を濃姫との恋愛という語り口で見せ
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.2

航空パニック物としてのハラハラドキドキ感は抜群、流石韓国映画という感じ
そこに至る演出も的確でおもしろい

のだが

後半の展開は諸々納得いかない点が満載
自国が悪く描かれたら不快というのは多少都合が
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そこにいた男(2020年製作の映画)

4.0

片山慎三は本当に信頼できる監督だ

事件自体が起こるセンセーショナルなシーンは短くて基本はさきとしょうの2人のシーンとさきの証言(?)なのにずっと見てられる何気ない絵作り

岨手由貴子の脚本も素晴らし
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.7

いわゆるB級映画とされるような作品だとは思う
だけどそれだけじゃない、何か人生についてとても大切なことを考えさせられてしまった
作品の中でフランクはこういう方向に行っちゃったけどそうはならずとも「"コ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

原作はもっと細かく色々あってそっちを読めば納得できるところは増えるんだろうな、それを2時間によくまとめてはいるかなとは思った
なので正直、展開とかそもそもの設定があんまりおもしろくないし納得しづらい
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