あんずさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あんず

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セブン(1995年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

探偵2人のサイコパスを追う七つの大罪に見立てたサスペンス物語。終わり方はギリギリまで読まれへんかったけど、やっぱりいい終わり方じゃなかったな。ただ、人を殺すのが善か悪かというテーマの力強さはメッセージ>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

失恋したシンガーソングライターと崖っぷちプロデューサーがアルバムを一緒に作る話。出会いも紙一重だし、どんな関係になるかも紙一重だなってとても感じた。一瞬2人が結ばれる雰囲気あったから、最後まで読めなか>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

投獄を通して価値観が変わった主人公が弟を助けようとする話。なんで最近こんなに差別ものばっかり見てるんやろう。笑知らないことや人を普通人間は拒絶する。対話がないまま、お互いに敵対し合う。寄り添うことであ>>続きを読む

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.6

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メジャーリーグ初の黒人選手を描いた物語。最近、映画を通して黒人差別の深刻さを改めて認識するようになった。当たり前のように黒人を差別する文化があり、見ている側まで不快になる描写も多かった。こういった固定>>続きを読む

HOMECOMING: ビヨンセ・ライブ作品(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

少し世代が違うから、ビヨンセはあまり聞く機会がなかった。この時代に黒人で個性的な人たちをパフォーマーとしてたくさん雇い、とても力強いパフォーマンス。観客の層を見ていても、強い黒人かつ女性の象徴であり誇>>続きを読む

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

とある高校生が、ロケットに心を打たれ、科学コンテストを目指す話。最後に実話だったんだ、と感動した。
頑固な父親や、なかなか自分を認めてくれない当時の環境。この漠然とした未来がない不安を一つ一つの小さな
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映画制作を通した友情や人間愛が描かれた物語。人間の不自由さや儚さ、愛情のようなものが節々から伝わってきた。連絡がどこでも取れる時代ではないからこそ、出会いや別れに一期一会のようなものをより感じる。
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キスから始まるものがたり2(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2作目のほうが評価高かったから、ついみちゃった。笑
関係性が壊れていくところは、清々しいくらいバラバラになったなあ。それでも全てハッピーに収まるのは青春ラブコメらしさやな。世界観はめちゃめちゃ最近の学
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.3

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アル・パチーノが50歳にして悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得した名作。一見目が見えていない軍人でも、誰よりも周りが見えているような深みがあふれ出ていた。2人の隣で歩く姿も、物語の初めと終わりで全く違>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私が生まれた年に公開された死神と人間の交わりを描いた映画。アンソニーホプキンスの演技力とブラッド・ピットの美しさが特に魅力的だった。3時間超の映画の、その世界観に浸れるところが好きで、何より多くを語ら>>続きを読む

キスから始まるものがたり(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

たまには、なにも考えずに青春恋愛ドラマを見たい!と思って見始めた映画。親友かそれとも親友のお兄ちゃんを選ぶのか。もう一歩、肝心なシーンでメッセージ性が強いと評価高くなったけどお、って感じでした。学生の>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.7

パートナーを突然の事故でなくしてしまった男性の物語。多角的な目線で描かれていたのは、本人の感情がそれほどに理解の難しいものであるという解釈ができ、何回も観れる楽しさもあるという意味で面白かった。失うも>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.9

ハドソン川に不時着した機長のお話。多くの人名を救ったはずが、危険に晒したと糾弾されることに。実話ながらに、日々不断の努力を怠らず職務を全うしてきた賜物が評価されるのは爽快な気分だった。トム・ハンクス、>>続きを読む

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

インド映画に偏見を持っている人ほど見てほしい名作映画の一つ。人生においてスタートはいつだって万全じゃない。不遇でも頑張るシャシがかっこよくて、何か新しく始めようと思っている人にはとても心に響く映画だっ>>続きを読む

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

大好きなエイサバターフィールドの映画。少し周りより優れてはいるが、自分だけが特別ではなかったり、理解されないことへの疎外感、誰かを好きになるというきっかけで、自分の想いが変わっていく過程など、いい演技>>続きを読む

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

他者に期待や信頼をすることは、相手を何よりも励ます事かもしれない。ラグビー南アフリカW杯快挙を描いた作品だが、ネルソン・マンデラの人格者っぷりが何よりも上手に描かれていた。黒人と白人が手を取り合うシー>>続きを読む

天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

宗教と科学、ヴァチカンとイルミナティを対立して描いた作品。宗教についてはあまり詳しくはないが、天使と悪魔は対立するものではなく、天使の深い部分にも悪魔の要素はあり、悪魔の場合も天使の要素があるといった>>続きを読む

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

落ちこぼれの多いクラスで、コンテストを目指す生徒たちの物語。ベテランの先生が何か教訓や志みたいなものを持って生徒を動かして行くのかと思っていたが、ただ信じるのみだった。大事なことではあるが、生徒を否定>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.6

初めて見たジャッキーチェンの作品。内容がどうこうって言うより、アクションがとにかくすごい。テンポの早い攻撃のパターンの多さから、高い身体能力によるカンフーアクションまで、何よりジャッキー本人が演じてる>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.5

いじめやLGBT、母親の薬物中毒という不遇なマイノリティーを描いた映画だった。いじめという、相対的に下の人間を作って安心する無知な人間の行い。いじめの対処法は困難なものが多いので、途中は見ているのが辛>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

今日から感想を書いていこう。なぜなら、友からの私のレビューを聞きたいと要望があったからだ。有益な感想を発信していきたい。
基準は平均を3.5とする。2.5+映画を作る時間と熱意に対しての1.0である。
>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

山﨑賢人名演やなあ。途中までクズすぎて見る気なくしてたもん。あの、お互いに引っ張りあっていく時間も実は必要で、ハッピーエンドではなくとも何か心に残るものを描いていた。共依存とかも、すごく人間らしいなあ>>続きを読む

40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後までたのしくみれた。なんも考えずに話が進んでいくよさ。身終わったあとも、たのしい気分でおわれる。みんなこんな人間だったら世界平和なのになーって思ってしまう。童貞ってピュアな生き物なの

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カリン悲しすぎ。。自分が、生の質を上げるって言っててもやっぱり自分の信念を貫き通すための壁が大きすぎる。それでも圧倒的な優秀さと人生観の卓越さ。指は何本に見える?からこの物語も来てる訳やから、どんな人>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ヨーロッパへの憧れが強まる映画だった。どの世界に居ても、きっとそれなりの不満や隣の芝生は青く見えてしまうことってある。だからこそ、自分の立ち位置を改めて見直してみる事って大切。ただ、街の描写が上手すぎ>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

子供は大人よりも純粋だから、深く怪しまないという人間の心理よね。家族にとってはホラーだけど、エスターにとってはラブストーリーなのが面白い。だれにも信じてもらえないじれったさとか。この演技子役がしてるん>>続きを読む

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

張り詰めた緊張感と、真実に近づいていく感覚がすごいよかった。キリストは神?人?みたいな問いも無宗教だからこそフラットに見れた。人って結局、誰を守るか、何を信じるかに尽きるか。これはさりげなく深いなって>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

環境に関係なく誰にでも夢を抱く権利がある。ちょっと持たれる期待と責任が大きかったけど。親は子供が何かをしたいときにどれだけ本気で言っているのかを見極める素質が必要よね。お兄ちゃんとの家族愛もなんか時代>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

意志を持ったドキュメンタリー。もっと政治を勉強したくなる。トランプは人種差別、女性蔑視、外国人排斥を当然のように発言するし、政治そのものが金と権力に動かされている民主主義の危機を訴えていた。同じ世代の>>続きを読む

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃいい。おれも手を差し伸べられる人間になりたい。相手のためになる行動を自分の幸せと思える人に。苦労は描ききれないほどあったやろうなあ。表情の変化からもわかる。自分を想ってくれてる当たりの強い感じ>>続きを読む

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今日で100日目!意外とはやかったなあ。複雑な家庭での悩みから、人から猫へ変わろうとする。しかし、自分は自分であるが故に想いを伝えるにも意味がなくなってしまうということ。あと、自分が思っているよりも必>>続きを読む

ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

友だちに勧められてみた映画。大切さとは、永遠に続くかのような時間の流れが限りあるものと気づいたときの儚さのようなものだ。人間はいつも目先の自分の利益の事ばかり考えてたりするから、もっと自分とも向き合え>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

緊迫感がえげつなかった。いつバレるか殺されるか分からない、そんな中でもユニークな脱出方法で怪しまれないように。アメリカ主体で描かれてるけど、複雑な歴史があるからその辺りは公平な目で見たいよね。あと、ち>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

狂気映画やった。名前は聞いたことあったけどらこれが40年前ってすごいよね。ホラー映画あるあるの鏡の使い方がすごい上手やったな。解釈がちょっと難しいシーンがあったけど、サイコやから理解できひんのがよさや>>続きを読む

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ココ・シャネルの成功までを描いているのかな、って思ったら思ったより恋愛色がつよかったな。名言の本とか見たことあったから、当人には興味あったんだけど、って感じ。でも、周りに流されない信念みたいなものは、>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スクエア以外では、基本的人権や平等は保証されないのか。作品を作った当事者が、スリに会ったことをきっかけに、他人の扱いを尊重できなくなる。また現代の芸術の表現には限界があるのかだったり、興味深い問題が描>>続きを読む