PaoloSorrentinoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

PaoloSorrentino

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his(2020年製作の映画)

2.7

試写会にて
事前情報なし
今泉監督は初見

観る前は、美しい顔した男と男の話題性だけの商業映画だろうと思っていたが、真逆。
静かで丁寧な描写の連続で、こちらが商業性を心配になるほど、ドラマチックな演出
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羊とオオカミの恋と殺人(2019年製作の映画)

4.1

試写会で観れて本当に良かった。
スクリーンで観るべき映画

スプラッターホラーアクションラブコメとしては2点台だが、
アイドル映画としては満点に近い

福原さんのファンでもなく、バラエティーで見たこと
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

2.7

試写会にて
予備知識なし。期待値ゼロで、試写でなければ絶対に選ばない作品でしたが、映画は観ないと分からないと実感

オープニングからリアリティーゼロの会話とキャラクターとシーンの連続で、楽しみ方が分か
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.9

興業収入100億円のアニメ映画を10本観るより、
この1本を観る方が圧倒的に価値がある

さして面白いというわけではないが、
想像力や創作力や表現力が爆発している
そういう映画は数えるほどしかない
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オアシス(2002年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

脳性麻痺と前科持ち
オープニングは壁掛けに外の木の揺れが映り、風が窓を叩く音

ギョングは終始鼻をくしゅくしゅさせ、普通ではない空気感で出所したままの姿で街を漂う
ソリは全身の筋肉が自由に動かせず、意
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情婦(1957年製作の映画)

3.1

原作アガサ・クリスティー
法廷ミステリー
先生ブランデーをお忘れですよ

ワイルダー監督は何を撮ってもお洒落で巧い
現代の多くの監督はワイルダーの映画を観ているのだとうか、と疑問を抱いてしまう

白い家の少女(1976年製作の映画)

1.7

乱入者たち
13歳の権利
勝手に死ぬ
ハムスター殺し
自分の方のカップに毒
フォスターはブロンドにブルーアイズ、賢くしっかりと自我を持った美しさ
全裸までみせる女優魂
炎の前のフォスターの表情のアップ
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ジャック・サマースビー(1993年製作の映画)

1.6

撮影フィリップ・ルースロ
音楽ダニー・エルフマン
マルタン・ゲール事件が基
名前を呼ぶことで興奮
夫より貴方を愛してるから

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

1.3

音楽はデスプラ
オープニングのビートルズとその後の楽園のシーンはセリフがなく、映像世界も他にない出来
リアーナのセクシーコスプレショー

オープニングだけは観る価値あり

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

2.7

ベガは実際にトランスジェンダー
イグアスの滝
トランスジェンダーの権利は認められていない現実
ロッカーの中
車のボンネットに飛び乗る
死んだ恋人に導かれるように火葬場へ
全裸の股間に小さな丸い鏡で自分
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マーニー(1964年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

トラウマ

謎の美女
ホテルでヒッチコックお決まりのチラ見え
ノック音で悪夢が始まる
ドアの前の母をシルエットだけ
清掃員が耳の悪いのを挨拶で分かる演出
少女の声に戻って語り出す
自分が襲われるのを
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nude(2010年製作の映画)

1.3

みひろの自伝的小説
渡辺はファーストカットが印象的、意思を感じる瞳、本仮屋似
佐津川は良い意味で普通の可愛さが魅力
光石は常に笑顔だが全く信用できない
常に優しい言葉で、強制しないから、が決まり文句で
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フォー・ウェディング(1994年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

脚本リチャード・カーティス
ブラックジョーク
危険な情事
オーデンの詩
クリスティンはクールビューティーな大人の女性

どうかな、服を乾かして一緒に過ごした後でも、承知するかい?結婚に拘らないと、それ
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白い記憶の女(1988年製作の映画)

3.0

海底で助けを求める少女の声
公園で子供を目で追うメグ
貴方が優しくしてくれたから安心して笑ったりふざけたり出来たの
瀕死の鳩の首を折りそっと路肩におく
子供の衝突に異常に驚く
教会に行くのを拒否
湖の
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オデッセイ(2015年製作の映画)

1.5

世論や政府の顔色を考えての判断
命令するものの責任
人命よりも組織
宇宙海賊を確保
問題を1つ解決したら、次の問題に取り組む
中国への宇宙より広い配慮

青い体験(1973年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

イタリア筆下ろしものの代表作
直接的性描写はほぼなく、思春期の拗らせた衝動を描いた普通のドラマ

大きなお尻の叔母様の太股を触ったら、受け入れられる
梯子に乗ったスカートの中を覗く父と長男と次男
ラウ
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エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方(2015年製作の映画)

2.3

子供の人形遊びの自由と自分の女遊びの自由を等価して納得させる父

エイミーの偏見と教養のなさによる発言は危険であるが、的を得ている部分もあり、無視できない

ティルダは今作も変貌ぶりが凄すぎて、分かっ
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ロボット2.0(2018年製作の映画)

1.0

ブッ飛んだふざけた映画がつくられることは、とても健全で良いことだが、産業としてのパイが頭打ちの現状で、大ヒット作が生まれるということは、その分だけ公開できなくなってしまった映画が多くなるということ。>>続きを読む

愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

邦題のダサさと苦手な役者のため避けていた映画だが、深読みできる余白のある映画だった

青年を誘うシーン
経験をしたことで自信がつき男らしくなる
秘密性の大切さ
行間を読む
常に命令口調

ケイトは生理
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ルージュの手紙(2017年製作の映画)

1.8

ドヌーヴの若かりし頃の美しさを今も映画で観ている者としては最近の姿は何度観ても複雑な気持ちになってしまう

寓話的な大人の映画
ルージュの手紙はお洒落

マッキントッシュの男(1972年製作の映画)

2.2

脱獄の手際が見事
モーリスの音楽はなんとも言えない妙なおかしみと哀愁がありオシャレ
スパイとしても男としても見捨てられたポールにマッチする曲の力

味わいがあるアメリカぽくない映画

運命の女(2002年製作の映画)

3.3

オープニングの強風の演出が素晴らしい
性描写で、小刻みな震えを撮るのは流石
スノードームの使い方が無理があるけどオシャレ

ラストの演出は監督のセンスの良さが味わえて痺れる

映画の良し悪しをストーリ
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ミルカ(2013年製作の映画)

1.0

決勝の振り返りの意味を知る映画

日本で観れるインド映画のテイストはどんなジャンルでもほぼ同じで、産業として大きいかもしれないが、幅や深みは求められていないよう

色々観ているが私が求めている映画は当
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デトロイト(2017年製作の映画)

2.2

黒人の暴力は絶対に許されないが、白人警察の暴力は違法でも無罪

実話ものは良作は非常に多いが傑作は皆無
監督特有の緊張感を持続させる力は流石

最低。(2017年製作の映画)

2.3

性描写が売りの映画ではなく、抑制の利いた演出のちゃんとしたドラマでビックリ
手堅いつくりで良くも悪くも普通の映画
女優の身体のはりかたは見事

いじめる奴らはどんな映画でも嫌気がするほど醜い

WALKING MAN(2019年製作の映画)

2.0

試写会にて、監督のラッパーとしての作品も含め事前情報なしでの鑑賞
当選しなければ絶対に自分では選ばないジャンルの映画だったので、ありがとうございました。

初監督作ということで、それだけで心から羨まし
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

2.8

試写会にて、いつも通り事前情報ゼロで鑑賞
選んで頂きありがとうございました。観れて良かったです。

冒頭のホテルのチェックアウトのシーンで夏帆が靴紐を結ばないのを撮っていたのは、この仕草だけで主人公の
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

2.5

青春ラブロマンスの神話化

胡散臭さしかないカメラマン
小松の身体性のなさはあの年代を演じるには残念
配管剥き出しの水路
顔にこぼれたジュースを舐める
引きの長回し
少女マンガの中での憧れる男を具現化
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ハドソン河のモスコー(1984年製作の映画)

2.5

チェコ製の靴が人気
トイレットペーパーに大行列
スカートの中に隠れる
珈琲の豊富さに気絶
KGBも上から監視される立場
貧しい移民が亡命者を助けることを当たり前だと思っている
独立記念日のダイナーのシ
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CUT(2011年製作の映画)

2.5

名監督の墓参り
映画はすでに死んでいる
自分の映画をつくりたい
全く緊迫感のないロシアンルーレット
真の映画を観るべきだ
100発100本
映画は売春じゃない
1位市民ケーン
裸の島と少女ムシェットの
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

汚さの集積した市場
皮なめし職人の寿命は長くて5年
香水は3つの和音
主人公に体臭がないことが映画のキーポイント
ベンのつくる香水の魔力は完成する前から登場人物にも観客にも違和感として現れている
この
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トーチソング・トリロジー(1988年製作の映画)

1.8

死人は愛しやすい欠点がないから
傷は慣れるけど忘れることはない
ハーヴェイの声は主人公としては苦手

魂のジュリエッタ(1964年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ニーノ・ロータ音楽
初カラー
砂浜のシーン
大車輪
赤いガウンの老人が海から引き揚げる船に死んだ馬➡ショベルカー開いて全裸で剣を持った男たち
ムキムキ男が黄金の肌に白ブリーフに黒マスク
黒白緑赤黄青紫
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何を考えてる?
妻が行方不明中に妹の家で不倫
完璧な子供として絵本のキャラにされてしまったパイク
妻の残した日記やプレゼントに誘導されて捜査
開始一時間で妻の独白
彼は小娘にまるで同じことをした
真実
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

オペラハットの続編のような政治風刺ドラマ
コインが立ってしまう➡子供たちが望むスミスの記事により➡父は候補者を決断
新聞記者は新人議員を道化として笑い者にする➡スミスが殴るも法案を知らない事実を反省
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