猫のたまさんの映画レビュー・感想・評価

猫のたま

猫のたま

心に残った作品も時間と共に薄れていく記憶。記録に残さねば。

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.2

天才も天才ゆえの悩みや苦しみがあり、庶民よりはよっぽど世間の荒波に弱いのかもしれない。
でも、自分の欲求に正直であり、まっすぐな気持ちはやがて人の心を動かす。
そして、後世に大きな影響を与えたその功績
>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

貧しさとはお金や地位や名誉がないことではない。
豊かで寛容な心、そして温かで人を思いやれる心こそが何にも変えがたい財産だ。

社会の歪みの中で懸命に生きる人たちに焦点を当てて描き続けるケン・ローチ監督
>>続きを読む

われらが背きし者(2015年製作の映画)

3.0

スパイもの大好きだしこのタイトルに惹かれた。
ヴィジュアル第一で映画観賞を決める私としては絶対観たかった作品。

007みたいな派手さはないし、裏切りのサーカスみたいな綿密さも感じないがイギリスらしい
>>続きを読む

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

2.5

まだ、記憶に新しい、2010年4月20日に起きたメキシコ湾原油流出事故を題材にした作品。
11名の作業員が亡くなった。
また、アメリカ史上最悪の石油災害ともなった。

当時の状況が生々しく描かれていて
>>続きを読む

彷徨える河(2015年製作の映画)

3.7

ジャングル奥深くに私には理解すら出来ない文化を伝え、守り、神々が司った自然、動物を敬い神を崇め質素に暮らす人々がいる。
その反面、ゴム農園で迫害を受け、奴隷同然で働かされている、或いは家族を殺害された
>>続きを読む

裁き(2014年製作の映画)

3.2

自殺ほう助の罪で逮捕され、裁判にかけられた歌手。

裁判所でのやり取りと弁護士、検事、判事のそれぞれの日常を映しながらストーリーが進んでいく。
逮捕されてから判決が下るまでの期間が長期にわたる旨を日常
>>続きを読む

ハートストーン(2016年製作の映画)

4.6

抑圧された環境の中、自分の性に気づく。

拠り所のない感情を持て余し、彷徨い、もがき、揺れ動く多感な思春期。
瑞々しくも切ない少年の姿に胸がしめつけられる。

アイスランドの自然豊かな映像が美しい。

スクランブル(2017年製作の映画)

2.3

序盤は予想に反して良かったのだけど…。
徐々に失速。

① どうでもよいラブはいらない。
② 仲間の人数がめちゃ多いのに主要登場人物以外エキストラ的扱い。
③ なので、関係性が希薄。
④ カーアクショ
>>続きを読む

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

4.3

こういうのめちゃくちゃ好きーー😆
面白すぎて途中、あれ?このふたりの目的ってなんだっけ?とまさかのストーリー忘れ😅
思い出す前に面白さとアクションのオンパレードで終盤になって、やっと、そうだったと思い
>>続きを読む

イノセント・ボイス 12歳の戦場(2004年製作の映画)

4.2

無名の俳優オスカー・オーランド・トレスが1980年代のエルサバドルの内戦を少年時代に体験し自身が脚本を書いて映画化した作品。
レーガン政権下時に米軍が政府軍兵士を訓練し、巨額の軍事援助をした。
この内
>>続きを読む

A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.9

コーヒー好きにはたまらない映画。

豆を手で摘み取って精製する過程はとても興味深い。
コーヒーの入れ方も色々あって観ているだけでコーヒーの香りがしてくるようで夜中なのにコーヒーが飲みたくなった。
日本
>>続きを読む

のら猫の日記(1996年製作の映画)

3.3

懐かしい映画を見つけた。
スカーレット・ヨハンソンの可愛らしい子供時代、この頃からスターの要素は揃っていた。

犯罪を繰り返しながら放浪の旅を続ける孤児の姉妹。
ある事情から中年女性を誘拐するのだが、
>>続きを読む

ただ君だけ(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「ある会社員」のソ・ジソブさん、寡黙な男のイメージのもうひと作品を思い出した。

泣かせの設定があからさまだけど、それでも泣いてもいいわぁ〜っていう、上手さ。
ソ・ジソブさんありきの作品かも。
寡黙な
>>続きを読む

ある会社員(2012年製作の映画)

3.6

冒頭のアクションにノックアウト!!!

ストーリーはベタ、だって復讐劇でしょ!?
でも設定はgood!!
このタイトルからは想像出来ないハードな作品だけど、観てて飽きない。
キレッキレのアクションにう
>>続きを読む

ザ・ロード(2009年製作の映画)

4.2

大災害により荒廃した地球。
塵に覆われどんよりとした空。
寒冷化が進む中で動植物は死滅し、
人間は餓死するか、自殺するか、喰われるか…。
そんな中でも人を助け、善き者であろうとする、父とその息子。
>>続きを読む

エイプリルの七面鳥(2003年製作の映画)

3.8

80分と短い尺の中に愛情がたっぷり詰まってる映画だ。

ちょっと変わった母親を中心に感謝祭に娘を訪ねる道中と感謝祭の準備に奔走する娘の姿を交互に観せるストーリー。

登場人物がまあ、個性的。そして魅力
>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.2

ジョン・カーニー監督作品の中でも一番好き。
なので、映画館でも観たけど、WOWOWでも観た!!

自分の青春時代と重なるところも心にスッと入ってくるけど、一途さが眩しくて、眩しくて✨✨
ダブリンという
>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.9

脱獄っていうテーマなのに地味。
地味過ぎる💦
まあ、脱獄描写自体が地味だし、劇的な場面なし。
でも、妙に魅力的。
映像、役者、会話、音楽、どこをとってもセンスが光る。
ロベルトの存在が良いアクセントに
>>続きを読む

歓びのトスカーナ(2016年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ロケーション抜群のトスカーナの映画なのだから、そこ期待しちゃう私としては今ひとつ。
そして内容も今ひとつ。
序盤は良かったのに、途中から私が期待していた方向からズレはじめ…。
で、結局何が言いたかった
>>続きを読む

THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今この時期に、この映画を観ることに大きな意味があると思った。
ギドク監督の鋭い視点は私の心を大きく揺さぶった。

北朝鮮の国民は洗脳されている。
知ることも出来ず、選択権もなく、自由もない。嘘で固まっ
>>続きを読む

ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム(2013年製作の映画)

3.7

周りの影響を受けやすい10代の不安定さと狂気を描いた本作。

初見時は、実話であることが恐ろしいと思ったし、こんなことが起きること自体信じ難かった。
本当に実話?と疑ってしまったほど。
10代という多
>>続きを読む

シークレット・デイ(2014年製作の映画)

3.0

歪んだ愛情は次の歪んだ愛情を生む。

愛されて当然だと思っていた母親から十分な愛情が得られない結果は恐ろしい。
愛されない理由があるはずと自身を卑下する主人公。
歪んだ心が、犯した罪をも正当化してしま
>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

4.0

このタイトルでどんなストーリー?だったけどポスターに惹かれ観た。

スピード感のあるストーリー展開に最初から最後まで目が離せない。
(で、最後まで行くなのか!?(笑))
ずっとハラハラ、ドキドキ。
>>続きを読む

アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.3

また、観てしまった💦
大好きでついつい何度も観ちゃう映画。

冒頭からの怪しい雰囲気がたまらん😆
毎回、アラがあって先が読めるヒントはないかと探すけど、みつからない😅
そして、毎回、最後は唸る。

>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.2

酷評が多い中、それらの評価は見なかったこと、聞かなかったことにして「無」に近い状態で観ることに努めた。

結果…知り得た酷評を全部見て聞いていたとしても私は好きな作品だし、傑作だと大声で言いたい!!
>>続きを読む

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

3.9

冒頭、坂道を転がるように駆け抜ける子供たちのシーンに心掴まれた。
そのシーンから連想されたテンポの良い軽快な作品。
この頃のフランス映画にはよくあったテイストのように思う。
「地下鉄のザジ」を思い出し
>>続きを読む

パレルモ・シューティング(2008年製作の映画)

3.0

評価が分かれそうな作品。
初見時は哲学的な感じもするのでイマイチ感は否めなかったが、2回目にしてようやくなんとなくしっくりしてきた。

生と死についてをテーマにしているが、ある地点から主人公に起きる奇
>>続きを読む

ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレいう訳ではないけど、楽しみが半減してしまう内容に触れるのでネタバレにした。

何回観てるかわからんくらい観てる(笑)
まあ、よく出来てると思う。
でも、最初は人間関係がよくわからないので何回か
>>続きを読む

汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

パキスタンで実際に起きた事件が題材だが、一見、何が問題で何が焦点かわからない。

パキスタンで粉ミルクを赤ちゃんにあげたところ死亡率が増加した。
だが、粉ミルクに害になるものが入っていた訳ではない。
>>続きを読む

サラエヴォの銃声(2016年製作の映画)

3.0

タノヴィッチ監督なので問題提起されているとは思うが、監督の意図するところが見えてこなかった。
少し期待し過ぎたので、何かあるんじゃ?という気持ちが最後まで続いたが、静かに終わり過ぎて消化不良気味。
>>続きを読む

レスラー(2008年製作の映画)

3.8

不器用さが愛おしくもあり、もどかしくもあった。
でも妙に共感出来る。

自分の居場所を探してさまよう男の姿が切ない。

ボクの妻と結婚してください。(2016年製作の映画)

2.0

良い意味でも悪い意味でも邦画らしい作品だった。

あそこまで結婚っていいよとか家族は素晴らしいとか言われるとそう?って思うけど、何でも相性だから(笑)
中華料理の例えは説得力あったけどね🤗

織田裕二
>>続きを読む

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.6

才能溢れるダンサーのもがき苦しみながら、悩み続けながら踊る渾身のバレエに心震え、圧巻のダンスシーンに心を鷲掴みされ涙が出た。
この最高傑作に言葉はいらない。

もしも願いが叶うなら、
死ぬ前に一度、彼
>>続きを読む

ダイ・ビューティフル(2016年製作の映画)

4.0

原案は2014年に起きたトランスジェンダーのジェニファー・ロードさんが米兵に殺害され、証拠不十分で無罪判決に終わり、メディア等で「トランスジェンダーだから殺されて当然」という差別的な意見が多く見られた>>続きを読む

エル・クラン(2015年製作の映画)

3.0

アルゼンチンで実際に起こった事件を映画化したらしいのだけど…。
なんて言うか…内容や演出はちゃんとしてるんだけど、起こした事件がB級と言うか。
あんな雑な計画で‥?だった。
アルゼンチンの社会情勢も大
>>続きを読む

黒の魂/黒い魂(2014年製作の映画)

4.0

南イタリアの田舎町を舞台にマフィアの抗争に巻き込まれた3人兄弟を描いたクライムサスペンス。
3人兄弟の内、一番上の兄は争いを嫌い、田舎で農業を営みながら平穏に暮らしていた。
そこに息子が思わぬトラブル
>>続きを読む

>|