ぴよまろさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ぴよまろ

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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.8

劇団ヨーロッパ企画による映画作品。
とあるカフェのテレビと店のマスターの部屋のモニターが、2分間の時差でつながり、少し先の未来が分かるようになり、そしてそれぞれを向かい合わせてさらに先の未来を知ろうと
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海街diary(2015年製作の映画)

3.4

是枝裕和脚本監督作品。吉田秋生原作の同名漫画作品の映画化。
鎌倉で三姉妹が暮らす家に、腹違いの妹が加わり、地域の人との関わりを通じて、自分の居場所を構成していく家族の物語。

ちょっと複雑な関係性では
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

2.4

人々が都市ごと移動し、都市が都市を文字通り飲み込むという、荒廃した世界を舞台に、世界が荒廃する前の歴史を研究する史学士見習いの青年が、母親の仇を狙う少女と出会い、大きな陰謀に立ち向かう、スチームパンク>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.4

短期間で会社を拡大した若手女社長のもとに、シニア・インターンとして70歳の老紳士が採用され、彼の穏やかな人柄と豊富な人生経験が、彼女と会社に変化をもたらす物語。

主人公のベン(ロバート・デニーロ)が
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

クエンティン・タランティーノ脚本監督作品。
南北戦争の数年後、吹雪により山中のロッジで一夜をともにすることになった8人による、西部劇+密室ミステリー作品。

長い作品ですが、最初から最後まで緊張させて
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美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

3.0

30年間、「善意で」絵画の贋作を作り46の美術館に寄贈し続けてきた男が、彼に興味をもった美術館職員の手によって個展を開催するまでを追ったドキュメンタリー。

主人公=本人が作り続けた贋作により、全米の
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.1

司馬遼太郎原作小説の映画化。
石田三成を主人公に、豊臣秀吉の死から関ヶ原の戦いに到るまでの過程とその顛末を描いた作品。

司馬遼太郎原作なだけあり、とにかく情報量が多く、また、歴史に忠実な面とフィクシ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.7

何事もネガティブで「No」と言いがちな主人公が、とあるセミナーをきっかけに何事にも「Yes」を連発することで、それまでの人生を変えていく、コメディ映画。

何はともあれ主演のジム・キャリーの演技・顔芸
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

文明崩壊後の世界で、限りある資源の支配者から逃れ、「緑の地」を目指すアクション映画。

ストーリーはシンプルながら、物語の深さと設定の作り込みが凄まじく、何より次々と展開する物語と突出したアクションで
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.3

ソ連時代、粛清を行ってきたスターリンが急死したことで、その後継を巡って党幹部らがときには協力、ときには裏切り合う、ブラックコメディ。

史実と同じく、フルシチョフとベリヤの争いが主軸になっており、誰も
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バルトの楽園(がくえん)(2006年製作の映画)

2.2

第一次世界大戦中、日本の捕虜収容所を舞台に、捕虜に人道的かつ寛容に接した収容所所長と、捕虜となったドイツ兵、地元の人々との交流を描いた、事実をもとにした作品。

敵兵とはいえ、祖国のために命がけで戦っ
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

吃音に悩まされていた英国のアルバート王子が、言語療法士と出会い、彼との友情を育むとともに、吃音を克服し、英国王となるまでの、実話をもとにした作品。

第二次世界大戦直前の緊張感のもと、吃音を克服するア
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

1.5

バラエティ番組撮影のために訪れたウズベキスタンで、自分の望んでいた仕事ではないことで無気力なレポーターが、現地のコーディネーターをはじめとする人々との交流を通じて成長する物語。

中盤まで、やる気のな
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.4

リストラ宣告人として、日々飛行機で移動する日々を送る主人公が、2人の女性と出会い、人とのつながりを意識するまでの物語。

主人公ライアンの哲学である「バックパックに入らない人生の荷物は背負わない」とい
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.4

フランスの片田舎でレストランを営んでいた女性が、大統領官邸の史上初の女性料理人として、素朴な料理を求めるミッテラン大統領のために料理を作る、実話をもとにした作品。

大統領専属料理人を辞任した後の南極
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.3

宮藤官九郎脚本監督作品。
バス事故により地獄に落ちてしまった主人公が、地獄のロックバンドとともに現世に転生するためロックを通して悪戦苦闘するコメディ。

荒唐無稽でやりたい放題な方のクドカン作品。細け
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ジヌよさらば かむろば村へ(2015年製作の映画)

2.0

お金アレルギーの元銀行員が、お金を一切使わない暮らしのため、東北の寒村に住みはじめ、そこに住む人々の複雑な人間関係を知りながら、やがて村の人々と生きていくまでの物語。

スローライフ系と見せかけた、人
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世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

3.2

「真夜中のパリでヒャッハー!」の続編。
恋人の両親への挨拶のため、遠くブラジルを訪れた主人公と悪友たち。主人公らは恋人のおばあちゃんを伴って島の探検にでかけるが災難に見舞われて行方不明になってしまう。
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

3.0

社長の子どもの子守を頼まれた主人公だったが、彼の誕生日を祝うために悪友たちが社長宅に押しかけ、どんちゃん騒ぎを始める。翌朝社長らが帰宅し、残されたビデオカメラから、昨晩の顛末を知ることになる。

「ハ
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ポテチ(2012年製作の映画)

3.2

伊坂幸太郎原作小説の映画化。
空き巣を生業にするが善良で真面目な性格の青年が、ファンである野球選手の家に空き巣に入り、助けを求める留守番電話を聞いてしまい、選手の代わりに解決しようとする。

東日本大
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.2

ラスベガスを舞台に、結婚を祝うために4人の悪友が酒を飲み大騒ぎするが、翌朝その記憶が全くない上に新郎が行方不明。身に覚えのない状況に困惑しつつ、いなくなった新郎を探し出すまでのコメディ。

下品ネタ大
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

首から下が動かない車椅子生活の富豪のもとに、貧困層の移民の青年が住み込みの介護人として就職し、あくまで対等の関係での交流を深める、実話をもとにした作品。

年齢、障害、社会的地位、そういったものを超え
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

4.3

新たな料理を生み出せない一流シェフが、飛び抜けた料理のこだわりと天才的な舌を持つ見習いシェフとともに、レストランの存亡をかけて新メニューに取り組むコメディ。

フランス映画らしい皮肉もまじえつつ、ベテ
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.1

三谷幸喜脚本・監督作品。
記憶をなくしたダメ総理大臣が、その事実を周囲に隠しながら、本来持っていた自身の夢や理想を取り戻し、実現させていく物語。

史上最悪のダメ総理が、記憶をなくしたことで、しがらみ
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泥棒役者(2017年製作の映画)

1.9

西田征史原作脚本の舞台作品の映画化。
元泥棒である主人公が、昔の仲間に脅されて、絵本作家の豪邸に盗みに入るが、作家本人や訪問客の勘違いを重ねて多様な人物を演じることになる。

前半の、勘違いとその場し
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カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」(2019年製作の映画)

3.2

「カメラを止めるな!」のスピンオフ作品。
かつてゾンビに襲われた女優である千夏が、ハリウッドのカフェで働いていたが、そこで再びゾンビに襲われるホラーを、ワンカットで撮影した映画、を撮る映画。

作りは
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた撮影クルーに、本物のゾンビが襲いかかり、次々とゾンビ化していくホラーを、ワンカットで撮影した映画、を撮る映画。

エンターテイメント作品としての大傑作。

観た人か
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ギャラクシー街道(2015年製作の映画)

1.3

三谷幸喜脚本・監督作品。
かつての賑わいを失った木星と土星の間にあるスペースコロニーにあるハンバーガーショップを舞台に、そこで働く夫婦と、訪れた様々な宇宙人たちによるコメディ群像劇。

三谷脚本は安定
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清須会議(2013年製作の映画)

4.6

三谷幸喜脚本・監督作品。
本能寺の変後、織田家の家督を継ぐのは誰かを、柴田勝家、丹羽長秀、羽柴秀吉、池田恒興らの宿老たちが話し合いという名の戦で決める、史実をもとにした群像劇。

チャンバラの無い歴史
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ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

2.7

ハワイのホノカアという小さな街を舞台に、映写技師として働く日本人青年と、そこに住む日系アメリカ人たちとの緩やかな人間関係を描いた物語。

写真家の市橋織江さんが撮影をした作品。そのため、どのシーンも画
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スナッチ(2000年製作の映画)

5.0

ガイ・リッチー監督・脚本作品。
とある強盗団がダイヤモンドを盗んだことをきっかけに、裏ボクシングのプロモーター、マフィアのボス、質屋経営のチンピラ、賞金稼ぎ、武器商人、裏世界の元締め、パイキーの若者ら
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私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

3.9

北九州市の女子高生4人が、無計画なままクリープハイプのライブのために自転車、ヒッチハイク、夜行バスで東京を目指す青春ロードムービー。

無理無茶無謀を地で行く物語で、接する人々も親切な人もいれば、悪い
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.6

内田けんじ脚本監督作品。
売れない役者である桜井が、銭湯で記憶喪失となった殺し屋「コンドウ」である山崎のロッカーの鍵を盗んでしまい、生活が入れ替わってしまう。記憶を失った山崎は、計画好きな女性編集者水
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.6

内田けんじ脚本監督作品。
失踪したサラリーマン木村を探すため、木村の同級生で中学校教師である神野ののもとに、同じく同級生を名乗る探偵が現れる。木村探しを通して事件の真相を追うミステリー。

どんでん返
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ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ(2011年製作の映画)

3.0

三谷幸喜脚本演出。映画「ステキな金縛り」のスピンオフとして、同じキャストで全く関係ない物語を構成したオムニバス。
ホテルの新人コンシェルジュが宿泊客からの無理難題に応えるために奮闘する。しかしスイート
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.4

三谷幸喜脚本・監督作品。
失敗続きの弁護士である主人公が、妻殺し事件の被告人の無実を証明するため、「落武者の幽霊」を証人として出廷させる、裁判コメディ。

「落武者の幽霊が裁判に出廷する」という荒唐無
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