―――エジプト版ハルク。
精神の二重性を描いたものとしては、内と外との対立、その後の和解…など特段珍しくないストーリー展開。エジプト版ハルクといった内容。
一方で、2つの精神性に現実性を加味し、2>>続きを読む
――多様で近代的表現でありながら,現れる恋愛の形は普遍的で古典的。
特に真新しさを感じられる作品群ではない。
それだけ恋愛作品や体験が身近で。
身近だからこそ愛おしく(悲しく)愛くるしく(幸せに)感>>続きを読む
作品の流れ,キャラクターの目覚めという様々な伏線がさらりと回収され,それまでの陶酔感は,納得感でもって治療される。
ハンターシェイファーの等身大の表現は,直接的すぎて,それが演技であるのか。もしかす>>続きを読む
この幻視感,独特の浮遊感の現実とのいったりきたりは,ドラッガーであるかは関係なく,若者特有のものじゃないだろうか。若者は往々にして夢か自分か他人に酔っている。
「こんな世界の一部になんかなりたくない。」ルーの言葉にアリーは「最高だろ?こんな二人がクリスマスイブのダイナーで,人生や薬や死について。話してる。」と答える。
両者は本心で「世界」と対峙しているんだ>>続きを読む
洗練され気品ある作品。観ている自分自身に恍惚感を与えてくれる。
米ソのチェス界を通した冷戦を背景に,チェスそのものを個人対個人の単なる盤上のゲームではなく,絆を懸けたチーム戦であること,拡大解釈すれ>>続きを読む
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やっとメイヴとオーティスがくっついた!!感動!!のもつかの間。
最終話でまた離れてしまった。。。
でもメイヴとしては後悔はなさそう。。。
各話,各組のドラマを見るたび思うけど。このドラマが続く限り,>>続きを読む
Netflixを今日の人気まで牽引した作品の1つが,ハウスオブカードであることは誰もが認めるところ。主役不在でありながら,当時の世論の風当たりが悪い中 最後まで走りきってくれて制作陣にはお疲れ様と伝え>>続きを読む
デヴィッドフィンチャーが離れて勢いが落ちた感があるが,それをケヴィンスペンシーの迫力ある演技がカバーしていると言った構図。
伏線や脚本にメリハリがなくなってきて,「監督帰ってきてほしー」っという視聴者>>続きを読む
やっとクレア,アンダーウッド夫妻が語ってくれた。
このレビューはネタバレを含みます
冷酷無比になれる所以は,うちなる野望かはたまた憎しみ故か。
ほぼ対話しかない場面の連続の中で,シーズンを通してここまで緊張感を保てる作品は少ない。
命をも残酷な政治駆け引きの中では,一つの選択肢に過ぎ>>続きを読む
これだけ主人公を死んでほしいと思う話はない。
男の欲望,女性の欲望。欲をだし過ぎれば自ずから堕ちる。
主人公が僕らに語りかけるのを含め,演出が渋く,緊張感や恐怖心を誘う。素晴らしくカッコイイ。
「>>続きを読む
本当の「共感」とはこのことを言うんじゃないかな。同じ感覚や身体性を共有する中で,お互いの経験や感情をも実感する描写。
他人と身体性を共有するなんて絶対に有り得ないんだけど,すごい現実味があって,近い未>>続きを読む
ラブ・アクチュアリーを思い出す。題名のような夫婦観や独り身の恋愛観がベースにあるからか,アラン・リックマンの渋いリアルな恋愛模様を感じさせる。
20代はキャラに共感し,この先の人生を予感する。50代>>続きを読む
面白い!自分のアイデンティティを確立し始めた友人達。だけど当の主人公2人の恋愛模様はぎくしゃくして見る側はイライラ。どこかもどかしく 実は両思いの友達2人が目の前で友達面してるのを観ていた高校時代に戻>>続きを読む
笑える!かつ思春期模様の複雑さに思い出ながら共感できる。現代にあった内容ながら主人公とヒロインは少し古臭いステレオタイプの恋愛観を繰り広げるギャップがより 2人の可愛らしさを引き立てる。
絶対懐かしく>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
犯罪と感情の結びつきを探り証明しようとする若き刑事の物語。
犯罪心理をいかに立証するかという難題を視聴者は刑事と同じ視点で迫る。最初はただただ犯罪証明に心血を注ぐ主人公だったが,ストーリーを追うにつれ>>続きを読む
各場面に散りばめられた描写やシンボル,各話のタイトル,脚本構成に至るまで精神分析学的な視点が細かく表現されてる作品。心理学に関心がある人が視聴しても何の違和感もない上に,誇張はあれど「フロイトの捉えて>>続きを読む